テイルズ オブ ハーツ

登録日:2011/11/28 Mon 19:29:34
更新日:2023/06/15 Thu 23:35:14
所要時間:約 5 分で読めます





『テイルズオブハーツ』とは2008年に発売されたソフトである。

発売元:バンダイナムコゲームス
開発:ナムコ・テイルズスタジオ
ハード:ニンテンドーDS
価格:6,650円
ジャンル:RPG
主題歌:永遠の明日/DEEN

テイルズオブシリーズの1つで、DSテイルズの3作品目に当たる。テイルズ恒例の固有ジャンルは「心と出会うRPG」、略称は「TOH」。

製作者のコンセプトの一つである「携帯ゲーム機でも据え置き機と変わらないボリューム」の通り、DSとしてはかなり大容量の2Gbitカートリッジを採用し、ボイスやアニメーションが豊富。
テンペスト』はもとより『イノセンス』と比べてもボイスの量が段違いに増え、
本編中のムービーも据置作品程でないにせよいくつも収録され、ストーリーの長さだけで言えば据置作品並。

主題歌「永遠の明日」は『デスティニー』でも主題歌を歌った「DEEN」が歌っている。

ちなみに何らかの「石」をモチーフにした要素が多く、特にキャラクター名は専ら実在の鉱物などの名前が由来となっている。

★ストーリー
この物語の主人公、シングがヒロインであるコハクの砕け散ったスピルーンを取り戻すストーリー
その旅の途中で様々な出会いや出来事がありシングのスピリアに秘められている存在が明らかになっていく。


★戦闘システム
『CNAR-LMBS(コンビネーションエアーリアルリニアモーションバトルシステム)』を採用
今作品はTP制ではなくEG(エモーショナルゲージ)というゲージを使った戦闘
他作品でいえばリメD、なりダンXに近い感じ
前DS2作と異なりドット絵の2Dに戻ったが、操作性&爽快感はDS版随一。


★その他のシステム

△ソーマエボルブ

ソーマ(武器)を選択肢の中から好きな物を選んでも派生させていくシステム
派生先はパラメータ&サポートスキル重視とパラメータ&バトルスキル重視とサポートスキル&バトルスキル重視とがある
自分の好みで選んで構わないがサポート&バトルスキルばかり選ぶとステータスが低くなるのでオススメはしない
レベルアップで何とかなる?残念、今回レベルアップでは殆どステータスが伸びないぞ。


△ソーマリンク

ストーリーでも中盤以降メインを張る設定だが、システムの一つにもなっている
所謂キャラ同士の絆の深さといった所であり、戦闘に一緒に参加したり合技を使ったり本編中の選択肢などで特定のキャラとのリンクを深めてゆく
一定以上深まるとソーマリンク専用のパラメータスキルやサポートスキルなどを習得できる
HPを継続的に増やす「ライフアップ」なんかは、このシステムを使わないと全員に覚えさせることが出来なかったりするので地味に大事



△治癒石

他作品の料理のようなシステム。
治療石にHP回復量や発動条件、付加効果を夫々設定してHPを回復したり一時的に能力を上げたりする。
バトル中にも発動するのでリメDのフードサックが最も近いかもしれない。
回復に必要な「ヒールエナジー」の補給や条件などの拡張は主に町の「治癒石屋」で購入する事で行う。


