魅上照(DEATH NOTE)

登録日:2011/09/03 Sat 16:47:40
更新日:2024/03/25 Mon 11:13:48
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BASARAの浅井長政ではない←発言内容はほぼ同じ←「悪は即刻削除ォ!!」 DEATH NOTE Xキラ あなたが神か? アヘ顔 キラ サイコパス シリアスな笑い スタイリッシュ削除 デスノート 仰せのとおりに! 削除 削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除… 削除厨 国家公務員 声優の本気 必殺削除人 忍成修吾 悪い奴は許さない 最強の副官 松風雅也 松風雅也の本気 検事 検察庁 正義 正義のためなら人間はどこまでも残酷になれるんです 正義の味方になりたかった男 正義の味方の成れの果て 歪んだ正義 歪んだ正義の執行者 死神の目 残念なイケメン 水上剣星 演者の怪演 潔癖症 濃すぎるキャラクター性 狂信者 独善 真面目 眼鏡 神ィィィィ! 自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪 行き過ぎた正義感 過剰演出 長髪 顔芸 顔芸←やりすぎて別人 魅上照




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魅上 照(みかみ テル)は『DEATH NOTE』の登場人物の一人。


【演者】

CV:松風雅也
演:忍成修吾(テレビドラマ)
 :水上剣星(実写映画『Light up the NEW world』)

【概要】

京土大学法学部卒の検察庁西京都検事。1982年6月7日生まれの27歳。

幼い頃から正義感の強い少年であり、小学校時代から積極的に学級委員を務め、いじめられっ子を率先して助けようとしていた。
自分が傷ついても、いじめられっ子の感謝の言葉を糧に立ち上がり、クラスメイト達を味方につける等して、クラスからいじめを無くそうと頑張っていた。

だが中学校時代になると、加害者が傍観者に加害者側に加わる事を強要するという卑劣ないじめが多くなり、それまでのようにはいかなくなる。
それでも魅上は自分の考えを変えず、無茶をして傷ついていく彼を心配して「照が傷つく理由はないのだから、もう止めなさい」と制止する母の事さえも否定するようになった。

そんなある時、いじめの主犯格であった4人が交通事故を起こし、魅上の母を巻き込んでまとめて死亡するという事態が発生。
その後に見た「明るく爽やかな空気の教室」が忘れられず、次第に「正しいだけでは報われない」「悪はこの世から削除されるべきだ」という思想へと傾倒していく。
その後も偶然にも彼が「悪」だと思った人が消えていくことが何度かあったという。
そうした信念をもって検事に就任した頃、夜神月によるキラ事件が発生。
キラを「神」と崇めるようになり、自身も検事として「悪を裁く」という正義のもとに活動する。
いわば、なるべくしてなった生粋のキラ信者である。

その人間性やキラを崇拝しているという点を月に買われ、海砂の次に新たなノートの所有者となる。
そして月のために死神の目の取引をし、月の代わりに犯罪者を裁くようになる。
しかし魅上の正義感は月を上回っており、先鋭化した思想も相俟って、
裁きの対象は前科を持つ者(更生したとかどうとか関係ない)から、果ては社会貢献を怠る者にまで及ぶなど、少しでも「秩序を乱す」と判断した人間となっている*1

この違いから、ニアには割と早い段階で今までのキラとは別人であると見抜かれた。ニア曰く「Xキラ」。


【性格】

病的なまでの潔癖症で几帳面。
毎日同じように仕事に行き、同じ時間に帰宅し、ジムに行く曜日、銀行に行く日なども毎週毎月きっちり同じタイミングという、
規則正しいを通り越して判を押したような生活をずっと続けており、監視したジェバンニがドン引きするほど几帳面な日常を送っている。
月に見込まれて裁きを任されてからは、毎日1ページ分だけぎっしりとデスノートに名前を書き込むというルーティンワークも加わった。

元々は眼鏡をかけていたが、デスノートを託された際に『死神の目』の取引を交わしたことで視力が3.6以上にまで回復してからは、眼鏡を外しているシーンも多くなった。

尊敬している人物は、母国を第二次世界大戦で勝利に導いたことで知られるイギリスの政治家ウィンストン・チャーチル。

●削除

そして魅上と言えば、なんと言っても「削除」という口癖である。
これは彼が裁きを下す際に必ず呟く言葉で、テンションが上がってくると

削除、削除削除ォォォォオオ!!

絶叫しながら名前を書いている。ガリガリ!

