ゲルトルート・バルクホルン

登録日:2011/07/14(木) 21:33:47
更新日:2023/06/02 Fri 08:10:12
所要時間:約 8 分で読めます




ストライクウィッチーズ』の登場キャラクター。


ゲルトルート・バルクホルン
Gertrud Barkhorn

身長:162cm
年齢:18歳(1期)→19歳(2期)
誕生日:3月20日
原隊:カールスラント空軍第52戦闘航空団(JG52)第2飛行隊司令
階級:大尉(2期まで)→少佐(3期)
使い魔:ジャーマンポインター(猟犬の一種)
ストライカーユニット:Fw190D-6プロトタイプ、Fw190D-9、Me262 V1(ジェットストライカー)など
武器:MG42、MG131、MG151/20(ただし本編で使ったことはない)、パンツァーファウスト、BK-5・MK108(ジェットストライカー装備時のみ)
固有魔法:筋肉の超強化による「怪力」
筋肉の強化は普通のウィッチにも出来るがレベルが段違い。これにより通常は持てないような重装備での飛行が可能で、そのおかげで火力が高く長期戦も出来る。
鉄の鎖を引きちぎったり、巨大な鉄骨を引きぬいて持ち上げたりしたこともある。
自身も相当鍛えているようで、特に魔力を使わなくても片手で懸垂が出来る。

声優:園崎未恵

モデルの人物:ゲルハルト・バルクホルン(エーリッヒ・アルフレート・ハルトマンに次ぐ撃墜数世界2位のドイツ空軍のエース)
苛烈なトゥルーデとは真逆のおとなしく控えめな人物だったと言われる。

ちなみに妹クリスのモデルはその妻であるクリステル・バルクホルン。
終戦まで生き残るが、夫婦でドライブ中、事故を起こして妻のクリステルと共に死亡。御冥福を祈ります
なおトゥルーデには車の運転が苦手という設定があるが*1、これに由来している可能性がある。


ミーナ、エーリカと同じく501統合戦闘航空団の創設メンバーで、カールスラント空軍のエース。

規律が第一で自分にも他人にも厳しい完璧主義者。少し自分の感情に振り回されやすい熱い性格でもある。またカールスラント軍人であることに誇りを持っている。

昔からの戦友であるミーナとエーリカからは「トゥルーデ」(Trude)の愛称で呼ばれている。
Gertrud(ゲルトルート) → Trud → Trude(トゥルーデ)

ファンからは「お姉ちゃん」「ゲルト」などの愛称で呼ばれるが、実際作中で「ゲルト」とか呼ばれたことはない。
『ゲルトォォォッ!!』という書き込みは某チャンプが元ネタ。


クリスティアーネ・バルクホルン(クリス)という妹がいるが、カールスラント撤退戦で自らが破壊したネウロイの破片で負傷し、意識不明に。
妹を守れなかったと見舞いにも行かずにずっと自分を責め続けていたが、自分を押し殺し冷徹にひたすら戦い続けることでその不安と苦悩を忘れようとしていた。

宮藤芳佳が501に入隊してきた時も冷たく当たるが、次第に妹に似ている芳佳とクリスの姿が重なるようになり動揺、それが原因で戦闘中に瀕死の重症を負ってしまう。
自分のことなど見捨てろというバルクホルンだったが、治療にきた芳佳の「一人でも守りたい」という想いと、ミーナの言葉で元の自分を取り戻した。

その後は見舞いにも行くようになり、さらにはクリスの容態も無事回復、再会することができた。
自分を助けてくれた芳佳には感謝しており、妹に似ていることもあって気にかけるようになる。

寝る時は全裸派
薄いシーツ一枚だけを身体に掛けた状態であり、寝ている時すらも凛とした表情と気を付けの姿勢を保っているため死体のようでもある


【活躍など】

メインの担当回は1期・2期はともに第4話で、1期は芳佳との和解の回、2期はジェットストライカー絡みでシャーリーと喧嘩する回。
3期では第6話で、こちらはハルトマンを撃墜したネウロイ打倒のために奮闘する。