★登場人物

シング・メテオライト
(CV:柿原徹也
本作の主人公。
名前の由来は隕石(英:Meteorite)。
既に項目が立っているようなので詳しくはそちらを見てください


コハク・ハーツ
(CV:井上麻里奈
本作のヒロイン。
名前の由来は琥珀
既に項目が立っているよう(ry


ヒスイ・ハーツ
(CV:松風雅也)
コハクの兄。
名前の由来は翡翠
既に項目が(ry


ベリル・ベニト
(CV:千葉紗子
宮殿画家を目指している女の子。
名前の由来は緑柱石(英:Beryl)とベニト石。
既に(ry


決して手抜きではありません


○イネス・ローレンツ
(CV:伊藤静
グラマーなボディを持った女性。
今や貴重品であるはずのソーマを売買するフリーの運び屋『日々寧日』の社長であり唯一の社員。
人手不足の為何かにつけてメンバーを社員にしたがるが、その労働条件は 肉体労働&無給&無休&脱走には容赦ない摂関が待ち受ける というとんだ奴隷制度。
外見に似合わずかなりのKAIRIKIレディで底なしの胃袋の持ち主
スタイル抜群と思いきやスキット等でお腹の肉を気にする描写があったりする。が太っている訳ではない←多分…
ヒスイ曰く「イネスってでかいよな」
メイン属性は水。
ソーマ(武器)はアックスブレイドの「フォルセウス」
設定どおりガチガチの重戦士で、大抵の攻撃に斬属性ではなく打属性がついているので、「斬る」というよりは「かち割る」というのが正しいのかも。
名前の由来はイネス石とオーケン石(発見者の名前がローレンツ・オーケン)。


○クンツァイト
(CV:郷田ほづみ
機械人。
ある目的の為に稼働しており、その目的の為には手段を選ばない冷酷な面もある。
そのためパーティメンバーとしばしばいざこざになる(おもにヒスイと)でも最後にはちゃんと仲良くなる(おもにヒスイと)。
でもストーリーが進むにつれて意外とお茶目な所や熱血さも見せはじめ、地味に…というかかなり人間臭い。
機械だが擬似スピリアを搭載しており感情を以ての意思疎通が可能で、ソーマも扱える。
メイン属性は闇。風属性の思念術もそこそこ覚える。
ソーマ(武器)は・・・はっきり言ってなんて言えば良いかわからない。腕のような、剣のような、鞭のような、鞭剣のような「ヴェックス」。
攻撃には斬属性がついている。
「魔神剣」「虎牙破斬」等、テイルズオブシリーズの主人公の代表技を多く習得する。
名前の由来はクンツァイト(リチア輝石のうちピンク~紫色のもの)。


この作品は『アニメムービーエディション』と『CGムービーエディション』の二つがあるのだが、
CG版はキャラクターがFINAL FANTASYシリーズのようなリアルなグラフィックになっている割に、顔立ちはアジア系の薄いものになっているため、出来の悪いコスプレのようになってしまっておりあまり評判が良くない。
好き嫌いは人によって違うがアニメーションとはかなり違う。
もしもCG版が高評価をうけていたらテイルズスタッフはそっちの路線も検討していたのだろうか?

しかしながら背景や造形物のCGグラフィックはとてもDSの物とは思えない程美麗。そこだけに限ればDS作品でもトップクラス。
当時の次世代機のゲーム作品レベルと言っても過言ではなかった。

なおCG版もアニメムービー版もゲーム内容に変わりはなく、ムービー部分がCGになっているだけ。ステータス画面やスキットでのキャラ画像もアニメムービー版と同じイラストである。容量の関係か、CG版は若干再生時間が短い。


他のシリーズ作品と同じく、本編をドラマ化したドラマCDが発売された。全5巻。
ただしストーリーは原作を端折りながらのベタ移植であまり新鮮味が無く、BGMがDS版の流用なのでCD音源のCVや効果音などから滅茶苦茶浮いてる。
テイルズ オブ ジアビス』や『テイルズ オブ デスティニー2』などのような工夫や壮大な演出、などは期待しない方がいい。 


2013年にリメイク作『テイルズ オブ ハーツR』が発売(ハードはPSVita)。

DS版にも登場したカルセドニーや新規キャラのガラドがパーティキャラに加入する他、3Dグラフィックや3D戦闘になった点が大きな変更点。

戦闘はチェイスリンクという空中連携の比重を高めた要素を導入。リメイクデスティニーのエイミングステップのように、打ち上げた敵を追従する挙動を取る。
チェインキャパに近いパワーソースもシステムに組み込まれ、その他にもゲージが幾つか見受けられる。
グラフィック面はイノセンスRに近くも向上され、キャラの等身が上がっている。ボイスも大量に増えた。
ただし、ストーリーは所々が改変されたり重要なやりとりが削除されるなど、DS版ファンから批判を受けている所もある。




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最終更新:2023年06月15日 23:35