ちょこ(アークザラッド)

登録日:2011/05/19 Thu 15:50:13
更新日:2024/03/29 Fri 21:13:04
所要時間:約 7 分で読めます





アークザラッド』シリーズのほぼすべての作品に登場するキャラクター。

声:吉田古奈美(現:吉田小南美)
武器:キック

明るく純真無垢な性格の、赤毛の少女。
「~なのー」という独特な喋り方をする。
動物や、森の木々と会話することができる。若干電波。
かわいらしい外見とは裏腹に、戦闘能力はシリーズ通してかなり高い。
誕生日はちょこ本人いわく「毎日が誕生日!」らしいが7月14日。
Tのちょこだけ、他のシリーズよりも言動が普通。


初登場は、一作目の『アークザラッド』。
アララトスにある遺跡ダンジョンの、地下50階まで行くと会える。
この遺跡ダンジョン、各フロアごとに敵が配置されており、当然だが階層が深くなれば深くなるほど敵が強くなる。
さらに49連戦の末にようやくちょこに会えたと思ったら、案の定彼女との戦闘に。
しかもこの子、かなり強い。下手すればラスボスより強い。まともに向かっては苦戦は必至である。
(トッシュの呪縛剣(麻痺効果)とフウジン・ライジンの風雷波を使えば、比較的楽に倒せるが)
そしてなんとかちょこを倒せたと思ったら、今度はダンジョンから脱出しなければならない。
「ボスであるちょこを倒したのだから、自動的に外に出られる」などという甘い考えは通じない。
来た道を再び歩かなければならないのだ。つまり、もう49連戦させられるということ。
苦労して地下50階まで下り、なんとかちょこを倒したのに帰る途中で全滅…なんてことになったら立ち直れない…

またこのゲームにはお金(およびアイテム屋)という概念がないため、戦闘不能を回復する「復活の薬」を入手するのが難しい。
そのためダンジョン中でアイテムが切れるとほぼ詰み確定なので、
復活の薬は唯一リザレクション(復活の薬と同じ効果)を使えるククルが死んだ時のために取っておくのが得策。
ちょこを倒すと、チョンガラの壷の召喚獣という扱いで仲間になる。

あのラスボス級の強さを持つちょこを使役することができるのだ! ヒャッホゥ!
…まあ、フリーバトル限定なんですけどね。

続編『アークザラッドⅡ』にも、隠しキャラとして登場。
前作同様、アララトスの遺跡ダンジョン地下50階まで行き、
その後クレニア島にある「時の森」を越えた先にあるトココ村に行くとイベント発生。
「冒険をして早く大人になるのー」と、仲間になる。

今回はちょこと戦う必要はなく、また遺跡ダンジョンも、
10階ごとに回復と脱出ができる像が置いてあるフロアが用意されているため、前作よりも楽。
また前作でちょこを仲間にしており、かつそのデータをコンバートしているとダンジョンを潜る必要がなくなる。これはありがたい。
仲間にした前作データをコンバートした場合、早ければシャンテ・グルガ編の段階で仲間にできる。
前作同様、戦闘能力は最強クラス。またイベントで手に入る専用装備「赤い靴」を装備すると行動範囲が広がる。
ちなみにこの靴、煮れば食える(という設定)。
でも食べるとちょこが悲しむのでやめておこう。
能力の伸び率はⅡの方がいいため、前作で仲間にしてもレベルは上げずにいた方がいい。
また今回から電波度が増している。

『アークザラッドⅢ』にも登場するが、仲間にはならないミニゲーム用キャラ。完全にチョイ役である。

PS2の『アークザラッド精霊の黄昏』では再び仲間キャラとして登場。ダーク編で条件を満たすと仲間にできる。
Tと同様、基本的にはフリーバトルのみでしか使うことができないが、ラスボス戦では使うことができる。
ラスボス戦で、カーグ編で仲間にできる隠しキャラ・ヂークベックとちょこをメンバーに入れていると、二人の会話イベントが発生する。
グラフィックが3Dになったため、若干違和感がある。

アークザラッド ジェネレーション』にも登場。
やっぱり隠しキャラであり、条件を満たすとキャラカードが手に入る。

以下ネタバレ






その正体は魔族の王である魔王セゼクの娘、アクラ・エルヴァス。


ラルゴという剣士がいた。
彼には妻と一人の娘がいた。
彼は小さな村で幸せに暮らしていた。
しかしあるとき戦争が起こった。
彼は家族と別れ、前線へと駆り出された。
やがて戦争も終わり村に帰った彼を待っていたのは、焼き払われた村と、村人達の死体だった。
人間同士がおろかな争いをしている間に、モンスターたちはたくさんの村を襲い、人間を殺していった。
おそらく戦争のきっかけを作ったのもモンスター達の仕業だったのだろう。

