武器物語(DOD DOD2 Nier)

登録日 :2011/11/20(日) 06:07:40
更新日 : 2017/07/28 Fri 10:37:53
所要時間 :約 7 分で読めます




DODDOD2Nier ReplicantDOD3、NieR:Automataの世界に登場する武器は曰く付きの物が多く、大体 血にまみれた逸話 がある。

武器にはレベルが設定されており、レベルが上がるごとに武器にまつわる物語が少しずつ読める、というシステムがシリーズの醍醐味の一つとなっている。

一定数の敵を倒すことがレベルアップの条件なので、我等が主人公 殺戮王子 カイムと野上を操り 帝国のダニ共封印騎士団 の死体の山を築かねばならない。
初代だけで武器は65種類、全て読む為にはいったい何万人の死体を戦場に転がせば良いのやら…。

中にはべらぼうに使い勝手の悪い武器もあり、レベル上げに相当苦労するのだが、なに、 赤い目をしたプレイヤー には造作もない。

Nier Replicantの武器に関しては、読まなきゃ幸せなまま終われたことで有名な設定資料集に記載されている。



武器物語の内容は、基本的に グロ奇妙 な内容になっており、デポルポポルや草原の竜騎槍などは例外中の例外。良い話はほとんどない。
まあ草原の竜騎槍はNier Replicantの武器物語でバッドエンドになったがな!!

昔話、説明、誰かが語っている等々説明の書き方も様々である。
DOD→DOD2→Nier Replicantと、話が繋がっている武器物語もある。


以下、印象に残った武器物語をあげていく。
(個人的に印象に残ったものなので、他にもあれば追記修正してください)

この先、ネタバレ注意
























【領主の狩猟刀(DOD)】
とある国の領主が狩猟の際に必ず用いた、お気に入りの剣。
領主は動物の命を奪う快感に溺れ、意味もなく日々の狩猟を続けていた。

ある夜、森の動物達が集まり話し合いをした。
「これ以上、殺戮を繰り返すつもりなら自分たちが領主を討つしかない!」

領主の屋敷を囲み、機会を窺う森の動物たち。
この様子に気づいた領主は大喜びする。
「このわしに狩られたがっておるのか!」

喜び勇んだ領主の前に、非力な動物達はなす術もなく、すべて狩り殺され森からは動物の姿が消えた。
結局、領主は天命をまっとうしたという。


【領主の狩猟刀(DOD2)】 ※DODからDOD2へ話がつながっているもの。
とある国の領主が狩猟の際に必ず持ち歩き、快楽にまかせて森の動物を根絶やしにしたという伝説の残る刀。
数十年後、領主の孫が新しい領主となった際、この刀を受け継いだ。

