クロックアップ(仮面ライダーカブト)

登録日 :2010/09/22 (水) 08:21:08
更新日 : 2017/08/12 Sat 22:38:46
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Clock Up


「クロックアップ」とは、『仮面ライダーカブト』の作中に登場する高速移動能力。

他にも和製英語としての意味やアダルトゲームブランドの名前だったりするが、ここでは仮面ライダーカブトのクロックアップについて語る。


【クロックアップ】
身体を流れるタキオン粒子を操作し、時間流での自在な活動を可能にして行う超高速行動。使用中は周囲の時間がほとんど止まったような状態になる。

つまり


「そんな攻撃、止まって見えるぜ?」


な状態になる。

しかし、クロックアップ中の物体は決して 止まっている 訳ではない 。
ほとんど静止状態なだけであって僅かながら動いてはいるのだ。

降りしきる雨の中でクロックアップすれば、その瞬間雨粒は空中で静止し、
銃弾等もクロックアップした側から見れば、空中をゆっくり進んでいるように映る。



成虫ワームが持つ能力であり、対ワーム用の〈マスクドライダー〉にも搭載されている(むしろクロックアップ無しでは成虫ワームを撃破どころかほとんど対応すら出来ない)。
当然、カブト系ライダーは全員クロックアップを装備している(ホッパーは劇中未使用だが設定上装備しており、クライマックスヒーローズやPS2、ガンバライドと言ったゲームで確認できる。)

ワームは意思で任意に発動。ライダーはベルトの左右にスイッチ(プッシュタイプかスライドタイプ)が付いており、
スイッチを操作すると『Clock Up』の音声でクロックアップ状態になる。

ライダーのクロックアップは変身者の身体に負担がかかるため時間制限があり、ある程度経つと自動で解除される。
なお具体的な制限時間やどんな負担かは不明。ゲーム版では555同様10秒ということになっている。
また任意での解除や連続使用も可能。

解除の際は『Clock Over』の音声が流れる。

クロックアップ中のワームやライダーは別の時間流に存在するため、
“タキオン粒子が流れる目”で無ければ視認できない(できてもめちゃくちゃ速いが)。
そのためカブト系ライダーは視認できるが、生身の人間はまず認識できない。

単なる高速移動ではなく“他の動きがゆっくり見える状態”であるため、クロックアップ中に非クロックアップ状態の相手のカウンターは食らわない。
(カウンターしようとしてると分かるし、ゆっくり慎重に動いても相手から見ると超高速なため)。

…だが、本編ではクロックアップしたワームを非クロックアップ状態のカブトが、粉塵や鏡にレーザーポインターまで駆使することでクロックアップ終了を見切り、終了直後にカウンターで撃破した。
流石天道さんやで。

外からみると超高速にみえるが、あくまでも自分の時間の流れが速くなっているだけなので
CU同士で殴りあってる場合やCUしているものが非CU状態のものを攻撃しても、相対性理論で語られる質量の増加は発生せずに威力は外からみた速度に比例して上がったりはしない。


なお玩具には一切クロックアップの音声は入れられておらず、当時散々熱望された。
劇中では発動スイッチがあるベルト横のボックスは、DXカブトゼクターやガタックゼクターでは電気系統は一切入っていないただの飾りである。

一説によるとスイッチを押して発動は現場でのアイデアであり、バンダイ側は一切知らなかったそうな。
(初期設定ではライダーフォーム中は常時クロックアップ状態で、任意発動/解除音声は元々なかったらしい)

これは当時のDXカブトゼクターのCMからも伺える(キャストオフした直後から背景の落下物のスピードが緩やかになっている)

ちなみに代わりというか何というか、DX版にはマスクドフォーム状態時に「ガシャンガシャンガシャン」というような謎音声が収録されている。
これも初期案にあった「マスクドフォームの大群」の行進をイメージした音がそのまま使われてしまったものだそうである。

