仮面ライダーカブト(登場キャラクター)

登録日:2010/09/22(水) 08:38:15
更新日:2024/02/07 Wed 09:46:33
所要時間:約 8 分で読めます




俺は天道総司……天の道を行き、総てを司る男だ



仮面ライダーカブト』の主役ライダー。ライダー最強議論の際は必ず名前が挙がるほど強さに定評がある。
スペック上の数字は、シリーズの平均をやや下回る程度だが、〈クロックアップ〉や強化フォームで使用可能になる〈ハイパークロックアップ〉など、
カブト系ライダー特有のチート能力がそれを補って余りあるものと考えられている。
加えて、変身する天道総司がかなり強いため、カブトに“最強”の印象を持たせている。



【カブト】

スーツアクター:高岩成二

最初に起動したライダーシステム。
カブトゼクターをライダーベルトに装着して変身する赤いライダーで、
光を支配せし太陽の神”の二つ名を持つ。
天道総司が変身する。
戦い方はスマートで、的確に相手の攻撃を回避し、カウンターや連続攻撃を叩き込む。



◆マスクドフォーム


変身。

\HEN-SHIN/


銀の装甲を装着している変身直後の形態。蛹モチーフ。
防御力や攻撃力はこの形態の方が高いが、クロックアップ出来ないため終盤では早々に脱ぎ捨てられてしまう事が多かった。
だが、第1話では頭脳プレイでこの形態のままクロックアップ中のアラクネアワームを倒している。


キャストオフ。

\CAST-OFF/

\CHANGE BEETLE!/


◆ライダーフォーム

カブトゼクターの角を反対側に倒すことでキャストオフし、外装をパージした赤いライダー。
クロックアップと必殺技〈ライダーキック〉が使用可能になる。
キャストオフの際に流れる音声は『CHANGE BEETLE』。
マスクドフォーム状態では胸部装甲の内側に収まっていたカブトの角が、アゴの接続部を支点に上に上がってくる
(この構造をフィギュア等で再現すると頭が全く動かなくなる)。
ゼクターの角を戻して装甲を再び纏う「プットオン」も可能で、一部の装甲だけを纏う事もあった。


\ONE TWO THREE/

ライダー……キック。

\RIDER KICK/


ライダーキック
カブトの必殺技。
ゼクター側面のボタンを左から順に3つ押し、『ONE』『TWO』『THREE』の音声の後、
ゼクターの角を一旦マスクドフォームの状態に戻し、再度倒すことで『RIDER KICK』の音声と共に発動する。
カブトの角に貯めたタキオン粒子を右足に集中させて放つ蹴りで、
天道はだいたい敵に背後を向け、襲ってきた所を上段回し蹴りのカウンターで仕止める。
終盤ではガタックキックホッパーに合わせてか普通の跳び蹴りにシフトしていった。
破壊力は19t。



【装備】

《カブトゼクター》
赤いカブトムシ型ゼクター。ライダーベルトに装着することで装着者を変身させる。
加賀美が使用許可を貰って召喚するものの、天道を資格者に選んだ。
天道の他にも資格者が居たようだが(恐らく補充要員)変身する前にワームに殺されている。
料理にうるさい天道が認めるほどの手際で麺を切ることも出来る。


《ライダーベルト》
ガタックと共通の変身ベルト(一部色が違う)。
天道は渋谷隕石の折り、自分の両親に擬態したワーム(ネイティブ)からベルトを受け取ったため、
部外者にも関わらずライダーシステム始動以前から持っていた。
劇場版ではハイパークロックアップで過去に戻った天道が、子供の頃の自分に託している。


《カブトクナイガン》
銃と斧の二通り使用できるカブトの主武装。
斧の刃の部分が鞘になっており、引き抜けばクナイ型の武器として使用できる。
主にマスクドフォームで使用しており、マスクドフォーム自体の出番が少なくなった終盤では自ずとクナイガンも使われなくなっていった。

◆必殺技

〈アバランチシュート〉
ガンモードで発動。
高出力のイオンビームを発射する。

〈アバランチブレイク〉
アックスモードで発動。
刃を超高温化し、標的を切り裂く。
主にマスクドフォーム時に使用する。

〈アバランチスラッシュ〉
クナイモードで発動。
刀身をからビーム刃を展開し、すれ違いざまに相手を両断する。
主にライダーフォーム時に使用する。


《ゼクトマイザー》
カブト型自立飛行爆弾マイザーボマーを発射する。
使用回数が極少ない超空気武装。
たぶん言われないと思い出さない。
そんな有り様なのだがしっかりDX玩具は発売されている他食玩でも立体化されている等地味に高待遇。
流石にアーツには付属しなかったが……



