風間大介/仮面ライダードレイク

登録日:2009/06/27 Sat 21:39:59
更新日:2023/08/26 Sat 16:23:38
所要時間:約 5 分で読めます





仮面ライダーカブト』の登場人物。21歳。

演:加藤和樹


記憶喪失の少女・ゴンを連れているメイクアップアーティスト。
その腕前は一流で、数多くの顧客を持つ(殆ど女性)。
女性を魅了するメイクアップ術「アルティメットメイクアップ」を得意とする。

女性を花と例えて愛するフェミニストだが、口説きの際の肝心の一言が思い浮かばなくてゴンにフォローされるのが常。
軟派なようで芯はしっかりしていて、自分と対等に張り合った天道総司ライバル視している。

職業柄丁寧語で話すが、本気を出す時や感情が荒ぶっている時は丁寧語が崩れる。一人称は基本的に「私」だが本来は「」。 


ゴンは唯一無二の相棒であり、影山瞬に彼女を人質に取られた時はやむを得ず天道と戦った。
ゴンを自らの手で救出し、天道と力を合わせて影山を撃退した。

その際に記憶を取り戻したゴンは一時的に大介から離れ、大介は決めセリフが出なくてヘタレにヘタレるが、後に再び大介と共に行動するようになる。



◆仮面ライダードレイク

主なスーツアクター:押川善文


大介がドレイクゼクターを使って変身する仮面ライダー。モチーフはトンボ
マスクドフォーム・ライダーフォーム共にアーマーは左右非対称であり、ライダーフォームのデザインは横から見たトンボをイメージしたデザインとなっている。
キャストオフ時の音声は「チェンジ・ドラゴンフライ」。
ドレイクゼクターは変身後銃身になるため他のゼクターと比べるとやたらデカい。
銃撃戦を主にしたライダーで、カブトのライダーの中で唯一水中戦もこなせる……が一度しか披露されていない。

身軽な動きも得意であり、空中回転しながら銃を撃つ離れ業も披露した(PS2ゲーム版でも再現されている)。


しかし、一方で銃がないと非力であり、格闘戦ではカブトに終始劣勢でサナギワーム数体にも手こずる程。
とはいえ経験を積んだ事で習熟していったのか格闘戦でもそこそこ戦えるようになり、自分に擬態したワームとの戦闘では開幕ライダーシューティングをぶち込んでから殴りかかったりしている。


必殺技はドレイクゼクターの翼を折り畳んでスコープに変形させ、最大パワーで発射する「ライダーシューティング」。
対影山ザビー戦ではクロックアップでかわされたライダーシューティングの弾丸をカブトライダーキックで軌道修正され、影山ザビーに直撃させた。


共通バイクの「マシンゼクトロン」はドレイク仕様になっている。
フロントカウルにドレイクの紋章が、コンテナにトンボ型ミサイルがある。

ライダー共通武器「ゼクトマイザー」には、トンボ型のマイザーボマーが搭載。
この装備はただでさえ出番が少なく、カブト以外は誰も使おうとしなかったが、ドレイクが一度だけ使用している(とはいえカブトも数える程しか使ってないのだが)。



◆活躍

一時は自分に擬態したワームが殺人を犯したせいで、ライダー4人からノリノリでフルボッコにされる(通称ライダーリンチ)という伝説を作る。
しかし、記憶を取り戻したゴンの活躍により再び戦線復帰。
自らに擬態したワームを自分の手で倒した。

後にハイパーカブトとの交戦で記憶を取り戻したウカワーム・間宮麗奈と恋に落ちる。
人間だった頃の目標だったオペラ歌手の夢を叶えようとする麗奈を支えた。

が、ワームの本能と人間の意識が混在した麗奈の懇願により、通常空間とクロックアップ中に発射したライダーシューティングによる挟み撃ちでウカワームを倒した。
彼女のいまわの際に、本当に麗奈を愛していたことを告げた。


しかしそれを最後に、最終話でゴンと一緒に「bistro la salle」を訪れるまで出番が0になってしまった(ドレイクの戦闘が1シーン映ったことはあったが)。


ライダーとしての実力は、通常時なら影山のザビーとどっこいどっこいだが、女が絡んだ時の実力は天道と同等くらいになるほど。

カブトでもハイパーフォームにならなくては歯が立たないウカワームを撃破するほどだが、残念ながらこれが最後の見せ場となってしまった。

ライダーシューティングを『置く』ことで挟み撃ちをするなど頭脳的プレーも可能。



◆映画において

劇場版 仮面ライダーカブト』では織田秀成率いるネオゼクトに所属。
同じチームの北斗修羅に好意を寄せていたようだが、修羅に裏切られてトルーパーの一斉射撃で命を散らした。

