ドンブラ粉

登録日 :2011/02/13(日) 15:01:23
更新日 : 2017/01/30 Mon 10:27:13
所要時間 :約 8 分で読めます




「人間が魚のまねするなんてくだらないよ。」



ドンブラ粉とは、ドラえもんに出てくるひみつ道具の一つ。


とある夏の日、照りつける太陽の下を歩くドラえもんとのび太。
そこに声をかける一人の男が。
「おーいのび太、プールに行こうよ。へへへっ」
スネ夫である。
しかしのび太はそれを無視して歩を進める。


さらにジャイアンにも遭遇。
「のび太。プール行こうぜ?」
スネ夫と同じことを言い、なぜかニヤニヤしている。
のび太はジャイアンからの誘いも無視して歩いていく。
果てには声をかけてきたしずかちゃんまで無視し、走って家へ帰ってしまう。


不思議に思ったドラえもんはのび太に聞いてみることに。
「僕が泳げないのを知っててわざと誘うんだもん。ホントはプールになんて行く気はないんだよ、泳げないのを面白がってるだけさ。
みんな僕の事をバカにして喜んでるんだ…。」


「プールで練習すれば?」
どらやきを食べながら呑気に答えるドラえもん。
だがのび太は
「いいんだ、僕は一生かなづちで通すんだ。人間が魚のまねするなんてくだらないよ。」
と完全にふて腐れてしまう。


そこでドラえもんが出した道具が「ドンブラ粉」である。
ドラえもんはおもむろにその粉をのび太に塗していく。
するとのび太の体がどんどん床に沈んでいくではないか。


床に沈み慌てるのび太に、ドラえもんは浮輪を投げて説明する。


この道具は体に塗した粉が周囲の触れている部分を水のようにすることで、床、地面、壁などを突き抜けて海のように泳ぐことが出来るらしい。
しかも水より若干浮力があるので、のび太でもある程度泳ぐことが可能とのこと。
ただし効果があるのは粉をつけた人間のみなので、他人にしてみればただの地面でしかなく、泳いだ跡の地形が泥のように変わったりすることもない。


ドラえもんはこれを使ってのび太にスパルタ水泳指導を施すことに。
しかし小煩い指導に浮輪まで取り上げられ腹を立てたのび太は、潜ったまま浮かずに犬かきで脱走…もとい脱泳する。


地上で慌てるドラえもんを尻目に、別の場所でプハッと息継ぎをするのび太。
そこは2階の部屋の真下、一階の居間の天井だった。


下ではどうやらママと近所のおばさんが世間話をしている模様。
そこへのび太は飛び込みを敢行。


「んな゙ああ゙ぁあぁ゙!?」

人が降ってきてパニックになるおばさん。
見ていないのでワケが分からないママ。
今見たものを説明しようと畳の上で泳ぐ仕草をするおばさん。
本気で心配しだすママ。


そんなカオスな空間を作っておきながら、のび太は何事もなかったかのように泳ぎ去ろうとする。


それに気付いたドラえもんは
「外は危ないんだぞ!」
と注意するもこれを無視。再び地中に潜ってしまう。


しばらく潜水したのび太が顔をだすと、そこはしずかちゃんの家の前だった。
「そうだ、しずかちゃんはいるかなあ?」
のび太は文字通り源家に潜入を試みる。


家の中ではしずかちゃんがプールに行った後の体をお風呂で洗おうとしていた。
そこへのび太はたまたま偶然
「この辺かな?」
などと言って顔を出す。



「キャー!」


お馴染みの光景である。
しずかちゃんの生尻を拝んだのび太はすぐさまその場から逃走…否、逃泳する。
さらにそこへ騒ぎを聞き付け飛んできたドラえもん、風呂場の窓を開けてしずかちゃんに謝罪。



「エッチ!」
/o。゚。バシャッ゜。゚\


まったくである。
その後も泳ぎ続けるのび太は空き地へとたどり着く。
そこではさっきプールに誘ってきたジャイアンらが野球をしていた。
やはりプールの誘いはのび太をからかうための嘘だったのだ。