【カブトエクステンダー】

カブト用のバイク。
当初のカブト適任者に渡されるはずだったが、加賀美が持ってるときにカブトゼクターと同じく天道に取られた。
劇場版では大気圏突入までこなした。
最高速度はライダーのバイクの中では『ちょっと速い』くらいの速度だが、クロックアップ可能なのでそれを含めると恐らく歴代最速。


◆マスクドモード

カブトのマスクドフォームに相当する形態。
コンソールを操作するとキャストオフする(カブトが同時にキャストオフすることも)。
最高時速410km/h。


◆エクスモード

マスクドモードからキャストオフした状態。
前輪が左右二つに分かれて前が下がり、前方にカブトの角〈エクスアンカー〉が展開する。
エクスアンカーに乗った状態から放つライダーキックは〈エクステンダーキック〉と呼ばれる。
エクスアンカーを射出して相手を串刺しにしたり、光子ビームライトからパルスビームを撃ったりできる。
最高時速900km/h。





【ハイパーフォーム】


俺は既に未来を掴んでいる。そしてこれからも、掴み続ける……。

ハイパーキャストオフ。

\HYPER CAST-OFF!/

\CHANGE HYPER BEETLE!/


ハイパーゼクターを用いて〈ハイパーキャストオフ〉する事で誕生するカブトの強化形態。
通称は“ハイパーカブト”。
通常のキャストオフとは違い、装甲をパージするのではなく全身の形状が変化する。
ハイパークロックアップすると、全身のアーマー〈カブテクター〉の胴体・背中・腕・足のパーツが開き、タキオンプレートが展開する。
また、その状態で飛行する事も可能である。
初登場は第28話で、その後第29話・31話・32話において「カブトに似たライダー」として出現。これは後述のハイパークロックアップによるもの。
31話で天道は正体を「時間遡行で現れた未来の自分」だと勘付き、そこからハイパーゼクターの存在を知った第34話で「ハイパーゼクターは時間を超越する」ことを理解し、破壊されたハイパーゼクターを未来から呼び出すという裏技で変身に成功した。


〈ハイパークロックアップ〉
クロックアップの上位能力。
ハイパーゼクター本体のスイッチを押すことで『Hyper Clock Up』の音声と共に発動。
クロックアップしたライダーやワームさえ止まって見える(正確には緩やかに動いている)。
終了時には『Hyper Clock Over』の音声が流れる。

また、ハイパークロックアップは時間流の操作により、過去や未来への移動が可能になっている。
実際に本編・劇場版と合わせて何度も時間を遡り歴史改変を行っている。これもカブトが最強と呼ばれる所以の一つ。
しかし、余りにも大きな改変は、タイムパラドックスで自身が消滅してしまう危険も伴う。
同じ歴史改変ものである仮面ライダー電王の設定で例えると、天道と言えど特異点ではないということか。
そのためか不明だが、天道は過去に戻って家族を助けることはしておらず、取り逃がしたワームを過去に戻って倒すことも数えるほどしかなかった。


〈ハイパーキック〉
ハイパーカブト単体での必殺技。
ハイパーゼクターのレバーを倒した後、通常のライダーキックと同様の操作を行い、発動する。
背面の推力を使った飛び蹴り。
媒体によってはハイパーライダーキックとも呼ばれ、ゼクターの音声は『RIDER KICK』のままだが、天道は「ハイパーキック」と呼称する。
破壊力は30t。


【ハイパーカブトの装備】
《ハイパーゼクター》
カブトゼクターと同じカブトムシ型のゼクター。
ベルトの左側に装着する。
角(レバー)を倒すことで強化変身〈ハイパーキャストオフ〉し、
ボディのスイッチを押せばクロックアップの上位〈ハイパークロックアップ〉を使用できる。
強化変身後に再び角を倒すことで『MAXIMUM RIDER POWER』の音声と共に必殺技準備状態になる。


おばあちゃんが言っていた……俺の進化は光より速い。全宇宙の何者も俺の進化にはついて来られない……!

《パーフェクトゼクター》
ハイパーカブトの主武装。ソードモード(画像左)とガンモード(画像右)の二形態に変形する。
わかりにくいがこれもカブトムシモチーフ。
ハイパーカブトの意志に応じて虚空から飛来し、37話での戦闘中にどこからか飛んできたのが初登場。
ザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクターを呼び出し、刀身に装着する事ができる。*1
これは強制であり、ザビーたちが変身中でも構わず没収される(当然、変身は解除される)。
刀身の付け根にはカブトザビードレイクサソードに対応した4つのボタンがあり、
刀身にゼクターを装着した状態で押すと『KABUTO POWER』『THEBEE POWER』『DRAKE POWER』『SASWORD POWER』という音声の後、それぞれの必殺技が発動する。
虫がくっつくため通称「止まり木」「虫取り棒」「昆虫採集剣」「最強虫取り網」。

