クルパーでんぱ

登録日:2011/04/05(火) 17:23:16
更新日:2018/11/02 Fri 20:13:50
所要時間:約 7 分で読めます




とは、漫画ドラえもんの「クルパーでんぱのまき」に登場したひみつ道具。なお、後述の通り日テレ版の第一話はこの話がモチーフのため、ある意味ドラえもん史上初めてアニメ化された作品といえる。


◆あらすじ

勉強でも運動でもいつもバカにされるのび太は学校に行きたくないと言い出す。
なんとか学校に行くように説得するママとドラえもんだがまったく聞く耳をもたないのび太。
しかし、セワシが送り込んだ第2の刺客ガチャ子に「バカにされないようにするからいっておいで」と言われ渋々学校へ。

いざ学校についてみると先生やみんなの様子がおかしい。
目は焦点が合っておらず、鼻水は垂らしっぱなし。
あげく「1+1」を 「きっとそれは大学のもんだいです。」と言い出す始末。

体育でものび太がかけっこで1位。
みんなはのび太を「すごい」と尊敬する。

おかしいと思いながら家に帰ると、ドラえもんとガチャ子が言い争いをしている。
話を聞くとどうやらガチャ子が「あたまもからだもよわくなるクルパーでんぱ」を町中に発信したらしい。
ドラえもんはその電波を止めさせようとしていたのだが、気をよくしたのび太が「もう少しこのままで」といったためそのままとなる。

パパやママに自慢しようとするのび太。
しかしパパとママは「せいぶげきだじょ。バンバン。」「あたい、くじらをちゅるの。」「あいあい。ごはんでちゅ」等とまるで話にならない。
あげくの果てに「かいしゃのいきかたをわすれたよ。かわりに会社行ってぇ」「ごはんつくってぇ」「はらへったはらへった」などといわれのび太は困惑。
ドラえもんに「はやくなおして」と頼むのだった。



…色んな意味でヤバすぎる道具である。
どう考えても「よわくなる」とかそういうレベルではない。
ちなみにこの道具を出したガチャ子はこの話を最後に姿を消し、F先生自ら「(ガチャ子の話は)焦点が分裂して全く違った性格の漫画になってしまうのです。 ガチャ子はいなかったことになりました 」とインタビューで話しており、 存在自体なかったことにされた。

なお、後にも「周囲の人間の能力を下げる」という道具(ビョードーばくだん人間うつしハンディキャップ)は登場したが、
これらはあくまで能力をのび太と同等にする程度であり、のび太未満にする道具はこのクルパーでんぱが唯一である。



◆単行本の話
残念ながら(というか当然だが)今までコミック未収録だったが、藤子・F・不二雄大全集のドラえもん3巻に遂に収録された。流石完全収録。



が、

なんとタイトルが「おかしなでんぱのまき」に変更されセリフの内容も一部変更されている。

公式サイトや本の帯(新しいものはおかしなでんぱに変更されている)にはちゃんと「クルパーでんぱ」とかかれているため、
発売直前に何かしら一悶着あったものと考えられる。


なお日テレ版ドラえもん第1話はこの話を元に作られた「出た!ドラえもんの巻き」である。

ストーリーは

寝坊して学校に遅刻して先生に怒られたあと、授業ではみんなができる問題もとけず、体育ではビリでみんなに笑われ、野球ではエラーをしたのび太が「もう学校にいきたくない」と塞ぎこんでいるときに、机から青い謎の物体と自分そっくりな人間。彼らは今日一日のび太の身にあったことを的確に指摘する。
彼はのび太の子孫のセワシを名乗りのび太を助けるためにドラえもんを置いていく。のび太は早速ドラえもんを両親に紹介するがパパもママも「お化け」と大騒ぎしてドラえもんとのび太に食器を投げつける。パニックになった二人を沈静化させるためドラえもんは光線銃をあて、おとなしくさせて事情を話す。
次の日、ドラえもんは「みんなにばかにされないようにしてあげる」といい、のび太が行ってみると1+1もとけず体育ではのび太がトップ。帰ってみるとドラえもんが「昨日パパたちに撃ったのはクルクルパー光線銃といって、頭も体も弱くしちゃう電波だよ」と説明。のび太は「気分がいいからしばらくこのままにしておこうよ」というが会社にいかず遊び怠けるパパと、ままごと遊びをするママをみたのび太は「元にもどしてよ」と叫ぶのだった



「ついきだじょ。カキカキ」
「あたいしゅうせいするの」

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