鬼柳京介

登録日:2009/05/27(水) 22:12:31
更新日:2024/02/22 Thu 07:03:45
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「でゅ↑エルだぁ!!」 インフェルニティ ダクナー→ダウナー→満足 ダークシグナー チームサティスファクション ネタキャラ ハジケリスト リーダー 不満足 俺達の満足はこれからだっ! 公式でイケメン認定 小野友樹 小野友樹の本気 希硫酸 愛すべきバカ 愛のある項目 残念なイケメン 涙腺崩壊 満族 満足 満足同盟 満足王5D's 満足竜 満足野郎 漫画版では優遇組 漫画版は別人 濃すぎるキャラクター性 腹筋崩壊 舞い戻った死神 躁鬱 遊戯王 遊戯王5D's 遊戯王オフィシャルキャードゲーム 遊戯王ファイブディーズ 遊戯王登場人物項目 鈴木やすゆきの本気 鬼柳さん 鬼柳京介 黒歴史の金太郎飴


鬼柳京介とは、遊戯王5D's、および漫画版5D'sに登場するキャラクター。


名前:鬼柳 京介
性別:男
年齢:不明
出身:サテライト
Dホイール:ギガントL

【概要】

“シグナー”が戦うべきとされる“ダークシグナー”の一人。
主人公でありシグナーである不動遊星の前に立ちはだかる。

第二期OPには遊星との対決を予感させる場面があり、遊星と対峙するそのダークな雰囲気は冷徹や冷酷さを感じさせる。
更に設定紹介では“遊星達の頼れる兄貴分”とあった。

……のだが。

デュ↑エルだあああ! ヒャーッハッハッハッハッハ(ry

彼の口から出たのは「ヒャーハハハハハハハ」という小物感たっぷりの笑い
クールキャラだと思っていた視聴者達を唖然とさせた。

更に巨人の形の炎の地上絵を出現させるが……どう見てもガチャピンであった
そのガチャピンロードでライディングデュエル中も彼の笑い声は止まることを知らず、
何時しかその笑い声の中毒となる視聴者が続出。

更にその回の次回予告で凄まじい格好をして謎の集団と戦う(ゴヨウラリアットしたり、リアルファイトしたり、チームサティスファクションの面々が敵より悪役面していたりサティスファクションな内容だった)シーンが流れ、元キングネタでいじられ始めたジャックをも超えるネタキャラと化してしまった。

その一方で、キャラ・演技・(モンスターとか服装の)デザインといった
インパクト溢れる数々の要素に惹かれた視聴者達からの支持は強く、純粋な人気とネタ方面での人気を両立したキャラである。


【ダークシグナー編】

序盤終わりごろに遊星の前に現れ、驚く遊星に決闘を仕掛ける。

手札が0枚の時に真価を発揮するインフェルニティというカード群、ダークシンクロモンスター「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」を使って遊星を追いつめる。その後、スターダスト・ドラゴンの反撃でワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは突破され、勝負は遊星がもらったものだと思われた。
しかし、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの効果で鬼柳はダークシグナーの切り札である地縛神の1体、「地縛神 Ccapac Apu」をデッキから手札に加えており、返しのターンで召喚した。
地縛神の力は凄まじく、対戦そのものは水入りとなったものの実質的に遊星を敗北に追い込んだ(遊星のDホイールが壊れたことで無効試合となったが、続けていれば負けはほぼ確定だった)。
重傷を負った遊星にとどめを刺す事もできたが、恐怖で苦しみを与える為にそれはせずに撤退。

「ヒャーッハハハハハ! 苦しめ! 怯えろ遊星! 恐怖に支配され、戦慄の業火に身を焼かれる生き地獄! かつてオレが味わった辛酸を、キサマも味わうがいい!」
「命は預けた。次に会うときまで、恐怖に怯え生き恥を晒すがいい」

