うちはオビト

登録日:2012/10/10 Wed 11:27:03
更新日:2024/03/28 Thu 09:09:22
所要時間:約 41 分で読めます






確かに忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる
……けどな!
仲間を大切にしない奴は、それ以上のクズだ

NARUTO‐ナルト‐』の登場人物。

CV.小森創介/潘めぐみ

プロフィール

所属:木ノ葉隠れ
階級:中忍
忍者登録番号:010886
年齢:13歳
誕生日:2月10日
星座:みずがめ座
身長:154.2cm
体重:44.5kg
血液型:O型
性格:仲間思い、マイペース
好きな言葉:チームワーク、仲間


◆概要

第一部と第二部の間に掲載された『カカシ外伝~戦場のボーイズライフ~』で登場した、ゴーグルを愛用している短髪の少年。13歳。初登場は2巻の扉絵の写真。
本編より十数年前の人物。

木ノ葉隠れの里に所属していた忍者
うちは一族出身の中忍で、波風ミナトはたけカカシのはらリン、オビトで構成される通称『ミナト班』に所属していた。
チーム全体の仲は良好な様だが、カカシとは性格の違いから気が合わず、良く喧嘩をしていた。
ズボラなのか遅刻癖があり、遅刻する度にカカシに怒られていた。

将来の夢は火影になって里の皆を守る事。その際顔岩にゴーグルを付ける事を強調していた事から、ゴーグルには強い愛着がある様である。

なお、戦争孤児だったらしい(アニメでは祖母と二人暮らし)*1


◆能力

若さ故に未熟さが目立ち、とりわけ精神面はかなり脆い。
うちは一族の出身であるものの、血継限界写輪眼」を長らく開眼できず、自身を「落ちこぼれ」と卑下していた。
メンタルの弱さが目立つ一方、体術に関してはカカシとほぼ互角(回想シーンより)。忍術についても一族伝統の「火遁・豪火球の術」を習得しており、さらに「火遁・鳳仙火の術」などの派生版も扱えるなど、基本戦術はマスターしている。


◆性格

マイペースなお人好しだが、仲間想いで熱い性格。また、ドジな面も見受けられる。
本人曰く「木ノ葉に住んでいるお年寄りに知らない人は居ない」らしい。遅刻の原因の大半がコレだったりする。

幼い頃から同じ班に所属していたリンに好意を寄せており、彼女に告白を試みた事もあったが機会に恵まれず、いまだに告白出来ずにいる。
しかし、彼女がカカシを好いている事に気付いており、複雑な感情を抱いている。
彼女を前にすると張り切って良いところを見せようとして良く怪我をしていた様で、その度に彼女に手当てをして貰っていた模様。

因みに先祖はあのうちはマダラで、彼の子孫に当たるらしい。実際髪が伸びると少年時代のマダラそっくりである。*2
また、同期であり、同じくカカシをライバル視していたガイとも面識があった様で、彼の人の顔を覚えないクセについても知っている。
中忍試験では個人戦、団体戦共に彼にぶっ飛ばされている。


◆劇中の活躍

◇カカシ外伝〜戦場のボーイズライフ〜

第三次忍界大戦当時はミナト班として行動していたが、未だに実力面・精神面共に未熟な面が目立ち、敵を目の前にして恐怖で動けなくなったり、涙を流したりしていた。
この点はミナトにも指摘されており、忍として強い心を持つ様に言われている。

また、カカシとの関係についてもミナトからカカシの事情について説明されていた(オビトはこの後、不器用ながらもカカシと和解しようと試みている)。
そしてカカシをリーダーに、カカシ、リン、オビトのスリーマンセルで任務達成を目指すも、任務の最中に敵である岩隠れの忍にリンを攫われてしまう。
彼はリン救出を優先しようとするも、任務達成を優先しようとしたカカシと意見が対立。
カカシと喧嘩別れした彼は単独でリン奪還を試みるも、岩隠れの忍に見つかり窮地に陥る。
しかし、別れ際にぶつけた、

「確かに忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる……けどな! 仲間を大切にしない奴は、それ以上のクズだ」

という言葉にルール以上に大切なモノを感じ取ったカカシに助けられる。
そして二人で協力して岩隠れの上忍・タイセキを倒そうとするも、敵の攻撃から自身を庇ったカカシが手傷を負って左眼を失明してしまい、再び絶体絶命の危機に陥ってしまう。

しかし、友と自身の危機に際し、遂に写輪眼を開眼。タイセキの「迷彩隠れの術」を見破り、仕留める事に成功する。
カカシと共に敵を蹴散らしリンの救出にも成功するが、直後に敵の増援部隊の土遁からカカシを庇った為に岩に右半身を潰される重傷を負ってしまい、救出不可能な状態になってしまう。
「最初から共にリンを助けに来ていればこんな事にはならなかった」と嘆くカカシに対し、オビトは漸く思い付いた上忍昇格祝いのプレゼントを託す。


この……オレの写輪眼を……やるからよ
里の奴等が……何て言おうと……お前は……立派な上忍だ…
オレはもう……死ぬ……。けど、お前の目になって……これから先を……見てやるからよ……