1期4話
担当回。
芳佳とクリスの姿が本格的に重なるようになり、苦悩からみるみる不調になって行く。
その煽りで戦闘にも精彩を欠き、遂には被弾して重傷を負ってしまい、また自分を治療しようとする芳佳にも冷たく当たるが、
なおも自分を見捨てない芳佳の治療により復活、色々と吹っ切れた事でクリスに向き合う事を決意し、また芳佳とも和解する。

1期7話
芳佳に自分の脱ぎたてズボンを貸そうとする。当然自分はノーズボンになるがどうするつもりだったのだろう。

1期12話
直接的な描写は無かったが、基地の司令室を奪還すべく、占拠していたマロニー派の軍人を魔法力を使用した徒手格闘でズタボロにしていた
その後は芳佳の救援に出撃すべく、ハンガーのゲート前にバリケードとして設置されていた10mはあろうかという巨大鉄骨を引っこ抜き投げ飛ばした

2期4話
Me262ジェットストライカーのせいで素晴らしいドヤ顔を視聴者に見せたり、ジェットストライカーが原因で墜落したりと色々と暴走する。
お姉ちゃんにしゅごキャラでも付いていたのだろうか?
因みに、ジェットストライカーのテスト中にバルクホルンが零した「天使に後押しされているようだ」という感想は、
史実にてアドルフ・ガーランドがMe262のテスト飛行をした際の評価が元ネタである。

2期5話
買い出しに行く芳佳に「可愛い服」をリクエストしていた。
あくまでクリスへのプレゼントのための服であるが、芳佳が実際に商店でピンク色のワンピースを手に取った際、
シャーリーのイメージの中でバルクホルン自身がその可愛い服を着て満面の笑みを浮かべていた。
あくまでイメージ図である。

2期7話
必要だったとはいえズボンを脱ぎ下半身を露出しエーリカに生尻をひっぱたかれた。1期7話といいやたら脱ぎたがるお姉ちゃんである。
結局なんやかんやでハルトマン共々下半身裸のまま空に上がる事になる。

3期3話
大々的な活躍や出番があった訳ではないが、冒頭に静夏ら若いメンバーが基地近傍の海上で飛行訓練するシーンがある。
その中で「海面から突き出た多数のH鋼の間をスラローム飛行で飛び抜ける」という場面があり、
「鉄骨と言えば」という事でか「お姉ちゃんが植えた」「SPスキルを連発した」などとネタにされた。

3期6話
遭遇したネウロイによってハルトマンを撃墜され、またもや精神が荒れ気味に。
戦いに備え3日間サウナに篭り極限まで減量、ボクサーの如き細マッチョな姿を見せつけ、重量軽減のために下着姿のまま出撃した。

3期12話
ドーム状に変化したネウロイの内部に取り残された芳佳らラーテのクルーを救助すべく、地下鉄のトンネルからドーム内部に侵入する事を提案する
地下鉄トンネルを使用する案がすぐに思い浮かんだのは、クリスが鉄道に興味を持っていた影響である。
トンネルの道中には封鎖されていた頑丈そうな鉄扉があったが、やはり自慢の腕力でドア自体を壁から引き剥がしてこじ開けた。


【他のキャラクターとの関係】

ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ
エーリカ・ハルトマン
前述の通り、昔からの戦友。
特にエーリカとは付き合いが長く、戦闘では息の合った連携を見せる相棒のような関係。そのせいかアニメ2期以降では相部屋に。
朝寝坊なエーリカを起こすのはバルクホルンの役目のようで「起きろハルトマン!」「もうちょっと~」のやりとりは最早テンプレ。
どうやらエーリカの部屋の掃除や服の洗濯もやっているようで、「私はお前のお母さんか!」とツッコミを入れたこともあった。
お姉ちゃんマジお母さん。
同室になっても相変わらずハルトマンの生活態度は全く改善されていないため、部屋の中央にラインを引いた上で衝立(通称 ジークフリート線 )を設置し、
ハルトマンの部屋の荷物やゴミ類が自分のスペースに侵入するのを防いでいる。

