機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91

登録日:2011/11/14(月) 20:38:56
更新日:2018/05/26 Sat 11:45:21
所要時間:約 4 分で読めます





『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』とは、1992年に発表されたプラモデル(ガンプラ)企画、漫画及び小説作品である。
この内『模型情報(MJ)』誌で連載されていた小説版は中途の内容で掲載が中断されたため現在でも復刻の類はされていない。
ただしガンプラや『HJ』等模型誌や『B-CLUB』誌などで特集された内容は小説版の設定を基にした文字設定が為されている。
余談になるがあくまで本作の「ゼブラゾーン事件」はシルエットフォーミュラという作品の「第一章」に過ぎず、後発の第二章以降が
発表される予定だった様だ(シルエットガンダム改やクラスターガンダムはその「第二章」以降の登場機体だった模様)。
漫画版は『MS SAGA』誌で掲載され小説版とは違うアレンジが施された所謂「基礎設定・内容以外は別作品」な代物。
こちらは完結した事も有り単行本復刻などが為され『G-GENERATIONシリーズ』での物語や設定等はこちらがベースになっている。
本項目でも基本的に漫画版の内容を記載する。

[ストーリー]
サナリィ製小型モビルスーツに遅れを取ったアナハイム・エレクトロニクス社は、失地回復の為、非合法諜報活動を含む新型モビルスーツ開発計画「シルエットフォーミュラプロジェクト」 (SFP) を極秘裏に発足。地球連邦軍パイロットであるトキオ・ランドールは、これにより完成した3機の試作機の一つRXF-91シルエットガンダムのテストパイロットとしてアナハイム試験艦ブレイウッドに派遣され、月の裏側の暗礁宙域・ゼブラゾーンでの実動試験に参加する事になる。

数ヶ月に及ぶスケジュールも残すところ後一週間と迫った、宇宙世紀0123年2月18日。トキオ搭乗のシルエットガンダムとケビン・フォレスト搭乗のRGM-111ハーディガンは、模擬戦中に所属・機種不明のモビルスーツと遭遇、攻撃を受け交戦に入ってしまう。



[主要登場人物]
声優はゲーム『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』より。

トキオ・ランドール
CV:中原茂
本作の主人公。コロニー生まれ。元々はガレムソンの指揮する残党狩り特殊部隊に所属していた。
しかし己の正義感から残党狩りに抵抗し服務規程違反で独房入りした一件の後、隊を追い出され軍からの出向テストパイロットになった。
シルエットガンダムやネオガンダムも難なく乗りこなす等、腕は確か。エピローグで正式に軍を辞めた。
「ガレムソオオオン!!」

アイリス・オーランド
CV:深見梨加
アナハイムから出向しているシルエットガンダム・ハーディガン・Gキャノンマグナ担当のエンジニア。
「アイスドール」の異名を持つが、結構おてんば。血を見ると気絶する。
父は連邦軍テストパイロットだったが事故死。
積極的なケビンよりも朴念仁で淡白なトキオの方が好みの模様。
決戦は彼女なしでは多分勝てなかった。
漫画版では寝起きの際に1カットだけパンツが見える

ケビン・フォレスト
CV:難波圭一
民間上がり(訓練自体は軍で受けているが)のテストパイロット。
最初は実戦に恐怖するがそれを生還し乗り越えたおかげか、終盤では中々の活躍をする。
軍人嫌いだが、トキオは別。
「ブレイウッドのエース、ケビン様が助けに来たぜ!」
エピローグでトキオ達共々民間人化した。

カール・シュビッツ
CV:大川透
ベテランのテストパイロット。元ネオ・ジオン兵士でギラ・ドーガに搭乗していた。
今はGキャノンマグナに乗る。
同じ戦役を戦ったボッシュとの違いは何処に有ったのだろうか。

アイトール・ホルスト
CV:牛山茂
ブレイウッド艦長。元連邦軍少佐。
普段は弱腰と言われる程の慎重派だが、大胆な行動も採る事は出来る。
AE出向者にして最後の良心。
「ここまでコケにされてやられっぱなしってのもシャクだろう」