カカシ……リンを……頼むぜ……


そして――岩隠れの忍達の放った術により、崩落する岩に押し潰されてしまった。


カカシの奴と……折角……仲良くなれたのになぁ……

リンには……結局、告白……出来なかったなぁ……



もっと……皆と一緒に……いたかった……なぁ……



現在は「神那毘橋の英雄」の片割れとして名を慰霊碑に刻んでいる。
因みに、本編のカカシがよく遅刻するのは彼の慰霊碑に立ち寄り、その死を偲んでいる為。
遅刻しない様に朝早くにやって来ているが、「バカだった自分をいつまでも戒めたくなる」という理由でついつい遅くなってしまうという。
カカシは自身がリンを守るという約束を守れなかった事を悔いており、慰霊碑の前で

お前が今のオレを見たら何て言うんだろうな? なあ……オビトよ

と呟いている。
オビトの言葉は今でも「仲間を守る」という形でカカシの心に大きく影響を与えており、それは次世代のナルト達にも伝わっている。



追記・修正は仲間を大切にしながらお願いします。






















……し か し 。





















お前は…



オビト…?


















慰霊碑にその名を刻んだ「写輪眼の英雄」は、最悪の形で歴史の表舞台に舞い戻る事となった。









オレは誰でもない。誰でもいたくないのさ……







第四次忍界大戦の首謀者である仮面の男トビの正体は、本人が「うちはマダラ」だと名乗っており、それを思わせる実力を垣間見せていた事もあって、木ノ葉創設者の一人であるうちはマダラだと思われていた。
しかし、第559話「増援到着…!」にて薬師カブト穢土転生で「うちはマダラ」を転生させ、生前のうちはマダラ本人と面識があるオオノキがそれを見て「うちはマダラだ」と断定した為、「トビ」と名乗る人物がうちはマダラである可能性が消えた。

そして、第598話「粉砕!!!!」にてナルトによって面が破壊され、続く第599話にて遂にトビの正体が判明した。










これが現実だ。託した側も託された側も…。この世界で生き延びた忍は皆クズになる。
オレ達が良い例だ……カカシ





うちはオビト


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粉砕された仮面の下から現れたトビの素顔。
成長して尚嘗ての面影を残すそれは、前大戦で戦死した筈のうちはオビトだった。

CV.内田直哉(偽マダラ)/高木渉(トビ、大人)

●目次


◆概要(第二部)

年齢31歳。身長182cm。
暁を裏から操っていた真のリーダーであり、生前のうちはマダラから月ノ眼計画を成就させる様に託され、無限月読による世界平和の為に密かに暗躍していた。


◆能力(第二部)

万華鏡写輪眼の開眼と、右半身に移植されている柱間細胞によって、中忍時代と比べてケタ違いに戦闘能力が上がっている。

非常に優れた攻撃範囲と威力を持つ火遁忍術や、柱間ヤマト程大規模ではないものの殺傷力の高い木遁忍術を扱う事が出来、柱間細胞が生命維持の全てを担っている為に、心臓を潰されても飲まず食わずでも死ぬ事が無い等、耐久力も高い。

左眼に輪廻眼を移植した事で陰陽遁や他の性質変化も扱える様になっているが、何と言っても右眼が発動する神威が主力。
攻撃・防御・移動と戦術の大半をこれで賄っており、カカシがいなければまともに戦う事も出来ないレベルで強い。

また、断刀・首切り包丁を片手で止めたり、うちは返しを使用出来たり、不意打ちの心転身を数秒で解いたり、尾獣が割れないレベルの結界を単独で張ったり等、それ以外の能力も高い。

神威による絶対回避が出来ない状態でのカカシとの一対一の戦いでは敗北しているが、この時については「自身の心臓に施された呪印札を取り除く為にカカシの雷切をわざと食らう」のが目的だった部分がある為、純粋に実力で敗北したのかどうかは微妙なところ。
とは言え、心のどこかで「自分は間違っている」「誰かに自分を止めて欲しい」と思っている節があり、精神的に強固とは言い難く、能力以外の部分で致命的な弱点を抱えている。


◆性格(第二部)

少年時代とは打って変わって冷酷非道であり、現実の世界に聊かの価値も見出していない。
サスケが香燐を傷付けた時も、「仲間を大切にしない奴はクズ」と嘗ては語っていたにもかかわらず、「そう来なくては」と楽しそうに嗤っていた。

カカシについては「後悔だらけの生涯を送るに相応しい男だ」「口先だけの男に成り下がったお前の言う言葉には何の価値も意味も無い」「お前等に言う事は何も無い。現実に縛られたまま死ね」と散々な評価であり、最早何の感情も抱いていないと語っている。カカシェ…

とか何とか言いつつ、カカシに負担が掛かる神威の無駄撃ちを親切に止めたり、カカシが事ある度に自分やリンの墓参りをしている事を知っていたり、自分への負い目から本気で戦えないカカシに対して、「お前が俺に罪悪感を抱く必要は無い」「お前ももう苦しまなくて良い」とベラベラ自分の事を語り出し、しまいにはカカシを「月ノ眼計画」に勧誘したりと、どう考えてもカカシを意識しまくりであり、根底の部分は変わっていないのだと思われる。*3

