鬼柳京介

登録日 :2009/05/27(水) 22:12:31
更新日 : 2017/05/30 Tue 20:08:09
所要時間 :約 7 分で読めます




鬼柳京介とは、遊戯王5D'sに登場するキャラクター。


名前:鬼柳 京介
性別:男
年齢:不明
出身:サテライト
D‐ホイール:ギガントL


“シグナー”が戦うべきとされる“ダークシグナー”の一人。
主人公でありシグナーである不動遊星の前に立ちはだかる。

かつて遊星とジャッククロウらと共に結成したデュエルギャング「チームサティスファクション」のリーダーだった。
ジャック曰く「あのとき鬼柳に会わなければ、俺達は本当の屑になっていたかもしれない。奴は俺達にとって文字通り救世主だった」
デュエルの腕はかなりのもので、実力者4人(リアルファイト含む)の活躍によりデュエルギャングの横暴で荒れ放題だったサテライトを統一した。

当時の口癖は「満足」。そもそも、チーム名からして満足(サティスファクション)である。彼はどれだけ満足を求めているのか。
「どうやったって、俺たちはサテライトから逃げることは出来ない。 だったら…ここで満足するしかねぇ!」

しかし、過去に何かしらの事件を起こし死亡。発言から察するに遊星に裏切られたらしい。
遊星ら3人には深い憎しみを持っていて、遊星を特に憎んでいるらしく「裏切り者」と呼んだ。


ダークシグナー編序盤に遊星の前に現れ、驚く遊星に決闘をしかける。
遊星を追いつめるがスターダスト・ドラゴンによる反撃で崩される。

勝利を確信する遊星であったが鬼柳は「地縛神 Ccapac Apu」を召喚し、
遊星に初の敗北を与えた(決闘自体は遊星のDホイールが壊れた為無効となったが、続けていれば負けはほぼ確定だった)。
重傷を負った遊星にとどめを刺す事もできたが、恐怖で苦しみを与える為にそれはしなかった。
実際にしばらくの間、遊星は地縛神の恐怖に脅え続ける事になる。

第二期OPには遊星との対決を予感させる場面があり、遊星と対峙するそのダークな雰囲気は冷徹や冷酷さを感じさせる。
更に設定紹介では“遊星達の頼れる兄貴分”とあった。

……のだが。


遊↑ー星↓ーデュ↑エルだあああ! ヒャーッハッハッハッハッハ(ry


彼の口から出たのは「ヒャーハハハハハハハ」という小物感たっぷりの笑い
クールキャラだと思っていた視聴者達を唖然とさせた。

更に巨人の形の炎の地上絵を出現させるが……どう見てもガチャピンであった
そのガチャピンロードでライディングデュエル中も彼の笑い声は止まるどころか凄くなるばかりで、
何時しかその笑い声の中毒となりサティスファクションする視聴者が出るまでに至った。

更にその回の次回予告で視聴者に見せ付けた色々な意味で凄まじい格好をしてデュエルギャングと呼ばれる謎の集団と戦う
(ゴヨウラリアットしたり、リアルファイトしたり、敵より悪役面していたりサティスファクションな内容だった)
という恥ずかしい過去を晒したりした為、瞬く間に元キングネタでいじられ始めたジャックをも超えるネタキャラと化してしまった。

その一方で、キャラ・演技・(モンスターとか服装の)デザインといった
インパクト溢れる数々の要素に惹かれた一部の視聴者達から強烈なカリスマを集め、リーダーとして崇め祭られていた。
ネタキャラとカリスマキャラという両極端な扱いを同時に受けていた状態は、傍から見ていると異様な光景である。



……客観的に見て確かに格好良いことは格好良いのだが、その笑い声の前にはそんなものは霞んで消える。


【過去編】

余りにもぶっ飛んだキャラの為に5D's屈指のネタキャラと認識されていた(未だにそうである)が、第54話において遂にその悲し過ぎる運命が明かされた。

サテライトを制覇したことによりチームサティスファクション一同は目標を見失ってしまう。
「燃え尽き症候群」の言葉通りの燃えカスとなり、次に成すべきことを模索していた。
だが鬼柳だけは祭が終わったのを認めたくないかのように、ストリートを這い回り敵を求め続けた。