因みにDX玩具では上述の3大ゼクターが付属。実は玩具のDXザビーゼクター、DXドレイクゼクター、DXサソードゼクターはゼクター側ではなく装具(ブレス、グリップ、サソードヤイバー)に電飾ギミックが内蔵されているため、リカラー品を容易にパーフェクトゼクターに同梱できたものと思われる。
もちろんDXザビーゼクター付属のザビーゼクター等も装着可能。


◆必殺技
〈ハイパーブレイド〉
ソードモードの『KABUTO POWER』で発動。
巨大な光子の刃を放つ。
ガンモードでは〈ハイパーキャノン〉が発動するが劇中未使用。

〈ハイパースティング〉
ソードモードにザビーゼクターを装着し、『THEBEE POWER』で発動するザビーのライダースティングの強化技。
ガンモードでは〈ハイパーレーザー〉が発動するが劇中未使用。

〈ハイパーシューティング〉
ガンモードにドレイクゼクターを装着し、『DRAKE POWER』で発動するドレイクのライダーシューティングの強化技。
ソードモードでは〈ハイパーアックス〉が発動するが劇中未使用。

〈ハイパースラッシュ〉
ソードモードにサソードゼクターを装着し、『SASWORD POWER』で発動するサソードのライダースラッシュの強化技。
ガンモードでは〈ハイパーウェイブ〉が発動するが劇中未使用。

〈マキシマムハイパータイフーン〉
ザビー、ドレイク、サソード全てのゼクターを装着した状態で4つのボタン全てを押すと『ALL ZECTER COMBINE』の音声で発動する最強の必殺技。
カブトの角の形をした巨大な光子の剣を発生させて放つ斬撃。

〈マキシマムハイパーサイクロン〉
発動手順はタイフーンと同じ。
ガンモードで行う竜巻状のエネルギーを放出する砲撃。
発射時の演出がブルービートの「スーパーファイナルブロー」に似ている(おそらくオマージュだろう)。反動が凄まじいため、このモードに入ると自動的にカブテクターが展開し、衝撃を減殺する。*2
ガシャットヘンシン第1弾に収録されたハイパーフォームのカードのテキストには「射程100キロメートル」と書かれていた。事実だとしたら半端ないとかいうレベルじゃない。



客演

仮面ライダーディケイド


スーツアクター:高岩成二、渡辺淳(ディケイド共闘時)

変身者は『カブトの世界』の住人・ソウジ
原典通りワームと戦っていたが、ある時を境にカブトゼクターのクロックアップシステムが暴走。
以降は変身すら解除出来ず、永遠にクロックアップの世界を抜け出せない状態に陥っていた。『龍騎』の佐野さんくらい悲惨な状況である。

しかし、そんな状況に置かれながらも『家族を守る』という一念を貫いて世界を守り続けており、
初使用の際には大抵の変身者が困惑したり狼狽えるFFRを「ん?」の一言で済ますなど、
ことメンタル面の強さに関しては、『ディケイド』はおろか全ライダー作品を見回しても最高クラス。

また、全ライダーが共演した『オールライダー対大ショッカー』にも、変身者は不明だが登場。
1号2号、そしてこちらも太陽を冠する昭和のチートライダー、RXの三ライダーと共闘しガラガランダを倒した。
ガラガランダがあまりに気の毒になる面子である。

MOVIE大戦2010』では、開始早々に衝撃的な倒され方をする。



『仮面ライダージオウ』

第38話「2006:カブトにえらばれしもの」で登場。
アナザーカブトとの戦闘中に変身解除され、窮地に陥った加賀美新が不屈の意志で立ち上がったと同時、迫っていたワーム隕石の陰から突然カブトゼクターが飛来、それを受け取った加賀美が変身した。
なのでベルト部分のみガタックになっている。

加賀美の成長もあってか天道に劣らぬ強さを見せ*3、最後はそれこそ天道ばりのカウンターライダーキックでアナザーカブトを撃破した。

戦闘後にカブトゼクターはカブトライドウォッチに変化し、ソウゴに託された。
この事から、加賀美のもとに現れたのは天道の持つゼクターではなく、何らかの形で具現化された「カブトの力」だった可能性が高い。


(OTO)『めいでんは言っていた。項目のログは取っておく様にと』

画像出典:仮面ライダーカブト
© 2006 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
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最終更新:2024年02月07日 09:46

*1 この時三機のゼクターはパーフェクトモードと呼ばれる形態へと変色する

*2 ハイパークロックアップ時と同じ状態だが、本来一瞬で消える虹色のエネルギーの翅が放出されたままになる。

*3 細かいところでは天道は回避主体なのに対し、こちらはガード主体である。