自分が剣士でありながら愛する者を守れなかった彼は、
己の運命を呪い、モンスターたちを憎いと思い、力がほしいと願った。
そして彼はある魔剣を手に入れた。
人の力を憎しみに変える剣を。

彼はモンスターの住処を見つけては、何百というモンスターを殺して回った。
しかし、強い力と引き換えに彼は次第に人の心を失っていき、もう人間とモンスターの区別もできなくなっていった。
彼の心は完全に、憎しみと殺戮の快感に支配されていたのだから。

どれくらいの時がたったのだろう。気がつくと彼は暗いダンジョンの中にいた。
彼の目の前には玉座に座るその城の主の屍とそれに泣きつく小さな魔族の娘がいた。
おそらく彼はその娘の姿を見て、死んだ娘を思い出したのだろう。
魔剣の魔力から解放された彼は、その魔族の娘にちょこという名をつけ、森の奥の小さな村で暮らすことにした。

その剣士が魔族の力を封じなければ、娘の記憶を与えなければ、悲劇は起きなかっただろう。

ある夏の夜、森に囲まれたこの静かな村へモンスターが襲ってきた。
当時はこのあたりにモンスターが現れることは珍しかったが、このときは違っていた。モンスター達は一人の娘を探していた。
本来ならば彼らの主となる魔族の娘を…
村人はほとんど戦の経験もなく、あっという間に半分近い村人が殺された。
モンスター達は、夜が明けるまでに娘を差し出さなければ残りの村人も殺すといって村を包囲していた。
村人達にとって、生き残る道は娘を差し出すことしかなかった。
生き残った村人は、その恐怖から、すべての不幸の原因を不思議な力を持つ一人の娘のせいにした。
娘は逃げた。
やがて娘は走り疲れ、村人に捕まった。
そして、村人のオノが娘に振り下ろされた時、狼のシルバが身代わりになってくれた。
そして娘は力を解放した。村は一瞬で光に包まれ、村人もモンスターもみんな消えてしまった。
そして娘は泣いた。
誰もいない村の中でずっと泣いた。
父さまも、シルバも村のみんなも死んだのだから。
村も、村人達もはるか昔に滅んでいた。
娘が滅ぼした。
力を取り戻した娘はその力で幻の村を作り上げた。死人たちの魂をスライムを器として保存し、幻覚によって人の姿を与えた。

それがトココ村の正体である。何百年もの間ずっと同じときの中をさまよう…
そして娘は自分の力を恐れその力と忌まわしい記憶を封印した。
(以上、公式より準拠)


アークⅡで、ちょこを仲間にした前作データをコンバートすると、条件を満たすとこれらのイベントが発生。
イベント後に遺跡ダンジョン地下50階の玉座を調べると隠し階段が見つかり、そこからさらに下に行ける。
ちなみに、ダンジョン入口の右には、地下50階までの直通通路がある(ちょこが仲間になってから)。
本当の最深部まで潜ると、そこにはかつての自分――アクラが待ち構えている。
アクラとの一騎打ち途中、魔王セゼクが復活するものの、セゼクはアクラではなくちょこの方を娘と認めてしまったため、ショックを受けたアクラによって始末されてしまった。(ちなみにこのイベントの後は橋がかかって他の仲間と合流できるようになる。)
その後アクラに勝利するとちょことアクラが融合し、「かくせい」を覚える。
戦闘中これを使うとちょこが真の姿を解放し、最強の魔法「ヴァニッシュ」が使用可能に。
また「かくせい」を使ったあとにもう一度使うことで、普段のちょこに戻ることもできる。

「かくせい」中は魔法に特化した能力値になり、
さらに使用可能となる専用魔法「ヴァニッシュ」の効果範囲及び威力は凄まじく、Lv3ヴァニッシュを連発しているだけで大抵の敵は葬れる。
反面消費MPもバカ高いため、女神のいのり(消費MP半減)かロマンシングストーン(消費MP0)を装備させてあげたいところ。

ちなみに「かくせい」後のちょこは白い羽が生えており、移動時は飛んでいるように見えるのだが、
鳥などの飛翔タイプのモンスターのように地形を無視して移動することはできない。



追記・修正お願いするのー。


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最終更新:2024年03月29日 21:13