また、エーリカほど一緒にはいないが、ミーナからも責任感の強い性格から頼りにされているらしく、司令室にて二人で話しているシーンも度々挿入される。

ちなみに中の人曰くバルクホルンとハルトマンは『夫婦』とのこと。
「エーリカは相方で夫婦であって妹じゃないんだよ!とりあえずお姉ちゃんと言われればば喜ぶと思ったら大間違いなんだよあんた達!」

宮藤芳佳
妹クリスに雰囲気が似ており、トラウマから最初は冷たく当たっていた。
だが芳佳に助けられたことで心を動かされ、借りがあるという建前で妹のように気にかけるようになる。
軍人らしさが足りないと思ってはいるが、そこがクリスとの共通点でもある。
なお、周囲には芳佳に対して過保護なのがバレバレで、ハルトマン等トゥルーデをよく知る者は、
芳佳の話題を出すことで『お姉ちゃん』をやる気にさせたりしており、例えば劇場版では、当初はウィッチの仕事ではないと文句たらたらであった偵察任務に際し、
ハルトマンから「偵察先の近くを芳佳が通る」と聞いた次の瞬間に完全武装を整えるという場面がある。
ミーナに至っては(冗談めかしてではあるが)ハイデマリーに対して芳佳との関係を「大切な妹」と説明している。
ちなみにバルクホルンと芳佳は並ぶと確かに姉妹に見えなくもない。知らない人に言ったら納得されそうである。

シャーロット・E・イェーガー
同じ大尉だが性格が正反対で、よく口喧嘩をする仲。普段は名前で呼ばず「リベリアン」と呼んでいる。
ただ、それにしては険悪な雰囲気がなく、『喧嘩するほど仲が良い』間柄なのかもしれない。
実際言い争う場面以外ではシャーリー呼びしている場面も見受けられる。
501が一時解散していた期間(一期と二期の間)に文通をしていたが、
気になる内容はトゥルーデが食ってかかり、それをシャーリーが軽くいなすほぼ一方的なペンの決闘だった。

ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ
かつての部下で、同じカールスラント軍人…なのだが、全くと言っていいほどそりが合わずずっと犬猿の仲。シャーリーとは違って険悪なムードも漂っている。
クリスがマルセイユのファンなので、エーリカ経由でサインを頼んだ時は「シスコン石頭に書いてやるサインはない」とキッパリ断られた。
だが最終的にマルセイユはサインを書いてあげているので、実はお互い素直になれないだけかもしれない。

●ヴァルトルート・クルピンスキー
古巣JG52時代の戦友の一人*2
彼女がエーリカに「気楽さ」と「遊び」を授けた事で、彼女にだらしない人格が上書きされる事となった。
バルクホルンからは「(入隊当初は真人間だった)ハルトマンを堕落させた犯人」として認識されており、ハンナと同じく本気で嫌っている。
ドラマCDでは町で偶然遭遇した彼女の姿と声を幻覚と断じる、トゥルーデの愛称で呼ばれてかなり嫌がるなど、
直接拳を突き合わせるような事は無かったもののかなり仲が悪い様が描かれている。
なお同作ではクルピンスキーはからかっているだけのつもりらしく、嫌われている認識は無さそうである。

●ヘルマ・レンナルツ
ジェットストライカー実験隊に所属するカールスラントの新世代エース。
彼女の憧れの人がバルクホルンである。
性格も規律に厳しく真面目と似ていて正に「ミニバルクホルン」のような感じ。
実際エーリカの生活態度を指導しに来た時はお姉ちゃんと意気投合した。


【シスコン】

最初こそ「冷徹で厳しいクールな軍人」というキャラクターだったものの、
実はかなりのシスコンで親バカならぬ姉バカであることが明らかになり、そのギャップで視聴者に愛されることになる。

