片桐安十郎(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日 :2012/09/03(月) 06:07:57
更新日 : 2017/09/15 Fri 19:44:56
所要時間 :約 6 分で読めます




いい気になってんなてめーっ




片桐安十郎はジョジョの奇妙な冒険第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物。
第4部で最初に登場した敵スタンド使いでもある。


CV.浜田賢二(TVアニメ版) / 演.山田孝之(実写映画版)


【概要】
クソジジイの浮気の尻拭いで、歳の離れた叔父さん・東方仗助に会うべくM県S市杜王町にやってきた空条承太郎(28歳・職業:海洋冒険家)。
しかし、ジョースター家の遺産分譲の連絡とは別に、彼にはもうひとつの用件があった。それは仗助に『ある男』への警戒を促すこと。
ジョセフがスタンド『隠者の紫』で息子の仗助を念写しようとした際、写真に写っていたのは仗助ではなく、スタンドらしき影と謎の男であった。
承太郎の調査の結果、恐るべき事実が浮上する。男の名は片桐安十郎。マスコミからは『アンジェロ』の通称で呼ばれる
『日本犯罪史上最低の殺人鬼』 と恐れられた凶悪犯罪者であった…


【背景】
1964年杜王町生まれ。
12歳の時に強姦と強盗を犯して投獄(捕らえたのは仗助の祖父・東方良平。その縁で彼には深い恨みを抱いており、 『何でも知ってる』 というほど調べを付けている)。
それ以降、全国津々浦々を転々とし、あらゆる犯罪を犯して投獄と出所を繰り返してきた。
34歳にして獄中での生活が合計20年と、人生の大半を犯罪と刑務所の中で過ごしてきた男。

最後の犯罪は14歳の三人の少年の内二人を 強姦殺人 のうえ金品を奪い、
裕福な家庭の出身である三人目を誘拐しその家族に身代金を要求
(人質の少年自身は既に 局部を切り取られたうえに柱に針 *1 で打ちつけられて殺害されている )、
身代金受けとりの際に 警官を一人刺殺して逮捕 という 便所のネズミもゲロを吐く ほどのドス黒い気分になるもの。
死刑宣告を受け、絞首刑に処されたが、刑執行の半月ほど前に虹村形兆の『矢』でスタンド使いになっており、
首を吊られて20分以上経っても死ななかった。
その後脱獄し、形兆の勧め通りに産まれ故郷の杜王町に潜伏、水面下でスタンドを悪用しての犯罪を繰り返していた。


【性格】
IQ160という高い知能を誇り実際狡猾な一面も持ってはいるのだが、それ以上に無軌道かつ暴力的な性格の持ち主であり、
後先を考える計画性やこらえ性が全く無く、衝動的に凶行に走る真性のサイコパス。
心の底から犯罪行為を楽しんでおり、強盗や殺人は趣味の一環。
レイプも大好きで上述のとおり 男だろうと平気で喰っちまう うえに仗助を始末した後はその母・朋子を毒牙にかける予定でいた。

また、 『いい気になってるヤツ』 を決して許さず、そうした人間を破滅させることにドス黒い喜びを感じている。
本編では飼い犬の糞を始末せず、タバコのポイ捨てをしたオッサンを愛犬ともども速攻で殺していたが、
無論これも 公徳心からくる義憤 などではなく、 自分の縄張りでデカイ面されてむかついたから である。

予想したことがそのとおりハマってくれると腹の底からウププッと笑いが込みあげて来るらしく、そうした時に幸福を覚えるらしい。
(直後仗助にそれを全否定されて出し抜かれたが。5部でも似たような幸福論をぶち撒いたゲス野郎が、別のGIOGIOに全否定されて完全敗北していた)
第4部の殺人鬼といえば吉良吉影の名が真っ先に上がるが、 直接的な危険性 で言えばコイツのほうが遥かにヤバイ存在かもしれない。
というか今の少年ジャンプでは出せるかどうかもあやしい…


【劇中での動向】

承太郎の警告後、早くも男性の身体を乗っ取ってコンビニ強盗をエンジョイしている最中に仗助(と康一)に遭遇、
犯罪を阻止されたことで仗助を 『いい気になってるヤツ』 と見なし、東方家をターゲットに定める。
※アニメではこの男性が身体を乗っ取られた時の話が挿入され、男性は身体を乗っ取られるだけで済んだが彼の恋人の女性はおそらく強姦された後に殺されている(彼女の遺体が一瞬映った)。

