時天空

登録日:2009/07/18(土) 18:12:19
更新日:2023/10/25 Wed 05:29:33
所要時間:約 5 分で読めます




生命は純粋になるほどに……



強大な宇宙を求めてゆく……



宇宙を喰ってゆくのだ!!



石川賢の作品「真説・魔獣戦線」のラスボス。「じてんくう」と読む。
物語の終わりに唐突にその姿を表した。

同作者の


に並ぶ石川賢謹製の最強キャラ。
ゲッターエンペラーの最終仮想敵とも目されている。


この項は、「宇宙最強の漫画家」こと石川賢の産み出した強大な化物……その力を記すものである。


■姿
時天空は空間である。その外見はかなりメカメカしい。


■大きさ
デカい。あり得ない程デカい。
「ゲッターエンペラー三体分くらい?」とかそんなもんじゃない。
なにしろ大きさが


「 無 限 」


スゲェ!!

そんなの信者か哲学者しか言わねぇよ、今どき

例えるなら、我々の住んでいる宇宙が卵の黄身ならば、時天空は無限の大きさを持つ白身と言ったところだろうか。

もしかしたら我々の宇宙の外側は全て時天空なのかもしれない。


■防御
全知全能の神様の力が全く通じない。
時天空が我々の宇宙を喰い尽くさんとした時に、神様こと「大いなる意思」が最終手段である「ビッグバン」を発動させ、これだけは僅かだが効いた。
このビッグバンで宇宙が丸々消し飛ぶ程の爆発が起こったが、時天空は無限の大きさと再生能力を持つため、ほんの少しの足止め程度にしかならない。

ちなみに、その際の神々による会話にて、石川賢の物語(虚無戦記、ゲッターロボサーガ、魔獣戦線)が全て繋がった、とファンの間で騒がれたとかなんとか。

以下、大いなる意思達の会話

「ビッグバンは成功だ!時天空は崩壊している、ビッグバンは時天空を破壊しながら拡大していく」
「しかし時天空は無限だ、いずれビッグバンの爆発力も弱まる」

「原始的だが分子構造体を組み合わせ、時天空を攻撃する生物体を作り出す!」

「遺伝子を次々と組み合わせ、進化する戦闘的な種がいい!!我々のような意識体ではなく、おのれら同士が喰い合う種がいい!」
「喰い合う事によって強くなる、破壊せよ、同胞を殺せ!武器を作り上げろ!」


「その中で生き残った種が進化を繰り返し、星々を喰う魔物が生まれてもいい!!」


「兵器を使い……宇宙を消滅させる機械の化物でもいい!!」


「しかしそいつらには自滅するというリスクがつきまとうぞ」
「かまわぬ、そしたらまたイチからやりなおせばいい」


「ビッグバンがおさまるまでに……作り上げろ……」


……この会話の中に登場するのはそれぞれ

「星々を喰う魔物」:ラ=グース

「宇宙を消滅させる機械の化物」:ゲッターエンペラー

なのではないか?とファンの間で議論の話題になったりする。


■攻撃力
空間だろうが意識だろうが全ての物を吸収し、同化する。
現に全知全能である「大いなる意思」でさえも手も足も出せずに喰われかけた。

また、ビッグバンの衝撃で砕けた時天空の僅かな欠片が我々の住む宇宙に流れついたが、その欠片すらすげえ強い。

具体的な例として、物語のラストで神と一体化し、全知全能の力を持つに至った魔獣戦線の主人公・来留間慎一ですら、時天空の欠片の前では「未熟な進化」に過ぎない。
ラ=グースと時天空がガチで勝負したらどうなるのか?など、議論は尽きない(ガチで全知全能の神を倒しかけているし、どうなるんだろう)。

それほどの強敵なのである。

しかし、それでも愛する者の為に人は戦わなければならないのだ。

なんだか絶望しか先はなさそうだが、石川作品には新たな進化の形に入った慎一や、まだまだ進化の途上であるゲッターエンペラー、虚無戦記の爆烈王率いる人類軍、

そして時天空やラ=グースを差し置いて石川キャラ最強と認定されたリーサル・ウェポン「極道兵器」もいる事だし、頑張れば時天空を打ち倒すことが出来るかもしれない。

ここで故・石川賢御大の言いたい事をまとめると、

「無限のデカさを持った敵は、
無限に戦い続ける事が出来る、そして強さも無限に肥大化していく存在こそ時天空を倒せる。」

更に簡略化すれば、

「無限にデカい奴は無限に戦える奴に人柱になってもらえ!」

という事である。

え?もうなにがなんだか解らない?

ならば、

忘れろ。

■最強厨ご用達キャラとして

ぶっちゃけた話、かなりの厨設定であり、文だけを見れば「厨房の妄想」と切り捨てられても仕方ないといえば仕方ない。

しかし、これに石川賢の凄まじい画力が乗ることで、凄まじいインパクトと説得力が生じるのである!

また、石川賢は最強を描こうと思って描くのではなく、物語を進めていたら自然とそうなってしまうのだ。
そこら辺が「石川賢は天然」と呼ばれる由縁である。


余談であるが、余りに色々ぶっちぎり過ぎて最強な議論に引っ張りだこだが、これ以上拡大解釈するにはオフィシャルなクロスオーバーを待たねばならないので意外と扱いは大きくない。











②モンゴル出身の元大相撲力士。「ときてんくう」と読む。

本名:アルタンガダス・フチットバータルだったが、2014年1月場所前に日本国籍に帰化。そのため現行の名前は時天空慶晃となる。
得意技は突っ張り、右四つ、投げ、寄り、足癖(足技)。
番付最高位はは東小結。引退時は三役。
趣味はパソコン、特技はビリヤードと乗馬。
愛称はフチットバータルにちなんでフチェ。
日本に来たのは東京農業大への留学であり、相撲部には所属したが本来は学士号を得て母国を教師をやる予定だったという。力士となった時は在学中であり大学はちゃんと卒業している。
2chでのあだ名は「ひとみさん」「あの野郎

  • ひとみさん
拉致被害者の曽我ひとみさんに似ているから。
ちなみに、同じモンゴル出身の力士である旭天鵬とも似ている為、顔がにこやかな旭天鵬が白ひとみさん、顔が怖い時天空が黒ひとみさんと呼ばれている。

  • あの野郎
平成19年(2007年)の春場所13日目、対高見盛戦でそれは起こった。

立合いから高見盛に強烈な張り手を何発も浴びせ(NHKの実況に「張り手にこだわっている」と言われるほど)、最終的に切り返しで勝利した時天空。
敗れた高見盛は怒りが治まらず、花道を引き上げる際に一言


「あの野郎……」

小声だったが、マイクにバッチリ拾われており、それ以来2chで時天空はあの野郎とも呼ばれるようになった。

最近では、ひとみさんこと旭天鵬との人気差が開いてきたため「黒ひとみさん」と呼ばれることは余りなくなり、専ら「あの野郎」、あるいは「アノヤロス」(あの野郎ワロス)と呼ばれるようになっている。
まぁ相変わらず、けたぐりを繰り出したりと相撲が汚いし…


2016年1月場所前に悪性リンパ腫にかかっていることが発表され(発覚は前年秋頃)、結局その年に引退して間垣親方の名前を襲名した。
闘病生活を続けていたが2017年2月、37歳の若さで亡くなった。

通算成績は548勝545敗56休であった。














俺達の戦いはこれからだ


ゆくぞ!!




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最終更新:2023年10月25日 05:29