ウルトラセブン(SFC)

登録日:2011/07/11(月) 23:34:11
更新日:2024/04/15 Mon 13:50:53
所要時間:約 6 分で読めます





1993年に発売された『ウルトラセブン』を題材にした2D格闘ゲーム。しかし、操作感覚はアクションゲームに近い。
前作に『ウルトラマン』、次作に『ウルトラマンG』のゲームがある(『G』は日本未発売)。


◆概要

ウルトラセブンを操作し、ステージ毎に登場する怪獣達を倒していく。登場する怪獣は全部で12種類(カプセル怪獣を含めば15種類)。

怪獣と戦う前に本編の大筋の話を聞けるので実際に本編を見ていない人でも楽しめるだろう。

完璧とは言えないものの、原作再現度もなかなか高い。
特にアイスラッガーの止め演出は必見。


◆ゲームシステム

怪獣との戦闘は前述の通り2D格闘ゲームのような感じだが、各ボタンでパンチキック・ジャンプ・ゲージ技等をする為、どちらかと言えばアクションゲームのシステムに近い。コマンド技も、特定のボタン+方向キーな感じであまり覚える事は無い。

また、ストーリーモードでは相手の体力を0するだけでは、体力ゲージにFINISHと表示されるだけで勝利にはならない。

では、どうやって倒すのか?答えは、とどめに必殺技を当てればいいのである。

このゲームのゲージ技は四段階のレベルがある。この四段階目の必殺技を当てる事で決着が着く。
つまり、
  1. 敵の体力を減らしつつ、ゲージを溜める。
  2. 敵の体力を0にしてレベル4の必殺技を放つ(アイスラッガーとワイドショットの2種類あり、どちらを使うかは敵によって異なる)。
  3. 怪獣は爆散orバラバラ
と言う訳である。

ちなみにこのゲームでは、後述の制限時間切れの場合を除いて、セブンも怪獣も、時間と共に体力が少しずつ回復するので、
怪獣の体力が回復してFINISHの表示が消える前にレベル4の必殺技を使わなければならない。

また3分の制限時間が存在し、これを過ぎるとセブンと怪獣の体力がどんどん減ってしまう。
しかし、制限時間が減る毎にゲージが溜まるスピードも上昇する為、一概にマイナスとは言えない。

じっくりゲージを溜めて体力を削るのも良いし、初っ端からゲージ技を使い、本編のようなハラハラする戦いをするのも面白い。

また、ステージを3つクリアする毎にボーナスステージのウルトラホーク1号を使ったシューティングゲームが楽しめる。
このステージでは特定のアイテムを取る事で、後述のカプセル怪獣の使用回数を回復できる(最大3回まで)
ちなみにウルトラホークは敵の攻撃に2回まで耐えられるが、ノーミスでクリアした場合はボーナスとしてコンティニュー可能回数が1回増える。


◆ステージ

  • ステージ1
『湖のひみつ』
エレキング登場。
エレキング自体は強くないが、前述のとどめが分からなかったり、捕まれてビリビリされる等、多くのセブンが犠牲になった。
とどめで首チョンパ後に爆発。

  • ステージ2
『狙われた街』
メトロン星人登場。
高いジャンプ、ダッシュ、的確なバリア等、序盤にしてはなかなかの強敵。
ちゃぶ台の会話もあるよ!

  • ステージ3
『怪しい隣人』
イカむす…じゃなかった、イカルス星人登場。
跳ね返せないアロー光線とワープが厄介でメトロン星人同様高いジャンプも出来る。
しかし、ワープする場所は元に居た場所かセブンの背後なので分かると楽に対処可能。

  • ステージ4
『ウルトラ警備隊西へ』
キングジョー登場。
分離しての高速移動やバリア等、一筋縄では行かないが、ジャンプはして来ない。と言うか、キングジョーはジャンプ出来ない。
とどめにはワイドショットが使われているが、本編は「ライトンR30爆弾」によって破壊されている(本編でワイドショットを撃たれたのはペダン星人の円盤)。
ウルトラバックブリーカー?何のことかな?