また、計画を知らない暁のメンバーに対しては「彼らなくしてここまでの進展はなかった」と労っており、彼なりに感謝している様子がうかがえる*4


◆劇中での活躍(第二部)

◇暗き辺獄の底から

実は神無毘橋の戦いで死んでおらず、瀕死の所をマダラによって助けられていた。
しかし、マダラ曰く意図的に助けた訳ではなく、偶々通路に居たから拾ったとの事。マダラが、

「しかし…助かったのは奇跡と言って良い。よく岩に潰されなかったものだ。まるで岩をすり抜けたとしか思えん程だ…

と述べている事から、恐らく神威を無意識に発動して落下してきたのだと思われる。岩に潰された右半身に、千手柱間の細胞で作られた人造体を移植する事で辛うじて生き延びていた(その際の移植痕は身体の右半身に痛々しく残されている)。

目覚めて直ぐにはマダラが杖代わりにしていた鎌を見て死神と勘違いしてパニックを起こすも、動じないマダラに「痛みを感じるのは生きているからだ」と言われてやや冷静さを取り戻す。
その後、話している相手が写輪眼を持っている事、里の老人全員と面識がある自分が知らない顔である事から、うちはの抜け忍だと看破。


じじいてめェ、抜け忍だな……何者だ!?


オレは……うちはの亡霊。うちは……マダラだ


計画の事を聞かされるも協力する気は無く、あくまでカカシ達の下へ帰るべく白ゼツ達やグルグルのゼツと共に懸命なリハビリを行っていた(人造体のお陰で飲食の必要が無かった)。
そんなある日――外の偵察から戻って来たゼツの一人によってカカシとリンが霧隠れの暗部に包囲されて危機に陥っている事を聞かされ、グルグルの身体を全身に纏ってカカシ達のもとへと向かう。
だが――そこで目にしたものは、カカシがリンの命を奪う瞬間であった。

リンを失った悲しみと怒り、絶望に心を支配されてしまった事により、万華鏡写輪眼を開眼。
その瞳力と木遁の力を暴走させてその場にいた霧隠れの暗部の者達を惨殺した後、「リンが存在する世界」を創るべくマダラの計画に乗る事を決意する。

因みにこの時、リンは三尾の人柱力にされており、リンが里へ戻ったところでリンの中の三尾を暴走させて木ノ葉を潰すのが霧隠れの狙いだった。
リンはこの事に気付いていた為、カカシが霧隠れの忍に向けて放った雷切へ自ら突っ込む事で自害したのである。

リンの死に上記の様な理由があった事はオビトも知っており、彼女が木ノ葉を守る為に自分自身の意志で自らカカシの手によって死を選んだ事も知っている。
だからこそ彼は、リンやカカシにその様な選択をさせた忍世界に絶望し、その世界を否定する為に行動する事を決めたのである。

この時チャクラ切れで気絶していたカカシは放置したが、本人曰く、「情けを掛けた訳ではない。どうでもよかっただけ」らしい。

そして、「夢の世界」を創る為にマダラのもとへと帰還し、彼に自身の計画を実行する「救世主」として正式に認められる。

こっちへ来い

今日からお前が救世主だ

その後、「月ノ眼計画」の全貌とその進め方について聞かされ、十尾の存在、輪廻眼の力と長門の存在、うちはの禁術「イザナギ」や陰陽遁の使い方などを教わり、サポーターとして黒ゼツをつけられ、外道魔像から分離してマダラが死亡したのを見届けた後、自ら「うちはマダラ」を名乗って暗躍を開始した。

マダラ「…さあ…動け…。オレが復活する…までの間……お前が……」

オビト「うちはマダラだ」

◇地獄巡りの始まり

マダラの死後、本物のマダラが復活するまでの代行者として「月の眼計画」実現の為暗躍する。
その手始めに弥彦、長門、小南に接触し「」を設立させ、弥彦の死後は暁を戦闘集団へと作り替えていった。

17年前のナルトの生まれた直後には木ノ葉に入り込んで「九尾事件」を引き起こし、自身の師であった四代目火影・波風ミナトや、その妻・うずまきクシナを始めとする数多くの人間を間接的に殺害した。

九尾事件の際にミナトと対峙した時、ミナトは仮面を被ったオビトを見て「写輪眼を持っているうちはの忍者+木ノ葉に出入り出来る人間+尾獣を操れる瞳力の持ち主=うちはマダラではないか?」と見当をつけたが、その正体には気付けなかった。
この時オビトはわざとらしくフードを外しており、また第四次忍界大戦で穢土転生ミナトと対面した時は「オレに気付きもしなかった」とミナトを罵っている等、本当は気付いて欲しかったと取れる描写がなされている。

それから数年の間は里に潜伏しており、下忍として大名護衛任務についていたイタチの前に現れた事もある。
この時はイタチを殺しかけたが、割り込んできたカカシに防がれている。因みに、この時の実力差がイタチの写輪眼開眼の引き金となった。*5