相手が少年であろうと非情にデュエルギャングの残党を駆逐していく鬼柳から
(作画崩壊するぐらいの腹パンを受けた)クロウが、ジャックが離れていく。

2人を失った鬼柳はただ一人自分の元に残った遊星に、セキュリティを強襲し壊滅させる計画を持ち掛ける。
しかしその余りにも無謀な計画に、遊星までもが鬼柳の元を離れてしまう。

当時を振り返って、遊星はこう語る。


「『鬼柳一人ならまさかセキュリティを相手にする事はない』…と、そう思っての発言だった。
だが奴は…弾 け た 。

結果、鬼柳はたった一人でセキュリティ施設をリアルトラップ発動で爆破し、追われる身となる。
そんな鬼柳さんの元に再び集結する遊星、ジャック、クロウ。
仲間達が戻って来た…。
鬼柳さんは歓喜し、チームサティスファクションのラストデュエルの開始を宣言した。
しかし…

もしかしたら鬼柳さんは、目標が無くなったことにより仲間を失うことが怖かったのかもしれない。
それでデュエルギャングを襲い、セキュリティを爆破した。
たった一人でセキュリティを襲ったのは、ピンチになれば遊星達が帰って来てくれると思ったから…。

仲間を失うことが怖くて仲間に固執し、その結果仲間を失い、
最後は仲間に裏切られたと思いながら逮捕された鬼柳さんの絶望はどれ程のものだっただろうか…。
狂気の裏に隠された悲劇。

逮捕された鬼柳は顔にマーカーを刻まれ、セキュリティにあらゆる暴力を受け続け、果てはデッキまでも奪われてしまう。
信頼していた仲間を失い、命よりも大切なデッキを失い、失意の底に墜とされた彼が選んだ道は…

自らの命を絶つという孤独な死。

しかし死の神に見込まれた鬼柳は、ダークシグナーになる時、願いを告げた。
「復讐したい奴がいる」
そして「あの時叶わなかった、チームサティスファクションのラストデュエルをもう一度」と…。
彼のこの願い、そして憔悴し切った顔で迎えた悲しい最期に涙した視聴者は少なくないはず。

鬼柳は一戦目で遊星にとどめを刺さなかった。
遊星のDホイールの故障が原因だが、本当は憎み切れなかった遊星に、仲間に、とどめを『刺せなかった』のかもしれない。


しかし長官とルドガーのメガザルで復活。
旅に出たことに全国の満族達は歓喜の渦に包まれた。

が、他の蘇ったダグナー達と異なり、旅に出た後完全に消息が途絶。安否が気遣われていたが……。


クラッシュタウン編】

全国の満族達の熱い要望に答えついに再登場を飾る
ダークシグナー編から半年経ちイメチェンしてロン毛になり、ハーモニカで自分のテーマをセルフBGMを鳴らして登場した。

「今のオレには闇さえまぶしすぎる…。忘れちまったぜ…満足なんて言葉…」

誰だお前。 キャラ変わり過ぎってレベルじゃねーぞ!?


この頃の鬼柳さんは終始うわ言のように「満足」と口にしている状態であり、そこからこの長髪スタイルは通称「 不満足 」と呼ばれている。タッグフォース5ではクラッシュタウン編のシナリオ2が「旧友との再会、 満足の先の不満足 」というタイトルになっている辺り、公式のあだ名のようだ。

鬼柳さんは些細な誤解からダークシグナーになって親友達の命を奪おうとした記憶を思い出し、自分に絶望していた。
死地を求めてさまよう鬼柳さんはクラッシュタウンにたどり着く。
そこへやって来た遊星に自分の人生の幕を引くように頼むのであった。

その後、敵に捕まり鉱山で強制労働をさせられる。
そんな中、自分を信じてくれる子供達や、以前と変わらず自分を信頼してくれる遊星に心動かされ、敵の非道な行為にブチ切れ遂に完全復活。

その後、リアルトラップジャマーしたり子供達を人質にサレンダーするように脅されたが、
町の人達や牛尾さん達セキュリティ、そしてかつての満足同盟の遊星・ジャック・クロウの助けもあり、ついに町を解放し救世主となる。
そのまま町に残り、子供達に自分の生きざまを伝えていく道を選ぶという新しい目標を遂に見つけ、
かつての仲間達と別れた。

因みに、この編の遊星はデュエル回数こそ多いものの専ら鬼柳の解説役であった。
後に町の名もサティスファクションタウンへと変更された。
この町で満足するしかねぇ!
俺達の満足はこれからだ!


