ヒカルの碁

登録日 :2011/11/17(木) 22:36:48
更新日 : 2017/01/29 Sun 16:21:44
所要時間 :約 7 分で読めます




『ヒカルの碁』はほったゆみが原作、小畑健が漫画、日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里(現:吉原由香里)監修の漫画作品で、
週刊少年ジャンプにて、1998年12月から2003年7月まで連載された。全23巻。

数ある漫画の中でもかなり異色と思われる 囲碁 を題材とした漫画で、年寄りの遊びと言うイメージのあった囲碁を少年達に広めた。
その影響は この漫画を読んでからプロの棋士になった人がいる ほど大きい。

囲碁が分からない人でも十分楽しめるが、実際の棋譜を使用している為ルールを覚えてから読むと二度楽しめる。
因みに これを読んでもルールは覚えられない。



【あらすじ】
ごく普通の少年ヒカルは小遣い稼ぎの為に爺ちゃんの家の蔵を物色していた。
そこにあったのは古い血のついた碁盤。
ヒカルはその碁盤にとりついていた佐為と言う棋士の幽霊にとりつかれ、渋々囲碁を始めるが…。


ストーリーは佐為編と北斗杯戦の二部構成になっている。



【登場人物】
見た目は前髪だけ金髪という完全DQNな風貌。
本人はそこまでDQNではないが、囲碁の世界をまるで知らないためかちょっと浮き気味。
囲碁には全く興味がなく最初は佐為に言われるがままに打っていたが、回を重ねるごとに面白さに気づき自分で打つようになる。
本格的に佐為に教えてもらってからは佐為や周りの大人たちを驚かせるほどの成長を見せる。

  • 藤原佐為(CV.千葉進歩)
男です。もう一度言う 男です
平安時代に天皇の囲碁指南役をしていたが、指南役仲間だった菅原顕忠のイカサマを押し付けられ、無念のうちに入水自殺をした。
しかし、もっと囲碁が打ちたいという思いのあまり幽霊と化し、思念だけが碁盤に宿って後世まで永らえることになる。
江戸時代に一度よみがえり、本因坊秀策に憑依していた。作中では本因坊秀策の実績は全て佐為によるものという設定になっている。
その後秀策は病で亡くなり、佐為は消滅して秀策の血を媒介にして再び碁盤へ宿り、長い時を経てヒカルと出会った。
初登場時で既にアキラに圧勝できるくらい強いのにネット碁と通じて現代の碁を学び更にチートに。
ヒカルを教え、見守り、時には振り回されるなど良い関係を築いている。

本作品のライバル でありヒロイン。
父にプロ棋士、塔矢行洋を持ち幼い頃から囲碁を仕込まれたため囲碁の腕はアマの時点で既にプロ級。
作中でプロになり、10代棋士のトップランナーとなる。
歳の割にとても落ち着いているが囲碁に関してはとても熱い思いを持つ。
碁会所で偶然対局した初心者のヒカル(中身は佐為)に敗れてからヒカルをライバル視するようになり、またヒカルの目標にもなる。


●囲碁部
  • 藤崎あかり(CV.かかずゆみ)
ヒカルの幼なじみ。出番も少なく影も薄いが一応ヒロイン。
ヒカルの影響で碁を始めるが実力はイマイチ。
しかし可愛いので同人界では大人気。

ヒカルの先輩で囲碁部を一人で作り上げた。
定石をこよなく愛し、大会でも片手に本も持って打つほど。
アニメの最終回ではリア充になっていた。

  • 加賀鉄男(CV.伊藤健太郎)
ヒカルの先輩で、囲碁部よりも囲碁が強い将棋部部長。
三面打ちとはいえ、院生になる直前のヒカルにも勝利する腕前。
かなりの不良で中学生でありながら煙草を吸っている為、学年主任から逃げ回っている。卒業してからも相変わらず身を隠していた。
幼少期から塔矢アキラと同じ囲碁教室に通わされており、彼にどうしても敵わなかったが、ある日その境遇を憐れまれ、勝ちを譲られるという屈辱を受ける。
もともと将棋の方がやりたかったこともあって、この屈辱と親のエゴへの反発から囲碁が大嫌いになった。
ヒカルが院生試験を受けると言った時皆が渋る中後押しした。
自称 伝説の筒井様。

明らかに制服の着こなしが違反だが前髪だけ脱色してても大丈夫なので問題ない。
クールな一匹狼でツンデレ
最初は小遣い稼ぎの為賭け碁をしていたが、イカサマで勝っていた為に碁会所の主人の策略で負ける。
囲碁部に入部するも、ヒカルが院生になるため退部した時には激怒し、顔を出さなくなってしまった。
しばらくヒカルとの仲は良くなかったが、ヒカルが落ち込んだ時には叱咤した。
可愛い姉がいる。


●院生(プロの研修生)
  • 和谷義高(CV.高木礼子)
院生の仲間で年齢はヒカルの1つ上。
プロの世界に詳しくないヒカルにとってはいい兄貴分で伊角さんと仲がいい。
ヒカル、越智とともにプロ試験に合格しプロの道へ。
熱い性格だったが終盤でヘタレ、2ちゃんねるでは「和谷ムチャ(和谷+ヤムチャ)」という不名誉な称号を付けられてしまう。
ある意味一番人間味がある子。