更にそれからは、神威を駆使してうちはの集落に潜伏しており、クーデターの計画も知っていた。
それに乗じる形で「マダラ」として木ノ葉への復讐を実行に移そうとしていたが、自身の存在に気付いたイタチから「うちは一族への復讐に協力する。代わりに里とサスケには手を出すな」との取引を持ち掛けられてこれを呑み、うちは一族をサスケを残して全滅させた*6

更に霧隠れでは、リンの後任として三尾の人柱力となった四代目水影・やぐらを瞳術で操ったり、干柿鬼鮫を組織へ引き入れたりしている。
この時鬼鮫に素顔を見せているが、どうやらこの時も「うちはマダラ」として振舞っていたらしく、鬼鮫は素顔のオビトを「マダラ」と認識していた。


◇暁の影

第二部初期には「トビ」という偽名を名乗り、サソリの後釜の単なる平団員として暁に加入。
この時は、別人の様に陽気な男を装っていた。
これはオビトのリハビリを手伝ってくれた初代火影の細胞から作られた同名の人造人間*7をモチーフにしており、トビという名も彼から取ったもの。

加入後は新入りとしてデイダラとツーマンセルを組み、彼のサポーターに徹していた。
何だかんだで暁のメンバーの事も評価しており、死を惜しんだり、働きを賛したりしている。
その裏では、表向きのリーダーである長門に指示を出して尾獣狩りを行わせ、自身はひたすら影で暗躍。

デイダラの戦死後は、彼の自爆に巻き込まれて死んだ様に見せかけた上で後に復帰。
一足先に暁に入り込んでいたゼツと組んで行動していたが、サスケ追撃任務に出ていたカカシ達と遭遇。
神威によるすり抜けであしらってまともに相手をせず時間稼ぎをしていたが、ゼツからイタチの敗死を知らされるや否や本性を露にし、時空間移動でうちはのアジト跡へ移動。
イタチの遺体と気絶したサスケを回収して自身のアジトへ戻った。

そして、目を覚ましたサスケに「うちはマダラ」を名乗って接触するが、仮面を外しかけた瞬間イタチが「転写封印」で仕込んでいた「天照」の直撃を受けてしまい、危うく死に掛けながらもギリギリで命を拾った。*8

もう片方の眼にも多分仕込まれているだろうと踏んだのか、今度は仮面をつけたまま表れ、マダラとして木ノ葉創設時のエピソードを語る。
この時語った内容はマダラ自身から聞いていたのか内容としてはかなり正確だが、自身が首謀者である九尾事件の部分だけは「天災」だとして嘘を混ぜている。
そこからイタチによるうちは殲滅の真相を明かし、サスケを復讐へと駆り立てた。

その後はゼツと一旦離れ、サスケについて暗躍を続けた。


◇宣戦布告

暁の真のリーダーとしてサスケ達「鷹」を利用しようとするも、八尾狩りが失敗した事と木ノ葉が動いた事を受け、彼等を連れて鉄の国での五影会談へ潜入。
宿場町でカカシとヤマトに捕縛されるも、意に介さずあくまでも「うちはマダラ」としてナルトと会話。サスケについて語った後姿を消した。
そして、会談場に乱入して殺されかけていたサスケを神威で救出。
五影達に向けて月ノ眼計画の全貌を語り、第四次忍界大戦の宣戦を布告した後に撤退。
橋の上で帰途にあったダンゾウ達の前に現れ、ダンゾウの護衛である山中フー・油目トルネと戦闘。
すり抜けで翻弄しつつ二人共吸い込んで幻術に掛けたが、トルネの燐壊蟲に感染してしまった為、右腕を自ら切断している。

その後、ダンゾウに挑むサスケを見守る。
サスケが危機に陥った際はさすがに腰を上げかけたが、彼が危地を脱した後は再び傍観。
ダンゾウ撃破後に一時撤退し、魔像で培養した柱間細胞を使って失くした右腕を補充していたところ、白ゼツから第七班が追いつき、サスケが危機に陥っていると聞きとんぼ返り。
ナルトを捕まえようとする白ゼツを制して撤退に入り、カカシが放とうとした神威をわざわざ「そんな術は効かないから止めておけ」と止めた上で今度こそ撤退した。

サスケの要請でイタチの万華鏡写輪眼を彼に移植した後、白ゼツのオリジナルを監視につけ、序に6体ものコピーの白ゼツを胞子の状態で植え込み、輪廻眼を回収する為、雨隠れへ赴く。

待ち構えていた小南と戦闘に入るが、開幕でいきなり起爆札を吸い込まされて仮面の上半分と右腕を飛ばされる。
更に、彼女の奥の手「神の紙者の術」による10分間継続起爆には流石の神威でも対抗し切れず、止む無く左眼を犠牲に(ストックを移植したものだと思われる)イザナギを使い、自身へのダメージを無かった事にする事によって勝利した。
その後、幻術で長門と弥彦の遺体の在処を吐かせた後に彼女を殺害し、長門の輪廻眼を回収する事に成功する。