因みにあの笑い声等の迫真の演技は全て声優さんのアドリブ。
劇場版でも遊星の回想に登場、流石鬼柳さん。

その後、Z-ONEたちとの戦いが終結した後に武者修行をしていたジャックにデュエルを挑まれ敗北。
彼の成長を実感するも、ジャックが未だに満足していないことを察する。


【漫画版】

アニメとは設定の違う漫画版では、最初から不満足時代の長髪スタイルで登場。初登場はD1GPのアキ戦で、無手札必殺(ハンドレスコンボ)で終始圧倒、勝利を収めた。
満足同盟やダークシグナーなどの設定は無いので遊星との接点こそ薄いものの、代わりにジャック・アトラスとの因縁が強調されている。
ジャックとは幼少期に「仮想立体触感研究所」で共に過ごした仲でライバル。

しかしジャックが研究所を出た後に、そこが決闘竜の適合者を産み出す為の実験台の育成所であり自分達がモルモットだと言うことを知る。
そこで彼は研究所を爆破し逃走、ジャックに与えられた決闘竜レッド・デーモンを盗み出す。

初登場した時の彼に輝いていた頃のような狂気じみた言動は無く、ただの満足が口癖なクールなイケメンじゃないか…と、思われていた。

だが奴は…弾 け た 。


「LPなんざもはや必要ねーのさぁ!! ヒャーハハハー!!

絶対王者であるジャックとの決闘疾走においてライフが0になった瞬間、墓地から罠キャード「煉獄の零門」を発動。
煉獄龍オーガ・ドラグーンを特殊召喚すると同時に闇の瘴気に呑まれて白目が黒くなり、狂気に満ちた喋り方をするようになった。
その姿はダークシグナーを彷彿とさせ、全国の鬼柳さんファンを満足させた。

墓地で発動する漫画版インフェルニティの効果を使用してオーガ・ドラグーンに破壊耐性・直接攻撃能力を持たせ、
更には自分のドローすら封じてドローフェイズの隙すら無くした
無敵のコンボ「無手札必殺・零式(ハンドレスコンボ・ゼロ)」でジャックを追い詰めるものの、
速攻魔法「天地鳴動」の効果によって墓地を対象としたレッド・デーモンの効果(攻撃表示モンスターを全部破壊)によってそれらを除外され、その渾身の一撃を受けて敗北する。

敗北後、アンティとしていたオーガ・ドラグーンをジャックに渡そうとするが、「次に戦う時まで預けておく」と言われ手元に残された。

なお、オーガ・ドラグーンは骸骨騎士化したルドガーとの契約で手に入れたカードで、恐らくこのタイミングで究極神やレクスの狙いについても聞かされたと思われる。

ちなみにこの後は出番が激減、もっぱら解説役になっていた。
読みきりの特別編ではジャックの応援に回っていた。ジャックが遊星に敗れ決着がついた時は、崩れ落ちた御影さんと異なり無言のままだった。
かつての友の敗北に彼は何を思っていたのか……。


【使用デッキ】

満足同盟時代は「デーモン」とついたカードを主力とした悪魔族デッキを使用。が、これはセキュリティに奪われて以来行方不明のまま。

ダグナー化後はインフェルニティシリーズと呼ばれるカード群を使い、手札が無い時に真価を発揮する『ハンドレスコンボ』を基本戦術とする。
詳しくは該当項目に譲るが、遊戯王…ひいてはTCG史上屈指の(色んな意味で)頭おかしいカテゴリであり、
ハマッた時の強さと特異すぎるプレイングスタイルと鬼柳さんの魅力によってアニメが終わった後も愛用するファンの多いカード達である。

