ファイアーエムブレム外伝

登録日 :2012/04/16(月) 01:16:39
更新日 : 2017/09/23 Sat 07:13:18
所要時間 :約 6 分で読めます





『ファイアーエムブレム外伝』とは、1992年3月14日に発売されたファミリーコンピュータ専用ソフト。
前作『暗黒竜と光の剣』の世界観を踏襲しているが、舞台をバレンシア大陸に移している。
ファミコン末期に発売されたため、かなりレアだったが、現在はWii・ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも遊べるようになった。

※本ページはネタバレも含んでいるので注意


【あらすじ】

バレンシア大陸に存在する兄妹神……邪神ドーマ大地母神ミラ
二人の対立は大陸を分かち、北部にドーマが支配するリゲル帝国、南部にミラの加護を受けたソフィア王国が興された。
だがある時、ソフィア王国の民は宰相ドゼーの圧政に強いられる。それと同時期にリゲル帝国がソフィアへの侵攻を開始した。
それから十数年後…ラムの村に住んでいたアルムと、その幼なじみの修道女セリカは、それぞれの想いを抱いて戦いに身を投じていく。


【主な登場人物】

本編の主人公。ラムの村でマイセンと暮らしていたが、ソフィア解放軍に入ることになる。
珍しいことに、クラスはロードではなく戦士。後に弓も使えるようになる。
実はリゲル帝国の第一皇子で、神剣「ファルシオン」を使える数少ない人物。

ノーヴァ修道院の神官で、アルムとは幼なじみ。
初代女性ロードで、リンやエイリークの大先輩。
実はソフィア王家唯一の生き残りで、CC後はサークレットを付ける。

  • マイセン
アルムと共にラムの村に住んでいたじいちゃん。彼の解放軍入りを拒んでいた。
それにはある理由が…。

  • ノーマ
ミラ教の大司祭。セリカの師匠で、彼女の出生の秘密を知っている。
旅立ちを見送ったものの、心配になって後から付いてきた。

  • ルカ
解放軍の兵士。マイセンに解放軍への協力を求めるためにラムの村を訪れる。
彼なしではアルムの挙兵はなかったと言えよう。
後に軍の指揮権がアルムに移ってからも、共に戦った。

  • クレーベ
解放軍のリーダーだったが、アルムにその権利を譲る。
イケメンにして本作一の使えないユニットとして名高い。仲間になるのがやや遅いせいでジェイガンポジですらない。
序盤の某入手困難アイテムを最低限の育成で入手しようとする時だけは輝くが……こういう所も何だかネタっぽい。

  • クレア
クレーベの妹。バレンシアでは珍しいペガサスナイトで、アルムに恋をするが…。
「あーあ アルム すきだったのになぁ…」

  • グレイ
村人トリオ1号でアルムの幼なじみ。
ロビンとはクレア争奪戦を繰り広げている(※仲間になるまではクレアとアルムや村人達に面識はない)。

  • ロビン
村人トリオ2号でアルムのry
グレイ同様、クレアに想いを寄せている。
成長率が結構独特だったりする。

  • クリフ
村人トリオ3号でry
全体的に影が薄く気も弱い。しかしプレイヤーからはその有能っぷりからよく頼りにされる。
派生作品でよく犠牲者となる。

ミラを崇拝するシスター。盗賊に囚われていたがアルム達に助け出される。
本作のシスター系に共通して言えることなのだが、リザイア無双ができる…が命中率が非常に低いのでやっぱそこまで強くはない。
小説版のヒロイン。

  • リュート
妖術師タタラに操られた妹を救うため、解放軍に志願した旅の魔道士。
箱田版暗黒竜にも登場した。

  • バルボ
家族を海賊に殺され、その仇を討とうとするアーマーナイト。
何でか知らんがパッケージにも出ている。
見た目も中身もゴツく頼りになるキャラにして、事実上ヒロイン(マップ相性的な意味で)。

  • ジーク
記憶を失っていたリゲル騎士団の将軍。
どこかで見たような…?

  • ティータ
海岸に倒れていたジークを看病し、恋に落ちた聖女。
ジークが自分の元からいなくなることを不安に思っている。

  • ルドルフ
ソフィアに侵攻し、神剣「ファルシオン」でミラを封印したリゲル皇帝。
実はアルムの父親で、息子に大陸統一の夢を託して自ら悪役を演じていた。作中一の漢にして理想の親父。

  • ドゼー
ソフィア王国の宰相。バカ王リマ4世をそそのかした。
俺達は、こいつの圧政でこんな生活を強いられているんだ!(byソフィア住民)
作中よく分からない感じで終わってしまったが、最後の言葉から察するに実は愚鈍な人物とも言えなかったりする。

  • ジュダ
ドーマ復活を画策する魔王。実の娘を魔女にしてドーマの生贄にしようとするド外道。
それ以外も色々やってる下衆。

ソフィアの大地を守護する妹神。生き物が自由に遊び戯れる楽園を夢見ている。
訳あってルドルフに封印されていた。

リゲルの大地を支配する兄神。力こそがパワー。
ぶっちゃけこいつと妹の兄妹喧嘩がそもそもの始まり。


【新要素】
今作はRPG(育成)の要素が強く、誰にでも取っつきやすい内容となっている。
ただしあまり育成しない場合は相応の難易度になったりする。
マップのバランスは荒々しいが、意外に地形を駆使した戦い方も考慮されている(ところもある)。
攻め込む・攻め込まれた方向から配置場所が変わるなど細かい要素も多い。

後に『聖魔の光石』や『覚醒』、『if』にも引き継がれた要素も…。

  • 武器の耐久力の撤廃
今までのシリーズには武器に耐久力があったが、今回は存在しない。
また、アイテムを捨てることはできない。

  • アイテムは一つしか所持できない
装備の持ち替えなどの概念もごく一部にしかなく、実質『所持=装備』である。
他にも『たて』『ゆびわ』などの武器とは異なる装備も登場。

  • フィールドマップの移動
自由にフィールドを行き来することで、経験値が稼ぎやすくなった。

  • 魔法の仕様変更
HPを消費して使うため、無駄使いはできない。
攻撃系の黒魔法、回復系の白魔法、敵専用の妖術と分類されており、特にエンジェルは強力。

  • クラスチェンジの仕様変更
各地の「ミラのしもべ」に話しかけることで行われ、自由にCCできる。
後の兵種変更とも言える。

「ミラのしもべ」システムを生かして、何度もCCができる。一度は最強ユニット・魔戦士にして村人に戻すのは誰もが通る道。

  • 復活の井戸
ドーピングポイント(外伝にはドーピングアイテムがないため)
「復活の水」は倒れてしまったユニットを復活させることができる。

  • りゅうせい、げっこう、たいよう
敵が極まれに持っているレアな武器。後の「流星」「月光」「太陽」のモデルとなった。

  • 『とつげき』などの自動行動コマンドや『たいきゃく』などの撤退コマンドが追加。
RPG色の強い本作においては意外に便利なコマンドである。


【余談】
  • 本作には『暗黒竜と光の剣』にも登場したパオラ・カチュア・エストのペガサスナイト三姉妹も特別出演している。
    後に発売された『新・紋章の謎』の支援会話では『外伝』の存在が示唆されている場面もある(エストが敵に捕まった回数、天使の指輪のレプリカ)。

  • 『覚醒』の舞台の一つ「ヴァルム大陸」はバレンシア大陸と酷似しており、MAPに「ミラの大樹」「ドーマの臓物」など本作を彷彿とさせる地名がある。





追記・修正は神々から自立してからお願いします。

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