左眼は自らに移植し、右眼は培養シートにはめ込んで隠し、面を戦闘用のものに新調した上で右腕を修復、戦争の準備に入る。

しかし、その矢先に薬師カブトからの接触を受け、サスケの身柄を交換条件に穢土転生による戦力の提供を提示される。
オビトとしては受ける理由も無かったが、カブトが本物のマダラを穢土転生していた事で断れなくなり、渋々協力を締結した。


◇第四次忍界大戦

穢土転生の人柱力を畜生道の「口寄せ輪廻眼」で呼び寄せて目をコピー。ナルトとビーを狩るべく前線に出撃。
その中でカブトが勝手に本物のマダラを戦線に投入した事を知るが時既に遅く、とにかく尾獣を回収しようとナルト達と戦う。

しかし、カブトがイタチとサスケによって止められ、穢土転生を解かされたことで人柱力達が消えてしまった為、外道魔像を口寄せして十尾復活に入る。
ナルト、ビー、カカシ、ガイとの戦いの中、右眼の瞳術が神威である事をカカシに看破され、それを利用した戦法でナルトの影分身を時空間に転送された事で逃げ場が無くなり、螺旋丸の直撃を食らって面を粉砕されてしまう。

その後、五影を一蹴してやって来た本物のマダラと合流した後、団扇を返却して自身は再びカカシ&ガイとの戦いに入る。
十尾を制御して連合軍を蹴散らすが、折れないナルトの信念と理想に真っ直ぐ進んでいく姿に少年時代の自分を重ね、その全てを否定しようと躍起になる。

そして、神威で十尾を飛ばそうとしていたカカシを神威空間へ引き摺り込み、オビトはカカシを月ノ眼計画に勧誘する為に、カカシはオビトを改心させる為に、互いに相手を説得しようと試みるも両者共に失敗する。
その後、神威による回避が出来ない神威空間内でカカシに忍組手を挑むも敗北。*9

重傷を負いながらも現実空間に戻り、最後の手段として十尾を取り込もうとする。

柱間細胞で構成された半身を通じてマダラのコントロール下に置かれそうになるが、何とか耐えきり十尾を吸収……した瞬間に復活したミナトの飛雷神の術による強襲を受ける。
そのまま死亡したかと思われたが、十尾を吸収した恩恵か何とか生存。

強大過ぎる十尾の力に翻弄され自我が失われかけていたが、少年時代にミナト、カカシ、そしてリンと共に撮影した思い出の写真の記憶(イメージ?)が引き裂かれるのに抵抗し、打ち勝った事で自我を取り戻した。

十尾制御後は六道仙人に酷似した姿に変貌し、その圧倒的な力で忍連合を相手に無双。*10
最強の忍と名高い初代火影・千手柱間すらも「自分より強い」と認める程の桁違いの力で大暴れした。

しかし、嘗ての自分そのものであるナルトとの激突の中で「火影になる」という少年時代の夢がフラッシュバックした事で迷いが生じ、ぬのぼこの剣の力を引き出しきれず敗北。
尾獣を抜かれたものの、十尾の抜け殻たる外道魔像を体内に取り込んだ恩恵で死は免れた。


◇「うちはオビト」

敗北した後、ナルトの説得やカカシ・ミナトとの会話の中で、生きる為の原動力だったリンが死んだ事で、それに代わる程の希望がどうしても見出せなかった事、マダラに成り代わって世界を回ってもそれが見つからなかった事を吐露。
カカシから、「ナルトとオビトが違うのはナルトは現実に立って夢を引き寄せようとしている事であり、だからこそ仲間が集まって助けてやりたくなる事」だと聞かされ、その先に希望があると諭される。

「自分のやって来た事は、最早生きて償えるものではない」と考えたオビトは、せめて最期に出来る事をしようと、輪廻天生の術で戦争の犠牲者を蘇らせようとする。
しかし――そのタイミングを狙っていた黒ゼツに寄生され、黒ゼツを通じて再びマダラによってコントロールされてしまい、輪廻天生の術をマダラに対して強制的に発動させられてしまう。

黒ゼツが寄生しているお陰で辛うじて命は繋ぎ留めつつも体の自由は効かないが、オビトの身体を操って左眼の輪廻眼を回収しようとする黒ゼツの力よりも黒ゼツに抵抗するオビトの力が僅かに勝る。
黒ゼツも黒ゼツで、オビトの身体から抜け出して輪廻眼を回収しようとすればカカシとミナトに自分が殺されてしまう為にオビトに寄生し続けているしかなく、膠着状態に陥る。

そこへオビトの輪廻眼を回収する為に十尾の人柱力と化したマダラが現れる。
マダラにとって自身は何だったのかを問い、マダラに「お前はマダラだ」「無限月読で世界を救おうとするものは全てマダラである」「この世界は苦しみに満ちており、六道仙人の行いは全て失敗だった」と説かれる。

ここは地獄だ! 忘れたのか!!?

来い! そうマダラよ

今でもお前は救世主のハズだ!