実際にしばらくの間、遊星は地縛神の恐怖に脅え続ける事になり、ジャックの説得でようやく立ち直ることができた。


【その過去】

鬼柳は、かつて遊星とジャッククロウらと共に結成したデュエルギャング「チームサティスファクション」のリーダーだった。
デュエルの腕はかなりのもので、実力者4人(リアルファイト含む)の活躍によりデュエルギャングの横暴で荒れ放題だったサテライトを統一するべく大暴れを続けていた。

これで名を上げたらしく、後に「さすがチームサティスファクションのリーダーだ!」と遠く離れていそうな場所なのに尊敬する子供も現れている。

当時の口癖は「満足」。そもそも、チーム名からして満足(サティスファクション)である。彼はどれだけ満足を求めているのか。
「どうやったって、俺たちはサテライトから逃げることは出来ない。だったら…ここで満足するしかねぇ!」

冷静に考えてみるとこれはいわば現状に甘んじる妥協でしかなかったのだが、それでも鬱屈の日々を過ごしていた遊星たちにとっては、鬼柳は希望を示し、居場所を作ってくれた恩人であり、親友だった。
ジャックは当時を振り返り、「あの時鬼柳に出会えなかったら、オレたちはサテライトに押しつぶされ、本物のクズになっていたかもしれない」と語っている。

余りにもぶっ飛んだキャラの為に5D's屈指のネタキャラと認識されていた(未だにそうである)が、
第54話において遂にその悲し過ぎる運命が明かされた。


サテライトを制覇したことにより、大目標を達成したチームサティスファクションだったが、それ以降の目的を失い迷走。
「燃え尽き症候群」の言葉通りの燃えカスとなり、次に成すべきことを模索していた。
だが鬼柳だけは祭が終わったのを認めたくないかのように、ストリートを這い回り敵を求め続けた。

相手が少年であろうと非情にデュエルギャングの残党を駆逐していく鬼柳から作画崩壊するぐらいの腹パンを受けたクロウが、ジャックが離れていく。

2人を失った鬼柳はただ一人自分の元に残った遊星に、セキュリティを強襲し壊滅させる計画を持ち掛ける。
しかしその余りにも無謀な計画に、遊星までもが鬼柳の元を離れてしまう。

当時を振り返って、遊星はこう語る。


「『鬼柳一人ならまさかセキュリティを相手にする事はない』…と、そう思っての発言だった。だが奴は…弾けた 。

結果、鬼柳はたった一人でセキュリティ施設をリアルトラップ発動で爆破し、追われる身となる。
そんな鬼柳さんの元に再び集結する遊星、ジャック、クロウ。
仲間達が戻って来た…。鬼柳さんは歓喜し、チームサティスファクションのラストデュエルの開始を宣言した。

しかし、3人の目的は共に戦うことではなく、鬼柳をこの場から逃がすことだった。

もしかしたら鬼柳さんは、目標が無くなったことにより仲間を失うことが怖かったのかもしれない。
それでデュエルギャングを襲い、セキュリティを爆破した。
たった一人でセキュリティを襲ったのは、ピンチになれば遊星達が帰って来てくれると思ったからだったのだろうか。

どうしても鬼柳を見捨てられなかった遊星は、最後にやむ無く自らがチームサティスファクションのリーダーと嘘をつき、この事態の主犯だとしてセキュリティに名乗り出るが、おり悪くそのタイミングで鬼柳が拘束されていた上に、彼こそがリーダーであることもバレていた。
愕然とする遊星の肩を叩いて嘲るセキュリティの男だったが、遠くにいた鬼柳には会話が聞こえず、その様子から遊星に売られたと思い込んだまま捕まってしまった。

「遊星……この裏切り者ぉおおおお!!」

仲間を失うことが怖くて仲間に固執し、その結果仲間を失い、最後は仲間に裏切られたと思いながら逮捕された鬼柳さんの絶望はどれ程のものだっただろうか…。
狂気の裏に隠された悲劇。

