ロマリア四将軍(アークザラッド)

登録日:2011/08/11(木) 14:15:03
更新日:2024/02/23 Fri 02:50:02
所要時間:約 5 分で読めます




アークザラッド』シリーズの登場人物。
ガルアーノ、ヤグン、アンデル、ザルバドの四人で構成されている。

いわゆる四天王ポジション的なキャラであるが、ありがちなイケメンや紅一点はおらず、全員がいい年のオッサン達というやや変わった例である。 

概要

軍事大国であるロマリアを陰で牛耳っている人物達であり、ロマリアの国王はこの四将軍の操り人形でしかない。
ロマリアに常駐しているのはザルバドの1人だけで、他の3人は他国で活動。それぞれ要職に就いて秘密裏にロマリアを支援している。
ザルバド以外はパーティメンバーとなんらかの因縁があり、だいたいこいつらのせいで過去に重いものを背負うはめになっている。

全員人間のように見えるが、実は闇黒の支配者に仕えるモンスター。
本当の目的は封印された闇黒の支配者を復活させることであり、ロマリアはそのための道具でしかなかった。

構成員

■ガルアーノ・ボリス・クライチェック

お前達は少し勘違いを
していたみたいだがな…。

私は何も面白がったり、ロマリアの
侵略の為だけにキメラ研究を
していたわけではない。

人々にこの、より強く、より美しい姿を
与える神の仕事を代行していたのだ…

アークⅡから登場する、スーツ姿のおっさん。表向きは東の大国アルディアの大臣で、その裏でマフィアのボスもやっている。

能力のある子供を改造し、モンスターにする「キメラ研究所」の責任者であり、エルクの故郷を滅ぼした。またミリルやジーンをモンスター化してエルクと戦わせたりなどもしたため、エルクとは特に因縁深い人物である。

ロマリアのキメラ研究所本部にて、ついに自分自身を「最も強く、最も美しい究極のキメラ」に変化させ、エルクたちの前に立ちはだかった。

なお、決戦前はアークに「最近どうも仲間達に軽んじられているような気がする」と不平を溢したり、実際に「ロマリアにとっては便利な使い捨てな道具だった」と指摘され激昂する一幕がある。
事実キメラ研究機関の役割はロマリアの軍事力強化であるが、それは殉教者計画のための支配地拡大と洗脳装置を搭載する高層建造物である殉教者の塔を護衛するためのモンスターを製造するための物であり、ロマリアのキメラ研究所本部で対峙した時は、世界中の主要国に対する塔の建設はほぼ完了している状態だった為、本命計画の準備をサポートするための計画であったキメラ研究がその準備完了と同時に「用無し」になるのは必然であった。*1

余談ではあるが、没データにはガルアーノ撃破直後にザルバドに対して兵士がガルアーノ討ち死にを伝えるイベントが存在するが、その際のザルバドと闇黒の支配者の反応を見る限りガルアーノ程度の人材はいくらでもいる程度の認識だったようだ。

モンスターゲームでは審判をやらされている。まあスーツ姿だし、普通に似合うというか適役というか……
四将軍の中では唯一話し掛けることができない。

漫画版では事実上のラスボスであり、アンデルと共謀しロマリア空中城を奪い国王ガイデルと他の四将軍をロマリアと一緒に滅ぼした後、全世界に宣戦布告する。
アーク達の遺伝子を埋めこみ、精霊魔法やキメラの能力を使用する。
キメラ体はゲームと違いかなりスリムな身体になっており、自分の身体からモンスターを作ったり、シールドを持ってたりと、ぶっちゃけゲーム版以上の強さを持ってる。
アークとククルの自爆でシールドを破壊され、エルクの炎の一撃を喰らい消滅した。



■ヤグン・デル・カトル


アークⅠにも登場した、ミルマーナの将軍。ペットに猿を飼っている。和解しようとしたグレイシーヌから送られてきた使者を殺して送り返すなど、残虐非道なハゲ。サファリに半ズボンというヤングな恰好をしている。
ミルマーナ周辺国を滅ぼし、グレイシーヌに侵略しようとしている。また、アンデルの殉教者計画にも協力しているようだ。

モンスターゲームでは大会の受付をやらされている。エントリーするためには奴に話し掛けなければならない。
また猿の方は、エルクに飼われている。 


■アンデル・ヴィト・スキア

お前の自慢する勇者の力と、

この聖柩に蓄えられた負のエネルギーと、

どちらが上か証明して見せようぞ!!