しかし、オビトは問答の末に遅まきながら嘗ての己に立ち戻り、彼との訣別を宣言する。

オビト「人を導く者は…己の死体を跨がれることがあっても、仲間の死体を跨いだりはしないらしい…」

マダラ「…なら、それを確かめる為に、まずお前が死体にならねばな」

オビト「オレはもうアンタに跨がれることもない。己の名を騙らせ他人に全てを任せることは―――――仲間に託すこととは違うと今ならわかる。オレはアンタじゃない」

オビト「今のオレは…火影を語りたかったうちはオビトだ!」

そして、マダラを弱体化させる為に彼から一尾と八尾のチャクラを少しだけ奪い取る。

さらに、カカシと十数年振りに共闘して見事マダラを出し抜いて「神威」の時空間内に移動し、ナルトに尾獣のチャクラを与えて蘇生させ、彼の命を救った。

ナルトを現実世界に送り届けた後余力が無くなり、黒ゼツを押さえ込むだけで手一杯になった為、サクラに自身の左眼の輪廻眼を潰す様に頼む。
しかし――その瞬間にカカシから左眼の写輪眼を奪ったマダラが時空間内に侵入。
咄嗟に神威でサクラを時空間から逃がしたが、自分はマダラに捕まってしまう。
オビトの心臓に仕込んでいた呪印札が無くなっている事に気付いたマダラに対し、カカシに貫かせ排除したと言い放つオビト。
曰く、彼自身が十尾の人柱力になる為には邪魔だったとか。

その後、リンの死はオビトを闇に堕とす為にマダラが裏で手を引いていた事、オビトと同じく彼女の心臓にも呪印札を仕込んでおり、リンはそれを排除する為にカカシに心臓を貫かせた事等をマダラから告げられる。
抵抗虚しくマダラに心臓を弄られて完全に意識を失い、黒ゼツに身体を乗っ取られて輪廻眼を奪われてしまう。
左眼を交換し合う上半身だけのマダラと黒ゼツが引っ付いたオビト。シュールである。

黒ゼツに神威の瞳術を使わされ、両眼を取り戻したマダラと共に現実世界に帰還。
遂に無限月読が発動し月の眼の光を浴びるも、黒ゼツがくっ付いている影響か幻術には掛からず、神・樹界降誕にも絡み取られる事は無かった。
チャクラの過剰吸収で膨張するマダラの身体を抑え込む為に、黒ゼツはオビトの身体から完全に移行。
収縮する際に地面に放り出され、そのままカグヤの天之御中によりナルト達第七班と共にマグマの空間に転送される。

あわやマグマに落ちるところだったが、カカシのクナイにより左手を刺し止められ難を逃れる。よく手裂けなかったな。
黒ゼツが離れた事で絶命しかけるが、ナルトの六道の陽の力により何とか一命を取り留めた。
とはいえ、十尾を抜かれた人柱力としての宿命や輪廻天生を使用したリスクからは逃れられぬのか、ナルトの力をもってしても命を一時的に繋ぎ止めるのが精一杯であり、皆の前に立って死ぬ気である事をサクラに察せられている。

カグヤの黄泉比良坂が時空間忍術である事を見抜き、空間に穴を空けた瞬間に神威で共鳴させ、分身ナルトとサクラと共に始球空間に侵入。
分身を犠牲にしつつも、サクラの助力もありサスケを救出する事に成功。氷世界に帰還した。

天之御中により超重力の世界に転送され、動きを縛られたナルトとサスケを狙うカグヤの共殺の灰骨から守るべくカカシと共に彼等の盾となり*11、更にカカシに迫る共殺の灰骨を神威で時空間に飛ばす事によってカカシ、サスケ、ナルトの三人を救った。*12

共殺の灰骨によりボロボロに崩れていくオビトの体を治療すべくナルトに陽のチャクラを与えられるも、最早崩壊を遅める事しか出来ない。黒ゼツからは

こちらとしても裏切られた…どっちつかずのクズだがな
敵味方双方から忌み嫌われ…悲しんでくれる仲間も肉親もいない…
そいつは独り…何も残らない…
大切な人を亡くし夢を叶える事も出来ず
利用された挙句ウロウロと…失敗だらけの間抜けが…
無様に死ぬだけの事だ

と現状を痛烈に批判されてしまう。
ボロボロに崩れていく中で、ナルトと戦った事で目が覚めた事、今の自分を後悔しつつも昔の自分の火影への憧れを思い出させられた為にそれが嬉しくもあった事を吐露し、最後にナルトに激励の言葉を遺して今度こそ死亡した。*13

お前は(・ ・ ・)…必ず火影になれ

死後は浄土と穢土の間で待っていたリンと少年期の姿で再会。
彼女との約束とは真逆の道を歩んでしまった事への罪悪感からか差し伸べられた手を取れずにいたが、それでも尚受け入れてくれるリンに涙しながらその手を取った。

しかし、カカシがまだ戦っている事や、カグヤという未曾有の強敵に対抗するには神威が必要だと戦いの中で感じていた事から、あれこれリンに言い訳しつつ(本心はバレバレだった様だが……)、一旦現世へとんぼ返り。
一時とはいえ、輪廻眼を持ち合わせ十尾の人柱力となり六道の力を得ていた為か、大筒木ハゴロモと同じくあの世とこの世を行き来出来る様になっており、塵と化した自分の遺体からチャクラ体でカカシに取り憑き、協力。
カカシにナルトの先代たる六代目火影になる様に求めると共に、カカシへの一足早い火影就任祝いとして彼の両眼に自分の瞳力を貸し与える事によってカグヤ封印に大きく貢献した。