逮捕された鬼柳は顔にマーカーを刻まれ、セキュリティにあらゆる暴力を受け続け、果てはデッキまでも奪われてしまう。
暴力を受け続ける事は耐えられたが、命よりも大切なデッキまで奪われてしまうという最大の絶望には耐えられなかった。
信頼していた仲間を失い、失意の底に墜とされた彼が選んだ道は、自らの命を絶つという孤独な死。

しかしその間際、死の神に見込まれた鬼柳は、ダークシグナーとして復活。
そのとき彼は、冥府の使いに願いを二つかけた。

「我は冥府よりの使者……自ら命を絶たんとする者よ。この世に残したる未練、ありや、なしや? あるならばその未練、ダークシグナーとなりて叶うであろう」

「ある……復讐したい奴がいる。……それと……」

一つは遊星への復讐。
だが、もう一つの願いは、「チームサティスファクションのラストデュエルをやりたい」というもの。
もう一度だけ、仲間と共に戦いたいと。

彼のこの願い、そして憔悴し切った顔で迎えた悲しい最期に涙した視聴者は少なくないはず。

因縁の二戦目では地縛神とスターダストの死闘に発展するが、ダメージの実体化が祟って地縛神の攻撃に自分がまきこまれてしまう。
しかしその時、ダメージをいとわず自分を助けに来た遊星の姿に、やはり自分の認識が間違っていたのだと理解。
ダークシグナーの運命に従い、敗北と共に消えて行った。


「憎み切れなかった…お前を…。カッコ悪ぃよな……こんなんじゃ……満足、できねぇぜ……」


結局彼は、ダークシグナーに堕ちてもなお遊星を、仲間を憎み切ることができなかった。だから最初に戦ったあの時、倒れた遊星にトドメを刺せなかった。


しかし遊星たちが長官を倒したことで復活、旅に出たことに全国の満族達は歓喜の渦に包まれた。
が、他の蘇ったダグナー達と異なり、旅に出た後完全に消息が途絶。安否が気遣われていたが……。


クラッシュタウン編】

全国の満族達の熱い要望に答えついに再登場を飾る。だれもかれもがあの頃のお前はもっと輝いていたぞと遊星に言われる程輝きに満ち合ふれていたダークシグナー時代のようなネタと人気を併せ持つキャラの帰還に大いに期待していた、のだが...。

ダークシグナー編から半年経ちイメチェンしてロン毛になり、ハーモニカで自分のテーマをセルフBGMを鳴らして登場した。

「今のオレには闇さえまぶしすぎる…。忘れちまったぜ…満足なんて言葉…」

ダグナーからダウナーになってしまっていた。
誰だお前。キャラ変わり過ぎってレベルじゃねーぞ!?

完全に燃え尽き症候群に陥っていたこの頃の鬼柳さんは終始うわ言のように「満足」と口にしている状態であり、
そこからこの長髪スタイルは通称「不満足」と呼ばれている。
タッグフォース5ではクラッシュタウン編のシナリオ2が「旧友との再会、満足の先の不満足」というタイトルになっている辺り、公式のあだ名のようだ。

鬼柳さんは些細な誤解からダークシグナーになって親友達の命を奪おうとした記憶を思い出し、自分に絶望していた。
死に場所を求めてさまよう鬼柳さんは放浪の末、クラッシュタウンにたどり着く。
そして、街を仕切っているギャング団に用心棒として雇われ、破竹の50連勝を決めていた。強い。
使用デッキはダークシグナー時代と同じインフェルニティだが、「リローダー」や「リベンジャー」など、西部劇を連想させる銃器の意匠を取り入れたカードを使用している。
そこへやって来た遊星に友に手をかけたことへの後悔を告白し、自分の人生の幕を引くように頼むのであった。

