ウルトラホーク1号

登録日 :2011/09/18(日) 01:09:04
更新日 : 2017/05/10 Wed 08:47:52
所要時間 :約 6 分で読めます







Fourth Gate, Open. Fourth Gate, Open.



Quickly! Quickly!



Pull the throttle. Pull the throttle.



Twenty seconds before.



All out. All out.



Pull the throttle.



All right? Let's Go!



ウルトラホーク1号とは、円谷プロ製作の特撮TVドラマ『ウルトラセブン』及びその関連作に登場する戦闘機である。
成田亨氏のデザインによる巨大なダブルデルタ翼とT字型尾翼が美しい、歴代防衛チームでも屈指の美しさを誇る傑作機である。




型式番号:TDF-UH-001
全長:42m
全幅:20m
重量:74t
最高速度:マッハ4
乗員:6名


地球防衛軍が極東支部のエリート集団であるウルトラ警備隊専用に開発した主力大型戦闘攻撃機。
戦闘・爆撃・哨戒・偵察など、多岐に渡って活躍する多目的機である。

富士山麓の地下にある地球防衛軍極東基地のドックには常に複数機が待機しており、二子山に隠された発進ゲートから一分以内に出撃することが可能となっている。


宇宙全体で侵略戦争が激化する中、侵略者の魔の手から地球を守る為にこれまでの兵器を超える性能を持った戦力を求めて開発された本機にはこれまでにない様々な機能が与えられた。

その一つとして、機体にコンピューターの導入が挙げられる。
これによって基地とのデータリンクを実施して前線司令部としての機能を得ただけでなく機体制御のサポートを行わせることが可能になった。


飛行性能も非常に良好である。
熱核ロケットエンジンから生み出される最大マッハ4のスピードは勿論、この機体の外見の特徴であるダブルデルタ翼とT字型尾翼により、全長42mという大型爆撃機並みの巨体でありながらも通常の戦闘機を上回る機動力がある。

どれくらいすごいかというと 何の苦もなくトンボ返り をしたり ミサイルを乱射しながらキリモミ飛行 したりするくらいすごい。

また、リフトジェットによる垂直離着陸やジェット・ロケット複合エンジンにより追加装備や改修・補助無しで大気圏を離脱・再突入、宇宙航行が出来る。
ただし、合体時にしか大気圏離脱は出来ず、また宇宙空間での性能は2号に劣る。



主な武装は空対地、空対空を兼ねたレーザー砲とミサイルなど。
それら以外にも下部ハッチに特殊噴霧装置や投下式磁力吸着爆弾マグネチック7などの各種爆弾やオプションを搭載出来る。
また、連装ロケットランチャーや3連ロケットランチャーなど重装備仕様に換装する場合もある。

以上のように地球防衛軍でも屈指の火力を誇るが、劇中未登場の宇宙爆撃挺には劣るようだ。



そしてホーク1号最大の特徴は、その分離・合体機能である。
普通は作戦現場上空で分離するのだが、場合によってはそれぞれ単独で発進することもある。

本機はα、β、γの3機で形成されていて、必要に応じて分離し、3号と共にカルテット作戦に代表される立体的なフォーメーション攻撃を可能としている。
また、損傷した箇所を放棄することで戦闘を続行するなどダメージコントロールにも優れるという利点もある。

なお、分離状態では各自に大気圏離脱能力は無く、武装は共通してレーザー砲とミサイルである。


  • α号
型式番号TDF-001-1。
中央胴体部。ホーク1号のメインコクピットがある言わば中核であり、合体時はここで他の2機をコントロールしている。

  • β号
型式番号TDF-001-2。
ダブルデルタ翼前部が分離してV字型の戦闘機となる。

  • γ号
型式番号TDF-001-3。
ダブルデルタ翼後部が分離してW字型の戦闘機となる。


以上の3機が分離した状態である。

しかし一見便利そうに見えるこの機能にも弱点がある。

航空機へのコンピューターの導入が始まったばかりの当時の技術力では各種の情報処理と並列して分離した機体の制御を行うにはCPUの性能も情報処理速度も不十分であり、空中での再合体用のプログラムは組み込まれていなかった(そもそも戦闘中の再合体は想定されていなかった)。

故にオートでの合体は出来ず、合体には微小レーザーと精密測定を利用したマニュアル操作で行わなければならなかった。

この作業には繊細な機体操作が求められる為、ある意味ウルトラ警備隊の隊員としての実力を試される場面である。
実際、キュラソ星人によってβ号がジャックされてアンヌ隊員が人質にされた際に、合体してβ号のコントロールを奪い返す際には僅かな失敗も許されない、成功か墜落かの緊迫感が漂っていた。
そのためか実際に分離して攻撃したのは1,3,20話の三回と非常に少ない。


以上のように地球の科学の粋を集めた本機は襲い来る侵略者の宇宙船に劣るものではなく、エリート集団たるウルトラ警備隊の実力もあって高い戦果を上げた。

宇宙人や怪獣の攻撃で墜落した回数も少なくはないが、それ以上に敵宇宙船との空中戦で性能を如何なく発揮し、ウルトラセブンと共に地球の平和を守り抜いたのである。



本作以外にも『ウルトラマンメビウス』24話での航空ショーでウルトラホーク3号やジェットビートルマットアロー1号、タックスペースと共に飛行するシーンや別世界ウルトラの星を目指してダンとアンヌを乗せて旅立つ様子が確認されている。



◆ウルトラホーク1号が撃墜したもの

  • ビラ星人の円盤群
  • メトロン星人の円盤
  • スペル星人の円盤
  • アイロス星人の円盤(3号との同時攻撃)
  • ブラコ星人の大円盤群
  • ボーグ星人の円盤
  • シャドウマンの小型円盤
  • ペロリンガ星人の円盤群
  • フック星人の円盤群




◆平成セブンでのウルトラホーク1号
エンジンや電子機器に細かい改良を加えられつつも数十年経った(作中での)現在でもウルトラ警備隊の主力戦闘機である。

しかしあの特徴的なエンジン音やその他のSEも一新されてしまっている為、多少違和感が残る。




◆余談
耳に残る特徴的な甲高いエンジン音にはロッキード社が開発した超音速ジェット戦闘機F-104の爆音を流用したものである。







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