デュオ・マックスウェル

登録日 :2010/05/13(木) 04:27:30
更新日 : 2017/08/12 Sat 23:45:42
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死ぬぜぇ、俺の姿を見た者はみんな死んじまうぞ!





新機動戦記ガンダムW」の登場人物。

年齢:15歳
身長:156cm
体重:43kg
人種:アメリカ系
乗機:
ガンダムデスサイズ
ガンダムデスサイズヘル
リーオー
ウイングガンダムゼロ
声優:関俊彦


オペレーション・メテオで地球に降下したガンダムパイロットのひとり。
名前の由来はイタリア語の二重奏(デュオ)。
「逃げも隠れもするが嘘は吐かない」がモットー。

戦災孤児で、ヒイロトロワと同じく本名は不明。

デュオという名は、とある事件で出会ったソロという浮浪児の「 死んでもずっと一緒にいる 」という遺言から自身で名付けたものである。
人名としてはあまり見慣れない名前のため、ネットではよく ディオ・マックスウェルと間違えられる。
名字の「マックスウェル」は、自分を保護してくれた教会の神父様の名字から取ったもの。
トレードマークの三つ編みは、自分を可愛がってくれたシスター達の趣味。

彼が常に纏っている牧師服(を改造したもの)も、教会に対する哀悼の意から来ている。

神は信じていないが死神はいると思っている。
理由は本人曰く、「奇跡は見た事がないが、死体は沢山見てきたから」。

自ら「死神」を名乗り始めたのは、マックスウェル教会が連合とゲリラの戦いに巻き込まれて焼き払われた時から。
その後スイーパーグループの船に侵入し、プロフェッサーGと出会った。


生まれついて天才的な技能を持っており、特に潜入などの工作に力を発揮する。ステルス技術の権威であったプロフェッサーの船にあっさり侵入した事からも、その技量が伺える。
またパイロットとしても高いセンスを持っており、ヒイロとトロワのデータを入力されたモビルドールを単機で打ち破っている。

陽気で人懐っこく、ガンダムパイロットの中ではカトルに並んで社交性が高い。
時折行うギャグじみたコミカルな言動も、全体的にシリアスな本作品の緩衝剤として機能している。
特にヒイロとの駆け引きは漫才じみており、なんだかんだと文句を言いながらも良い凸凹コンビである。
しかし前述したような悲しい過去も抱えており、本質的にはヒイロと同質の精神の持ち主でもある。

そして、彼を語る上で欠かせないのがその不幸体質である。
とにかく貧乏くじを引く事が多く、

  • ヒイロに銃口を向けられて殺されそうなリリーナを助けたが逆に悪者扱いされた
  • ウイングを引き上げたらヒイロにデスサイズごと魚雷で沈められた
  • そのウイングを修理するためヒイロにデスサイズの部品を大量に抜き取られ逃げられる
  • 自分だけ相棒のガンダムを敵に破壊された。しかも潜入していた元仲間に
  • 捕まっていた牢の空気を抜かれた
  • 拳法の達人である老師Oに殴られた
  • 歴戦の傭兵であるトロワに殴(ry
  • 人間兵器のヒイロに(ry
etc.……

と、中々悲惨な目にあっている。
しかも他のパイロットに比べて精神構造がまともな為、尚更ダメージが大きい。おさげの子かわいそう。
しかしそれでもめげないコイツはある意味大物なのかもしれない。


OZの志願兵であるヒルデ・シュバイカーと出会い、ガンダムパイロットの中では一番まっとうなお付き合いをしている。

長い三つ編みに牧師服という、ガンダムのキャラクターとしてはやや変わった出で立ちだが(東方先生も三つ編みだけどね)、その性格や面倒見のよさ、ハンサムと美少年の中間的なビジュアルも作用し、本作品でも随一の人気を誇る。
当時のアニメ誌では、コイツが他のWキャラをぶっちぎっての一位であった(主役のヒイロは二位)。

その人気たるや、コミックボンボンで連載されていた「がんばれ!ドモンくん」では主人公4人(ドモン・ヒイロ・ガロード・アディン)差し置いて3回連続1位という快挙だった。
……もっとも、その人気の割を食ったのが相手役のヒルデだった訳だが。