アークⅠの黒幕。スメリアの大臣だが、国王暗殺の罪をアークになすりつけた。言わばアークの宿敵。
モンジが死んだのもアンデルのせいであり、トッシュにとっても憎むべき仇である。
性格は嫌みたらしく、絵に描いたような「嫌な奴」。しかしプライドは無駄に高いようで、ポコに「逃げるのか」と言われた時や、エルクに「俺と戦え」と言われた時は怒りをあらわにした。
Ⅱでは殉教者計画(要するに人類洗脳計画)を担っており、パレンシアタワーを始めとした洗脳マシーンを世界各地に設置している。つまりだいたいこいつのせいである
終盤、北極に建てられた塔でアークとついに決着をつける。大して強くないけど。

闇黒の支配者に対してはかなり高い忠誠心を持って行動していると思われる言動が多数ある。*3

モンスターゲームではエルクとリーザの交換所の案内役をやらされている。
周りをうろちょろしてるモンスターが言うには、アークに負けたくせに威張っているため嫌われているらしい。

漫画版ではなぜか若くてイケメンでしかも裏ボス。
ゲーム版と違い、ガルアーノとは仲が良く協力している。
最終的にはロマリア国王ガイデルを裏切りロマリア空中城を奪いロマリアを滅ぼした。
ロマリア空中城を使い全ての「滅び」を見るため世界中に空中城のビームを放ち破壊しまくる。エルク曰く「狂っている」
アークとククルの魂の導きでリーザの能力とエルクの究極精霊魔法「エクスプロージョン」でロマリア空中城ごと消滅した。

なお、ファンクラブの裏設定によると、
その本質は邪悪な思念の塊であり、誰かの肉体を乗っ取る事で生きている。
肉体を取られた男性は、本来は純朴な青年だったらしい。
また、アンデルの実態は見る人によって見た目が変わるという。


■ザルバド・グルニカ・トンガスタ

わしを倒して進めるのならば進め。
お前達のやって来た事の結果がどんなものか、
その目で確かめるがいい!

ロマリア空中城で戦うハゲ&ヒゲ。本国防衛と空中城の建造担当。
ロマリア王ガイデルに直接謁見し、報告等を行っているが、ガイデルの傲慢かつ臆病な性格にはかなりうんざりしているようだ。
実は愛国心が強く、他三人ほど悪人というわけではない。
ロマリア本国突入では敢えて杜撰な防衛指揮を行い、アーク一味やレジスタンスをロマリア首都に誘き寄せ、ガイデルを徐々に恐慌状態へと導いていく。
こいつだけモンスターでは無くヘンなビットに入って魔法で攻撃してくる。
もっとも最後の敵の幹部ということで攻略本では『こいつのことは『自分の眼』で確かめよう』と紹介を省かれたり、
プレイヤーから名前を覚えてもらえない*4等、扱いがぞんざい。
他の三人が主人公たちと深い因縁を持っており、幾度となく陰謀を巡らしているのに対し、ロマリア国内だけで仕事をしているからだろう。

さらに言うと、モンスターゲームでも彼だけ登場していない。
ゲームで使えるセーブデータの段階では、彼だけまだ倒されていないからだろうか……?


以下ロマリア四将軍データ。

名称 ガルアーノ ヤグン アンデル ザルバド
Lv 54 75 97 122
HP 417 361 504 2496
MP 234 320 464 604
攻撃力 37 52 49 62
防御力 37 41 59 65
魔力 25 30 61 41
敏捷度 9 18 22 29
武器熟練レベル パンチLV4 パンチLV5 パンチLV4 なし
特殊能力 ヘルブラストLV3
ダブルヒートブレスLV3
コンフュージョンLV1
ペトロウィンドLV2
マインドバスターLV1
スーパーノヴァLV3
ディバイドLV2
デスLV2
マインドバスターLV2
キュアLV1
マッドストームLV3
ブリザードLV3
エクスプロージョンLV3
トルネードLV3

……ザルバドHP高くね?





追記・修正はキメラ研究所にさらわれてからお願いします。

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最終更新:2024年02月23日 02:50

*1 責任者であるガルアーノ自身が「研究所などもうどうでもいいのだよ」と発言しているため、その事実を正しく認識しているが故に手柄取りに焦っていたと思われる。

*2 もう一体はラマダ寺の大僧正。

*3 死に際に聖柩を破壊して他、アークに破れた際には「私の役目ももうすぐ終わる」と発言しているため、自らの命を投げ打って主復活のために行動していたことが分かる。

*4 例:『ザルソバ』『ザルハゲ』『空気将軍』『▲』