寸勁

登録日 :2010/07/08(木) 11:16:24
更新日 : 2017/05/09 Tue 01:21:56
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寸勁(すんけい)は空手やカンフーなどの拳法で用いられる打撃の一種。

通常の突きは拳をテイクバックし打ち出すと言うのが基本だが、寸勁はこのテイクバックを無くし、対象物に手を置いたまま打ち出す。


○空手における寸勁

寸打(すんだ)とも言われる。体重移動を利用し、自分の体重を一気に相手にぶつける技。体当たりの力を拳に集中させると考えれば良い。
要するに強力な突き飛ばし。

空手の基本である正拳突きでさえ突き方30年と言われる程、極めることが困難であるが、寸勁はそれ以上に難しいと言われている。

有段者でさえ、完全なテイクバック無しの寸勁を威力を損なわず放てることは難しい。

達人の域に達すると完全テイクバック無しの寸勁で瓦30枚を楽に割ってしまうらしい。


○カンフーにおける寸勁

古典では発勁(気功)を利用した技の一種とされている。
体の各部位で発生させた運動量を相手との接触部分(作用点)に移動させる。野球のピッチャーが全身の力をボールに込めるのと同じ原理。

こちらも非常に難しく、流派によっては奥義となっている。


どちらも実戦においてはあまり使われることはなく、主に演武で披露されることが多い。
また地味なため、二次などでもあまり使われたりしない、不遇な扱いを受けていることが多い。

指の長さ分の助走を付けたワンインチパンチと言うものもある。こちらは短勁と呼ばれることが多くカンフーなど中国から生まれた技法と言われている。
空手の場合は拳のまま叩きつける(瓦割りは掌底)のが一般的。


○使用する人物・キャラクター

  • ブルース・リー(アクション俳優)
武術大会にて披露。
ワンインチパンチという名前で有名。

  • フォレスト・ロウ(鉄拳3etc)
コマンド技にて使用可能。
空中コンボの〆としても、単発で放ってもなかなかの威力。
クルクル回るだけで使ったことが無い人もいるかもしれない。

  • フェイロン(ストリートファイターシリーズ)
スーパーストリートファイターWにてウルトラコンボUの締めに使用。
言うまでもなくブルース・リーのオマージュ。

  • 烈 海王(グラップラー刃牙)
地下トーナメント戦でバキに使用し、数メートル吹っ飛ばした。

  • 言峰神父(Fate/Zero)
最終決戦において、切嗣を粉砕した。

  • パイフウ(ザ・サード)
彼女が拳銃よりも信頼を置く技。
通常の寸頸の他、自分の気を相手に送り付けて相手の体内を破壊する発頸も使う。

  • チンミ(鉄拳チンミ)
作中では通背拳の名で通っている。足場のタイルを砕く踏み込みを要するが原理は同じ。尚、鉄拳チンミ作中には他に二人の通背拳使いが登場する。

  • 陸奥圓明流継承者(修羅の門or刻)
作中では虎砲。布団に拳を押し当てそれを打ち抜く修行をすることで習得出来ると言われている。一撃必殺の打撃技。

  • オーフェン(魔術師オーフェンシリーズ)
これも踏み込みを要するが寸剄。
師・チャイルドマンから伝授された暗殺能力の最秘奥。
密着状態から相手の挙動に合わせてくり出され相手が退けば後方へ吹き飛ばし踏み込んでくるなら体幹へのカウンターとなる。
作中では「爆発的な踏み込み音」と描写される。

  • 第十三柔道部の面々(コータローまかりとおる柔道編)
こちらは柔道の裏技として登場しており、組み合ったとき胴着を掴んだ際に拳を密着させてから放つ。

  • 明王の安慈、及び相楽左之助(るろうに剣心)
この二名はワンインチパンチ、作中名称【二重の極み】の使い手。
安慈の弟子が佐之助。指の第一関節からパンチ迄の連打を高速で打ち込むことで破壊対象に衝撃波を送りこみ、対象を粉微塵にする。
右でも左でも、作中で描写は無いが恐らく蹴りでも頭突きでも二重の極みを放てる安慈に対し、左之助は三重の極みを持って対抗した。

  • 幕ノ内 一歩(はじめの一歩)
相手にクリンチされた状態でも、拳一つ分の隙間があれば相手を悶絶させられるパンチを放つ。彼の相手をする者にその場しのぎの時間など存在しない。
が、彼のパンチは厳密には寸勁ではなく、ただの強力なパンチである。

  • ダンテ(デビルメイクライ)
4にて、ギルガメスというグローブ型の武器を用いて使用。
分厚く巨大な壁を前に、おもむろに深く腰を落とし、流麗な動きで右手を突き出し左手を引き握る…暫くの静寂…そして次の瞬間左手を!!
と思いきや右手を押し付け壁を粉々に粉砕!!
そっちかい!と突っ込まざるをえない…

・仮面ライダーメテオ(仮面ライダーフォーゼ)
手刀を突き立て、そこからパンチを繰り出す。
必殺技でもなんでもないが、メテオが使うジークンドーのイメージからか、代名詞的な扱いを受けており、生身でも使ったことがある。
威力は確かなものであり、これを用いて主人公を殺害したこともある。



追記・修正は携帯を壊さぬように。

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