そして朋子の身体に侵入することに成功したものの、仗助のスタンド能力で朋子の身体から摘出されて化粧水の瓶に閉じ込められてしまうが、
承太郎が合流する前に帰宅した東方良平の習慣(夜勤明けにはブランデーを一杯やる)を利用して瓶から脱出。
過去逮捕されたことへの怨念返しと仗助への報復を兼ね良平を殺害する。

その後、アクア・ネックレスが最大級の力を発揮する 雨天 を狙って東方家に篭城した仗助&承太郎を襲撃。
風呂や加湿器の蒸気を媒体にして二人を追い詰め、とうとう仗助の体内に侵入することに成功するが、
事前にその攻撃を予測して ゴム手袋をバラバラにして飲み込んでおいた 仗助の策にはまり、
再び捕まったうえに隠れ場所も突き止められる。
追い詰められ、仗助たちには自分を 『裁く』 権利は無いと自身の悪行を棚に上げた人権論を振りかざし、
見苦しく抵抗するも、粉々に粉砕された岩と融合させられ完全に身動きを封じられる。
しかしそれでも執念深くチャンスを伺い、『何故スタンド使いになれたか』という承太郎の質問に答えながら、
隙を衝いて近くにいた子供を人質に、岩から自分を分離させるよう仗助を脅迫する。

だが、その際、 「チンケな髪なんかいじってんじゃあねーっ!」 仗助のヘアスタイルをバカにしてしまい
プッツン した仗助の手で より念入りに融合させられ 、未来永劫自分の犯した罪を悔い改め続けることとなった。

この岩は「 アンジェロ岩 」と呼ばれ、不気味な外見とは裏腹に杜王町の観光名所・待ち合わせスポットとして好評である。
時々 「アギ…」 と声が聞こえる…気がする。


【スタンド】
水の首飾り(アクア・ネックレス)
破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 -E
『水分』 を媒体にすることで発現する実体を持った遠隔操作型スタンド。アンジェロが獄中で形兆に『矢』で射られて発現した。
水が相転移により湯気や水蒸気に変わっても一緒に同化でき、サイズは同化した水分の体積によって変化する。


全身に目玉模様を持つ人型のビジョンだが、不定形の液体で構成されているため、形状や色は自由に変化させることができる。
劇中では東方良平を騙すために ブランデー と銘柄のラベルに擬態したことも。

攻撃の際は飲み物などに同化しての経口摂取で標的の体内に侵入し、無防備な体内を突き破るようにして破壊する。
手順こそ迂遠だが、 ガード不能 なうえに証拠も残らず、周囲には原因不明の事故死としか映らない。
また、対アンジェロ戦では水道の利用は危険なため、長期にわたって過酷な消耗戦を覚悟せねばならない。

さらに、侵入した相手は意のままに操ることも可能。
この際操られる側の意識は無く、人格はアクア・ネックレス=アンジェロのものである。
アンジェロはこの機能で無関係の一般市民を利用し、自分は安全な所にいながら犯罪を疑似体験して楽しんでいた。
弱点としては射程距離が長い反面、直接的なパワーやスピードには乏しいこと(ゴム手袋すら破れない)が挙げられる。
また、自在性が高いとはいえ実体化したスタンドであるため、大抵のスタンドができる物質の透過が不可能である。
これらのことから密閉された容器に閉じ込められたりするとスタンドの出し入れすら封じられ、本体もその場から動けなくなって 完全に詰む


【余談】

  • 彼の異名『アンジェロ』はイタリア語で天使の意。
    どこのマスコミか知らないが、随分と悪趣味な趣向である。

  • 彼の能力でどうやって絞首刑を切り抜けたのかがよくファンの話題に上がる。
    ちなみに実際の日本の制度では、絞首刑で囚人がすぐに死ななかったとしても刑は中止されない。

  • 4部以降のジョジョでは珍しく、彼のスタンド名にはミュージシャンや楽曲由来のモチーフが存在しない。
    アメリカのロックバンド・サンタナの楽曲に『アクア・マリン』というのがあるが、それだろうか?




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