新しい領主は柔和な性格で、狩猟も熱心ではなかったが、この刀を手にしてからは好んで狩猟に出るようになった。

領主はしだいに奇怪な行動をとるようになっていった。食べ物を皿から直接舐めとるようになり、城内でも這い回る姿をたびたび目撃された。
やがて、領主は姿を消した。

領主の行方は誰も知らない。ただ、今でも城の地下からは、獣のような叫び声が聞こえるという。


【解放の剣(DOD)】
自由の象徴としてその時々の英雄が所持していた剣。
正義を執行する者への祝福として教会より魔術である「神の槍」が使うことが許されていた。

最初の英雄は、攻め込んできた異国の軍隊を圧倒的な力でねじ伏せた指揮官だった。
彼はその手で何人もの敵兵を血に沈めた。

次の英雄は、国王に刃向かう革命軍を打ち破った司令官だった。
彼は革命軍のメンバーを次々に捕らえ、処刑していった。

最後の英雄は、異国を侵攻し植民地とした功績をたたえられた将軍だった。
占領後、彼は何万人もの罪なき人々を虐殺した。


【拷問部屋の肉塊(DOD)】
最初のひと月でその鉄塊は百人の男と女と老人と子供の両足を潰した。

次のひと月でその鉄塊は百人の男と女と老人と子供の両腕を潰した。

次のひと月でその鉄塊は百人の男と女と老人と子供の頭を潰した。

次のひと月ですべてが潰されそこには肉塊だけが残り血に染まった鉄塊とそれの区別はつかなかった。


【背理の鎌(DOD)】
ある風の精霊が人間の若者に恋をした。
精霊が人間と交わるのは禁忌であるにも関わらず、彼女の想いは日々募るばかりであった。

種族を裏切る精霊に与えられるのは死である。
風の精霊の長は彼女の首を刈るように仲間に命じ、精霊にのみ効果があるという鎌を用意する。

気配を察知した彼女は、最後に若者にひと目逢おうと、森を駆け、海を渡り、山を飛ぶ。
だが鋭い鎌を持った追っ手が彼女を追い続ける。

数年後、村ではある少年が元気に飛び回っていた。
少年は自在に風を操ることができたのである。
父親は彼を見守り続ける。
何も語らずに。
(ちょっといい話だなーと思いきや↓)


【嵐神の閃撃(DOD)】
破壊的な風を巻き起こす嵐神の怒りが込められた槍。
運悪く、この突風を受けてしまった者は、骨だけ残し血と肉が吹き飛ぶ。

ある村に風を自在に操るやさしい青年がいた。
青年の評判を聞きつけ彼の前に現れた嵐神。
「お前の力がどんなものか、わしと勝負じゃ!」

道行く剣士の外套を風の力で脱がせた方が勝ち。
強烈な突風で外套を吹き飛ばそうとする嵐神だが勝負は暖かいそよ風で薄着にさせた青年に。

「人間の分際で、このわしに勝つな!」
怒り出した嵐神は青年の血と肉を吹き飛ばす。
その時の怒りが剣士の持つ剣に刻まれたという。


【草原の竜騎槍(DOD)】
昔、飛べない竜がいた。荒々しい高潔な心を持つ彼は人間と交わることはなかった。
だがある日、傷ついた若き騎士と一匹の竜が出会う。

竜は騎士を助けると、彼が目覚めるのを見届け、その場を立ち去ろうとした。
翼のない竜は、役立たずと人に忌み嫌われていたからだ。

別れ際、騎士が言った。 「この恩は生涯忘れない」
時が流れ、年老いた竜は人間の軍勢に取り囲まれる。
竜が死を覚悟したその時……

「翼なき友よ!長く待たせたな!」あの時の騎士が国王となり、数千の兵と共に現れたのだ。
竜は忘れていた牙を剥き出しにして吼えた。

※Nier Replicant設定資料集にこの話の続きがあるが………。
このまま良い話で終わっておきたいなら見ない方がいい。絶対。


【鷹羽根の槍(DOD2)】
雨の日に目が覚めた。見上げると、自分がさっきまでいた巣と兄弟達が見える。
どうも落っこちたらしい。狭い巣だったのでこうなるのは目に見えていたが…。
体が濡れて冷えてきた。生まれて二ヶ月短い人生。「こんなもんか…」諦めかけたその時、親鷹が帰ってきた。
彼らはちらりとこっちを見たがすぐに兄弟達の方に向き、兄弟達に餌を与えだす。

かわいく鳴いたが見向きもしない。
「いよいよだ」と思ったその時目の前に閃光その後に轟音、木が燃える。木に落雷したらしい。もちろんその上には兄弟達がいる巣がある。
「逃げなければ」必死でバタバタと羽を動かす。何とかその場を離れ振り返ると「巣」自体が炎に包まれていた。
巣の兄弟達の全身は赤く染まり雨の暗闇を照らす。

人生、次の瞬間がどうなるかわからない、後ろから気配を感じる。振り返ると「ヒト」の姿が。雷の音に驚きやってきた。
「ヒト」は俺を抱き上げた。それが「ヒト」との運命的な出会い。
一年も経つと俺は立派な鷹になり、いつも「ヒト」の腕の上にいた。
「ヒト」は独り者で年は五十を越えていた。あくまでも想像だが「ヒト」は大酒飲みで貧乏だった。

「ヒト」とは二年を共にした。
別れはあっさりしたもので俺は「酒代」と交換に売られると同時に俺の一生はあっけなく終わる。
売られた俺はあっという間に潰され肉塊となり胃袋へ。羽は「槍」の飾りに。
俺の羽をあしらっただけの平凡な槍はそこそこの高値で売られたそうだ「鷹羽根の槍」と名付けられて。
くだらない。俺の人生で作った槍。実に滑稽だ。