しかもそういう面は自分では抑えているつもりらしいのだが、周囲にはバレバレ。

軍からの給金は全てクリスの治療費のために使っており、クリスの意識が回復したときは私用厳禁のストライカーユニットで駆けつけようとするわ、
病室では静かにしろと叱られるわ、と妹のことになると周りが見えなくなるようだ。

そもそも姉だからか「妹キャラ」に弱いようで、妹に似ている芳佳の事になると照れてまともに話せなかったり、
一人っ子のサーニャに対しても「妹っぽい」から姉がいるに違いないと決めつけて見ていた。

ちなみに年齢は下だがエイラルッキーニは妹として見られてないらしい。


「第501部隊発進しますっ!」では芳佳と共に常識人枠であり、大暴れするエーリカやシャーリーを鉄拳制裁込みで制圧する頼もしいお姉ちゃん。
鉄拳制裁でもそれ以外の場面でも怪力を行使する事が多いためゴリラホルンなどと呼ばれている。
常識にケンカを売りまくるメンバーに頭を悩ませる芳佳の気持ちを分かち合えるために芳佳には慕われているが、
クリスが絡むと途端にシャーリーもドン引きするレベルで暴走する。後に遂に「宮藤の姉」を公言した。
ちなみにマルセイユとの仲もこちらではそこまで悪くなく、マルセイユが501基地に訪れた回では食事中に汚れた彼女の口元を拭ってやったり、
とある事情で電話した際には、電話を受けたマルセイユの使い魔の尻尾が(砂漠近くにいるということもあるが)砂埃を立てるほど振れていたりしている。
若干鉄拳制裁担当であることを自覚している節もあり、
真面目に医学の講義をしているのに人工呼吸関連でリビドーにまみれる受講者に怒るエーリカに「出番か?」と握り締めた拳で尋ねたことも。
直後に自分も下心に飲まれてしまうのだが……。


【余談】

基本的に決まった装備しか使わない本作のキャラクターとしては珍しく、一場面、一エピソード限定の装備が多い人物でもある。
全員が経験している一期・二期間の機種転換や2期6話のロケットブースターを除いても、

●MG42&芳佳の九九式二号二型改13mm機関銃(1期4話)
●ジェットストライカー+BK-5&MK108 通称デンドロバルク、デンドロお姉ちゃんなど(2期4話)
●MG42二挺&予備弾倉2個入りバックパック&予備銃身2本&パンツァーファウスト2本&予備弾帯襷掛け(劇場版)
下着姿+スピード特化改造ストライカー+MG42二挺&リボルバー拳銃(3期7話)

と四種類もある。
これは1期~3期の間に5回もストライカーを乗り継いだ芳佳に次ぐ数の多さである。


アリス・ギア・アイギスコラボイベントではハルトマンと共に後半から登場、
行方不明になっていた芳佳・リーネを探している内に自分たちもアリスギア世界に迷い込んでしまった模様。
何故かクリスとのツーショット写真入り写真立てを持ち込んでいる。二人の捜索中にも持ち歩いていたのだろうか。
相変わらずの生真面目な性格だが、自分達の時代から約50年後の未来技術であるデジカメに目を輝かせる、
に行方不明の姉が居ると聞いて「自分を姉だと思っても良いぞ」などと発言して軽く引かせるなどコミカルな一面も。


二次創作では、シスコン、姉バカな面が強調され、芳佳やサーニャを自分の「妹」にしようと狙っている…などの危ないキャラになってしまうことも少なくない。
シスコンなのは事実だが、あまりにキャラ崩壊が過ぎると当然嫌う人もいるので注意が必要である。








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最終更新:2023年06月02日 08:10

*1 本編の意識が回復したクリスの元に駆けつけようとするシーン、劇場版でのトラックでの移動シーンなどでは何れもハルトマンが運転している。

*2 元ネタのヴァルター・クルピンスキーはJG52メンバーではなかった