赤いクレヨン(都市伝説)

登録日:2012/03/30 Fri 11:52:06
更新日:2024/03/12 Tue 14:25:16
所要時間:約 4 分で読めます




都市伝説の一つ。
マニアの間では有名な話なんだとか。



【あらすじ】

紹介者によって細部が違うが、とりあえず本家wikiでのあらすじを書いておく。



ある夫婦が、かねてより夢であった一軒家を購入した。
中古物件ではあったがほぼ新築同然で、しかも破格の安値であったため、一も二もなく手に入れたものだった。


ある日、夫婦は廊下に落ちている赤いクレヨンを見つける。
夫婦に子供はなく、家に誰かが入って来た形跡もない。
この時、夫婦はさほど気に留めなかったが、その後も同様の怪異が次々と起こった。


不安になった夫婦が家を改めて調べた結果、この家には間取り図では抹消された“隠された部屋”が存在することが判明した。


意を決した夫婦が“隠された部屋”周辺の壁紙を剥がすと、そこには釘打ちされた扉があった。恐る恐るその扉を開けると、扉の向こうには何も無い部屋が。



しかし、その部屋の壁は、一面が赤い文字でびっしりと埋め尽されていた。











おかあさんごめんなさい!ここから出して!

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【解説】

都市伝説の完全創作を趣味とする伊集院光が1997年頃にバラエティ番組『山田邦子の しあわせにしてよ』内の怖い話企画で発表したもの。

後々、この話を聞いた視聴者の中に、自分の体験した恐怖体験として雑誌投稿などをする者が現れ、
やがて「友達の友達の体験」といった口コミで広まり、次第に都市伝説として定着していった。

しかし、この都市伝説が広まるにつれて創作者を知らない者も増え、口コミで広まる間に話に尾ひれがつき、
気がつけば伊集院の紹介したものと違う展開になっていた、ということも起こった。

このような過程で生まれた派生話について、創作者である伊集院本人も「仕事関係者から聞いたことがあった」と話している。

元々の伊集院版「赤いクレヨン」は上述した内容とは若干内容が異なり、
赤いクレヨンが度々落ちている以外にも、壁から声がする、小さな子供が目撃される等の怪奇現象の発生が展開としてあったが、
流布されていくうちに怪奇現象の描写が削られる傾向になってゆき、
物によっては上述したパターンで唯一の怪奇現象である「赤いクレヨン」すら省かれているパターンもままある。
都市伝説蒐集家の松山ひろしは著作『真夜中の都市伝説 3本足のリカちゃん人形』において
「この話のオチ自体、何かが起きたことを匂わすだけで、その内容を完全に聞き手の想像に委ねている側面があるため、
 想像の余地を狭めかねない『怪奇現象』という要素は余分なモチーフとして省かれていったのかもしれない」と意見を述べている。




「タカシ、おやつ置いといたわよ。…まったく、弟のケンジが結婚してお嫁さん連れてくるっていうのに。…さっ、おアツいお二人のために部屋を用意しよっと。」



「この部屋も古いのかしら、壁紙こんなに剥がれて…この家にこんな扉があるなんて…失礼しま…何コレ!?」











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「…これで…ボクも…外に…お前…閉じ…込…」



どどすこーーーーーーい!!!!



「これでよしと…」





追記・修正は赤いクレヨンを廊下で拾ってからお願いし………おや、壁紙が剥がれてるな。後で張り替え……なんだ、あのドア?

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最終更新:2024年03月12日 14:25