【盗賊の極意(DOD2)】
多くの盗賊達を纏めた、主に各国の汚い仕事等をしている、大きな組織があった。
組織の幹部には左目と呼ばれる男がいた。
諜報活動を得意とし、一線ではなく、さまざまな裏工作で組織に貢献していた。

左目には直接本人が戦うことをせぬ故、抜かれぬ剣があった。
持つだけで富をうむという魔法の剣であった。
実際左目は裕福であった。組織を監視し、裏工作や情報収集を行う彼には多くの報酬が支払われていた。

しかしある時、組織の若い盗賊達は左目を取り囲んだ。
言い分は最前線で命を懸けている自分達よりも取り分が多いのが不満だということだったが、狙いは左目の富であった。
左目は躊躇うことなく剣を抜いた。

かつて盗賊達を纏め上げた頃の、左目の姿がそこにあった。
若い盗賊達は、一瞬の地獄の後、屍の山となっていた。
左目はうんざりした様子で組織を抜けると言うと、古参の盗賊達の静止も聞かず、稼いだ富とともに荒野に旅立ったという。


【悲しみの棘(DOD2)】 ※DODである人物が使った武器。
「…クイタイ」
ホブゴブリンの彼は、いつもどおり指導者の手伝いをすることにした。
大抵は雑用をすることで食欲は満たされていたが、この日は何をすることもなく食べ物をあてがわれた。
明晩人間の村落を襲うということだったが、さておき食欲は満たされた。

果たして彼らは攻め込んだ。彼らが襲った村落の人間は必死で抵抗し、戦いは激化した。
熾烈な殺し合いの最中、彼は井戸に落ちてしまった。
何とか上れそうであったが、彼は井戸の底で禍々しい形状の鎌を見つけた。
それは歪んだ付与魔術師の失敗作であった。

この鎌は相手に勝ちたいと言う欲求が増幅される、というように作られた筈だった。
だが、実際にはさまざまな欲求が抑えられなくなる呪われた鎌であり、使われなくなっていた。
鎌を手にした彼は、井戸から出ると、膨れ上がった食欲と殺戮の衝動のままに、人間を屠っていった。

鎌の呪いは凄まじく、人間が目の前からいなくなると、彼は他のホブゴブリン達に襲いかかっていった。
しかし、同族を殺し尽くすも満たされず、ついに彼は自身に刃を向けるに至った。
残された鎌は、死体が地に還る頃美しいエルフに拾われたという。


【悲しみの棘(DOD3)】 ※上記の続き。
何故、私は子供を失ったのだろうか。
何故、子供は死んでしまったのだろうか。
何故、こんな罰を受けなければならないのだろうか。

他の家の子供達は生き残ったのに、私の子供だけがどうして?
いっそ他の子供達も死んでしまえばいいいいのに……
いや、こんな考えはいけない。みんな大切な命なのだ。

失われた私の子供も、失われなかった余所の子供も、護らな
ければならないのだ。だが、この狂乱の世界でどうやったら
可愛い可愛いカカわいいい子供達を護る事が出来るのだろうか。

そうだ。守る為には一つになればいいのだ。幸いにも、世界には
子供達がたくさんいるだからひとつになるためにこのくちで噛み
しめながららら可愛いわたたたたしの赤チャンンンンンアァァア



【輪廻転生(Neir Replicant)】
そうさ、これは君の命を絶つ為の武器だ。
なあに心配は要らない。今まで感じた事のないような苦痛を与えてやろう。
最初は痛みなど感じない。まるで水が肌の上をスッと流れたように思うだけだ。
痛みを感じる前に流れる血で叫びだす奴が多いんだがな。

ああ、そんな簡単に終わりはしないさ。刃のこの部分を使うともの凄く痛いんだ。
だからここを使うときはなるべく後の楽しみに取っておくんだ。
声が枯れちゃってからだと何を言ってるか判らなくなるからね……
うるさいなあ。もう少し静かにしてくれないか?手元が狂うから。

なあに、すぐに殺したりはしないから安心してくれていいよ。
じっくりなぶりながら殺してやろう。
人間はね、意外と簡単に死なないんだ。
それに人間には目が二つあるんだ。耳も二つ。
指と爪は二十づつ。関節に至っては百四十四個もあるんだ。
ゆっくり楽しもうじゃないか。