その後、敵の罠に嵌められて捕まり、鉱山で強制労働をさせられる。
そんな中、自分を信じてくれる子供達や、以前と変わらず自分を信頼してくれる遊星に心動かされ、敵の非道な行為にブチ切れ遂に完全復活。

このころから輝いていたダークシグナー時代に負けぬほど満足を渇望する以前の鬼柳さんになり、
以前の視聴者の期待を裏切ったダウナーキャラから一変、
「俺たちの満足はこれからだ!」の打ち切りみたいな名言と共に見事返り咲くことに成功し視聴者を満足させたまだ本編終わってませんよ

その後、リアルトラップジャマーしたり、子供達を人質にサレンダーするように脅されたが、
町の人達や牛尾さん達セキュリティ、そしてかつての満足同盟の遊星・ジャック・クロウの助けもあり、ついに町を解放し救世主となる。
そのまま町に残り、子供達に自分の生きざまを伝えていく道を選ぶという新しい目標を遂に見つけ、かつての仲間達と別れ己の道を進むことになった。

因みに、この編の遊星はデュエル回数が多かったり、舞台に合わせてデュエルディスクを銃型に改造、満足病感染によるテンション高い次回予告など弾けていたが、それでも専ら鬼柳の解説役であった。
後に町の名も当然ながらサティスファクションタウンへと変更された。
この町で満足するしかねぇ!
俺達の満足はこれからだ!


因みにあの笑い声等の迫真の演技は全て声優さんのアドリブ。
劇場版でも遊星の回想に登場、流石鬼柳さん。

その後、Z-ONEたちとの戦いが終結した後に武者修行をしていたジャックにデュエルを挑まれ敗北。
彼の成長を実感するも、ジャックが未だに満足していないことを感じ取っていた。


【漫画版】

アニメとは設定の違う漫画版では、最初から不満足時代の長髪スタイルで登場。結構な有名人らしく「無手札の鬼神」の異名で恐れられている。
初登場はD1GPのアキ戦で、無手札必殺(ハンドレスコンボ)で終始圧倒、勝利を収めた。
満足同盟やダークシグナーなどの設定は無いので遊星との接点こそ薄いものの、代わりにジャック・アトラスとの因縁が強調されている。
ジャックとは幼少期に「仮想立体触感研究所」で共に過ごした仲でライバル。

しかしジャックが研究所を出た後に、そこが決闘竜の適合者を産み出す為の実験台の育成所であり自分達がモルモットだと言うことを知る。
そこで彼は研究所を爆破し逃走、ジャックを闇から救うべく、彼に与えられた決闘竜レッド・デーモンを盗み出す。

初登場した時の彼に輝いていた頃のような狂気じみた言動は無く、ただの満足が口癖なクールなイケメンじゃないか…と、思われていた。

だが奴は…弾 け た 。


「LPなんざもはや必要ねーのさぁ!! ヒャーハハハー!!


ジャックとの決闘疾走においてライフが0になった瞬間、墓地から最初に墓地に送っておいた罠キャード「煉獄の零門」を発動。
煉獄龍 オーガ・ドラグーン」を特殊召喚すると同時に闇の瘴気に呑まれて白目が黒くなり、狂気に満ちた喋り方をするようになった。
その姿はダークシグナーを彷彿とさせ、全国の鬼柳さんファンを満足させた。

墓地で発動する漫画版インフェルニティの効果を使用して「オーガ・ドラグーン」に破壊耐性・直接攻撃能力を持たせ、
更には自分のドローすら封じてドローフェイズの隙すら無くした
無敵のコンボ「無手札必殺・零式(ハンドレスコンボ・ゼロ)」でジャックを追い詰めるものの、
速攻魔法「天地鳴動」の効果によって墓地を対象としたレッド・デーモンの効果(攻撃表示モンスターを全部破壊)によってそれらを除外されコンボが瓦解、その渾身の一撃を受けて敗北する。

