ガンスナイパー(ゾイド)

登録日:2010/01/21 Thu 18:55:24
更新日:2023/12/03 Sun 20:35:52
所要時間:約 4 分で読めます





トミー(現:タカラトミー)の展開する商品『ゾイド -ZOIDS-』に登場する機体。



型番:RZ-030
所属:ヘリック共和国
分類:ベロキラプトル型
全長:11.9m
全高:7.2m
重量:25t
最高速度:200km/h
乗員:1名

武装:
バイトファング
AZ80mmビームガン
AZ144mmスナイパーライフル
バイトクロー×2
ストライクアンカークロー×2
ビームマシンガン×2
8連装ミサイルポッド×2
マルチブレードアンテナ×2
3Dセンサー
オールレンジデュアルセンサー
イオンチャージャー


ヘリック共和国所属のベロキラプトル型汎用小型ゾイド
先に開発された帝国軍のレブラプター同様、限定的だがオーガノイドシステムを搭載しており、従来機以上の性能を得る事に成功した。

帝国のレブラプターが近接戦闘能力を重視したのに対し、本機は火力を重視した機体であり小型ゾイドながら全身に火器を装備している。
だが、武装を強制的に排除する事で高い近接戦闘能力を発揮する事も可能である。
その火力は小型ゾイドとしてはタフなレブラプターをあっという間にハチの巣にし通常形態でもイグアン程度なら格闘でも圧倒するなど高く同世代の小型中型ゾイドとしては強い部類に入る。また背中に装備したミサイルポッドのおかげでシンカーやサイカーチスといった音速以下の飛行ゾイドにも対抗できる。さすがにレドラーが相手だと苦戦は免れないが。

アニメ(GF編)では、スナイパーライフルでバン・フライハイトの乗るブレードライガーの展開したシールドを正確な三連射で撃ち抜いた事もある。
この武器はジェノブレイカーにも有効らしく、展開したEシールドを解除させた。ライバルのレブラプターは噛ませなのに、この扱いの差は何?


ちなみにアニメでは狙撃体勢に移行する際、
コックピットも背もたれがどんでん返し状に裏返りパイロットを内部に収納、
うつ伏せでターゲットサイト付きのライフル型操縦捍を使用する
というギミックが描写されている。

【バリエーション】

◆ガンスナイパーワイルドウィーゼル

ガンスナイパーW2、ガンスナイパーWWとも表記される。
火力を増強させると同時にレドームを追加し索敵能力等を向上させた形態。
重量が増加し機動性の低下に繋がっているが、レーダー性能はゲーターを超える。


ガンスナイパーNS(ナオミスペシャル)

ナオミ・フリューゲルが搭乗する、赤い塗装を施したガンスナイパー。
スナイパーライフルを最大限に活用した狙撃をメインに戦う。
彼女が短パンを穿いている事も相俟って狙撃時の尻の突き出し方がエロい
さらに上述の狙撃モード移行時、おっぱいがむにゅっとなる
一部視聴者はこの時「生まれ変わったらナオミのガンスナイパーになりたい」と思ったとか思わないとか。


◆ガンスナイパーLS(リノンスペシャル)

リノン・トロスが搭乗するガンスナイパー。
ワイルドウィーゼルユニットにガトリング砲二門、ミサイルポッド四基、ランチャーユニット二基を装備した機体。
火力は大幅に増加したが、素人目から見ても明らかな重量過多でガンスナイパーの売りである機動力が極端に低下。
機体バランスをも大きく崩しているため、高性能バランサーに各部関節強化パーツも追加と、最早ガンスナイパーと呼べるものではなく魔改造と呼ぶに相応しい。

いったい何を思ってガンスナイパーにこんな装備を乗っけたのかというと、「ディバイソンから乗り換えるんだから、このくらいの火力が欲しい」という考えによるもの。

リノンの性格も相俟って数撃ちゃ当たる戦法を得意とする。故に味方に被弾した事も。むしろ味方を狙う。
生身のハリーを人質にしたハンマーヘッドにフルバーストをかました事もある。