全てが終わりリンの元へ向かおうとするも、今まで成してきた悪事からくる重圧からかカカシに掛ける言葉が見つからなかったが、

「最後は敵でなく友として別れが出来る…人助けばかりで遅刻していたあの頃のお前と。オレにとってはそれだけで良い」

という彼の言葉に笑顔を見せ、少年期の姿で少しの間語らった後、昇天した。

ナルスト4ではこの辺りが変わり、崩壊する前にカカシに自らの瞳力を与え、「お前が見送ってくれるのなら何も要らない」と最後に友と肩を並べられた事を喜びながら散って逝った。
その後、サスケとの一騎打ちに押し負け水中に沈むナルトの許へ真っ先に現れ、彼への激励の口火を切り、他のナルトの仲間達やカカシ、歴代火影達等と共に彼を送り出した。


◆主な人間関係

元チームメイト。正反対であり何かと衝突していたが、心の底ではその力を認めており、左眼の写輪眼を託した。
袂を分かち闇を歩く様になって尚、口では「どうでもいい」と言いつつ何かと気にしている。

想い人だった元チームメイト。
彼女がカカシの手に掛かって死んだ事と、嘗ての仲間にそうさせた世界そのものに絶望した事が、オビトの暗躍の始まりとなった。
穢土と浄土の狭間の世界からオビトとカカシをずっと見守っており、最後は彼女に導かれて逝った。
余談だがどうしてリンを輪廻天生で生き返らせないのか?という話題がよく挙がるが、無限月読の計画に夢中でそれどころではなかったと思われるし、仮にリンが生き返ったところでオビトの言う「くだらない現実世界」が変わるわけではないため、彼女を蘇生したところで意味がないと思ったのかもしれない。

ミナト班での上官であり恩師。
「火影になる」という夢を共有していた嘗ての同志でもあり、「九尾事件」にて間接的に殺害した相手でもある。
中忍時代は普通に尊敬していた様だが、第四次大戦時に再会してからは何かとこき下ろしている。しかし、改心後に和解した。

ミナトの妻。「九尾事件」にてミナトと共に間接的に殺害した。
中忍時代はしょうもない事で殴られたり口喧嘩したりしていたが、これは「喧嘩する程仲が良い」という関係で、「もし自分とミナトの間に子供が出来たらオビトの様な子になって欲しい」と思われる程に彼女に気に入られていた。

オビトを闇へと導いた元凶。彼に成り代わって地獄が如き現世を巡り続けた。
最終的には彼とも訣別し、正道へ立ち返る。
因みにマダラの考えていた月ノ眼計画はマダラの復活が前提となっていたのだが、マダラを復活させる予定だった長門の裏切りを特に気にしていなかったり、穢土転生が解除されたと知るや否や十尾復活に取り掛かっていたり等、穢土転生されたマダラとのやり取りを見る限りオビトはマダラを信用しておらず、元々マダラを生き返らせる気は無かった様である。

リハビリの間はオビトを助力し、その後も裏から諜報員として暁に貢献していた。
トビの名もグルグルのゼツからとられた物。
裏切って以降は黒ゼツから蛇蝎のごとく嫌悪されており、死に際にはこれでもかと嘲られた。

何かと因縁があった存在。
下忍時代に彼の前に現れ、実力の差を見せ付けた事で彼に写輪眼を開眼させた他、うちは一族粛清任務に協力して暁に勧誘した。

「トビ」として暁に入り込んだ後のタッグ相手。
「うちはマダラ」としては暁の一員としてよく働いてくれたと讃えていたが、うちはオビトとしてどう思っていたのかは不明。
他の暁メンバーにも言えることだが。

イタチを倒した彼を拾い、一族抹殺の真相を伝えた。
その後は計画実行のために彼を駒として動かしていたが、万華鏡を移植した後、自分が戦場に出た間に反旗を翻される。

かつての己と同じ夢を見る少年。ミナトの息子でもあり、カカシの弟子でもある。
心の内がわかるからこそその全てを否定しようとしたが、結果的には彼に今の自分を否定され、正道に引き戻された。


◆使用忍術

左眼の写輪眼は失った筈だが、イザナギ時に所有している描写がある。
恐らくストックしていた眼を移植したのだと思われる。右眼の瞳力は九尾を容易く操る程。

オビトの眼に宿った瞳術。右目の術で、眼球を中心に発動する。
飛雷神の術を上回る時空間忍術。
遠距離からでも物を時空間世界に飛ばす(吸収する)ことが可能だが、距離が離れるとそれなりに時間を要する。
しかし相手に触れた状態であれば、瞬時に時空間世界に吸収して無力化することが可能。
更に実体を時空間世界に移す事で、対象の攻撃をまるで『すり抜けたかのように回避』して無効化する絶対回避を行える。
両目が揃えば大量のチャクラと引き換えにカグヤ空間に穴を開けることも可能。
ちなみに、開眼から17年間遠慮無しに使い続けているが、カカシと異なり失明の兆候はナシ。
柱間細胞のおかげか、あるいは自身の目をクローンして移植したのか……(万華鏡写輪眼はクローンにしても万華鏡になるので可能性はある)。