アルバート・エルゼナー
CV:大山高男
ブレイウッドの整備長の古参AE社員。アイリスの親代わり。MSから艦まである程度は整備可能なレベルの博識者。

バズ・ガレムソン
CV:池田勝
トキオの元上司で大佐。ハゲ。ガンダムでは珍しい程の分かりやすい悪役であり、禁止されていた無抵抗のジオン残党の虐殺を遊びで行ったり、卑劣な罠を仕掛けてくる。
彼に大儀など無いだろう。
しかし過去自分に刃向かっており信用されてないトキオに最新型で自分の物と同じネオガンダムを乗機として与えようとするなど、能力の有る人物はそれなりに認める様子。

終盤ネオガンダム1号機に乗ってくるが、彼には勿体無いと思える程格好いい機体である。(全身真っ黒で目が赤い。)
「貴様!軍法会議にかけるまでもない!ワシが裁いてやるッ!!」

ドーフマン
CV:天野由梨
ガレムソンの副官で大尉。彼に負けず劣らず悪どい性格。エイジャックスの艦橋で最終的にトキオの一撃を喰らって蒸発した。
割と女に見えないけど、女。
小説版だとガレムソンが艦に篭る代わりにこちらがMS(ヘビーガン重装型)に乗って襲って来る。

レイラ・ラギオール
CV:原えりこ
ジオン残党の少女。かわいい。
ガレムソンの虐殺で両親が失われる様を目撃しており、彼を目の前にした時は激昂した。
最初は骨董品のギラ・ドーガに乗っていたがケビンとの戦闘で機体の性能差から敗北し、その後はケビンのハーディガンに同乗していたが
ネオガンダムにトキオが乗り換え、乗り手の居なくなったシルエットガンダムを駆り、両親の仇を討つ。
エピローグではトキオ達と共に民間人化した。
ちなみに12歳辺りの頃からMSに乗っていた。そのおかげかハーディガンに乗ってる間ケビンの操縦を見ただけで
操縦系も違う上にピーキー寄りな操作追従性のシルエットガンダムを初搭乗で乗りこなすなど、パイロットとしての腕はなかなかのもの。
「みんな、あたしの…あたしの父さんも母さんも殺したじゃないかッ!」

シェルフ・シェフィールド
CV:稲葉実
クロスボーンのエースで大尉。「焔の虎」の異名を持つ。ザビーネとは竹馬の友との事。
「仕組まれた戦い」によってゼブラ・ゾーンでトキオ達ブレイウッド側と交戦。その後連邦軍との裏取引の際にネオガンダム1号機に殺されかける。
ちなみにC.V.側関係者として本編キャラからジレ・クリューガーの名がガレムソンの口から挙げられている。
その後はブレイウッド側を同じく「嵌められた者同士」と認識しビギナ・ゼラでガレムソン討伐に向かう。
搭乗機はベルガ系のカスタム仕様であるベルガ・バルスとビギナ系のV.S.B.R搭載機であるビギナ・ゼラ。

モーリス・オバリー
CV:野島裕史
シェルフの部下で少尉。若さが目立つ。ガレムソンとの取引に立ち会うが、彼の裏切り(あちらから見れば証拠隠滅行為)で生身でG-B.R.D.のビームを浴びせられ、死亡した。

委員長
廃棄コロニーでジオン残党(シュビッツと同じCCA系の難民との事。)を取り纏めていた。シュビッツに昔のよしみとしてこの物語の真相を話す。



この物語の真相は、AEが小型MSの実戦データ入手を目論み、そのため連邦軍やC.V.と裏取引をして「新型機による仕組まれた戦い」を起こしたのである。

そのため、シルエットフォーミュラプロジェクトの完成形かつ別プロジェクトだった「シークレットフォーミュラプロジェクト」の産物である
ネオガンダムが完成した後はトキオ達を用済みとし、証拠隠滅にガレムソンの部隊を送り込むが返り討ちにされている。
尤もその目論見は失敗したため、アナハイムと軍は0083のデラーズ紛争時の様に政治的な記録抹消と関係者のへの緘口のみの処置で済ませていた。
ただしブレイウッドの関係者の内トキオやアイリス達は軍からもアナハイムからも離れ一民間人として生きる事にしている。

『F91』の物語が起こったのは、ここから3週間後であった。






追記・修正はガレムソォォォン!と叫んでからお願いします。

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