亜城木夢叶

登録日 :2009/08/19(水) 20:36:03
更新日 : 2017/05/12 Fri 14:19:36
所要時間 :約 5 分で読めます




あしろぎむと

少年ジャンプ連載『バクマン。』に登場する漫画家。
代表作は『この世は金と知恵』、『疑探偵TRAP』、『PCP-完全犯罪党-』、『REVERSI』。


大人向けなSFストーリーと、リアルな作画が特徴。作品によってはまるでちがう漫画家が書いているような絵になっている。
ただし、下記にもあるように完全王道な作品は苦手。


■主な作品
  • ふたつの地球
二つの地球がお互いの星の存続をかけたSF作品。ライトノベル調なストーリーと、デッサン画に近い画風。
当初のタイトルは『Wアース 二つの地球』だったが、それは冗談だったので改名された。

  • 一億分の
人間がランク付けされていて、主人公はその制度を破壊するために戦うストーリー。
漫画家の間では評価が高いが、編集部の間では評価が低かったらしく、惜しくも最終候補まであと一歩の作品になった。

  • この世は金と知恵
『一億分の』の流れを汲む作品。金で脳の中身を売買して成り上がるというハードSFで、ランク付けの要素も継承されている。
赤マルジャンプ初掲載作品で人気が3位だった。
タント打ち切り後の迷走期にリメイク版『この世はKTM(かね・ちえ・みため)』が制作されたが、掲載は見送られた。

  • 魔饗竜伝
亜城木夢叶が「王道漫画(ファンタジーバトル)を描きたい」との事で生まれた作品。
剣とファンタジーを題材にした作品だが、担当にボツにされた。しかし、トビラ絵は迫力あり。
このあたりから彼は「王道」を求め多くの作品を持ち込むが、それらに関する担当の評価は「全部面白くない」とバッサリ。

  • エンジェルデイズ
亜城木夢叶の王道漫画の全てを結集させた作品。
金未来杯に投稿した作品だが、ボツになった。
しかし、編集部からは「教科書どおりの作品になっていて少し残念だけどここまで『この世は金と知恵』とは違う作品を作るとは素晴らしい」等、評価はものすごく高かった。

  • 疑探偵TRAP
「詐欺師で探偵」の主人公が、悪人を罠にはめ捕えるという新手の推理漫画。
ジャンプらしくないと言われるが、そこがいい等評価はかなり高い。
金未来杯で読み切りあり。同じ金未来杯に掲載された福田真太の『KIYOSHI騎士』と同じく金未来受賞作品。
長きに渡る休載の末に、二匹目のどじょうを狙った推理物が増えすぎたこともあって打ち切りを喰らった。
ジャンプ向きでない性格の悪い主人公しか描けなかった彼が、
「性格悪くてもヒーローになれる」上に 「ジャンプで成功例がない」 ジャンルとして考え出したのがこの推理モノである。

  • 走れ!大発タント
担当編集に振り回された結果誕生したギャグ漫画。低年齢層から人気を得ていたが、色々あって打ち切りに。

  • PCP-完全犯罪党-
代表作。他人の漫画を潰せるほどの人気がある。
しょうもない悪戯を「完全犯罪」として誰にもばれずに遂行するという日常系ミステリ。
傍から見たらアホらしいことを真剣にやることで笑いが生まれるという 「シリアスな笑い」 の元ネタはこの漫画。
現在は週刊少年ジャンプでの連載は終了し、必勝ジャンプにて連載中。

  • REVERSI
こちらも代表作。
PCPを必勝ジャンプに移行した上で週刊少年ジャンプで連載した作品。
他人を洗脳する「悪魔の力」を得た二人の主人公が、世界を賭けた頭脳戦を繰り広げる。
人気絶頂の中、惜しまれつつ完結した。全6巻。アニメ化もした。














正体は『バクマン。』の主人公の真城最高(サイコー)と、高木秋人(シュージン)のタッグ漫画家のペンネーム。
ストーリー担当は高木で、作画は真城が担当している。
名前は 豆と真 と高 える”という意味で香耶が命名。
夢叶で「むと」と読むのは「知り合いに叶夢(とむ)って人がいた」のをパクッたらしいが、それDQNネームじゃ…。
シュージンと喧嘩別れしそうになったときは「亜城夢叶」にしようとした。
ペンネームをつけるきっかけはデビュー直前、賞に応募した作品を同級生にバカにされたから。以後身バレすることで発生する余計なトラブルを避けるために覆面作家となった。

自分たちの作品を追求するあまり、若干他人を顧みない、やや傲慢で頑固な芸術家気質な一面がある、などの性格上の難点が指摘され、なおかつそれを中学生時代から引きずっているため、
他のジャンプ主人公と比べて好き嫌いが結構はっきり分かれる人物たちであり、作中でもトラブルメーカーとみなされている。
(尤も、現実の漫画家も案外難しい性格をしている人間が多いのも事実ではあるが。)
しかし向上心高くジャンル問わない作劇姿勢に打ち切りを受けても全く堪えることない創作姿勢や上昇志向、漫画へかける情熱はなかなか立派。





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