プレミアムバンダイから発売される大人用変身ベルトシリーズ「コンプリートセレクション モディフィケーション カブトゼクター」には、
待望のクロックアップ&クロックオーバー音声も"ベルト側面にスイッチ新規搭載"という形で収録されている。


クロックアップの元ネタは仮面ライダーと並ぶ石ノ森章太郎の代表作であるサイボーグ009の「加速装置」。
009ことジョーの主観で回りが極端に遅く見える描写や加速装置持ち同士の対決など、本作のクロックアップの演出にも深い影響を残している点がうかがえる。


【ハイパークロックアップ】
クロックアップの上位バージョン。
〈ハイパーゼクター〉を装着して、ハイパーゼクター本体のスイッチを押すことで『Hyper Clock Up』の音声と共に発動し、
終了時には『Hyper Clock Over』の音声が流れる。

ハイパークロックアップ中はクロックアップしたライダーやワームさえ止まって見える(正確には緩やかに動いている)。

また、ハイパークロックアップは時間流の操作により、過去や未来への移動が可能になっている。
SF的な発想での擬似的な考察、予想として物体が光速度を越えると時間の流れが逆行(事象の観測が目茶苦茶になる予測の一つ)するのではないか?
というものがあり、単に超加速でも可能な未来への移動に対して、本来は不可能とされる過去への移動はこの方法なら出来るかも?という考察がある。
クロックアップは演出的にも流石に光速度は越えていないと思われるが、ハイパークロックアップの場合はそのクロックアップ中で更に時間流を速める事で擬似的に光速を越える事で時間移動を可能にしている模様(流石に自由自在とはいかないし危険も伴うようだが)。
現実でも大幅に光速度が制限される水中を荷電粒子を走らせて擬似的に光速を越える観測結果が取られたりしている。タイムスリップは聞かないがチェレンコフ効果で知られている。 青く光るぞ。

この「過去に戻る能力があるよ」という演出のために、準主役ライダーであるガタック(加賀美)は挿入歌が流れるなか、
幹部級の敵の攻撃を受けて爆散させられてしまった(カブトのハイパークロックアップで死ぬ前に戻って助けられた)。
この挿入歌は『LORD OF THE SPEED』と言って、 「爆死した当人が」 歌っているので、何ともシュールな画になっている。
ちなみに劇場版でも加賀美はこういう目に遭ってます。





加賀美が一体なにをした?




玩具のハイパーゼクターにはハイパークロックアップ、ハイパークロックオーバーの音声はあるが、
ハイパーキックを発動するとハイパークロックオーバーの音声は流れないため、劇中のような演出はできない。

先述のように玩具版には劇中と違ってクロックアップのスイッチも音声もないのが制作側に憂慮され、
ハイパーゼクターは玩具でも腰を押してクロックアップ音声が出るパワーアップアイテムとしてデザインされたという証言がある。
それを裏付けるように、DXカブトゼクター付属のベルト横のボックスには武器マウント用のジョイントすらない(ハイパーゼクター側に付属)。



【フリーズ】
カッシスワームが使う、ハイパークロックアップよりもさらに高速な能力。
原理は同様だが、クロックアップやハイパークロックアップは “周囲の時間がほぼ止まっている” のに対し、フリーズでは “周囲の時間が実質的に完全停止してしまう”
そのためハイパークロックアップでさえ太刀打ちできない。
ただし他のクロックアップ同様、連発するには間を置く必要があるので、カブトは解除直後の隙を突く頭脳戦で撃破した。
ラスボスがパッと出だったので「ラスボスより強かった」「ラスボスこいつ(カッシスワーム)でよかった」などと評判。
コイツもコイツで出れば出る程弱くなるけど


加賀美「よーし、俺も項目を追記・修正す――」

『Clock Up』


加賀美「」


『Clock Over』

加賀美「――るか! ……あ、あれ? もう追記・修正されてる!?」



( O T O ) ……フッ

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