CLAYMORE(漫画)

登録日 :2009/11/09(月) 01:14:59
更新日 : 2017/07/22 Sat 19:30:04
所要時間 :約 5 分で読めます




かつては月刊ジャンプ、現在はジャンプSQ.で連載していたの八木教広の漫画。

前作のギャグ漫画「エンジェル伝説」からがらりと変わって剣と血が飛び交うファンタジー漫画である…前作も血が飛び交ってたけど。
前作のキャラが引き続き出演している…ように見えるのは 気のせい。

ファンタジーであること、重くシリアスな展開が多いことに加え、大剣、異形の化物など、かのベルセルクとの相似が多いとも言われる。画力の高さに定評があるのも同じ。

決定的に異なるのはキャラクターの女性比率、ステレオタイプな「魔法」の存在の有無、そして何よりも ちゃんと完結した点 といえるだろう。



【あらすじ】

人を食らう「妖魔」と呼ばれる存在が蔓延るとある大陸。妖魔の血肉をその身に取り込み、半人半妖となって妖魔と戦う女戦士たち。彼女たちの持つ大剣、クレイモアになぞらえ人々は彼女たちを「クレイモア」と呼んだ。



【用語】

  • クレイモア

銀髪銀眼の女戦士。
主に身寄りのない少女が「組織」によって集められ、妖魔の血肉を埋め込まれることでクレイモアとなる。
特徴的な銀髪銀眼の容姿はクレイモア化した時に変化したもので、先天的ではない(まれに変化しない者もおり、「色つき」と呼ばれる)。
「組織」の命令に従い依頼のあった地に赴き、妖気を感じることで人に化けることが得意な妖魔達を見つけ出し狩り殺すのが使命。

自らも妖力解放することで人や妖魔を越えるパワーやスピードを得ることが出来、大剣を軽々と振り回す。また、解放時のみ瞳が銀から金に変わる。
しかしその身は絶えず妖魔に近づきつつあり、いずれは完全な妖魔に覚醒してしまう。また、限界以上の妖力解放も覚醒へつながってしまう。
先が長くないことを悟った戦士は「黒の書」と呼ばれるものを親しい戦士に送り自らを葬ってもらう。しかし完全な妖魔、「覚醒者」になってしまう者も多数いる。
覚醒者は通常の妖魔より遥かに強力であるため、基本的に複数の戦士による覚醒者狩りが行われる。

覚醒者の中でも、特に戦士時代に№1ないしそれクラスの実力者だった者は「深淵の者」と呼ばれ恐れられる。
また覚醒者になりかけた状態から通常の状態に戻った者は「半覚醒者」となり、通常なら妖力を大きく解放しなければならない
重傷からの回復や腕を伸ばすなどの肉体変化も容易に可能となる(個々人の性質で使用できる能力に違いがあるが)。

かつては男の戦士も存在したが妖力解放は性的快感に近いものがあり、あっさり全員限界突破してしまった。早r
だが当時の№1だけは他の覚醒した男性戦士たちを狩りつくす意図と、ある種のケジメから自発的に覚醒した。

「組織」の中では覚醒のコントロールが課題となっており、様々な試みを行っている。

クレイモアの名を表す大剣はいかなる攻撃を受けても刃こぼれ一つしない代物であり、圧倒的な力の差がある覚醒者相手でも一定の技量と剣速があれば効果的なダメージをあたえることができる。
基本的に各クレイモアに一本支給され、それぞれに異なった文様が刻まれているため身分証明書のような役割を果たし、死んだ時は墓標になる。

その正体は別の大陸に存在するアサラカムという生物への対抗戦力。
クレイモアの大剣が強固なのも、妖魔よりも強大なアサラカム用に開発されているから。
大陸の戦士たちは覚醒を前提として運用されているが、使い捨てになる事や安全性の問題が課題となっており
その問題をクリアする為にクレア達の住む大陸で「組織」による覚醒者を制御するため実験が行われている。
当然この事実はクレア達には知らされておらず、「組織」の実験のために利用されているにすぎない。


  • 妖魔

可愛さと凛々しさと可笑しさに磨きをかけた北野くん
人肉、特に内蔵を好んで食し、また食べた人間の記憶を奪うことができる。
更に自在に身体を変形できるので、食べた人間の姿を真似て記憶通りに振舞うことで容易に人里に潜伏できる。
食べた人間の記憶の影響を受けることもあるようで、(化けた人間にとって)親しい人間を食う時に涙することも。
ちなみにクレイモアや妖魔などの、妖力を含んだ肉は不味いので食べたがらない。
個体によって実力差があり、長い年月を経たものほど強いとされる。
ぶっちゃけ頑張れば人間でも倒せないことはないのだが、上述のとおり見分けることが困難なので基本的にクレイモア頼み。