この時のトルーパー達は本編でも後半から使用される、
「ライダーアーマー」の「ヒヒイロノカネ」をも貫通する程の特殊弾頭を使ったのでライダーを仕留められたのだ。

しかし並のワームすら仕留められない通常弾頭と見た目区別がつかないので、
「ライダーの癖に雑魚でも負けない銃弾でやられた」だのという不名誉な烙印を押される羽目に。
そして、特撮番組で銃弾の雨が誰かに降り注ぐシーンでは、「ドレイクなら死んでた」だのとネタで言われたりもする切っ掛けとなった。

咄嗟にクロックアップをするか、プットオンで「マスクドアーマー」を装着していれば、まだ何とかなっていたのだろうか。


よく見ると、ネオトルーパーに混じってゼクトルーパーが「強化型マシンガンブレード」を使用している。
映像作品で登場したのは恐らくこのシーンのみ。

設定はDVDのデータファイルや2013年の『THE仮面ライダー AUTUMN』で確認できる。



◆ゴン

大介保護者。ここ重要。8歳。
記憶喪失だったので、名無しの権兵衛から名前をつけられた。
歳の割にかなりしっかりしていて、大介の助手、マネージャー業務、あと口説き台詞のフォローもこなす。イチゴ牛乳には思い入れがある。(自分を拾った際に大介がくれたため)
おかげで大介はロリコンライダー呼ばわりされることとなった。

本名は高山百合子。
母親とバスに乗っていた最中にビエラワームに襲われ、その時に記憶を失った。
無事母親と再会し記憶を取り戻したが、結果としてゴンとして活動していた頃の記憶を失い、大介から離れる。
その後、大介と一緒にいた頃の記憶も取り戻し、ワームの濡れ衣で殺人犯として追われた大介の身を案じて自ら行動する。


大介と再会し、ワームが擬態した大介と本物が対峙した時にはちゃんと本物を見極めた。
彼との絆は健在で、その後劇中では最後まで大介と行動を共にしている。

天道のことも高く評価していて、大介のことで相談する時は天道の元を訪ねる。
天道にそそのかされ、ドレイクグリップを盗み出して天道に渡したこともあったが。

またライダー2人を消火器で撃退したこともある。
幼女最強。



◆その他

風間大介・ゴン関連の脚本は井上敏樹が手がけている。
初登場時からアルティメットメイクアップの演出など、井上らしいお遊び全開のエピソードとなった。
この回からカブトは大きく変わったと感じる視聴者は多く、俳優陣でもあまりのキャラの変わりように戸惑いを覚えた人も少なくなかったとか。

先述のウカワーム・間宮麗奈との悲愛エピソードには井上脚本の代表作『超光戦士シャンゼリオン』の「ごめんね、ジロウ」や「モーレツに片思い」を思い出す古参のファンもいたとか。

彼を演じた加藤和樹は後に映画『仮面ライダーTHE NEXT』で仮面ライダーV3/風見志郎を演じる事になる。
同じトンボライダーかつ3番目つながりである。

本編中での扱いは微妙でちびっ子たちにもそんなに人気があるキャラではなかった。
だが中の人がテニミュに出ていたため主腐からの人気が凄まじく、カードダスの俳優カードでも通常はヤフオクでは20円〜100円で取引されるのだが、
全盛期は2000円まで高騰したこともあった。

クライマックスヒーローズシリーズには『超』より参戦。
クロックアップ中限定で、アルティメットメイクアップが使用可能。
クロックアップが解除される代わりに一定時間相手を気絶させることができ、その隙にゲージを溜めて超必殺技を放つという鬼畜コンボが可能。
ちなみに演者の顔を出せない都合上、アルティメットメイクアップの最中はドレイクの顔や手がバラの浮かぶ真っ白な謎空間に現れては消えるという、非常にシュールなものとなっており、腹筋を崩壊させられるプレイヤーが後を絶たなかったという……。
また、本作に参戦している唯一の女性ライダーであるファムとの戦闘前・戦闘後の専用会話も存在する。



◆名ゼリフ


「そうそう、それそれ」

「お前の言うことは正しい。だが…気に食わない!」

「風はどんな奴にでも吹く…例えそれがどんな嫌な奴でも」

「お前は…俺にはなれない!俺として生きられるのは……俺だけだ!」

「麗奈さん……大好きでした。本当に……」


ダイスケ「なんたってお前は、俺にとって無二の…、無二の……」

ゴン「…相棒?」

ダイスケ「そうそう!それそれ!」



追記「お前の修正は正しい。…だが気に食わない!」

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最終更新:2023年08月26日 16:23