世界平和安全協会?(ドラえもん)

登録日 :2011/10/01(土) 15:53:23
更新日 : 2017/08/31 Thu 11:22:55
所要時間 :約 6 分で読めます




ドラえもんのエピソードの1つ。
現在では藤子・F・不二雄大全集版「ドラえもん」2巻に収録されている。


「小遣い一年分を前借りしたい」とママに泣きつくのび太
何に使うのかを聞いても答えず、「もういいよ!」と部屋を飛び出してしまう。

ドラえもんが 「ぼくにだけでも聞かせてほしい」 と言うものの、やはり喋れないと頑なに拒否。

外に出ると安雄やはる夫達が胸に謎のバッジをつけて、なにやら複雑な表情を浮かべている。

のび太 「もう、入会したの?」
スネ夫 「しかたがないじゃないか。きみもぐずぐずしてるとあぶないぞ。」

ドラえもんが一体どういうことかを尋ねるがスネ夫達までもがドラえもんを避けている様子。

これはおかしいと思い、謎を探るためのび太についていくドラえもんだったが、「ネズミ」と言われ逃げ出してしまう。


ドラえもんを追い払いのび太が来た場所はクズレ荘というボロアパート。
とある部屋に入ると「世界平和安全協会」を名乗る大学生と思しき二人組が。

「やあ、いらっしゃい」
「世界平和安全協会の入会金と半年分の会費持ってきましたか。」

のび太がお金を用意出来なかったことを告げると、

「じゃあ、われわれはきみの安全を守ってあげられなくなりますなあ。」
「となりの町だったかな、やはり入会しなかった子がいたっけ。」
「そうそ!あの子は気の毒なことになったっけな。」


「どこからともなく飛んできたバットに当たって全治三週間の大ケガ!」


つまりこの二人組は「怪我したくなかったら金をよこせ」と町の子供達を脅しているのだ。
さらに大人に告げ口した場合も同じ目に合わせるといわれ、のび太は「今日中にわたす」と約束してしまう。

当てのないのび太が途方にくれていると、ドラえもんに「白状ガス」を吹きかけられ、事情を全て喋ってしまう。


ドラえもんは 「そんなやつらにおどかされるなんてだらしないぞ。だんこ戦え!」原爆が落ちても傷一つつかない 「安全カバー」をのび太にわたす。

ドラえもんに後押しされたのび太は再びクズレ荘へ向かい、入会を拒否。

二人組は「全治六か月の刑を宣告する。」とバットで殴りかかるも、安全カバーに守られたのび太には全くの無意味。
疲れ果てた二人はのび太を入会させることを諦める。

「お前は入会しなくていい、帰れ。」



「そうはいかない。友達の払ったお金もそっくり返して」

他人の不幸を悲しむことのできる、のび太の本領発揮である。

「返すまで帰らない」というのび太を二人組は無理やり追い出そうと押したり引っ張ったりするが、安全カバーに電流(のようなもの)が流れ、断念。
のび太を無視することに。


「たいくつだから、部屋の中散歩しようかな。」

のび太は「つまずいた」と言いながらわざと二人を踏んづけたり蹴飛ばしたり嫌がらせを始める。

それでも無視して二人組はラーメンを食べ出すが、ラーメンにゴミを入れられ、いよいよ我慢出来なくなり外へ出る。
しかしのび太は 「どこまでもついていくよ」 と水をかけながら追い回す。


二人組は遂に観念し、協会は解散。
お金も全て返すことになったのだった。



ちなみに大山アニメ版ではのび太から逃げ出そうとした二人組をドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫も安全カバーをつけて自分達の手で追い詰める燃えシーンが追加されている。


ひみつ道具「安全カバー」について
パッと見は透明なゴミ袋にも見えるが、外壁はウルトラスーパーポリマー、超硬質ゲル、生命維持環境設定シートの三重構造になっており、
人体に有害なものだけを遮断しつつ原爆にも耐える防御力を持ちカバー内は生命環境維持設定シートのおかげで快適らしい。
体に張り付くように着る(被る?)ことができるので、物を掴むといった動作を阻害することもない(「ドラえもん ふしぎのサイエンス」では、物が掴めない設定になっている)。
防御性能においては「ひらりマント」を凌駕しているといえるが、
上手くポーズを取ればカッコよく構えられる(その最たる例がエル・マタドーラ)ひらりマントと違って作画上の面白味に欠けるF先生泣かせの道具と言える。


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