RAINBOW 二舎六房の七人

登録日 :2010/03/15 (月) 18:25:57
更新日 : 2016/01/14 Thu 23:58:45
所要時間 :約 6 分で読めます




ヤングサンデー→ビッグコミックスピリッツで連載されていた漫画。
全22巻、四章構成。
原作:安部譲二
漫画:柿崎正澄

連載中に掲載紙のヤングサンデーがアレしちゃったので、第四章はビッグコミックスピリッツに移籍。
余談だが、そのせいで21&22巻は約50円ほどお値段上乗せ。

2010年4月よりアニメ化もされた。
鬱シーンてんこ盛りなのに大丈夫なのか…


【あらすじ】
舞台は第二次世界大戦後。
全てを失った日本、その中で6人の少年がそれぞれの事情を背負い湘南特別少年院二舎六房へと堕ちた。
世の中の不条理に打ちのめされた彼等の人生は、「地獄」と称される特少で1人の男と出会い変わっていく……


【二舎六房の七人】
◆桜木 六郎太(アンチャン)
CV.小山力也
アダ名の由来はみんなの兄貴分だから。
長い間 二舎六房に1人でいた。
6人に諦めず強く生きることを教え、「アンチャンの教え」は彼等の人生にまで影響を与えた。

釈放間近だが、佐々木と石原の弱みを握っているため拷問に近い日々を送る。
夢はボクシングの世界チャンプになり、母親に楽をさせてあげること。


◆水上真理雄(マリオ)
CV.小栗旬
アダ名の由来は本名から。
直情的ですぐ手が出るが、仲間の為なら迷わず命を賭ける。

アンチャンの影響でボクシングを始め、成長後は仲間ですら見間違えるほど彼そっくりな風格を纏う。
夢は「みんなの夢が叶うこと」


◆前田 昇(スッポン)
CV.朴ロ美
アダ名の由来は必殺技が噛みつきで、決して離さないことから。
背が低くて勉強も出来ないが、口は達者で要領が良い。

広島原爆で天涯孤独となったため、家族に等しい者のためなら男を見せる。
夢はハーレムをつくること。


◆遠山 忠義(ヘイタイ)
CV.黒田崇矢
アダ名の由来は父親のような兵隊になりたいから。
筋肉質で寡黙硬派な大男、左目下と額に疵がある。

母子家庭で母親から「死んだ父親は立派な兵隊だった」と言われ育ち、自身も幼少からその道を志す。
夢は自衛官。


◆野本 龍二(バレモト)
CV.藤原啓治
アダ名の由来は彼の生き様「バレて元々」から。
丸眼鏡のモヤシっ子で、大量の本を読んでる頭でっかち。

策略家で皮肉屋。
7人の中で最も心身ともに弱いが、徐々に成長して仲間の為に震えながらも立ち向かっていく。
夢は蓄えた知識で大金持ちになること。


◆横須賀 丈(ジョー)
CV.羽染達也
アダ名の由来は本名から。
日本と米国の混血児で、幼少児に妹とともに孤児院へ置き去りにされた。
孤児院の女院長から性的虐待を受けて育ち、入所後に妹は里親に引き取られ生き別れとなる。

成長すると超絶イケメンに。
夢は大物歌手。


◆松浦 万作(キャベツ)
CV.脇友弘
アダ名の由来は右肩の刺青(岩牡丹)がキャベツに見えるから。
頭と要領はかなり悪いが、人懐っこく優しい大男。
すぐ騙されるため利用されやすく、怪力を誇るが喧嘩は大嫌い。

男色の気は無いが、人懐っこすぎてたまにマリオに気持ち悪がられる。
夢は美味しいものを沢山食べる。


【七人の協力/関係者】
◆小池 節子
CV.貫地谷しほり
看護婦で、アンチャンの治療をきっかけに知り合う。
外に出たマリオ達をしばらく匿い、アンチャンとは互いに惹かれあう。
人妻になってからというものの、薄幸具合から滲み出るエロスがすごい。


◆リリィ
CV.山像かおり
娼婦で米軍将校の愛人。
姉御肌の美人で、基地へ自由に出入りできる立場を活かして協力してくれる。
七人やメグの相談相手を務め、特にスッポンとは姉弟のような繋がりを持つ。


◆横須賀 メグ
ジョーの妹。
12才のとき里親に引き取られるが、そこで酷い性的虐待を受けた。
15才で逃げ出して水商売を転々とし、ジョーと再会後はリリィの店で世話になる。
日常に戻っても里親の影が纏わりつくが、二舎六房の面々に劣らない強さを見せる。


◆有籐
ヤ○ザの若頭、後に自分の組を持つ。
顔に刀傷がある男前。
自覚無しに裏の世界に入っちゃったキャベツの世話をしたり、マリオ達に興味を持ち色々と協力してくれる。


◆田中
有籐の腹心。
極悪顔で生粋のヤ○ザだが、ぶっきらぼうながら面倒見が良く結局はかなりのお人好し。

元ボクサーで中々の腕前だったらしい。


◆東田
東田病院の院長。
アメリカ帰りの名医で、無茶ばかりするマリオ達に呆れながらも治療を引き受けてくれる。


◆岩崎
自衛隊になったヘイタイの後輩。
ダメダメの根性無しだが、ヘイタイに憧れ急成長。
自衛隊の備品(車など)を作戦に貸し出してくれる。


【悪人達】
◆石原
CV.石井康嗣
湘南特少の看守。
佐々木に収監者をあてがい、便宜を図ることで私腹を肥やす。
真性のゲスで気に入らない収監者を痛めつけるのが趣味。
過去に自殺者を出した証拠を握られたため、アンチャンを事故に見せかけ殺そうとする。


◆佐々木 義助
CV.土師孝也
湘南特少の嘱託医師。
少年好きで、石原の協力を経て日夜 気に入った収監者を犯していた。
湘南特少の生活は、入所検査と称して佐々木にケツ穴へ固くて長い棒を突っ込まれる所から始まる。
グロ注意。


◆孤児院の院長
ジョーとメグが置き去りにされた孤児院の女性院長。
混血で金髪碧眼のジョーを気に入り性的虐待を繰り返した。
グロ注意。


◆前畑 伸之輔
メグを引き取った里親。
孤児院の院長とグルで、児童の人身売買を行う。
12才のメグを犯し続け、彼女が逃げ出した後も行方を探していた。
グロ注意。



【その他】
原作者の半生を元に描かれており、敗戦後の日本の不条理がよく描かれている。
同者の随筆「塀の中の懲りない面々」から引き継がれてる部分も多々ある。

表紙は二舎六房の面々がローテーション(最終2巻除く)で務め、 サブタイトルは洋楽の曲名でA~Z順に並ぶ。
しっかり洋楽をA~Z順に並べてるのに話の内容とちゃんとリンクしてるのは結構すごい。


劇画調で所々にナレーションが入るのは好みが分かれる。
男前と美人、変態と怪物の描き分けは素晴らしく何故か美人は老けない。
特にヘイタイの母親辺り。


本編のドス暗い内容に反して単行本の巻末は結構軽め。
4コマとか。



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