GOD EATER(プロモーションアニメ)

登録日:2012/06/08(日) 24:41:00
更新日:2021/07/31 Sat 01:47:27
所要時間:約 5 分で読めます




もし、あの事件が人類最後の愚行であったとしたら

荒ぶる神はそれで静まっただろうか

ともあれ、物語は終わらない

俺たち人間がそれを繰り返す限り

神への贖罪は続くのだ


GOD EATER(プロモーションアニメ)とは、GOD EATER公式サイトで公開されているプロモーションアニメ。
本編の6年前が舞台で、ソーマ、リンドウ、そして現役時代のツバキが参加した旧ロシア地区連合軍のアラガミ殲滅作戦を描く。
アニメ単品としても良作。但し一瞬一瞬ではあるものの結構グロいシーンがある。
随所でゲームの音楽が使われ、戦闘シーンの動きはゲームのものに近い。ソーマ達やアラガミもサイゴートのおっぱいもぬるぬるぷるんぷるん動くが、服装のせいでツバキの乳揺れは見れない。

ストーリー

無印から6年前の西暦2065年。ユーラシア大陸旧ロシア地区連合軍作戦司令基地。
その場所で、ある作戦が行われようとしていた。
ユーラシア一帯のアラガミを戦略地点の核融合炉に誘導、意図的に臨界させて自爆、一気に殲滅しようという大規模作戦だった。
フェンリル極東支部から司令部に応援としてよこされたのはたった3人のゴッドイーター。極東支部長のヨハネス・フォン・シックザールは1人1人が1個大隊に相当する実力者だと言う。
彼ら3人は核融合炉までアラガミを誘導する「羊飼い」の役目を担うことになったのだが…


登場人物

ソーマ・シックザール(CV:中井和哉)
「少年じゃねぇ、ソーマだ」
使用神器:旧式近距離型(バスター/タワー)イーブルワン/リジェクター
アニメ本編は基本的に時間軸が初陣時なので12歳。現代か6年前かはイーブルワンの色で判断できる(12年前は黒だが、冒頭とラストシーンはBURST後なので白)。PVアニメの語り部でもある。
初陣とは思えない戦いぶりを見せており、片手でイーブルワンを振り回す、一撃でサイゴートやボルグ・カムランを仕留めるなど人間離れしていた(半分アラガミだが)。BURSTで作れる男性用衣装にこの頃のソーマの服がある。

雨宮リンドウ(CV:平田広明)
「羊にしちゃ凶暴そうだ…」
使用神器:旧式近距離型(ロング/シールド)ブラッドサージ/イヴェイター
6年前当時からブラッドサージを愛用しており、片手で振り回している。そしてこの頃既にタバコを吸っていた超ヘビースモーカー。
戦闘シーンではコンゴウやサリエルを一撃で倒したりとやりたい放題。ミーティングシーンでは初任務のソーマを気遣って声を掛けるもののそっけなく突っ返される。
時間軸的にはアリサ・イン・アンダーランドの前なので、この後かくれんぼの最中に目の前で両親を喰われたアリサを救出することになる。この時既にディアウス・ピターを撃破まで行かなかったものの撃退に成功しているという化け物。

雨宮ツバキ(CV:田中敦子)
「行くぞ!一匹も通すな!!」
使用神器:旧式遠距離型(アサルト)モウスィブロウ
現役時代の戦闘シーンを拝むことが出来る。BURSTの初回限定特典で使用可能になるツバキはこの時のツバキ(但し処理の都合で髪を結い上げている)で、コウタの使用している神機は元々彼女のもので引退後に改修された状態でコウタに受け継がれた。
ホーミングミサイルと思われるアラガミバレットを使用して、単独でサリエルを撃破している。

大尉
「―化け物共め!!」
連合軍作戦司令基地の司令官。
大尉という階級で基地司令だったり、神器でもないオラクル細胞を塗布しただけの弾でサイゴートを倒す辺り只者ではない。もしかしたらゲン(拳銃型神器でヴァジュラ撃破)より強いのでは…
(基地司令官であることに関しては、大尉以上の階級の軍人が全滅したという可能性もあるが)

ヨハネス・フォン・シックザール
「旧人類最後の足掻きだ。しっかりと見届けて来てもらうとしよう」
殲滅作戦にソーマ達を派遣した張本人。本人曰く、「3人のそれぞれが一個大隊に値する戦力」
この作戦を「旧人類最後の足掻き」と表現しており、その足掻きの様子を見てこさせるために愚息(ソーマ)を初陣ついでに同行させた(爆発時に爆発のエネルギーが捕喰されてしまうのも予見していた可能性がある)。


