壬生宗次郎

登録日:2012/03/23 Fri 21:25:12
更新日:2023/02/16 Thu 15:15:17
所要時間:約 4 分で読めます





「玖錠紫織──僕は、あなたに似合う益荒男(おとこ)になりたい
だからこそ、必ずあなたを僕の益荒男(おんな)にしてみせる
逃がさない。いざこの手で、強く、強く両断し(抱きしめ)ますから──!」


神咒神威神楽』の登場人物であり「威烈繚乱編」の主人公

-佐山森/松元恵 PC版/CS版
身長-五尺五寸
体重-十五貫



◆人物
物部氏の傍流にあたる旧家・壬生家の生まれだが、現在は没落している。
石上神道流の伝承者で、東征軍に参加したのは自分の腕試しと「日本最強の剣士」の称号が欲しいため。

変態の多い作中でも屈指の常識人でツッコミ担当。何気にサラッと毒を吐いたりする。

見た目は女性に間違える程の美少年。しかし女性に対して免疫が無く、裸を見ると鼻血を出して失神する程。
そこから、坂上覇吐から「ムッツリ侍」呼ばわりされている。


…と、ここだけ聞くとよくある侍キャラだが、初登場時に凶月刑士郎を見て

「いいなあ、あれ。斬りたいなあ。
絶対死なないだなんて、燃えるなあ」


と、第一級危険人物発言。
しかも、PV1の台詞がコレなので、発売前は「絶対裏切るだろコイツ」とかボロクソに言われていたとか。

前述の通り「日本最強の剣士」になる為に他人を「斬る」しか頭にない。
そのため、彼にとって万物は「斬れるかどうか」で判断している。
また、「女は弱い生き物」として見てるので、女性には弱いが見下している。

更に、天魔・悪路(以降、屑兄さん)の猛毒で常人なら一日もせずに発狂死する激痛に耐え「これで強くなったハァハァ」と喜ぶ程。



◆戦闘能力
純粋な身体能力は東征軍の中では低い方。紫織のように気功で強化している訳でも、刑士郎のように体を異形としている訳でもない。
ただ、紫織の完全な不意打ちを受けてもピンピンしてる上にカウンターを放てるくらいに丈夫。

しかし、純粋な「武術」としてなら東征軍最強。体捌き、殺しの嗅覚、ずば抜けた第六感により彼我の身体の能力差に関係なく戦闘することが可能。
具体的には、海の上を走ったり、屑兄さんの視線を避けながら零距離で斬撃を放つ程。

「歪み」は何なのか不明で、基本は身体強化にしか使わない。しかし、彼と「戦闘」した者は必ず死ぬと言われるが?



◆関連人物
中院冷泉
自分を東征軍に推薦した人物。

玖錠紫織
おっぱい担当
オープン過ぎる性格に辟易している。

天魔・悪路
屑兄さん
神域の剣の使い手であり自分の剣を「木偶の剣」と侮蔑された事で強い敵対心を抱く。


ネタバレ有り













──太極──
経津神・布都御魂剣(ふつぬし・ふつのみたまのけん)

宗次郎の真の能力
「最強の刃でありたい」という渇望を具現化した求道型太極
攻撃に特化した太極は意外と珍しい。

能力は「自分を『剣』に変えて全てを斬る」
自身が切断という概念そのものなので武器の有無も関係なく斬撃を放てる。
斬りたいという渇望を極めることで斬撃が外れることは有り得なくなったので全て命中するし、防御しても彼に斬れないものはほとんど無いので肉体だけでなく魂・精神・寿命・概念のいずれか、ないし全てを斬って相手を斬滅できる。
求道故に彼に触れることでも同様の現象が起きる。攻性でありながら防御も兼ねる能力。
但し、求道であるため直接触らければ効果が無い弱点があるが距離を斬り、無限に近い間合いを手に入れることでほとんど克服している(だが覇道のように完全に隙間のない攻撃は出来ない)

宗次郎と戦闘した者が死ぬのは、「寿命」を斬られたため。




◆詠唱


壱 弐 参 肆 伍 陸 漆 捌 玖 拾

布留部 由良由良止 布留部

曰く、この一児をもって我が麗しき妹に替えつるかな

すなわち頭辺に腹這い、脚辺に腹這いて泣きいさち悲しびたまう

その涙落ちて神となる

これすなわち、畝丘の樹下にます神なり

ついに佩かせる十握劍を抜き放ち、軻遇突智を斬りて三段に成すや、これ各々神と成る

劍の刃より滴る血、これ天安河辺にある五百個磐石、我が祖なり

謡え、詠え、斬神の神楽。他に願うものなど何もない

未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者

八重垣・佐士神・蛇之麁正――神代三剣、もって統べる石上の颶風

諸余怨敵皆悉摧滅


──太・極──


神咒神威──経津神・布都御魂剣




◆技
○首飛ばしの鼬風・蝿声(さばえ)
宗次郎の十八番。蠅声とはつまり悪意の総称で本来この技は相手の気勢を削ぐことが目的
だが、宗次郎のそれは物理的な殺傷力すら有する遠当ての技と化している。

蝿声ェェェェェッ!

級長戸辺風(しなとべのさすらえ)
至近距離での無拍子で放たれる精妙な一閃。事前予測が不可能な躱せない一の太刀。

加ァァァァァ時


早風・御言の伊吹(はやち・みことのいぶき)
石上神道流奥義にして宗次郎の切り札。
極限の視線誘導と体捌きを駆使して全ての斬撃を相手の死角から放つ。
初出は屑兄さん戦で、毒で覆われた世界で大量の刀が一斉に突くというかなり豪快なシーン。


初出は対悪路戦だが、第六天波旬により無理矢理発動されたもの。
更に言うと、波旬の「自分以外は死ね」という大欲界天狗道に近い能力のため、実は不完全。

紫織と触れ合った事で、「全てを斬る刃だと意味が無い」「他人という『鞘』が無ければ意味が無い」と気付かされて覚醒し、波旬と決別する。







○余談
正田が一番書くのに苦労した味方キャラは宗次郎とその嫁である紫織である。
その理由は二人は良くも悪くも求道を貫くだけの不完全な大欲界天狗道を体現しているキャラであり、宗次郎は上記の通り普通に見れば悪役のアイデンティティーを持ち、紫織は本音では他人を自分を美しく飾る鏡としてしか見ていないため。

しかし彼らのテーマは「己が求道を貫く者」であり、自分の存在意義をどう変えて昇華し、利他の精神を芽生えさせて大欲界天狗道から脱却して尚且つ自分の求道を貫くかが彼らの二人の物語である。

そして宗次郎は紫織という切り合うことで契る事が出来る相手を見つけ、紫織は宗次郎という己と相手を高め合う事で真に最高の自分にしてくれる相手を見つけることがこの愛の真理である。

…尤も、その形は「殺し愛」であるが。
(これは神楽に近いものであり、求道神である曙光曼荼羅が座へ到達するための重要な役目である)







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最終更新:2023年02月16日 15:15