蒼樹紅

登録日:2011/03/08(火) 21:09:33
更新日:2023/02/07 Tue 00:58:56
所要時間:約 4 分で読めます




漫画およびアニメ『バクマン。』の登場人物。
1990年3月11日生、東京都出身、身長163cm、体重46kg、血液型A型。初登場時の年齢は20歳。



本名は青木優梨子。
作中でも最難関学校とされる東応大学院に在籍する才女で、在学中に少女漫画雑誌マーガレットの読み切り作家としてデビューしたが、
その得意とするファンタジー系ストーリーからジャンプでの連載を勧められて移籍した。
しかし今度は画風がマッチせず、やむを得ず原作者に転向する。


登場してから長い間はほとんど感情を見せない、虚ろな瞳の鉄面皮な美女だった。
(まだ比較的マトモだった頃の)中井巧朗と組んで連載を勝ち取り『Hideout door』でデビューを果たしたものの、
元々ジャンプには合わないメルヘンな作風に加え、プライドが高く自分の考えを頑なに曲げない意固地さが災いし、テコ入れを拒んで作品の人気は低迷。
中井の画力の高さは高い評価を得ていたが、あえなく打ち切りを喰らう羽目に。

その美貌から中井に仕事上のパートナーとしての境界線を越えたアプローチを再三かけられ、
恋愛対象ではないがその誠実な姿と漫画に対する真摯な態度自体には人としては好感を抱いていた。
このように決して冷血非情な人間ではなく、むしろ読者の多くが予想したとおりクーデレ





ただし彼女の場合はデレが半端なかった。



打ち切り後、中井とのコンビも解消(決裂)して一人で次回作『青葉の頃』を担当する事になる。
作品作りに悩んでいた時にひょんな事から秋人と意見交換し始め、徐々に彼に惹かれていってからは恋する乙女へ。
ピュアで天然な一面をこれでもかと出しまくり、とにかく一挙一動がもう可愛いのなんのって堪らないのである。
愛が詰まったのか胸が膨らんできたのもこの頃から。
特に「こんにちはー」の極上の笑顔に、Hideoutならぬノックアウトされ悶絶した男性は数知れず。
その頃彼女の作画だけやたら繊細になってて気合いが入ってた気がするのは、小畑氏もノリノリだったからだろうか。


そのまま秋人との略奪愛を望むファンも少なくなかったが、さすがにジャンプでそこまでは出来なかったのか、
三角関係は「みんな友達」というヌルめの結末を迎えた。
もしも”バクマン。”が青年誌か少女コミックで連載されていたならどうなっていたか興味は尽きない。


性格的にもお色気描写が苦手であり、秋人と交流を深めたのもその弱点を克服する為だった。
見吉からうってつけのアドバイザーとして石沢を推薦されるが、どう考えても秋人と接近した事に対しての嫌がらせである。
かろうじて救世主の如く颯爽と駆けつけた福田真太に指導を受ける事になったので事なきを得たが、
あのままズルズルと石沢に食い下がられていたらどうなっていたか想像するだに恐ろしい…。

福田との議論がヒートアップしてムキになって言い返す活き活きとした表情には、もはや当初の機械的で冷淡なクールビューティーっぷりはどこにもなかった。
だがそれがいい。


ただのゲス野郎の心に堕ちた中井にセクハラを受け、秋人や福田を除き男性不信に陥るも、後に平丸一也と交際する事に。
そして最終的に平丸と婚約した。

ただし、このカップル成立は

  • 一番距離の近かった福田の存在が丸っきり無視
  • いくら少々惚れっぽいとはいえ、蒼樹が平丸に惹かれるプロセスが欠落
  • 時期的に平丸の人気投票の結果疑惑
  • 平丸が蒼樹を好きな理由が『顔』

などの理由から賛否両論。


ただ、中井の件に関しては彼の性格にもかなり問題はあったものの、彼女の考えの足らない行動が中井を悪堕ちさせてしまった根本的な原因であったことも確か。
そのことについては全くお咎めなしで、中井が一方的に悪者にされている点については批判的な意見もある。




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最終更新:2023年02月07日 00:58