ちなみに実は妖魔は「組織」がアサラカムという生物を基に生みだした寄生体に取り付かれた「人間」
人を食べて記憶や姿を真似ると言うのは組織の作ったでたらめであり、単に寄生体が宿主を変えているだけ  
ぶっちゃけ妖魔とは「組織」がクレイモアを使った実験をやりやすくするための手駒にすぎない



  • アサラカム
とある大陸に存在する龍の末裔と呼ばれる種族であり、クレイモアと妖魔の大元と言える存在。
人間の倍はある巨躯に加え、強靭な外皮を持つ。さらにクレイモアのように『覚醒(厳密に言うと違うものだが)』し、その場合は顔だけで人間以上の大きさの巨竜と化す。ちなみに両性具有であり、寿命は二百年ほど。
大陸に存在する、「組織」の元締めである国家と敵対する国家に協力しており、「組織」の国家に対する脅威となっている。
「組織」によって覚醒前と覚醒後の個体が生け捕りにされており(生ける屍同然だが)、彼らからそぎ落とされた肉片を融合させ、人間に寄生させると妖魔の出来上がり。


【登場人物】
  • クレア
CV.桑島法子
主人公。前作に引き続き金髪ショタが好物。
ナンバーは47。47人いる戦士の最下位。実は半人半妖ではなく戦士テレサの血肉を受け継いだクォーターな為、パワー、スピード、妖力が並以下。
しかし相手の妖気を感じ取る力に長けており、潜在能力も高い。
ラキと今の自分にかつての自分とテレサを重ねている。
終盤では・・・

  • ラキ
CV.高城元気
家族を妖魔に殺され村人からも見捨てられた少年。自分を救ってくれたクレアを慕う。ラッキースケベ。ラキだけに。
作中で7年の月日が経過しているため、初登場時はショタだったが途中からタフガイに進化した。
途中でクレアと別れ別れになり、紆余曲折の末にかつての№1戦士にして北の深淵イースレイ、そしてクレアが仇と狙うプリシラと家族のような生活をすることに。


CV.朴ロ美
テレサ編の主人公。正直、テレサ編が始まるまでは微妙につまらないとの評判。
組織の戦士だったが、クレアを守るためにクレイモアにとって御法度の「殺人」を犯したことで組織から討伐隊が差し向けられる。
かつての組織のナンバー1。歴代最強とうたわれており、イレーネ以下上位の戦士を全く妖力を解放しない状態で圧倒できるうえに、深淵以上の化け物である某覚醒者を相手にした時も全力を出さずにボッコボコできた。しかし……
クレアに多大な影響を与えた人物。

  • イレーネ(高速剣のイレーネ)
CV.バーロー高山みなみ
テレサ討伐隊の一人。ナンバー2だったがプリシラの登場で降格を食らう。
しかし後々の展開から、普通だったら№1級の実力者であったと推測されている。ていうかテレサとプリシラがチートすぎた。
通称うっかり。口癖は「うかつだった。」
抜き身すら見えない無数に疾る刃「高速剣」の使い手。高速剣の正体は片腕のみの妖力完全解放で暴れる片腕を必死に抑える技らしい。
初登場など大剣持ってねぇのに使ってるとか野暮なことは言いっこなし。
後にクレアに高速剣を伝授する。

  • プリシラ
CV.久川綾
テレサ討伐隊の一人。まだ戦士に成り立てだがテレサを越える素質を持つとされる。
しかしあくまで「素質」の話であり、現在の彼女ではテレサの相手にならなかった。
そして…

  • ミリア(幻影のミリア)
CV.井上喜久子
ナンバー6。「半覚醒者」
「幻影」と呼ばれる高速移動を使用し、また集団戦なら№1とも。
組織に対して反感を抱いており内情を探っていることから組織に睨まれている。
面倒見のいい姉御でミリアーズ隊長。

  • デネヴ
CV.武田華
ナンバー15。「半覚醒者」
防御型であり、半覚醒の影響もあって真っ二つになってもすぐ戻れるくらい再生が得意。
ヘレンとはいいコンビ。トラブルメーカーであるヘレンの抑え役。
実は作中でトラブルを起こした回数はヘレンよりデネヴのほうが多く、ぶっちゃけこの人もトラブルメーカー。(初対面であるジーンの首筋に剣を突き付ける、同じく初対面であるウンディーネに毒舌を吐き、さらに挑発する等)
中盤からはウンディーネという戦士の剣を受け継ぎ二刀流に。
大勢の戦士と戦士候補、そしてラキの前で堂々と己の服を破り裸体を見せる。