脚本の隅沢氏曰く、モチーフは「家なき子」のマチヤ。


余談だが、声優の関俊彦氏は最初ゼクス役のオーディションを受けていた。
ガンダムの仮面キャラクターを演じたかったらしいが、その願いは後の機動戦士ガンダムSEEDにおけるラウ・ル・クルーゼで叶っている。

更に余談だが、キャラクター性やジャンク屋という職業からか、GvsGnextではガロードに対して「気が合いそうだ」と呟いている。


□劇中の活躍

オペレーション・メテオで地球に降下し、その神出鬼没さで連合・OZのMSを多数撃破。
ガンダムを見た者は生きて帰れない 」というジンクスを作り上げた。
プロフェッサーの伝手でトールギスの開発者のひとり、ハワードの元に身を寄せ、そのサルベージ船を拠点に活動していく。
海底でウイングを発見、デスサイズの予備パーツとして戴こうとしたのがヒイロとの長い腐れ縁の始まりである。
地球上で追い詰められた後は他のガンダムパイロットと同じく宇宙に上がるが、宇宙戦を想定していないデスサイズを抱えて上がった為、トーラス部隊にあえなく囚われてしまい、乗機は見せしめとして破壊されてしまう。

月面基地に潜入する際にヒルデと出会い、彼女の助けによって月面基地潜入に成功、そこで破壊されたはずのデスサイズがパワーアップされている事を知る。
それ以降は今までの鬱憤を晴らすかのようにデスサイズヘルで活躍し、リーブラ戦ではガンダム開発者達をピースミリオンに導き、間接的にだがリーブラに大ダメージを与えた。


□Endless Waltz

マリーメイアの蜂起を知り、ヒイロと共に敵地に乗り込む。
相変わらずの凸凹コンビで、強行突破の際は「少しは頭を使ったらどうだ?」「お前もな」というやり取りをしている。
ヒイロ、トロワと共にコロニー落下を阻止するが、ヒイロの策によってまたも捕らわれ、しかも自力で脱出する羽目になる。
カトル、トロワと共に地球に降下した後は、デスサイズヘルでサーペント部隊と大立ち回りを演じた。
最後は相棒であるデスサイズに別れを告げ、自ら爆破している。
EDでは、ヒルデと共にジャンク屋を営む姿が見られる。

□右手に鎌を、左手に君を(パラレル小説作品)
こちらはTV本編のパラレル的な外伝ではあるが、主要五人が活躍する小説であり、主人公に抜擢される。
時系列的には恐らくはTV第2クール~第4クールの中の事件であると思われる(デュオがウイングゼロに乗った事がある、ヒイロがウイングゼロを所持している等)。
キノコじじぃことプロフェッサーGからの指令でとあるコロニーにて任務につく中、ヒロインであるアデドラ(通称アディ)と出会い不思議な縁を築くも、そのコロニーにて恐ろしい事件が起こり‥‥‥‥
主人公らしく物語の主軸として動き回り、デュオらしい言い回しも健在だが、今作でも貧乏くじ体質をいかんなく発揮しており、ガンダムパイロットが集まれば集まるほど彼の不幸っぷりに拍車がかかっていく。ヒロインのアディとの絡みにはデュオの年相応な反応が見れるなど、見所は多いので古本屋等を回り探してみるのも一興である。
ただし舞台となるコロニーに(というかそこに住まうとある女性に)隠された真実、そこから引き起こされる出来事、アディとの結末はかなり重いので読みきるにはそれなりの覚悟が必要である‥‥‥‥


□スパロボでは
最もポピュラーであろうクロスオーバー作品、スーパーロボット大戦シリーズでは記述にある通りかなり多い出番と他作品キャラクターとの絡みがある。明るい性格が幸いしているのかどのタイトルにおいても他キャラクターと円滑な人間関係を築いており、なかには親友ホジションになる事も。爺さん連中と絡みが多い?気にするな。
特に『W』では主人公カズマ・アーディガンと版権キャラクター内では最も付き合いの長い親友同士になっており、
前々作にあたる『D』におけるジョシュア・ラドクリフとギュネイ・ガスのコンビと並んでバンプレストオリジナルキャラクターと版権キャラクターの友情の好例として挙げられる事も多い。