敗北後、アンティとしていたオーガ・ドラグーンをジャックに渡そうとするが、「次に戦う時まで預けておく」と言われ手元に残された。

なお、オーガ・ドラグーンは骸骨騎士化したルドガーとの契約で手に入れたカードで、恐らくこのタイミングで究極神やレクスの狙いについても聞かされたと思われる。

ちなみにこの後は出番が激減、もっぱら解説役になっていた。
読みきりの特別編ではジャックの応援に回っていた。ジャックが遊星に敗れ決着がついた時は、崩れ落ちた御影さんと異なり無言のままだった。
かつての友の敗北に彼は何を思っていたのか……。


【使用デッキ】

満足同盟時代は「デーモン」とついたカードを主力とした悪魔族デッキを使用。
が、これはセキュリティに奪われて以来行方不明のまま。

ダグナー化後はインフェルニティシリーズと呼ばれるカード群を使い、手札が無い時に真価を発揮する『ハンドレスコンボ』を基本戦術とする。
詳しくは該当項目に譲るが、遊戯王…ひいてはTCG史上屈指の(色んな意味で)頭おかしいカテゴリであり、
ハマッた時の強さと特異すぎるプレイングスタイルと鬼柳さんの魅力によってアニメが終わった後も愛用するファンの多いカード達である。使い手達も研究熱心な一方で、キャラやテーマ人気に反して放送後は放置される期間が長くインフェルニティの新規は満足できるほど出ない。

ダークシグナー時にはダークシンクロモンスター・ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンをエースとし、
その後に待ち構える切り札は高い攻撃力に加えて強力な耐性(アニメ版のみ)、直接攻撃効果まで兼ね備える地縛神 Ccapac Apu

クラッシュタウン編で再登場した時にも相変わらずインフェルニティを使用。
新たなエースとしてインフェルニティ・デス・ドラゴンを使用。
手札が0のときに相手モンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを与えるという強力なモンスターである。

漫画版では煉獄龍 オーガ・ドラグーンをエースとして使用。
手札が0枚の時魔法・罠の発動を妨害できる優秀なモンスターである。

ちなみに上記3種類のドラゴンはいずれも攻撃力3000・闇属性・レベル8シンクロ・闇属性チューナーの素材縛りと非常に共通点が多く、
満足龍と呼ばれたりする。
それでいて、それぞれデュエルにおける役目がハッキリ異なる為、ファンデッキはもちろんガチデッキでも全種類投入されることがある。
流石、鬼柳兄ちゃんのエースカードは伝説の満足龍だ!

さらに、OCGになっていないカードがアニメ・漫画のそれぞれに最後の切り札として投入されており、
これが起動すると手札どころかライフも投げ捨てて戦う『ライフレスコンボ』の始まりである。
加えてアニメに限ればデッキに戻ってくるインフェルニティがいるので、
場合によってはフィールドを維持しつつデッキレスコンボなんてのも可能だったり……。


【主な台詞】

―満足同盟時代
「でゅ↑エルだぁ!!」
「チームサティスファクションリーダー、鬼柳京介! 満足させてくれよ?」
「俺たちはどうやったってサテライトから出ることはできない…。だったらここで満足するしかねぇ! このサテライトでどデカいことやって、満足しようぜ!」
「半端な気持ちで入ってくるなよ…デュエルの世界によぉ!!」
「遊星……この裏切り者ぉおおおお!!」

―ダークシグナー時代
「あの頃は…楽しかったよなぁ、遊星? なぁクロウ! あぁ!? ジャックよぉ!!」*1
「踊れ遊星ぇ! 死のダンスを!!」
「漆黒の帳降りし時、冥府の瞳は開かれる。舞い降りろ闇よ! ダークシンクロ! 出でよ、ワンハンドレッド・アイ・ドォラゴン!」
「ヒャーッハッハッハッハ!! 人々の魂を生け贄にィッ! 降臨せよ! 地縛神Ccapac Apuぅ!!」
「憎み切れなかった…お前を…。カッコ悪いよな……こんなんじゃ……満足…出来ねぇぜ……」

