スバル・サンバー

登録日:2009/08/23(日) 09:50:49
更新日:2023/11/03 Fri 18:39:35
所要時間:約 3 分で読めます




サンバーは、スバルの軽トラック及び軽バンの車種。

乗用車としては、現在他にポルシェ911のみが採用し、
名車スバル360からの伝統とも言えるリアにエンジンを搭載するリアエンジンリアドライブ方式(4WDもあります)を採用。
660ccになってからはエンジン音も911に似てきた。

リアエンジンだと荷室の温度が上昇してしまうが、
軽バンにおいてはフロントシート下にエンジンをマウントするFFと比べ、余分なエンジンルームのスペースを目立たなくする事ができ結果的にスペース効率がいい。
しかし、クラッシャブルスペースが小さいので正面衝突時は危険性が高まる。
軽トラでは空積時の前後バランスの安定に繋がり、トラクション能力の高さを生む。
車体は赤帽の要求に従って非常に頑丈に作られており、長い間赤帽で採用されつづけている。

極めて優れたシャーシをもち、リアエンジン搭載機なので、レーシングカーに改造されることもある。

他の軽四とはエンジンの設計思想が異なり、耐久力がハンパない。
四十万キロメートルを走破したエンジンでも、適切なメンテナンスをしていれば、今でも現役。
技術大国日本が産んだ最強軽四である。



しかし、トヨタグループとなった現在スバルは軽自動車開発から撤退。
後継モデルはダイハツハイゼット/アトレーのOEM車両となった。
現在、乗用モデルサンバーディアスがアトレーのスバル版「ディアスワゴン」に切り替わった。
バン/トラックは赤帽の需要があるためかさすがにハイゼットのスバル版では無く、フロントデザイン含む一部改良のみで済んでいる。
ただし、今回の一部改良が手に入れるラストチャンスとなると思われる。

その一部改良で、4WDモデルにスバルならではのスーパーチャージャー搭載モデルが追加された。
4気筒SOHCエンジンにスーパーチャージャーと呼ばれる過給機を搭載することにより10ps出力がアップ。
低速トルクも向上し加速性能がアップしている。
それなのに、燃費性能も標準モデルと変わらないとのこと。

ちなみに、「4WD」に切り替える手順は非常に簡単。シフトノブにある赤いスイッチをポチッとなで完了。

たったこれだけの手順で「農道の王様」が誕生する。
手荒に扱ってもヘコたれない頑強なフレームに、いくら鞭打っても揺るがぬ強心臓なエンジン。悪路をモノともしない脚(サスペンション)のしなやかさ。
そして何より懐に優しい(安い。対費用効果抜群)。

まさしく
「おじいちゃん達の愛馬」
に、ふさわしい名機。


そんな「スバルらしい」サンバーもまもなく消滅し「スバル版ハイゼット」に切り替わる…

あれ?現行ハイゼットっていつ出たんだ?
トラック…1999年
バン…2004年

ライバルのホンダ・アクティが「赤帽需要を狙ってフルモデルチェンジした」って噂だし…

…まさかね。

ちなみに、怪奇大作戦のトータス号のベース車でもある。


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最終更新:2023年11月03日 18:39