ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!

登録日:2011/12/13 Tue 01:32:50
更新日:2024/04/14 Sun 21:27:22
所要時間:約 3 分で読めます




『ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!』とは、2002年3月9日に『ドラえもん のび太とロボット王国』『ぼくの生まれた日』と同時上映された
ザ☆ドラえもんズ』シリーズ7作目にして、最終作である。

監督:やすみ哲夫
主題歌:なし(後述)

本作のメインはドラリーニョ。彼のそれしかない取り柄のサッカーを題材としており、恐らくは同年に開催された日韓合同W杯に因んだのであろう。
その内容は以下の通りである。


【あらすじ】

ドラメッドの魔法の絨毯で海の上を飛んでいたドラえもんズであったが、突然現れたDr.アチモフ率いるサッカーチームとサッカーをすることになる。
早速試合が始まるが、アチモフチームはあの手この手でドラえもんズを汚い罠に陥れ、苦しめる。
罠にはまったドラえもんズはベルトコンベアの上を走らされたり、流れてきた寿司に飛び付いたり
シンクロナイズドスイミングをしたりと、もはや何をしてるのかわからなくなってくる卑劣な拷問(?)に苦しめられる。
最後は皆で力を合わせ、アチモフが作った巨大な壁を破壊し、ゴール!!見事勝利する。ゴールを決めたドラリーニョは皆から祝福を受ける。

【解説】


以上が本作のほぼ全ての内容である。

え? 短すぎる って?それもそのはず。本作の上映時間は



わずか5分である。



そう、わずか5分(OPとED入れたら7分)である。大事なことなので(ry
映画ドラえもんズシリーズは『ムシムシぴょんぴょん大作戦!』以降、同時上映作品に感動中編が加わった影響で上映時間が約15~17分に短縮されていたが、本作はどういう訳かさらに約3分の1にまで短縮してしまった。
その分同時上映の尺が伸びてるんじゃないの?と思われるかも知れないがそんなことはなく、『のび太とロボット王国』が82分、『ぼくの生まれた日』が25分で3作分の上映時間が113分と寧ろ短くなっている。*1
そんな短い上映時間のためか、本作は上記のように まともなストーリーを作ることを最初から放棄している。 脚本家が不在なのもそのためだと思われる。
従って本作にはコミカライズは存在しない。

それに加え、本作では登場人物全員が



一言も喋らない。



一言も喋らないのである。大事な(ry
本作はBGMとSEのみの所謂サイレント映画であり、従って主題歌も存在しない。*2
どういう経緯でこのようなことになったのかは不明だが、ドラえもんズといえば元気いっぱいに騒ぎまくるキャラクターが魅力である。
それなのに、それが封印されたとあって、多くのファンが落胆した。


更に、本作では

ドラえもんが出てこない。


ドラえもんが出てこないのである。大(ry
前年の「ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!」でも不在だが、そちらでは「ドラ焼きの食べ過ぎで腹を壊した」という理由があるだけ若干マシ。
本作ではそもそもサイレント映画のためか理由すら語られない。
だいたい、敵味方合わせて12人じゃサッカーじゃなくてフットサルだ!


以上のように、 7年 も続いたドラえもんズの締め括りがこのような形になり、劇場で視聴した多くのファンを落胆させた作品である。
そんな本作だが、内容自体は決して駄作というほどでもない。
しかし、ドラえもんズ最終作の映画として見ると間違いなく落胆ものの作品である。
一応同年3月30日放送の「春だ!元気だ!! ドラえもん スペシャル」内のブリッジアニメでは台詞付きのドラえもんズが登場したが、ソフト化はされていないためある意味貴重映像となってしまっている。


最後がこうなってしまったということもあり、ドラえもんズの復活を望む声は未だに根強い。

【テレビ放送】

2003年3月7日に特番『ドラえもん映画前夜祭2003』内で放送された。
もちろん本作だけでは30分持たないので歴代映画の名場面を紹介するブリッジアニメを主軸に、Aパートで本作をノーカット放送、Bパートでは翌日公開の『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』と『Pa-Pa-Paザ★ムービー パーマン』の本編映像や『THEドラえもん展』の紹介映像を放送する構成となっていた。


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最終更新:2024年04月14日 21:27

*1 参考として前年度の『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』他3作の合計上映時間が133分であり、1年の間で20分短縮されているのがわかる。

*2 エンドロールでもBGMが使われている。