ガウ(FF6)

登録日:2011/11/10(木) 02:20:37
更新日:2023/05/30 Tue 21:01:14
所要時間:約 5 分で読めます





「ガウガウ、おれガウ!みんなのなかま!なかま!またいっしょに、たびをするー」


ガウはFINAL FANTASY Ⅵに登場する仲間キャラクターの1人



〇概要

肩書き 野生児
年齢 13歳
身長 163cm
体重 50kg
誕生日 4月5日
血液型 B型
好きなもの キラキラ光るもの
嫌いなもの 洋服
趣味 大暴れ
宝物 捨てられた時に持っていた熊のぬいぐるみ
必殺技 無し

基本能力
力 44
素早さ 38
魔力 34
体力 36
武器 装備不可(沙悟浄の槍を除く)
防具系統 帽子・軽鎧・戦闘服

声 村中知(ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア)


赤ん坊の頃にとある理由から父親に捨てられ、獣ヶ原でモンスターの群れに混じって成長した少年。
モンスターの群れで育ったため最初は文明もわからなかったが、マッシュから干し肉を貰ったことで自分の宝物と引き換えに旅に着いていくことになる…


〇特殊コマンド「あばれる/とびこむ」

詳細はあばれる(FF6)を参照。
とびこむは獣ヶ原のフィールド限定で使用可能なコマンド。
とびこむを行うと戦闘終了し、ガウは再開するまでの間パーティーから離脱する。
とびこんで以降の戦闘終了後に姿を現し、(確率は60%程)うっかり殴らなければ無事に復帰する。
この時、、「とびこむを行った時のモンスター」と「再加入時に戦っていたモンスター」の技を覚える。種類がバラけてれば全員が対象になる。

あばれるは指定したモンスター名を選んで使用。
「たたかう」とモンスター名ごとに抽選された1種類の技をランダムで使用。
この間は操作不可能になる。


〇加入時期

  • 崩壊前
オルトロス戦終了後のパーティー分岐にてマッシュのストーリーの終盤に加入。
上記の通り干し肉と交換で自分の宝物を渡すという理由で仲間になる。
宝物はただのヘルメットだったがマッシュの機転により蛇の道を渡るアイテムになる。

仲間の多いFF6において必ずパーティーにいる期間はこの時のみでありナルシェでの合流以降はパーティーに連れていくかはプレイヤーの自由である。
中には獣ヶ原に残したという人もいる(制限攻略などで行われる)…

  • 崩壊後
世界崩壊時にふっ飛んだにも関わらず崩壊前と同じ場所にいた。
カイエンを仲間にする際にその存在と健在ぶりが示唆される。
パーティーが3人以下の時に獣ヶ原で戦うと戦闘終了後に仲間になる。

崩壊後もガウがパーティーにいないと進展しない場所は基本無い。あるといっても父親との再会イベントのみ。
ただし、父親はガウと気づかないという悲しい結末で終わる…


〇戦闘においてのガウ

初見では、とにかく使いづらく見える。
まず、特殊コマンドのあばれる/とびこむに関してだが
  • バーサクよろしくオートバトルに移行するので、攻撃タイミングをコントロールできない
  • モンスター名で何が発動するかは使ってみないと判らない。人によっては暗記やメモも必須
  • 「とびこむ」は獣ヶ原限定コマンドなので、強くしたい時は足を運んでウロウロしないといけない
  • 獣ヶ原は特別なエンカウントテーブルなので、覚えたいモンスターに出会うまでに時間がかかる
となかなか難しい。
実利を捨ててコンプリートを目指す場合は廃人作業の世界である。

「あばれる」経由で頑張るキャラなのだが、この時は実質バーサク状態になる。
威力はガウの基礎能力に依存するため、他のキャラに合わせるくらいレベルは維持しておかないと活躍に陰りがあるかもしれない。
更に重要な点として、どのモンスターがどの特技を使うか把握をする必要がある。
あばれるで使える強力な技は他のキャラよりフライング気味なタイミングで撃てるという魅力があるが、敵名と特技が一致しないケースが多いため、使って様子を観察しないと手痛い見落としをする羽目になる。
あばれている間は特技3:たたかう1の割合のランダム行動になるため、たたかうが連続で出てしまって持ち味が死んだりと不安定。*1
そして、文明を知らないため武器の装備不可な上にコマンドに「たたかう」が無いため魔石が手に入るまではあばれるしか攻撃手段がない。

以上の理由から癖が強く、一部のプレイヤー以外はナルシェの幻獣防衛イベント以降永久にリストラする人も多数。
ナルシェの幻獣防衛イベント後にコマンド入力が自在なシャドウが一定期間使用可能になるのもスタッフの嫌がらせなのだろうか…
シャドウが死んだ場合はウーマロと2択になるけどな