なぜこんな事をするかって?
ふふ……いやだなあ。君が今までずっとやってきた事じゃないか。
国民を無実の罪で捕らえて、拷問して、晒し首にするってのは
君がやってきた事じゃないか。いやいや忘れてても大丈夫。
僕の妻と娘に対して君がやってくれた事を一つずつ
ゆっくり思い出させてあげるからね。うふ……フふフフふふ……。


【百獣の剣王(Neir Replicant)】
むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の長男はその国をしはいする王様でした。
王様はとても残酷でみんなこわがっていました。

王様は毎日毎日国民からひとりイケニエを選んで処刑しました。
今日は家族の見ている前で母親の首をはねました。
母親の頭は3回転ほど回って、既に殺されたその息子の頭の隣に落ちました。
ああ、なんという事でしょう。王様はそれを見て笑っているのです。
ゲヘゲヘと、気持ち悪い声で笑っているのです。

そんなある日、王様は病気になりました。
生きながらして体が腐っていく病気でした。
くさった体をひきずりながら王様は処刑を続けました。
家臣達は逆らいもせず毎日毎日毎日毎日処刑を続けました。

最後に王様はくさって死にました気持ち悪いにおいをだしながら
王様はくさって死にましたでも家臣達は王様の前で処刑を続けました
毎日マイ日殺しましタくさった王様とくさった家臣とくさった国民とくサったくさっおまエたチの


【名もなき刀工の剣(Nier Replicant)】
ガツ ガツ ガツ ガツ
採掘場で男達が汗を流しながら鉄の石を削っている。
男達の陽気な歌声が暗い洞窟に響き渡る。
俺達は労働者。鉱山の労働者。
土にまみれた労働者。今日も元気に鉄を掘る。
ガツ ガツ ガツ ガツ……

ブオ ブオ ブオ ブオ
たたら場で女達がふいごを踏む音がする。
真っ赤に焼けた砂から鉄を取り出す音がする。
私達は労働者。たたら場の労働者。
風を送る労働者。今日も元気にたたら踏む。
ブオ ブオ ブオ ブオ……

カン カン カン カン
鍛冶場で刀匠が槌を振るう音がする。
鋼を鍛え刃とする為の力強い槌の音が鳴る。
我は刀鍛冶。一振りの刀を生み出す刀鍛冶。
鋼を御する刀鍛冶。
カン カン カン カン……

ザク ザク ザク ザク
戦場で肉が切られる音がする。
敵を殺して、誰かを殺して、人間を殺す音がする。
だれがたすけて。いたいよ。くるしいよ。
おかあさんたすけて。
ザク ザク ザク ザク……


【ゆりの葉の剣(Nier Replicant)】
アイシテル。私は彼を心から愛していました。彼も私を愛していました。
外で目が合えば私にだけ分かる合図を送り、私の贈るものはなんでも喜んで、
「勿体無いから金庫にしまっておく」と言うくらい大事にしてくれました。
自慢の恋人でした。

シンジナイ。私の親友が彼をたぶらかし、私から彼を奪ってしまいました。
忽然と私の前から消えてしまった彼。
残ったのは、私と、部屋に錯乱した私の贈り物の数々。
金目のものは、村の市場で売られていました。

ユルサナイ。彼は私を棄てたんじゃないわ、あの女に騙されてるのよ。
彼はきっとまだ私に未練があるわ。だってあの女より私のほうが素敵ですもの、
彼を理解しているもの。早く、早く目を覚ましてねえ!
あの女を引き離さないと、あの女を殺さないと!ハヤク、ハヤクコロセ!

