平賀=キートン・太一

登録日:2011/01/26(水) 22:21:41
更新日:2023/08/09 Wed 16:11:37
所要時間:約 2 分で読めます




平賀=キートン・太一は浦沢直樹の漫画『MASTERキートン』の主人公である。

CV:井上倫宏、宮田幸季(幼少期)

概要

オックスフォード大学の出身で考古学を専攻し、非常に学識のある人物。
温厚な性格で初対面の相手にも警戒心を抱かせず、老若男女問わず接することができ、すぐ仲良くなれる。

服装は基本的に背広を着ており、物をすぐポケットに入れる癖がある。

職業はダニエルとロンドンで開いている探偵事務所のオプ(調査員)*1、大学の非常勤講師など。
主な収入は先の2つから得ている。

家族は父親で動物学者の太平、娘の百合子、離婚した妻*2、母親の貴族、パトリシアがいる。

人物

父は日本人で母はイギリス人の日英ハーフ。
具体的な年齢は不明だが、娘の百合子が高校生なので、三十代後半から四十代前半といったところ。

大学生の頃に留学生の日本人女性と学生結婚をしたが、娘が五歳の時に離婚。
これを機に夢見がちな自身を鍛え直すため、大学を休学して軍隊に入隊した。
ここでサバイバル技術を習得し、凄まじい才能を発揮していった彼は、遂にはSASの教官にまで成長する。
軍人としては1982年にイギリスとアルゼンチンの間で行われたフォークランド紛争に参戦。
勲章も授与されている。
軍は彼を士官候補扱いをしたが、現実的すぎる軍隊を好きになれず、名誉除隊を選ぶ。
しかし、緊急の際には待機命令が下るなど未だに軍隊とのパイプが強い。
しかも、戦闘能力(特にサバイバル能力)が高く、自作の武器や環境を駆使して歴戦の傭兵やテロリストたちを手玉に取ったり、砂漠のド真ん中から生還するほど。

しかしキートンの夢はあくまでも考古学。
彼の学問にかける情熱は本物で、学生時代の恩師、ユーリー・スコットの夢*3を引き継ぐことが彼自身の夢である。
オプの仕事はあくまで発掘調査のため(あるいは生活していくため)の副業であるが、皮肉なことにオプとしての絶大な能力を持っていることがその足かせになっている。

余談

漫画の登場人物で将来なりたい大人に挙げられることも多いキートンだが、
現在、『MASTERキートン』の単行本は版権問題などがあり手に入れることは難しい。
しかしDVDの試聴は簡単なので是非みてほしい。
キートンが理想の大人に挙げられる理由がわかるはずだから。

2011年8月に完全版が発売。
さらに『ビッグコミックオリジナル』にて、20年後を描いた『MASTERキートンReMASTER』が不定期で掲載され、小学館から単行本が刊行されている。



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最終更新:2023年08月09日 16:11

*1 実在する保険会社「ロイズ」からの調査依頼を受ける。

*2 未だにお互い未練があるようだが、最後までその顔が表に出ることはなかった。

*3 「ドナウ川がヨーロッパ文明の起源」を証明すること。作中では異端視されており、「公にすることは学会からの追放に繋がる」と言及されている。