影山瞬/仮面ライダーパンチホッパー

登録日:2009/06/21(日) 03:41:16
更新日:2024/02/29 Thu 00:38:32
所要時間:約 5 分で読めます




仮面ライダーカブト』の登場人物。20歳。

演:内山眞人

シャドウの隊員であり、矢車想の側近的存在。
ワームとの戦闘中に負傷してしまい、彼の代わりに加賀美新が矢車の元に就いた。
加賀美に矢車の信条であるパーフェクトハーモニーを熱弁したり、矢車を慕っていた。

ザビーの資格が矢車から加賀美に移っては加賀美の側近として彼をサポートしていた。
その加賀美もザビーの資格を自ら捨てたため、彼がザビー・シャドウの隊長として活動することになる。

元シャドウのメンバーがワームに殺害された事件を追い、田所修一のチームに一時加入した。
その際に遭遇した矢車をシャドウに入れず、高圧的な態度で追い払い、そしてワームを追っていた加賀美を囮にして犯人のワームをあぶり出した。
だがそれを見ていた天道総司にやり方を完全否定された。

ワーム探索のためにシャドウの隊長にのし上がった天道の下に就いてしまい、天道に厳しく躾られた。またザビーに変身してもワームに歯が立たず、三島正人が代わりにザビーに変身して撃破。以降は三島の機嫌を取ることが多くなる。

三島に言われるがまま、風間大介の相棒であるゴンを誘拐・ゴンをダシにして大介を脅迫し天道と戦わせた。結局は天道や加賀美の作戦でゴンも大介の元に戻り、大介を始末しようとしたが、天道と大介のコンビネーションに敗れ去る。


それからは彼の人生は転落の一途を辿る。


ザビーに変身しても蛹ワームは倒せても成虫を逃がすことも多く、神代剣を味方に引き入れようとするが彼のペースに巻き込まれて誕生日の歌を歌わされたりした。
三島がワーム・間宮麗奈と手を組むことに反対したが、実力で負けた上、麗奈に頭を下げる羽目になる。

キックホッパーとなった矢車に蹴り飛ばされてはザビーゼクターを天道に奪われてしまい、今までの度重なる失敗で三島からも愛想を尽かされ、天道の元に転がり込む。
が、ここでも失敗だらけで後輩にあたる高鳥蓮華からもなめられてる。

シャドウからも追放されて孤立してしまうが、麗奈の口車に乗りネイティブ・立川の抹殺に乗り出す。
自力で立川を追いつめるが、立川を警護していたシャドウや裏切ったワームに叩きのめされてしまう。

そこに矢車が現れ、シャドウやワームを蹴散らし、絶望した影山を弟として招き入れた。以降は矢車の弟としてパンチホッパーの装着者になり、初戦では加賀美(ガタック)相手に圧倒的な力を見せつけた(暴走状態のカブトはともかくとして、それを止めようとして既にボロボロになっていたガタックをなぜか攻撃している。)

それでもザビーだった頃が忘れられず、ワームに襲われかけた少女を助けたり、ザビーゼクターでザビーに再び変身したりしたが、その度に矢車に厳しく諭される。

逆に矢車が麗奈に恋をした時は嫉妬に近い表情をしたが、失恋した彼を暖かく迎え入れたりした。

ワームを倒すため天道や加賀美に手を貸したことを後悔した矢車が自らを拘束してるのを見て、あっさり影響されたりする。それでもワームの大群に遭遇した時は矢車と共に再び光を求めることを決意、自ら拘束を解きワームの大群を二人で壊滅させた。

ワーム探知機のネックレスを加賀美や蓮華から大量にくすねて自ら付けてみたが、実はそのネックレスこそ人間をネイティブに変えるものだった。

自らがネイティブになったことに絶望した影山は矢車の元に戻り、自らに止めを刺すように哀願。矢車もそれに応え、彼にライダーキックを浴びせる。

その後、動かなくなった彼を矢車が抱えて行ったところで彼の登場シーンは終わった。

なおライダーキックを放ったところでシーンが切れており、インパクトの瞬間が映っていないため、この時影山が死んでいたか眠っているだけかは不明のままである。
ただし、講談社キャラクター文庫の『小説 仮面ライダーカブト』や後述の「ジオウ」では明確に影山の死が示されている。




矢車→加賀美と資格者を移ったが、最終的には彼がザビーとなった。
キックボクシング的な矢車、力任せの加賀美とは異なり、ボクシングスタイルで正確にパンチを打ち込むスタイル。
必殺技はライダースティングでウカワームや雑魚ワームと組んでカブトと戦った際にはカブトの胸に直撃させたこともある。