狂人と化した女はそのうら若き夫婦を、持っていた剣が歪む程殴りつけ、叩きつけ虐殺した。
以来女は行方をくらまし、残されたのは元は人だったとも思えない男女の肉塊と、
真っ直ぐな刀身が醜く歪んでしまった剣。
刀匠たちがいくら直そうとしても、その刃はもとに戻ることはなかった。


【夜叉暝楼(DOD3)】
ある国の末の王子は王位を我が物にしようという野心があった。
王位継承権のある上の王子は次々と戦で功績を上げ、国民に絶大な
人気もあり、末の王子にとっては邪魔な存在でしかなかった。

隣国との戦で小隊を率いた末の王子は、進軍中に一振りの槍を
手にする。その槍を手にした瞬間、耳元でどこからともなく
「力が欲しいか?」と囁く声がした。王子は黙ってコクリと頷いた。

末の王子はその後、戦で勝ち続け、邪魔な存在であった上の王子は
次々と戦で倒れた。ついに王位を継いだ末の王子は栄華を極めた。
だがその矢先、「返してもらうぞ」とあの時の声がした……

声を聴いた直後から、信頼していた家臣達が次々と倒れ、妻と子供も
病でこの世を去った。国も人も全てを失った王は血の涙を流し、
この世の全てを恨みながらその槍で自らの命も絶ったのだった。


【高潔なる飾剣(DOD3)】
私が仕える王子が守るべき国は、彼が王になる前に
それはひどい戦争で滅びてしまいました。
あろうことか裏切り者がいたのです。

私が仕えた王子は健やかに成長し、強く美しい青年となりました。
再び国を再興すべく決起し、見事目的を果たし王となったのです。
それはもう素晴らしい国でした。

けれどその国も既に滅びて地図にも載っておりません。
王も国が滅びる時に逝ってしまわれました。

こちらがあの方が生涯手放さなかった形見の飾剣でございます。
ああ、王が終ぞ私を疑う事なく逝ってしまわれたのが心残りです。
どこにでもある他愛のないお話でございます、お恥ずかしい。


【騎兵長の鉄鎧(DOD3)】
はい。私はどんな時代でも王に忠誠を尽くしておりました。
どんなに過酷な戦場でも、どんなに無茶な命令でも、
国家と王の為であればこの身を賭して王を守ってまいりました。

しかしその王は戦いの中で命を落とされてしまいました。
まだ即位されたばかりのお若い王でしたから跡継ぎも
おられません。一体私はどなたにお仕えすれば良いのでしょうか?

嘆いてばかりもいられませんね。
私の仕事はこの国を守る事ですから。
私の使命は王に仕える事ですから。

だから探しているのです。
この鎧の中で砕け散った肉と骨の替わりになる人間を。
私を着こなす事の出来る、新たな王を。


【聖帝の牙(DOD3)】
溢れる緑の息吹は全ての生命に祝福を与え、
輝ける蒼の清流は全ての生命に恩恵を与える。
そこには花が咲き、小鳥囀る、命に満ちた約束の地。

突如その地に現れた各地の軍勢が土地を巡って争い、
踏み荒らされた大地は彩りを欠き、祝福も恩恵も失い、
枯れ果てた大地には屍が折り重なるようにして山になっていた。

時は経ち屍は草木が覆い、やがて花が咲き、いつしか鳥の囀りと
小川のせせらぎが響く豊かな大地となった。
大地に突き刺さった一振りの美しい剣が、唯一の戦の名残だった。

大地から剣を抜いた若い王は、笑みを浮かべ声を張り上げた。
「この豊かな地を我が国の領土としよう!」
再び争乱が始まるのか平穏が保たれるのか。それはまた別のお話。

※上記の通りこの武器物語には続きがあり「聖帝の牙」→「聖帝の爪」→「聖帝の棺」→「聖帝の涙」の順に繋がっている。


【四〇式斬機刀(NieR:Automata)】
開発日誌:0504 タカダ
凄い事を思いついた。このアイデアは誰も実現出来ていない。
明日からさっそくテストしよう。

開発日誌:0704 タカダ
金属と魔素の合金を作るというアイデアは部長に却下された。
部長はわかってない。これがどれくらいの金になるかを……

開発日誌:1201 タカダ
進捗状況が思わしくない。ストレスのせいか、
最近髪がよく抜ける。早く開発を成功させなければ。

開発日誌:1215 フジタ
データを確認したが問題を発見できない。だが諦めない。
タカダさん亡き今、受け継ぐのは自分しかいないのだから……


【信義(NieR:Automata)】
遥か東の国の都に歌を詠むことで生計を立てている歌人がいた。
しかし彼の歌は人々の心に届かず金にはならない。
日々の生活は苦しくなるばかりだった。