「よくもやってくれたよなぁぁぁぁぁぁうぶな事を………じゃなくて…やばな事……は違う…うぐぐ………鯔な事でもなくて鯖な事」





「知ってんだよオオォォッ!!国語の教師か うう‥うう…うおお おっ おっオメーはよォォォォ」


「オオォォアシ (ry
のび太はジャイアンとスネ夫に仕返しをすることに。


一塁ランナージャイアン、バッタースネ夫。
「スネ夫、ヒット打たなかったら分かってんな!?」


「まあ見てなって。」
そう言って打った打球は外野越えのヒットに。
喜ぶスネ夫、ファーストベースを踏もうとしたその時


   ______    _
 `/`    /|    /
、/     /ξ)〃≡=-/
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/Ξ=- |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ̄
    /ズズッ\


何とベースがひとりでに動いたではないか。
踏みそこなったスネ夫は驚きながら再度踏もうとするも、ベースは動き踏むことが出来ない。
そうこうしているうちにボールは返球され、スネ夫はアウトに。


「何やってんだ、せっかくのチャンス潰しやがって!」
キレる剛田君。言い訳をするスネ夫を殴りつけ、攻守交代に。


「今度エラーした奴はぶっ殺すからな!」
守備陣に向かってマウンドで猛る暴君。
キャッチャー目掛けて投げたボールは、打たれるもどん詰まりのピッチャーフライに。


「オーライ!」
ボールを捕ろうとするジャイアンだったが、のび太に足を掴まれ転倒。


「やーい下手くそジャイアンノロマのジャイアン!」
追撃するのび太。
これをスネ夫ら守備陣が言ったと思ったジャイアンは、 スネ夫の頭を金属バットで何度も殴打する。


「日頃いじめられてるからいたずらしたんだな」
一部始終を陰から見ていたドラえもん。
これに気付いたジャイアンはドラえもんがやったんだなと判断、強襲しドンブラ粉を強奪する。


水を得た魚のように活き活きする粉を得たゴリラは、スネ夫に粉を塗させ地面に飛び込もうとする。
慌てて逃げるのび太だったが、ジャイアンは地面に衝突。
実はドラえもんが渡したのはただのシッカロールだったのだ。


「本物のドンブラ粉なんて渡せるもんか。さ、家に帰ろう。」
泳ぐのび太と共に道路を併走するドラえもん。しかしのび太は
「とは言ってももう疲れて泳げないよ、陸に上がらないと…ってここが陸だ、助けてドラえもんぼく溺れちゃu※b‰ぶ゜*;・,」


道路の真ん中で溺れ沈んだのび太をドラえもんはスコップで掘り返して救出。
「ぼくもう面倒みきれないよ」
の一言で〆ている。


この項目を建てる上で参考にしたのはアニメ版旧ドラだが、漫画版では庭で溺れ、新ドラでは同じように道路で溺れるもちゃんと工事をして掘り出している。
コンクリ舗装された道路をスコップで掘り返すドラえもんって…。

また、同じようにしずかちゃんの入浴シーン、ジャイアンの暴力的なシーンは漫画新旧ドラで違ったりする。


宇宙小戦争では応用としてラジコン戦車にこれをかけて地面に沈めて隠匿していた(あっさり見つけられたが)。


このドンブラ粉で泳ぐ際地中はどうなっているかだが、新ドラの表現を見ると在るものがそのまま見えるようだ。
なので木は根っこの部分が見え、嫌でもミミズを見る羽目になると思われる。

そして溺れたとき、時間が経っても一定以上深く沈んでいないことから、ある程度潜れる限度があるのかもしれない。
浮力も水よりあるらしいし。


注意すべきはこの道具の効果の認識であるが、 床や地面を泳ぐことが出来るようになるだけ であり、触れた無機物が全て液状になるわけではない。
この点を勘違いしていると多分死ぬ。どういうことかは自分で考えていただきたい。


ついでにこの道具と同じ効果を持つものにドンブラクリームというものもある。用途は同じ。
亜種にどんぶらガスもある。これは地中から地上の様子を見ることが出来る。
しずかちゃんのパンツも見える。


追記・修正は25mプールを15秒以内に泳げる方、お願いします。

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