  • ステージ5
『零下140度の対決』
ガンダー登場。
冷凍ガスは複数ヒットするので注意。ジャンプも高く、距離を離すと飛んでくる。
とどめでバラバラに。断面も若干見える。
余談だが、セブンの3分の制限時間はコイツと戦った際の後遺症なのだが、ゲームでは最初から制限時間がついている。ゲーム故、仕方無いと言えるが。

  • ステージ6
『超兵器R1号』
ギエロン星獣登場。
威力の高い攻撃が多く、エレキング同様に掴んでビリビリしてくる。
とどめで首から血の噴水
なお、ギエロン星獣は自分の星を人間に破壊された被害者である。その為、他のステージと演出が異なり、クリアしても素直に喜べない。
その後、空気を読まずに突入するボーナスステージェ…

  • ステージ7
『サイボーグ作戦』
ボーグ星人登場。
挙動が速く、セブンよりも高いジャンプを繰り出す。
…が、実は何もせずに勝利する事が可能。ギエロン星獣とは違う意味で哀れである。
とどめはエレキング同様首チョンパ後に爆発。

  • ステージ8
『悪魔の住む花』
ダリー登場。
上からの強襲を連発してくる為、こちらの攻撃出来ない時間が多く、かなりの強敵。
攻略としては上からの強襲をバリアで凌ぎ、体内に潜って出てきた時に攻撃すると楽。
また、このステージはカオリと言う少女の体内であり、セブンはダリーを倒す為に少女の体内に侵入する。アイスラッガーや光線技をバンバン使って大丈夫なのだろうか……

  • ステージ9
『セブン暗殺計画』
ガッツ星人登場。
ガッツ星人と戦う前にシューティングゲームがあり、十字架に磔にされたセブンを救出する。救出後、ガッツ星人との戦闘になる。
イカルス星人以来のワープ持ちで、更に分身までやってのける。分身は本人と同じ行動しか出来ず、攻撃1発で消えるので落ち着いて対処していこう。

  • ステージ10
『ダン対セブンの決闘』
にせセブン登場。
セブンとソックリだが、本物にはない模様と鳴き声(?)が特徴。
所謂コンパチキャラだが、彼方にはゲージの概念がない為、いきなりアイスラッガーをぶっぱなす事がある。この仕様は他の怪獣にも言える。
投げ以外は本物よりも攻撃力が高い。

  • ステージ11
『史上最大の侵略(前編)』
パンドン登場。
避けにくい攻撃が多く、パンドンも堅い為、長期戦は必至。
とどめでバラバラになるが次のステージで改造され、復活する。
このステージクリア後、ダンが倒れてしまい、無音で最終ステージへ突入。

  • 最終ステージ(ステージ12)
『史上最大の侵略(後編)』
改造パンドン登場。
冒頭のストーリーでアンヌに正体を明かした所でBGMが鳴る。突然故にビックリした人も多いだろう。
しかし、前ステージからの無音演出、戦闘BGMのシューマン・ピアノ協奏曲、改造パンドンの強さ等、これでもかと燃え要素が詰め込まれており、全ステージ中最高の盛り上がりを見せる。
勿論、とどめはアイスラッガーだが…ここからは自分で確かめて欲しい。原作再現とはまさにこの事。


なお、怪獣との戦闘前にカプセル怪獣を戦わせる事が出来る。使える怪獣はミクラスウインダムアギラの3種類。
ここの戦闘で削った体力はそのままの状態でセブンにバトンタッチとなるので、頑張って減らしておきたいところ。まあ手こずっていると怪獣の体力が回復してしまい、結局無意味になることも珍しくないが。
残念ながらカプセル怪獣の体力はかなり早いスピードで減ってしまい、なおかつフィニッシュ用の必殺技も持ってないことから、彼らだけで怪獣を倒すことは不可能になっている。
当然と言えば当然だが、原作通りに特定の怪獣に使うのも良いし、その逆もまた然り。敢えて出さないという選択も可。ただし、ステージ8・9・12には使えないので注意。
序盤のステージではアギラを使うと有利。


◆対戦について

ウルトラセブンやこのゲームに登場した怪獣全てを使って対戦出来る(ステージはランダム)。
しかし、キャラゲーの宿命か、ゲームバランスは良くない。格ゲーと見るよりもお祭ゲーとして見た方が面白いだろう。
また、ダリーを選択するとダリーのホームステージ固定になる。
全体的にバリア持ちのキャラや、反射不可能のゲージ技が多いキャラが強キャラの傾向にある。


ちなみに、パンドンと改造パンドンはストーリーを難易度ノーマルでクリアしないと使用できず、ゲームの電源を切り、再び電源を入れ直すともう一度クリアしなければならなくなるので注意。



追記修正はジャンプ・バリアを封印してクリアしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月15日 13:50