ダークシグナー時にはダークシンクロモンスター・ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンをエースとし、
その後に待ち構える切り札は高い攻撃力に加えて強力な耐性(アニメ版のみ)、直接攻撃効果まで兼ね備える地縛神 Ccapac Apu

クラッシュタウン編で再登場した時にも相変わらずインフェルニティを使用。新たなエースとしてインフェルニティ・デス・ドラゴンを使用。
手札が0のときに相手モンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを与えるという強力なモンスターである。

漫画版では煉獄龍 オーガ・ドラグーンをエースとして使用。
手札が0枚の時魔法・罠の発動を妨害できる優秀なモンスターである。

ちなみに上記3種類のドラゴンはいずれも攻撃力3000・闇属性・レベル8シンクロ・闇属性チューナーの素材縛りと非常に共通点が多く、満足龍と呼ばれたりする。
それでいて、それぞれデュエルにおける役目がハッキリ異なる為、ファンデッキはもちろんガチデッキでも全種類投入されることがある。
流石、鬼柳兄ちゃんのエースカードは伝説の満足龍だ!

さらに、OCGになっていないカードがアニメ・漫画のそれぞれに最後の切り札として投入されており、これが起動すると手札どころかライフも投げ捨てて戦う『 ライフレスコンボ 』の始まりである。加えてアニメに限ればデッキに戻ってくるインフェルニティがいるので、場合によってはフィールドを維持しつつ デッキレスコンボ なんてのも可能だったり……。

【主な台詞】

「でゅ↑エルだぁ!!」
「チームサティスファクションリーダー、鬼柳京介! 満足させてくれよ?」
「俺たちはどうやったってサテライトから出ることはできない…。だったらここで満足するしかねぇ! このサテライトでどデカいことやって、満足しようぜ!」
「遊星……この裏切り者ぉおおおお!!」
「あの頃は…楽しかったよなぁ、遊星? なぁクロウ! あぁ!? ジャッケロゥ!!」
「踊れ遊星ぇ! 死のダンスを!!」
「漆黒の帳降りし時、冥府の瞳は開かれる。舞い降りろ闇よ! ダークシンクロ! 出でよ、ワンハンドレッド・アイ・ドォラゴン!」
「ヒャーッハッハッハッハ!! 人々の魂を生け贄にィッ! 降臨せよ! 地縛神Ccapac Apuぅ!!」
「憎み切れなかった…、お前を…。カッコ悪いよな……こんなんじゃ……満足…出来ねぇぜ……」

「忘れちまったぜ……満足なんて言葉……」
「死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の竜は放たれる! シンクロ召喚! いでよ、インフェニルティ・デス・ドラゴン!!」
「んなトラップ蹴散らしてやるぜぇ!」→リアルダイレクトアタック
満足…させてくれよ…!」
「正直オレも、デッキにどのくらいモンスターカードが入ってるか忘れちまってる」
「最ッ高だぜ! チームサティスファクションの復活だ!」
「これで……満足したぜ」


「そうか…秘めたる力…さすがは決闘巫女ということか…」
「地獄と天国の狭間…煉獄よりその姿を現せ。煉獄龍オーガ・ドラグーン!」
「ヒャハハハハハ! ジャック~、何を狙っていたんだぁ?」
「オレはなぁ~あの時……迷っちまったんだ。決闘に! 仲間に! 貴様に! そりゃあ負けるよなぁ~、勝てるわきゃねぇよな~」
「オレにはもう一人…救い出さなきゃならない奴がいる…オレはまだ、満足していない…!」


◆余談
実はこの人、アニメ・漫画ともに出自がまるで不明。漫画は一応孤児だったことが判明しているが、アニメについては遊星たちの前に現れる以前の経歴が全く分かっていない。
タッグフォースシリーズではマーサハウスにいた可能性が示唆されているが……。



どうやったって、俺達はこのアニメオタクから逃げることは出来ない。だったらアニヲタで満足するしかねぇ!このアニヲタwikiでドでかいことをやって、満足しようぜ!

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