しかし、だから弱いのかと言えば全然そんな事はなく、むしろ他のキャラにはない楽しみ方ができる逸材である。魔法習得を後回しにしてもいいかもしれない。

前述したようにあばれるで使える技の中にはその時点では強力な技や終盤になっても使える技、他の魔法などでも代用できないガウにだけ出来る技が多数ある。
「あばれる」は指定したモンスターの属性や耐性も模倣するため、敵の厄介な特殊攻撃も対応した耐性持ちのモンスターを指定してあばれることで大半を無視できる。
MPやアイテムを無消費で放てるためアイテム無しでも突き進むことができ、回復能力を駆使させて仲間を引っ張ることすら可能。
多くの知識と下準備が必要で、出す局面をいちいち吟味しないと空振りし、ランダムによる不安定さが絡むが、
状況が揃えば無双に近い暴れっぷりを魅せる。
玄人向けの遊び方ができるキャラだと言える。特に制限プレイではエース格。
ちょっと「あばれる」を増やす手間をかけるだけで普通に戦うとキツめの強い雑魚やボスも2ターンくらいで屠るなんてのがザラ。
基礎ステータスも武器が装備出来ないためか他のキャラより少し高めになっており、最強の身体防具「スノーマフラー」を取れれば生存率に磨きもかかる。
初心者に強さを理解されず放置される一方、上級者に有効活用され前線で大暴れ。そんな二面性を持つのがガウというキャラクターである。

さらにGBA版では攻略に重宝される機会が与えられた。
新たに追加されたダンジョンにて再び八竜と戦うことになるのだがここに出てくるレッドドラゴンの攻略で、真面目に突破するのがしんどいというプレイヤーにとってはガウの存在が抜け道となる。

このダンジョンは八竜それぞれが強化されているのだがレッドドラゴンはその中でも一・二を争う強さを誇るモンスターであり、一定ターンの間ダメージを受けず、一定ターン経過するとファイナルアタックでアルテマとフレアを放ち自動で死ぬという仕様になっているうえに攻撃手段も恐ろしいほどに強力。
大概のプレイヤーが2匹目に戦うのだが1匹目のフリーズドラゴンが4匹同時に登場するだけの見かけ倒しだったこともあり、その力の差に多くの初見プレイヤーが泣かされた。
そんなボスの攻略に一役買うのがガウである。

手順は以下の通り

1…ガウの暴れるでロフレシュメドウを選択
2…ガウが誘惑を使用まで耐える

これだけで終了。
実はこのロフレシュメドウの誘惑、ガウのあばれるで使える技では最強と呼ばれる技であり、その効果は戦闘終了まで相手が仲間を攻撃するか仲間を守るというゲームバランスを崩壊するような効果。その強さは全機種で通用する…。

多くのプレイヤーがそんな暇あるならさっさと倒せばおkと思ったため忘れていたがレッドドラゴンはその条件が上手くハマった形である。
なお、ロフレシュメドウはアウザーの屋敷に現れる花のモンスターでボスを倒すと戦えなくなるので注意。


ちなみにガウのステータスは装備品の補正や魔石ボーナスを考慮しなければ素早さがロックの次、魔力はストラゴスと同じくらいと高めなので「あばれる」の使用が面倒くさいなら魔法のみを使わせても結構活躍してくれる。


〇ガウの意外な使い方

普通の攻略でも有用なガウだが、制限プレイ下ではさらに頼もしいキャラになる。
例えば、低レベルクリアのお供。

FF6の仲間が加入する時のレベルは加入時にいる仲間キャラクターの平均レベルで決まる。
このシステムを利用してガウを獣ヶ原に離脱させたままにする(「放牧」とも)ことで平均レベルを下げることが可能になる。
これは低レベルクリアを優位にする強力な魔石ボーナスを使用した物語後半の育成にも一役買う。
そのため、獣ヶ原に行けるようになったら速攻でガウを捨てるプレイヤーが多数いた。スタッフェ…


〇余談

飛空艇墜落イベントの後に話し掛けると高所恐怖症だと言う事が本人の口から明かされる。
伏線としては三日月山から蛇の道へ飛び込む際に戸惑うシーンがある。



「ここにいるみんな!ここにいるみんな!ガウ!!」




追記・修正は獣ヶ原に飛び込みながらお願いします。

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最終更新:2023年05月30日 21:01

*1 機種によっては「たたかう」の比率が多くその時は本当に涙目であった。