特にアニメ版では名前を書く動作が異様に大袈裟になっており、
ペンをまるで剣やナイフの様に振るい、その軌跡に激しい閃光が走るという、視聴者に「なんかの技か?」と思わせるような過剰な演出がかかっている。
まあ、デスノートの所持者にとってデスノートに名前を書く事は文字通りの『必殺の技』ではあるが*2
しかも明らかにデスノートの用紙がグシャグシャになるような激しいアクションをこれだけしているにもかかわらず、
ノートに書かれている文字は凄い達筆で綺麗という、「どういうことなの…」と聞きたくなる演出である。
更に、ドラマ版では忍成修吾氏の演技も相まってなかなかすごいシーンになっている。

シリアスなのに何故か笑えてしまうこのシーンは、まだ見てない方には是非とも見てほしい。
そしてちょっと本当に格好良いから困る。

ちなみに長髪でキレ長の目を持ったイケメンの筈だったが、クライマックスでは顔芸のしすぎでどんどん不細工になっていき、完全に『あんた誰?』状態に。
アニメ版では原作よりももっと酷い顔芸を晒し、完全に深海魚、あるいは闇マリク状態と化した。


【活躍】

2代目Lとして捜査本部にいる都合上、月が魅上に対し直接指示することはできなかったため、ほぼ独断で動いていた。
にもかかわらず月の予想を超える働きをしたことから、二人は非常に似通った人物であるということがうかがえる。

犯罪者への裁き以外にも必要と感じたことはキラの利益を考えた上で独断で行動することもあり、キラから指示が来なくなったことで代弁者の地位を悪用し始めた出目川を容赦なく殺害したり、
何度か話したことで『キラ信者』と見抜いていたらしき高田清美を独断で次の代弁者に任命したりしたが、考えが近いこともあってか、月は特に不快感を持つことはなかった*3
むしろ大学で月と恋仲にあった清美を(偶然)代弁者に任命したことは、清美経由で月⇔魅上間で秘密裏に連絡を取り合うことが可能となったことを加味すれば魅上のファインプレーと言えるだろう。

そんな感じで月の有能な手先として動いていた魅上だったが、清美がメロに誘拐された際についにミスを犯してしまう。
ニアの策を読み切っていた月は、『本物のノートを安全な場所に確保させた上で偽物のノートを本物のように持ち歩かせる』という偽装工作をさせていた。
しかし、清美を通じたやり取りで『キラは自由に動けない』ことを知っていた魅上は、独断で貸金庫に隠していた本物を持ち出し、それで清美を証拠隠滅も兼ねて自殺させる。
もちろん魅上も清美の名前や死因を書く時には第三者の目がないところで行ったのだろうが、
判を押したかのような行動を崩すイレギュラーを不審に思ったジェバンニが、清美を殺害した後に魅上が再び貸金庫に預けた本物のノートを発見。
一晩という驚異的な速度でジェバンニが作り上げた本物そっくりな偽物のノートとすり替えられてしまう。
そして最悪な事に、月・魅上が書いた死因・時間がほぼ同じだったため、お互い「自分のノートで殺した」と思い込み、他の誰かがノートを使った可能性に気づけなかった。

そして、月とニアの最終決戦、魅上は自分が貸金庫から持ち出してきたノートを本物だと信じ切ったまま月以外の捜査本部とSPKメンバーの名前を書き込む。
それを聞いて勝利したと確信した月は勝利宣言をするが、すり替えられた偽物のノートでは殺すことなどできるはずもない。
「名前を書いたのに死なない」という(魅上からすれば)異常事態に困惑しているうちに魅上はSPKに手錠を掛けられ、ノートを取り上げられてしまう。
押収された偽物のノートに月の名前がなかったこと(と迂闊な月の勝利宣言)により、キラを勝利させるどころか敗北させる決定打をニアに与えることになってしまった。

さらに信奉していたキラ=月から「そんなやつは知らない」と保身のため見捨てられたことにショックを受ける。
錯乱し始めた月に「こいつらを殺せ、(名前を)書け」と身勝手な命令をされた際には追い詰められたストレスもあってか遂にキレ、「あんたなんか神じゃない、クズだ」と月を罵倒する。
あまりの怒りにか顔芸さながらに表情がすごいことになるが、本来は美形です(キリッ

ちなみに月がキラであるということは、この時まで魅上本人も知らなかった様子。
『死神の目』で見ても寿命が見えなかったため、キラだと判断した。

その後は獄中で発狂死している。
このことについて松田「ニアがノートを試す目的もかねて、『ノートの真贋を確かめずに来る』などの条件付けをして魅上の名前を書いたのでは?」と推測しているが*4、真偽は不明。

なお、ノートを受け取った日付は11月26日で、倉庫に行き捕まったのは1月28日。
キラとしては僅か2ヶ月しか活動してない。

●アニメ版

原作では最終回にて「獄中で発狂死した」としか語られなかった魅上の最期だが、アニメ版では壮絶な死に様が描かれた。
アニメ版では追い詰められた月を罵倒せず、松田に銃撃されてもがく月の姿を見て涙を流した後、
その場で裁きに使っていたペンで自らの心臓を突き刺して自害するという最期を遂げたのだ。