  • ヘレン
CV.長沢美樹
ナンバー22。「半覚醒者」
血の気の多いトラブルメーカー。 とされているが、実は作中で描写されている範囲ではトラブルを起こしている様子はほぼない。
手足が伸びる体質を用いた変幻自在な攻撃が得意。
後にジーンの得意技であるドリル剣(旋空剣)を習得した。


CV.篠原恵美
ナンバー4。仲間や一般人にも刃を向ける凶戦士を絵にかいたような人物。生粋のドSお姉さんかと思ったらツンデレ妹キャラだった。
蛇のようにうねる斬撃「漣の剣」で相手を惑わす。鉛筆振ってグニャグニャに見えるやつの超スゴい版。
ちなみに「漣の~」は自称。

  • ガラテア(神眼のガラテア)
CV.折笠愛
ナンバー3。妖気を読む力がずば抜けて高く、広域の探査を行う。さらに読みとった相手の妖気に同調して操ることもできる、多少だが。
戦士一美しいお姉様とも。
後にある理由から盲目になり、盲目になったことでさらに妖気を読む力が上がったという。

CV.三石琴乃
ナンバー9。西のリフルに捕らえられ覚醒者になりかけるが、クレアに救われる。眉が無い。義を重んじる男前。必殺技はドリル突き(旋空剣)。
クレアに救われた命をクレアの為に使うことを決意し、北の戦乱で彼女の為に最後の力を…

CV.水樹奈々
外見は可愛らしい少女だが、絶大な力を秘めた深淵の者。初代ナンバー1。
18巻でプリシラに………。と思ったら24巻で復活(?)した。

  • ダフ
CV.浜田賢治
リフルの彼氏。ある意味萌えキャラ。
硬い外皮と桁外れのパワーを持つ。かつての男の戦士のナンバー3。
知能は低いらしく、それを表すように台詞に漢字が使用されない。
リフルの尻に敷かれているが、彼女への想いは本物である。

  • イースレイ(北のイースレイ)
CV.遊佐浩二
北の地の覚醒者を統べる深淵の者。
前作の北野君は悪魔の顔に天使の心だが、本作の北野君はイケメンで冷酷。
覚醒体は巨大なケンタウロス。両腕を槍や弓など様々な武器に変化させる。
クレイモアではないラキに剣技を指導するが、その目的とは……?

  • ルシエラ(南のルシエラ)
南の地を統べる深淵。ツインテールな年増な猫娘。覚醒体もツインテール(尻尾的な意味で)ギニャ☆
即退場かと思いきや再登場で大惨事。

  • ラファエラ
ナンバー5。実は元ナンバー2でルシエラの妹。かつて実験に失敗し暴走した姉を止められなかったことに責任を感じていた。
現在のナンバーは仮に付けられたものであり、その実力は№1クラス。おまけに長年妖力を一切解放しなかったため気配が読めない。
ちなみにイレーネは両腕が揃ってようやく、と実に正確に彼女の実力を見抜いていた。
ルシエラを鯖折りにして心中するが…

  • アリシア(黒のアリシア)
ナンバー1。ナンバー2のベスとは双子。アリベス。装備が黒い特注品。
黒でアリシアだが悪女でもなければあらあらうふふでもない。
自我を持たず命令に忠実な殲滅兵器。
もちろん逆脚の次世代人型兵器でもない

  • ベス
ナンバー2。
お腹に突っ込まれたぶっといのにおかされて大変なことに。
ユマ「とにかくヌいてやるか」
シンシア「だ…だめです…ユマさん…あれは…あれはだめです *1 )ガクブル」

プリシラの腕を使って復活させられたかつてのナンバー1。新たなる深淵となった。
仲間想いの性格だったがロクサーヌに運命を翻弄される。

  • ロクサーヌ(愛憎のロクサーヌ)
同上。気に入った戦士の技を模倣し、次々に習得していった過去を持つ。オフィーリアに並ぶ作中屈指の外道キャラ。

  • ヒステリア(流麗のヒステリア)
こちらも上2名と同様。ミリアに似た高速移動の使い手。プライドが高い。

  • ルヴル
組織の連絡員。神出鬼没なうえに長期間にわたって容姿が変わらないと不思議な人物。
実は組織に敵対する国家の工作員であり、組織の目的である覚醒の制御を邪魔しようとアレコレ動いていた。
最終的に何とか生き延び、戦士たちが大陸の戦いに干渉しない代わりに大陸側もこちらに余計な手出しをしないよう伝えることとなる。


追記・修正お願いします。

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