―不満足時代
「忘れちまったぜ……満足なんて言葉……」
「死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の竜は放たれる! シンクロ召喚! いでよ、インフェニルティ・デス・ドラゴン!!」
「んなトラップ蹴散らしてやるぜぇ!」→リアルダイレクトアタック
「オレを…満足させてくれよ…!」
「お前までそんな汚ねぇ真似しやがるのか!それでもデュエリストか!」
「正直オレも、デッキにどのくらいモンスターカードが入ってるか忘れちまってる」
「最ッ高だぜ! チームサティスファクションの復活だ!」
「これで……満足したぜ」

―漫画版
「そうか…秘めたる力…さすがは決闘巫女ということか…」
「地獄と天国の狭間…煉獄よりその姿を現せ。煉獄龍オーガ・ドラグーン!」
「ヒャハハハハハ! ジャック~、何を狙っていたんだぁ?」
「オレはなぁ~あの時……迷っちまったんだ。決闘に! 仲間に! 貴様に! そりゃあ負けるよなぁ~、勝てるわきゃねぇよな~」
「オレにはもう一人…救い出さなきゃならない奴がいる…オレはまだ、満足していない…!」


【デュエルリンクス】

まずダークシグナーとしてイベントで参戦。
名前にわざわざDSとあるため、当初からクラッシュタウンバージョンの登場も予感されていた。

気になる実力だが、高レベルの場合、正面から挑むと普通に強い。
各種インフェルニティにダーク・グレファー、インフェルニティガン3枚積みに加えてインフェルニティ・ブレイク&ZERO-MAXを駆使してすごい勢いで制圧してくる。

生半可なロックではハイスコアが狙いづらいことこの上なし。速攻でリベンジャーとデストロイヤーを落とすなど、ステータスでなくコンボ重視の行動もきっちりとる。
おすすめはおジャマロック。初手おジャマナイトが出せれば高確率で機能停止する。
また、初のレイドデュエルも担当。名義は地縛神だが。
5ターンで強制引き分けというルール上、ロックなどと言うちんたらした策が使えないので、如何にインフェルニティガンを起点とした高速召喚に対処するかが重要。
リベンジャーやナイトの蘇生も地味にウザい。

加えて、ピンチになるとスキル:ダークシンクロ準備により強制的に満足龍の素材を場にそろえてシンクロ召喚してくる。
…手札によっちゃアドバンス召喚のためにリリースされたりもするが。

レベル5~6のシンクロ召喚を狙いやすく、魔法・罠を1ターンに1度無効にできる真シエン、二刀流によるバウンスでハンドレスを崩せる六武衆が有効。
ナイトやリベンジャーをパワーツールにガーディアンの力・トライス・メテオストライクをつけてぶん殴るのもよし。
装備カードのレアリティが低いのもポイント。
シンクロモンスターならば通常の二倍のダメージが望めるので、とにかく5ターンの間に如何にシンクロモンスターで殴れるかを念頭に置いて戦いたい。

…シグナー竜ならダメージ三倍?
確かにそれはそれで魅力的だが、正直なところ現在のカードプールでは短期間に高速召喚・インフェルニティ阻害・高打点を確保するのに向かない。
どうしてもシグナー竜にこだわりたいなら比較的レベル8シンクロを狙いやすいヴァジュランダ・ミスティル軸のドラグニティがおすすめ。

2019年7月1日にこのDS版のキャラゲットが解禁された。しかし、このデッキの強さを支えるカード群の多くが未提供。
さらに、7/6にて地縛神のレベルに500と1000が追加された。インチキLPもいい加減にしろ!
500以上では死皇帝の陵墓と地縛神がデッキに投入される。
お察しの通り、その発動を許せばほぼノーコストで地縛神が飛び出してくる。いや、マジでいい加減にしろ