だが無茶したがる性格が災いして、初戦のワーム以外は負け越したりすることが多い。


そして天道にゼクターを奪われた時には、矢車との戦いの間に割って入って泣きつく有様だった。


「返せぇっ!俺のザビーゼクター返してくれよぉぉぉ!!!返せよぉっ!返してくれよ俺のザビー……」


その様はまるで、自分の欲しいおもちゃを「買って、買って」と泣き喚きながら親に駄々をこねる子供の図に見えたという…。
公式HPのあらすじにも「情けない」と書かれる始末であった。

それ以降はパンチホッパーとして活動していたが、カッシスワームとの戦いで再びザビーとして戦った。
が、加賀美の忠告を無視してワームに突進したがために、ワームにボロ負けした挙げ句ザビーゼクターに完全に拒絶された。
更に栄光を求めたあまり矢車に怒られたり、踏んだり蹴ったり。


仮面ライダーパンチホッパー


主なスーツアクター:永瀬尚希

シャドウやワームに裏切られ、精神的にダメージを負った影山に矢車が与えたもう一つのホッパー。
ベルトに差し込む方向を変えるだけで設定上キックホッパーにも変身できる。
ただし自身の戦闘スタイルに合わないためか、影山がキックホッパーに変身することはなかった。

キックホッパーと同じくキャストオフを廃したライダーで、パンチ力に優れている。
必殺技はライダージャンプからのライダーパンチ。

矢車と一緒に戦うと無敵だが、単体だと無茶をして返り討ちに遭うことも。

設定上は専用のマシンゼクトロンを持つが本編では未使用。


「兄貴……ここにもいたよ、ライダーが」
第2・3話:パンチホッパーの姿で登場。影山としては出演していないものの声を担当したのは『カブト』同様内山眞人。キックホッパー共々鳴滝によって『クウガの世界』に召還され、鳴滝が敵視するディケイドクウガと戦った。

オールライダー対大ショッカー:残念ながら本人ではなく、ディエンドが召喚した個体が登場。本人であるキックホッパーと戦わされていた。



ちなみに演じた内山眞人は、影山役以前に『ウルトラマンネクサス』でジュネッスブルー/千樹憐という180度違ったキャラクターを演じていた。


そして過去にはウサギの怪人にもなった経緯があるが、913の初のゴルドスマッシュの餌食になった。


兄貴ともども13年ぶりに再登場。ただし、上述の通り本人は「カブト」最終回で死亡しており、今回登場したのはワームが擬態した偽物である。
本物の影山から得たと思われるホッパーゼクターを所持しており、パンチホッパーに変身可能。

やさぐれ状態が悪化した矢車の弟分として振る舞っているが、その真意は巨大隕石と共にやって来る無数のワームたちを迎え入れることによる地球侵略である
隕石の衝突で地表を荒廃させ、ワームが新たな支配種として君臨する、という寸法だった。

オリジナルの影山らしからぬ策略を見せたものの、最終的にはゲイツリバイブ疾風に倒され、ワームも隕石も破壊され、アナザーカブトとなった矢車も加賀美カブトに倒される。

そして、「俺は影山じゃない…。お前は俺の…兄貴なんかじゃない……」と言い残して消滅。
あくまでワームの繁栄のために矢車を利用していた彼は最期の時に何を思っていたのだろうか?

……が、それ以上に視聴者の話題を掻っ攫ったのは外見。
内山氏はこのエピソードのオファーが来るまでの間にかなり太ってしまっており*1
「ジオウ」の出演依頼を受けて慌ててダイエットを始めたのだが、時間が足りず痩せきれないまま出演することになった。
誰が呼んだか「アナザー影山」。ワームの化けた偽物なのであながち間違ってはいないのだが……。*2

太っていると似合わないのが地獄兄弟ルック、
とどめに作中でソウゴが 本編当時の影山の写真と目の前の本人を照らし合わせる ので『カブト』未視聴の人の笑いのツボも強打する隙の無さ。
内山氏によれば、撮影後からやっと痩せ始めたらしい*3。ご自身のツイートで曰く、「1か月半じゃ痩せられませんでした。これもまた地獄か……」とのこと。



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最終更新:2024年02月29日 00:38

*1 氏が太っていたのは仮面ライダーとは別の役作りのためであり、突然ジオウへのオファーが来たため後述の通り痩せきれなかった模様。

*2 矢車役の徳山氏がまるでタイムマジーンでも使ってやって来たかのように「カブト」当時から全く変わっていないため、余計こちらが際立っている。

*3 これもあって、その後の「ウルトラマンネクサス」関連のイベントで出演した際には痩せた状態となっている。