ママをとりかえっこ(ドラえもん)

登録日 :2011/08/29(月) 17:57:23
更新日 : 2017/05/16 Tue 01:24:12
所要時間 :約 6 分で読めます




ドラえもんのエピソードの一つで、てんとう虫コミック3巻に収録されている。


子どもたちが主軸になるストーリーの多い中、子どもたちから見た親サイド(お母さん)のお話。

皆さんもふとしたことから親と喧嘩をしてしまい、「くそばばぁ」とか「うちの母ちゃんマジうぜぇ」などと思ったことはないだろうか?
そんなあなたにぜひお送りしたいお話。


内容は以下の通り
※ストーリーバレ注意!




ある日、のび太はママにきつく叱られます。
ママは言いました。

「そんなわるい子はうちの子じゃありません。どこへでも行きなさい。」

ママの言葉にのび太は涙を流します。 
それを見ていたドラえもんはあんなの本気じゃないと慰めますが、のび太は頭ごなしに叱り付けるママに泣きながら不満を漏らします。

「ひどいよ!いくらなんでも……」

うちの子じゃない、とまで言われておさまりのつかなくなったのび太。
二人で道を歩いていると、後ろからしずかちゃんがやってきました。反対側からはスネ夫もやってきました。
二人とものび太のように泣きながら親への不満を漏らしています。
どうやら二人ものび太同様、頭ごなしにママに叱り付けられたようです。
子どもたち三人は空き地でそれぞれ親に対する不満を顕にしました。

こちらの言い分も聞いてくれない、思いやりや優しさが無いなど思い思い日頃の愚痴を言い合いますが三人が三人、
うちのママが一番ひどい、自分が一番不幸な子どもだと主張しました。

そこに割って入ったドラえもん、みんなを宥めながらある提案をしました。


自分のママほどひどいママはいないと言うなら他のママを体験してみたらどうだろう?

ママをとりかえっこしようと言うのです。
ドラえもんは家族合わせケースという道具を使って三人の子どもたちとママの組み合わせを変えました。

そして のび太しずかちゃんしずかちゃんスネ夫スネ夫 には のび太 のママがそれぞれ割り当てられました。
道具の効果を疑いながらも新しいママのもとにそれぞれ帰っていく子どもたち。


まず、のび太の家に帰ったスネ夫。
おそるおそるふすまの陰からのぞくと、のび太のママがいました。
先程のび太が言っていたような怖い印象はありません。いたって普通のお母さんです。

「わりとやさしいじゃないか。のび太のやつ、いうことが大げさなんだよ。」

スネ夫は独り言を言いました。


次にスネ夫の家に帰ったしずかちゃん。スネ夫のママは何か気にしているのか言葉少なにおこづかいをくれました。
しずかちゃんがありがとうと受け取ると、去り際にスネ夫のママはさっきのことでママを嫌いにならないでほしいと言いました。

きっと先程スネ夫が叱られたことについて、ママもママなりに悪いと思っていたのでしょう。


さて、しずかちゃんの家に帰ったのび太が女の子の部屋に落ち着かないものを感じているとしずかちゃんのママがやってきました。
しずかちゃんはピアノのレッスンのことでママと喧嘩したばかりだったのです。
ママはあなたの気持ちも考えるべきだったと反省した様子で謝りました。しずかちゃんの言うふうとは全然違います。
のび太は心の中でつぶやきました。

「いいママじゃないか。しずちゃん、ぜいたくだぞ。」

しずかちゃんの家には男の子ののび太が楽しめるようなものはなく退屈のあまりのび太はお手伝いを申し出ます。
掃除機をかけたり雑巾掛けを手伝うのび太にしずかちゃんのママは驚きつつも嬉しそうです。

ところがドジなのび太はバケツの水をひっくり返してびしょ濡れになってしまいました。

ママは叱らずに急いで着替えを出してくれました。
しかしここはしずかちゃんの家。あるのは女の子の服ばかりです。戸惑うママに 「まずい!」 とのび太とドラえもんは外に飛びだしました。


するとスネ夫としずかちゃんに会いました。二人とも新しいママとの関係は悪くない模様。


のび太はしずかちゃんに先程ママが謝っていた旨を伝えました。笑顔を見せるしずかちゃん。

しずかちゃんもスネ夫に先程ママから受け取ったおこづかいを渡しました。「しかられ賃」だそうです。

スネ夫ものび太に言いました。
「公平にみて、きみにも、反省すべき点があるよ。」



三人は何だか複雑な面持ちで、黙って道を歩いていました。

何か考えに耽っているようです。そしてぽつりと言いました。


のび太 「けっきょく、親だって、人間だもんな。」

スネ夫 「ときには、ごかいでおこったり、やつあたりすることもあるよな。神さまじゃないんだもんな。」


しずかちゃんも同じ考えのようです。

親だって自分たちと同じ、泣いたり笑ったり怒ったりする人間なんだ。
万能でも全知全能でもないんだ。

そう思い至った三人に、ドラえもんは道具の使用をやめ組み合わせを元に戻しました。
そしてみんな、思い思い自分のたった一人のお母さんのもとに帰っていくのでした。







のび太が自分の家に帰るとしずかちゃんのママがいました。元に戻っていないのかと訝るドラえもんとのび太。
そこで、のび太のママが呆れ気味に言いました。

「どうしてしずちゃんとこでパンツなんか忘れてきたの。」

最後の最後に好きな女の子のお母さんにパンツを届けられるという辱めを受け 玄関先で公開処刑
挙げ句その事実の示すところは 好きな女の子の家からノーパンで帰宅した ということ。

藤子先生ののび太くんへの愛が感じられるオチです。



「けっきょく、wiki篭りだってアニヲタだもんな。」

「ときには、ごかいで追記・修正したり、荒らしたりすることもあるよな。冥殿じゃないもんな。」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/