そして、2020年7月30日についにクラッシュタウン版のキャラゲットが実現した。
「DSが外れた通常キャラ」は先んじてカーリー渚が実装されていたのである意味必然だった。
舞台はZ-ONE戦後と予測されるため性格はある程度落ち着いた鬼柳さんである……はずなのだがキャラ設定的には完全に 不満足時代 であり、終始無気力…かと思いきや、デュエル後のセリフ(本人及び満足同盟達の)では満足を取り戻したっぽい語り口となっている。初登場時からDSの自分を見せつけられて取り乱したりと散々な目にあった。
タッグデュエルイベントではプレイヤーや遊星とコンビを組み非常に満足してくれる。*2

インフェルニティ・デス・ドラゴンは初期デッキに入っている他、イベントの目玉URでもある。そんなにバラ撒かれても困るが
そしてゲームオリジナルカードとしてあのインフェルニティ・デス・ガンマンが使えるようになった。
更にイベントに連動する形でインフェルニティ・デーモンをパッケージに据えたメインBOXも発売され、漸くインフェルニティデッキが形になってきた。
スピードデュエルの都合上OCGのように大量展開は制限されるものの、インフェルニティガンを三積みできるので色々と満足しがいのあるデッキが組めそうである。*3
そして遂に満足龍の1体氷結界の龍 トリシューラがなんとボイス&カットイン付きで実装。本人が使ってないどころかテーマすら違うのにこの好待遇というリンクス運営からのファンサービスにファンも満足した。
カードパワーを恐れて1枚のみの実装……であったのだが(当然のごとく)満足民はバウンスを利用しハンデス&制圧盤面を展開していき大弾け。最終的に改訂により「インフェルニティガンとトリシューラの併用が不可能になる」という実質テーマ崩壊という重い処罰が下された。ソンナー



プラシドイベントではなんとW鬼柳とプラシドの会話が楽しめる。クラッシュタウンの鬼柳さんはまぁ(いつもの自虐的な)普通の会話に留まるレベルであるが、ダークシグナーの鬼柳はプラシドが少しマトモに見えるくらいの、つまりいつも通りのヒャッハーっぷりでありプレイヤー達は満足することができる。

さらにZ-ONEイベントではラスボスであるゾーンとの会話が実装。
ダークシグナー鬼柳はダークシグナーの一件を引き起こした一因であるイリアステルを「世界が滅んでも構わないと思っている同類」と一蹴。
一方でクラッシュタウンの鬼柳はゾーンはかつての自分のように死に場所は欲しいが死んで楽になることすら許せない不満足状態であると的確に指摘し、「遊星のように救うことはできないが受け止めてやることならできる」とチームサティスファクションのリーダーらしい輝きを見せた。

Z-ONE「遊星のために……捨て石になるつもりですか?」
鬼柳「俺は地獄から蘇った死神だ。簡単には死なねえ」


【余談】

5D's屈指のネタ台詞である「ヤツをデュエルで拘束せよ!」は第54話にて鬼柳の回想に登場したセキュリティの隊長が発したもの。デュエル脳だらけの世界とはいえ案の定、視聴者からは普通に拘束しろと総ツッコミされることが多い。

実はこの人、アニメ・漫画ともに出自がまるで不明。
漫画は一応孤児だったことが判明しているが、アニメについては遊星たちの前に現れる以前の経歴が全く分かっていない。


どうやったって、俺達はこのアニメオタクから逃げることは出来ない。だったらアニヲタで満足するしかねぇ!
このアニヲタwikiでドでかいことをやって、満足しようぜ!

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最終更新:2024年02月22日 07:03

*1 後半の部分はよく「ジャッケロゥ!!」と空耳される

*2 ちなみにタッグ用のデッキ名は「タッグデュエルで満足しようぜ!」めちゃくちゃ浮いた名前である

*3 なんならスキルで4枚目すら使用できる