一方の月は、自分の名前を書いたノートを見せつけられ、生への執着を叫びつつ、四十秒後の確実な死に怯えながら死ぬという惨めな末路を辿った原作と違い、
魅上の自害に捜査本部やSPKが気を取られている隙にYB倉庫から逃走するも、彼が知らない間にリュークが自らのノートに月の名前を書いたため、
やがて辿り着いた廃工場で、かつてライバルとして戦ったLの幻を見て逝くという、穏やかながら誰にも看取られない悲しい最期を遂げているが、
そんな月の死とは対象的に、アニメ版における魅上の最期は、ペンで突き刺された心臓から大量の血液が噴出する演出や、
演者である松風雅也氏の渾身の演技の賜である断末魔の叫びも相まって、原作の月を彷彿とさせる壮絶なシーンとなっている。

目の前で底辺まで落ちぶれていく、自らが信じた神の姿を見て、彼が思ったのは絶望か後悔か。
いずれにせよ、信じた正義を貫いた結果として壮絶な最期を迎えたのだった。

●ドラマ版

東京検察局の検事という設定。
第1話から登場しており、海砂に家族を殺した犯人の仮出所を伝えていた。
凶悪犯が裁かれない現実に苦悩していた所、キラについて興味を持ち、ヨツバキラ事件の解決後に海砂が掘り起こそうとしたノートを奪わせ、その所有者となり裁きを行うようになる。
その後月からの接触を受け、Lの始末に貢献した。
原作では月と顔を合わせるのは最終決戦時が初だが、ドラマでは海砂も含めた3人で度々会っている。
原作同様の狂信的なキラ信者であることは変わらないが、原作に比べると冷静沈着で頭の回る人物であり、Lを自ら葬ると言う大殊勲を挙げている。

ニアとの決戦時は月が追い詰められても忠誠は失わず、隙を見てノートを奪おうとして狙撃される。
月が拘束されようとした時は、それを阻止しようとドラム缶のガソリンを撒いて火をつけた。
結果としてこれが原因で月は命を落とした。

その後自身は拘束されるが、ノートが燃え尽きた事によりノートに関する記憶を失った。
その後キラ事件で逮捕されたのか、はたまた記憶喪失のため無罪になったのかは不明*5
放火の罪に問われることは考えられるが、責任能力の有無次第で刑が減免される可能性はある。
なお、シリーズにおいてキラ事件の解決後も生存しているのはドラマ版のみである。

●実写映画版

前後編の正統続編『Light up the NEW world』にて登場。
実は月は自身に何かあったときのことを想定して息子を設けており、その後見人としてキラ信者であった魅上に託していた。
他メディアに比べると残念ながら出番に恵まれているとは言い難い。


【余談】

キャラクターモデルは読み切り版主人公・鏡太郎。幼少期よりは成長後のほうが似ている。

そのためか、過去にデスノートを使用したことがあるのではないかという説を挙げる人もいる*6
上記の母およびいじめの主犯格4人が死んだという不自然な交通事故や、悪だと考えた人が消えたのはデスノートを使ったからであり、使用後に手放し記憶を失った。と考えれば本編とは矛盾しない。
リュークが持ってきたデスノートに触れても記憶が戻った様子はないが、デスノートで記憶が戻るのは過去に使用したことのあるノートに触れた場合のみ発生する。


追記修正編集ゥゥゥゥゥウウ!!
ガリガリ!

この項目が面白かったなら……\削除ォォォォオオ!!/

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最終更新:2024年03月25日 11:13

*1 月は仇打ち等の同情の余地がある動機で更生可の人物と判断した場合は裁いていない。

*2 月もアニメ版ではデスノートの効力を確認した後、キラなる事を決意して手始めに現存していた凶悪犯を粛正するシーンでは魅上程ではないが名前を書き込む動作は何かの技の様な演出が取られていた

*3 裁きの対象の“ずれ”に関しては「恐怖政治を狙っていると誤解される」と危機感を持っていたが

*4 元々几帳面な魅上が、監視が付いていたことを知りながら、貸金庫から出したノートを事前に本物かどうか試すこともなくのこのこ現場に来たというのは確かに少しおかしく、松田のこの推測は一応説得力があるといえばあるが、ニアがノートを跡形もなく焼却処分したため、推測の域を出ない。

*5 唯一の証拠と言えるノート及び本人の記憶が無くなったため、少なくともキラの容疑で逮捕された可能性は低いと思われる。

*6 リューク自身もノートを落とす前に、ノートが人間界に出回ったことを聞いたことがある旨の発言をしている