人間製造機

登録日 :2011/09/01(木) 23:20:28
更新日 : 2017/05/03 Wed 12:14:57
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「二人で一緒につくらない?」

「何を?」

「赤ちゃん」




人間製造機とはドラえもんに登場するひみつ道具。
その名の通り「人間」を製造する機械である。

材料は
  • 石鹸(脂肪)……1個
  • 釘(鉄)……1本
  • マッチ(りん)……100本
  • 鉛筆(炭素)……450本
  • 石灰……コップ1杯分
  • 硫黄……1つまみ
  • マグネシウム……1つまみ
  • 水……1.8リットル

と、これらで約3キロの「人間」一人分の材料となる。

これらの材料を機械に入れ、分解装置を作動させて、組み立てスイッチを入れるだけで「人間」が作れてしまう。

この倫理観も何もない道具であるが、新世界デパートの 新製品 として一般販売された。
未来の世界のデパートは何かとおかしい気がするが……




しかし

この人間製造機には とんでもない欠点が存在していた。

人間製造機で作った「人間」は 強力な超能力を持つミュータント であり、普通の人間では相手になれないというもの。
ミュータント事態も強力な念動力だけではなく、赤子の時点で高い知能を持っている。
そのミュータント達が勝手に仲間を増やし、人間を征服しようとして未来の世界では大騒ぎとなり、ついには国連軍まで出動したのであった。

当然のび太やドラえもんではミュータントの赤ん坊の始末などできず、
やむなくドラえもんは時間を巻き戻すことで赤ん坊を生まれる前に戻して事態を強引に解決させた。

人間製造機はこのとんでもない欠点のせいで 販売中止 となってしまう。

当然である。



実際に話の中でも、新世界デパートの人間が人間製造機を回収にやって来るのだが、ここでとある疑問が生じる。

この危険な道具をどうしてドラえもんは持っていたのか?

永遠の謎である。

ちなみに、のび太が「二人で赤ちゃんを作らない?」と言ってしずかちゃんに酷い目に合わされたが、
これはのび太が説明不足だった為に誤解してこのようなことになってしまったと考えられる。
のび太も、なぜ怒るのかが分からなかったところを見ると本人に悪気は無いものと思われる。


●余談
新ドラでは秘密道具の名前が「架空生物製造機」となっていて、人間を作る物では無く架空の生物を作る物になっている。
さすがに放送コードに引っかかったか。

オチも違い、中盤からミュータントの赤ん坊は静香の愛情に触れ、高い知識欲を持つようになる。
図書館の本を全て読み尽くし、最高度の頭脳を得た赤ん坊は、
どこかにいるであろう自分を受け入れられる生物がいる星を求めて宇宙へテレポートで旅立つ感動話になっている。

しかし 「一緒につくらない?」 の下りがあるのは評価したい。


なお、「新世界デパート」はこの話1回きりで以後は出てこない(この道具が問題になって潰れたのでは?とする見解もある)。
その後「二十二世紀デパート」というのも出てくるが、こちらもクローン培養基という人体生成の道具を誤配している。


追記・修正は「人間」の材料を集めてからお願いします

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