アクマ(ピンポン)

登録日:2011/07/14(木) 14:03:25
更新日:2024/02/18 Sun 22:58:05
所要時間:約 3 分で読めます





今よかちったぁ楽になんだろうよ……ヒーロー。


ピンポンの登場人物。


本名:佐久間学
演:大倉孝二(実写劇場版)
声:鳥海浩輔(パチスロ版)/木村昴(TVアニメ版)

海王学園一年→二年

右ペン表ソフト速攻型


才能の塊のような奴らが中心の「ピンポン」の中であらゆる人から、
才能がないと言われながらも徹底した練習を積み重ねた事で天才達と渡り合おうとした男。
重度の乱視*1で眼鏡をかけている。

小学生の頃にペコスマイルと共にタムラで卓球をはじめ、ペコに勝つために卓球最強の海王学園卓球部に入部する。



その一年インハイ予選で初登場しペコと激突。
堕落して練習をサボっていた彼に対し、凄まじい努力をした彼は昔とは違う頭を使ったプレーでペコの持ち味を封じてペコを下す。

尚、それまでにスマイルの台頭、チャイナに完封されたこと、
そしてアクマに手も足も出なかった事がトドメとなりペコは挫折してしまう。
長年の目標であったペコに勝つもドラゴンがスマイルにしか興味を示さない事から嫉妬、
インハイ終了後に片瀬高校に出向き、スマイルに勝負を挑む事になる。



この一戦はある意味ペコvsドラゴンに次ぐと言っても過言ではない一戦となった。
内容はすでに精神的に一皮向けたスマイルに、アクマがボコボコにされるだけだがアクマの心情描写が非常に重い。


どこで間違った……や、俺はお前らの何十倍も努力したなどの悲痛な叫びは、

「それはアクマに卓球の才能がないからだよ」

というスマイルの一言で幕を閉じた。


その後は海王卓球部のルールで退部させられ、暴行事件を起こして停学、そして高校を中退して工事現場で働いている。



この期間が彼自身を見つめ直すきっかけとなり、
最後のあがきとしてカットを練習するも才能の壁には勝てない事に気づいたアクマは挫折したが、才能は誰よりもあるペコを再起させる。

この浜辺でペコと二人で語り合うシーンはピンポン屈指の名シーンである。


その後卓球を辞めるが二年インハイ予選時に再登場。
彼女を連れてタバコを吸うなど卓球からは完全に離れてしまっているが、復活したペコが勝ち上がっているのを見て喜んだ。

その後ドラゴンが籠もっているトイレに向かい、彼の苦悩や心理を顧問以外で唯一理解する。
このトイレのシーンもなかなかの名シーン。


五年後はその時の彼女と結婚する事になった。
ちなみに原作ではドラゴンはスマイルに聞くまでそのことを知らなかったが、TVアニメでは知っている。





彼はスマイルとは違った意味でペコというヒーローに憧れた人である。
スマイルはペコの負ける姿が見たくないというのに対し、アクマはペコに勝ちたいという一心で海王卓球部に入部した。
彼の戦型がペコと同じなのも彼に憧れたためだと思われる。


才能に関してはオババからは不器用、海王卓球部の顧問の先生に至っては全くなく、後々マネージャーとして使う事を考えたと言われるほど否定された。
しかし死に物狂いの練習によって一年から海王卓球部のレギュラーに食い込むなど凄まじい努力の人。
部屋には円谷幸吉*2のポスターを貼っている。

また、人間性も幼なじみであるペコなどに対しては嫌みを言うが基本的に上下関係はピシッとしていて礼儀も正しい。


その事をドラゴン以外の海王卓球部と顧問は認めていて、
破門になったあとも海王卓球部の面々は心良く彼を受け入れている。


ある意味一番読者視点に近い人物が彼かもしれない。



なお、アクマというアダ名は小学生からで佐久間という名字をもじったのと、多分顔。




余談だが現実の卓球ではペン表ソフトのみの選手はかなり少なくなってしまった。



血ヘド吐くまで追記しろ、血便出るまで修正だ。
今よかちったぁ良項目になんだろうよ……wiki篭り。



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最終更新:2024年02月18日 22:58

*1 乱視も「才能がない」に含まれるという説もあるが明言はされていない。現実では卓球選手の福原愛が乱視なことで知られる。

*2 マラソンのオリンピック選手。周囲の無理解とオーバーワークの果てに自殺した悲劇の人。