院生仲間。
成績は院生の中でも一位だが精神面が脆く、なかなか試験に受からないでいた。
年長者であることとと優しい性格から、院生仲間には慕われている。
プロ試験編あたりからイケメン化し、もっさりしてたのが黒髪のになった。
更に人気投票で1位になり、伊角単独の中国武者修行編が描かれるなど超優遇。
その後プロ試験にも無事合格する。
佐為を失ってやる気を失くしていたヒカルを立ち直らせるきっかけを作った。

  • 越智康介(CV.松岡洋子)
プロ試験編におけるヒカルのライバル。12歳にして院生三位の実力者だが、無愛想かつ遠慮のない言動であまり協調性のある性格とは言えない。
しかし囲碁に対する情熱は本物で、負けた時はトイレに籠って涙を流しつつ長時間検討を行うほど。見た目は某虫野郎にそっくりだが内面は真逆である。
プロ試験では衝突もあったもののアキラに師事し、打倒ヒカルを狙うが敗北(プロ試験にはトップで合格)。
その後の北斗杯編では漢を見せる。

院生二位と伊角さんに次ぐ実力者。ヒカルの翌年(伊角さん・門脇と同期)にプロ試験に合格。
なおその年は伊角さんと門脇が 大暴れ した為か六敗もしたのに合格できた(平年の合格者の黒星は平均2~3個程度)。
ぶっちゃけイケメンでもなく人気があったわけでもないが、北斗杯編でなぜかフィーチャーされた。

  • 奈瀬明日美(CV.榎本温子)
ヒカルの院生仲間。
出番もあまり多くなくそこまで強くもないが可愛い。とにかく可愛い。
人気投票の段階では名前すらついていなかったにも関わらず、「一組女子」名義で上位に食い込んだ。
その後あまりの人気のため、急遽名前が付けられ、スピンオフの読み切りが掲載された。
なのに将来は本田と結婚するらしい。


●プロ
  • 塔矢行洋(CV.津田英三)
アキラの父にして、最も神の一手に近いと言われる男。作中世界における現役最強棋士。
一時期8大タイトルのうち「名人・十段・碁聖・天元・王座」の5つを保持していた。
佐為はテレビで彼の対局を見てからライバル視している。
ある勝負を経て作中で引退するが、落ち着いた態度からは想像できないアグレッシブさを垣間見せるようになる。

  • 桑原本因坊(CV.納谷六朗)
8大タイトルの一つ「本因坊」のタイトルホルダーの老人。
だいぶ年だが実力は本物。心理戦、番外戦まで使ったありとあらゆる手で挑戦者を跳ね除ける。
ヒカルの素質をシックスセンスで見抜いた。

塔矢行洋の門下生。ヒカルとそこまで親しくもないのだが、気になるのか何かと面倒を見てくれている。
この人が通りかかってくれたおかげで、ヒカルは院生試験を受けられた。
若年層プロのリーダー的存在で、後に師匠を倒して十段を得、さらに碁聖を得る。
伊角さんと同じく作者の画力の向上によりどんどんイケメン化。
普段着は青のワイシャツに白のスーツ。本人の人相の悪さもあって、ほとんどマフィアの若頭。

  • 倉田厚(CV.岩田光央)
緒方を追う若手のトップ棋士だが、本人は 愛すべきデブ。


江戸時代に活躍した実在する棋士で佐為がとりついていた。(という設定)


●北斗杯編
  • 社清春(CV.石塚堅)
関西棋院所属のプロ棋士。年齢はヒカルやアキラと同い年。
北斗杯予選でヒカルと熱戦を繰り広げる。
その後社の実力を見て勝負を申し込んだ越智に勝利、北斗杯に出場する。
が、その後はこれといった見せ場はなく2敗。 何故出てきたとか言ってはいけない。 (善戦はしている)

  • 洪秀英(CV.伊東みやこ)
韓国のプロ棋士。
初登場は院生の時で碁会所で会ったヒカルを挑発するも負け、名前を聞いてヒカルへのリベンジを胸にする。
北斗杯編で韓国代表として再登場する。

  • 高永夏
韓国のプロ棋士。既に韓国国内でトップの座を争う実力。本作のラスボス
様々な行き違いが重なり本因坊秀策をバカにしたとヒカルに誤解される(実際は尊敬している)が、それを利用しヒカルを挑発。
北斗杯の日本戦で大将となったヒカルと戦うことになる。

●その他
  • 進藤美津子
ヒカルのお母さん。突然囲碁にはまった挙句プロになると言い出す息子に振り回される可哀想な人。
因みに旦那は放任主義なのかその辺を気にも留めず顔すら出てこない。
……と、原作ではヒカルの言動に一喜一憂するだけのチョイ役なのだが、この人、同人界隈では 何故か 異様に息の長い人気を誇る。
どれぐらい長いかと言うと、連載終了から10年以上たった今でも幾つかのサークルが作品を出すほど。
気になる人は『ヒカルの母 同人』辺りでググってみると良い。
正直母親キャラではKanon秋子さんに匹敵する大御所っぷりである(『一般作品のチョイキャラ』と言う事を勘案すれば更に凄い)。



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