完全に別物になってしまっているため、ナオミからは「そんなのはガンスナイパーじゃない」と酷評され「邪道」扱いされた。ファンからも「ガンスナイパーのようななにか」呼ばわりされることもあるいろんな意味でインパクト満載のネタ機。
そんなふざけた機体だが、コトブキヤからHMMで発売決定!
しかもなんと、買い物カゴまで付属するとのこと。面妖な……


この機体とリノンの相性は良かったらしく、劇中では
  • 威嚇時に牙が伸びる
  • 脚についた泥を短い手で払う
  • 買い物カゴを持ってスキップしながら買い物に行く
などゾイドとは思えぬほど表情豊かな動きを見せる。



ゾイドサーガでは仕様は関係無く、作れば誰でも乗せられるが、やはりリノンスペシャルは燃費が最悪。

でもSサイズで高範囲攻撃ができるので、オーガノイド持ちに乗せてデスザウラーやウルトラザウルスのお供になっている事も。
バン「ウィーゼルユニット、フルバースト!!」
レイヴン「ウィーゼルユニット、フルバースト!!」


スーパーロボット大戦OEではなんとナオミスペシャル及びリノンスペシャルが本来の主役機ライガーゼロを差し置いて参戦している。
一般機とワイルドウィーゼルも敵として登場。アニメでの描写通り、スナイパーライフルは命中率が高い上にバリア貫通能力を備えている。


◆スナイプマスター

次世代小型ゾイドとして多大な戦果を上げたガンスナイパーだが、流石に接近戦では帝国側のレブラプターに分があり、格闘戦に持ち込まれて敗れるケースが相次いだ。
そこでガンスナイパーの格闘能力を引き上げることをコンセプトに再設計されたのがスナイプマスターである。
両腕に新たにザンスマッシャーを装備することでレブラプター並の格闘能力を持つに至った。
軽量化の為にガンスナイパーの標準装備であるビームマシンガンとミサイルポッドは取り外されているが、拡張性を前提とした設計によりブースターを兼ねたキャノン砲や敵の攻撃をオートで防いでくれるシールド、全方位対応のミサイルを装備可能。
レブラプター並の格闘能力と、ガンスナイパーから受け継いだ砲撃力に射撃能力を併せ持つ、まさに最強クラスの小型ゾイドである。
開発された分は暗黒大陸への輸送は間に合わず、全て中央大陸守備隊に配備され、鉄竜騎兵団と交戦。
さぞや華々しい戦果を上げたことだろう、と思いきや...

確かに単純な戦闘力はレブラプター、ガンスナイパーのいいとこ取りである。
だが小型ゾイドが戦果を挙げられるのは、十分に量産できていた時の話。
その配備数は決して多いとは言えず、鉄竜騎兵団を防ぎ止めるにはあまりにも数が足りなかった。
ある機体はバーサークフューラーに蹴散らされ、ある機体はダークスパイナーのジャミングウェーブに操られて味方に襲いかかった。
またある機体はSSゾイドのキラードームに得意の格闘戦を挑むが、キラードームの重装甲にはザンスマッシャーでもバイトファングでも傷一つ付けられず、逆に撃ち抜かれる有様だった。

その後ヘリックシティが陥落して共和国が事実上瓦解すると、他のオーガノイドシステム搭載ゾイドと同様に戦線から姿を消す。
オーガノイドシステムを完全に解析した帝国と違って、共和国はオーガノイドシステムを搭載したゾイドの量産が不可能になったためだと思われる。

つまりバトストでの役割は完全なやられ役、引き立て役である。
悲劇の機体として語り継がれているエレファンダーのほうが見せ場がある分まだ扱いが良い。


追記・修正はフルバーストを撃ってからお願いします

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最終更新:2023年12月03日 20:35