第2次Z』では同じく貧乏クジ体質である主人公のクロウ・ブルースト機動戦士ガンダム00ロックオン・ストラトス兄弟、地球防衛企業ダイ・ガードの青山と貧乏クジ同盟を結成。
そのコントじみたクロスオーバーはプレイヤーからも割りと好評。ちなみに、更なる続編である『第3次Z天獄篇』では、わざわざ火星で
「将来莫大な借金を背負いそう」だの「ヒルデに泣きつく」だの不吉な未来を予言するような台詞を言われている……。

キャラとして使いやすいのか、大体クロス作品では主役(といっても五人全員主役級なのだが)のヒイロより他作品キャラとの絡みやテキスト上の出番が多い辺り、ライターも助かっているのもしれない。
……まぁ他のメンツが無口無愛想無鉄砲なメンバーばかりな為、仕方ないのもあるかもしれない。
……ツッコミ役が多かったり、他キャラからも貧乏くじ押し付けられる機会も目立つ?それも気にしてはならない。

戦力としても非常に有用な存在で、主に格闘と回避が(たまに言葉を失うような数値の時もあるが)自軍内でもトップクラスなのが多く、愛機デスサイズとの相性もあり参戦からラストまでずっと使っていける能力を有している。
「集中」「加速」「(作品によっては)闘志」「高性能レーダーorハロ」→敵陣放り込んで「よし、殺ってこい」は多くのプレイヤーが通ったであろう。
……FとF完結編と64とコンパクト1?知りません(視線泳がせながら)



  • 人気
放送終了から現在まで、長い時間が流れる中、未だに根強い人気を誇るキャラクターである。ガンダム作品と言えばアンチが付き物だがデュオに関しては極端にアンチが少ない(いるにはいるらしいがあまり見かけない)。
  • パイロット能力/生身の能力/容姿/性格、Wの五人の例に漏れず完璧超人なスペック持ちだが前述の通り貧乏くじ引きまくり故のプラマイ効果か、はたまた嫌みのないキャラクター性故にかは謎だが希少価値と言える。‥訂正、ガンダム作品で考えると奇跡といえなくもない。
デュオをプレイアブルキャラとして使えるゲームではその人気を確認でき、大体の場合使用率が上位に食い込む。
例えばスパロボなんかでは、デュオをよく使い、どんどん技能・能力養成し、デスサイズ共々使い続けふと気がつけば自軍中トップになっていた……なんて事もよくあるプレイヤーは多いのではないだろうか?





「死にたい気持ちは分かるけどな。あれで死ねないんじゃ、もうちょっとマシな死に方考えた方がいいぜ」

「あーやだやだ、無口で無愛想で無鉄砲で!俺がお前なら、その暗い性格呪ってとっくに死んでるぜ!」

「コロニーからじゃ、月は見えすぎて墓場みたいだった……」

「でも俺、男の子なんでね……」

「スカッとしない死に方!あーあ、俺ってカッコ悪ぃ……」

「けどな、どんなに良く出来てても所詮はお人形さんなんだよ!人形に負けて、ガンダムのパイロットが務まるかッ!」

「どけどけぇ!死神と疫病神のお通りだ!」

「へいへい、ぞっこんって奴ね……」

「ったく、少しは頭を使ったらどうなんだ?」

「どうだい?俺の腕も大したもんだろ!」

「撤退するくらいならとっくに逃げてるぜ。流石にこれ以上はキツいけどな……!」

「今度こそ最後だな、相棒」

「斬って、斬って、斬りまくるぜぇ!」

「地獄への道連れは…ここにある兵器と戦争だけにしようぜ!」

「俺を本気で怒らせるなよ…長生きしたかったらなぁ!」

「俺はデュオ。デュオ・マックスウェル。逃げも隠れもするが嘘はつかない」

「珍しいな~頼み事のオンパレードじゃないか」


こう見えても追記・修正は得意でね!

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