己が才の限界を感じた男はやがて筆を折り、
畑を耕すようになっていった。真っ白だった肌は日に焼けて黒くなり、
華奢だったその身体は力仕事で逞しくなってゆく。

やがて男は妻をめとる。気立ての優しい穏やかな妻だった。
数年後には子宝にも恵まれた。平和な日々が通り過ぎてゆく。
男は知った。これ以上の幸せはないと。

そこまで書くと歌人は筆を置き紙を飲み込んだ。
才は要らない、次はこの様な人生を歩みたいと願いを込めて。
そして自分のモノではない血で汚れた信義を自らの胸に深く沈めた。


【悪魔の穢牙(NieR:Automata)】
昔、心の優しい天使がいた。
天使は度々地上に降りては、困っている人々を救済して回った。
病気であれば治し、貧しければ恵み、泣いている者を癒やした。

だが、天使は咎人や異教の信徒にまで救済の手を伸ばす。
それは許されざる行為であった。
天使がそうした者を救う度に、一枚また一枚と羽根が抜け落ちていく。

ある日、天使は小さな娘に出会う。
重い病を患った彼女は苦しみながら、ただ日々を過ごしていた。
だが、天使は彼女を治せない。全ての羽根が抜け落ちてしまっていたのだ。

天使は己の不覚悟と、世界の不条理さを呪った。
その憎悪は全身を黒く染め上げ、新たなる黒い翼となって広がる。
そして血の涙を流しながら、少女の首にゆっくりと手をかけていった。


【エンジンブレード(NieR:Automata)】 ※『FINAL FANTASY XV』とのコラボ武器。
広い広いお部屋。小さな王子は一人で寝ていました。
とうさま、とうさま。本当はひとりじゃこわくて眠れないの。
でも王子はがまんしました。忙しい王様を困らせたくなくて。

広い広い執務室。孤独な王は一人政務に追われていました。
本当は家族を……息子を優しく抱きしめてやりたい。
だが駄目だ。僅かな時間も、民の為にこの国を支え続けねば。

ひさしぶりの親子の夕食。父親は息子に欲しい物を問いました。
本当は、息子と二人、ゆっくりと過ごしたかったのだけど。
やがて、息子はゆっくりと、ある一振りの剣を指差します。

それは王家に伝わる剣。国を継ぐ覚悟の証。
「いつかな」と呟く父王の笑顔はどこか寂しく。王子も少しの微笑みを返し。
……本当は、一緒に絵本を読んで欲しかったのだけれど。


ひのきのぼう(NieR:Automata)】 ※『ドラゴンクエスト』シリーズとのコラボ武器。
おきなさい おきなさい きょうはとてもたいせつなひ。
〇〇〇が はじめて おしろに いくひ だったでしょ……
という乱暴な母の声が聞こえる。
少年はイヤイヤ布団から抜け出す。

今日は16歳の誕生日。王様に会いに行く約束の日だ。
いきなりの仕事だと大変だから、と心配性の母親が
ヒノキで出来た棒を持たせてくれた。
こんな細い棒で何が出来るのだろうか?

お城への道中、母親は僕の使命の崇高さと、
今日という日がいかに大事かを延々繰り返していた。
もう聞き飽きていたが、反論するとうるさいので、
いつものように黙っている。

その時、お城から同い年の友達が出てきた。
精悍な眼差しはまるで未来の勇者のようだ。
お互い大変だよな、親の期待に応えるってのは……
俺も立派な大工になれるようにがんばるよ。




この他にも様々な呪われた、もしくは猟奇的逸話を持つ武器が存在する。
感動的な話も たまに ある。バールベリトの涙や奇術師の杖とか。
興味があったら、是非実際にプレイするかネットで調べてみてほしい。


追記・修正は呪いの武器を平然と扱う契約者にお願いします。


【アニヲタのツイキシュウセイ(neet)】
ポチ ポチ ポチ ポチ
来る日も来る日も追記・修正

カチ カチ カチ カチ
まだまだまだまだ追記・修正飽きないよ

イラ イラ イラ イラ
ツイキ・修正邪魔さレた…声をカケるヒトは誰だロウ?早くデてこイ

イタ イタ イタ イタ
くさった野郎だアニヲタめ許しハしナい!覚悟シろ

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