以下ネタバレ



ミーティング中、核融合炉がアラガミによる強襲を受け第二装甲付近までの接近を許してしまう。第二装甲付近で防衛戦を展開するものの、あくまで足止めが精一杯で連合軍側に攻勢に出る余力はなかった。
急点火したものの核融合炉の臨界までは2時間半近く要する為、極東支部派遣のゴッドイーター3人を現場に張り付かせ、臨界までの時間稼ぎを図るついでにもしもの時にはゴッドイーターをスケープゴートにする計略を立てるがその時大尉達がいた廊下にサイゴートが壁と窓をぶち破って侵入。副官が応戦するものの一瞬で美味しくいただかれてしまう。
大尉は狼狽するものの「化け物め!」と吐き捨て手持ちの拳銃一挺で応戦する。

ほぼ同時刻、連合軍が防戦一方の核融合炉第2装甲付近にソーマ、リンドウ、ツバキがヘリから直接降下。ソーマが飛び降りざまに一撃でサイゴートを叩き斬ったのを皮切りに殲滅が始まった。
3人の介入で状況はひっくり返り、最終的にはその場にいたアラガミは殲滅出来たが同時に連合軍の軍人がソーマ達を残して一斉に撤退。辛くもサイゴートを撃退した大尉が、核融合炉が自爆できる状態になったため撤退命令を出したのだ。
連合軍が撤退した直後に3人の元にアラガミの大群の第2波が到来、離脱が不可能となった。

負傷しながらも大尉は誰もいなくなったコンソールルームにたどり着き、「化け物共め!」と言い臨界寸前の核融合炉を起爆。
退路も塞がれた上に爆心地の目と鼻の先にいたため離脱出来なかったソーマ、リンドウ、ツバキの3人を爆風は飲み込み、アラガミさえも飲み込んでいく。
ほくそ笑む大尉だったがコンソールに「Unknown」と表示され、突如現れた巨大な黒い触手(ノヴァ説が有力)が爆発のエネルギーを包み込み捕喰。残った衝撃波が周囲を吹き飛ばし、そこには巨大なクレーターのみが残りロシアの気候は激変した。

その後、フェンリルのヘリが訪れ、生き埋めに近い状態だったが無傷でピンピンしていたリンドウたちを回収。同時刻、大尉は衝撃波で崩壊したとおもわれる基地のコンソールルームで頭部を撃ち抜き死亡していた。

そして帰投するヘリの中での回想は終わり、リンドウの呼びかけでソーマは現実へ意識を引き戻し、外を眺めて不敵に笑む。

砂漠に1人佇むアラガミの少女が、ヘリを見上げていた。


備考
  • この頃ゴッドイーターの絶対数が少なかったので通常兵器での応戦も珍しくなかった。
  • 劇中で連合軍が使用している銃火器は神機ではなく、弾頭にオラクル細胞を塗布しただけの急場凌ぎのもので、下手をすると弾に捕喰される恐れもあった上にアラガミにはあまり効果がなく、時間稼ぎ程度の効果しかなかった。
  • この頃はまだアラガミのオラクル細胞の結合はゲーム本編ほど強固ではなく、神器の一撃で倒せるほど弱かった(ボルグ・カムランの盾がないのは進化途上だった為)こともあり、質対数の戦いだったのでたった3人での殲滅も可能だった。
    このことを踏まえても上記のオラクル細胞塗布の弾の力不足感が凄まじい。
  • 戦闘シーンに堕天種や接触禁忌種は登場せず、発生した地域の違いからか、ヴァジュラ系も登場しない。
  • 第2波として襲来した大群の量はゲーム本編の強さでは無いにしても百鬼夜行も真っ青な鬼畜さ。
  • 途中で連合軍は大尉の命令でソーマ達を置いて撤退するが、衝撃波の規模と威力からして間違いなく巻き込まれて全滅したと思われる。
  • 爆発直後のシーンに一瞬ではあるがコウタ、アリサ、サクヤが登場している。また、シックザールの隣で待機しているのはオペレーター時代のサクヤ。更にラストシーンにはシオと思われる後ろ姿も。主人公ェ…
  • 時間軸が現代のラストシーンでリンドウの声が聞こえることから、現代の時間軸はBURST後なのでリンドウが前線復帰したことを伺わせている。BURST発売前のPVだったので地味にネタバレ。


それでも、一緒に来るかい?
このイカれちまった世界に…!


追記・修正はサリエルをホーミングミサイルで追い掛け回して撃墜からお願いします。

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最終更新:2021年07月31日 01:47