長門の輪廻眼を奪いとった。元々はマダラのモノ。
輪廻眼奪取後は元々両眼とも移植するつもりだったが適性が低かったためかそれは叶わず、右眼に写輪眼、左眼に輪廻眼という状態にある。
輪廻眼の所有能力のひとつ、外道の術を使い穢土転生された人柱力達を傀儡に仕立て上げた。
十尾の人柱力と化した後は十尾の制御に使用。
マダラが危惧していたところから察するに、オビトの移植された輪廻眼でも輪墓の影は見えるらしい。

  • イザナギ
失明することと引き替えに、自身に都合のいい現実を創り出す禁術。
半身が柱間細胞で構築されている為に完全な形で使用可能になっている。
小南の起爆札トラップはこの能力でやり過ごした。

中忍時代当時は自身を落ちこぼれと卑下していたが、会得したら一人前と認められる豪火球は既に会得している。

  • 火遁・爆風乱舞
火の性質変化+神威で発動する術。
神威の時空間から渦巻く大気を転送し、そこに火遁を放って火炎の大渦巻きを生成、敵を焼き尽くす。
ファンブックでは会得難易度Bランクの術と記載されているが、神威の併用が前提であるため実質オビトしか使えない。
描写された限りではマダラの火遁・豪火滅却に勝るとも劣らない威力を誇る。

  • うちは火炎陣
一族秘伝の火遁結界。点火した五指を地面に叩き付け、触れた対象を熱する結界を張る。
八尾渾身のパンチでも壊れないほど強固である。

  • 土遁・土竜隠れの術
チャクラで土を流動化させ、潜行移動する遁甲の術のひとつ。「トビ」だった頃には神威の代わりの移動手段として多用していた。

  • 土遁・鳶火灯
ナルティメットアクセル3でのオリジナル技。
名前に鳶(とび)が入っておりギャグ的な技名となっている。

  • 解尾法印
人柱力から強制的に尾獣を引き抜く術。
出産の際に封印が弱まったクシナに使用した。

  • 地雷大平原の術
土竜隠れで潜行した後、周辺一帯に爆発物を仕掛け標的を牽制する。デイダラの起爆粘土C2を仕掛けたのもこの術。
ナルスト4では暁トビの奥義に設定されており、標的の周りに爆発玉を仕掛けて脱出しようとするが足が抜けず、背後の爆発に自分も吹っ飛ばされて元の位置に戻る。

  • 木遁・挿し木の術
初代の細胞を植えつけられた為に使用可能になった。
右半身の人造体から伸びた枝を突撃したり投げつけたりして突き刺し、そこから枝分かれさせることで敵を内部から破壊する。
青年になってからは十尾を介してしか使用していない。

  • 木遁・大槍樹
地面から捻じ曲がった大樹の槍を出現させて敵を貫く。「地獄に居る」のシーンで描かれている樹木はこれ。

  • 木遁・地獄ノ乱
ナルスト4での暴走バージョンの奥義。霧隠れを相手に大暴れした際のモーションの複合。格闘と挿し木の術で打ち上げた相手にニーバットを叩き込みつつ神威ですり抜けて着地、大槍樹を発動して血祭りに上げる流れになっている。

  • 六道十尾柩印
十尾の人柱力になるために使用した封印術。
膨大な質量を誇る十尾を一瞬にして吸い上げ己に封印する。
なおオビトのこれは印を結んでいる間に何故かマダラが生き返りかけていた*14
実はこの印、輪廻天生始動時の印と同じ(輪廻天生は発動後に印を組み替える)。

ちなみに、「複雑な印を覚えられない」ために2つ以上の印を使う術は口寄せしか使えないナルトが、長門が使った時に一度見ているだけなのにもかかわらず「輪廻転生の術と印が違う」事を即座に気づいている。

  • 求道玉
十尾の人柱力時に使用。
触れた物を消し飛ばす能力。
オオノキの血継淘汰・塵遁によく似ているが、三つの性質変化を融合させた血継淘汰に対し、コレは更に上回る四つの性質変化を融合させている。
塵遁に比べて常に保持できる反面、触れた端から分解する塵遁よりも若干タイムラグがある様子も見受けられる。
また仙術だけは無効化できず、その場合は頑強な防壁としてしか機能しない。

  • 陰陽遁
十尾の人柱力時に使用。
扉間曰く"全ての忍術を無にする力"。
その通り術者には全ての忍術が通用せず、ナルトとサスケの灼遁光輪疾風をもろに食らってもオビトはピンピンしていた。
仙術だけは無効化できず、術者が食らえばダメージを負う。
また上述の求道玉と併用することで、例え穢土転生で復活した者であろうと傷付けられればその箇所は回復不能になる。
輪廻眼・餓鬼道なら仙術かどうかに関わらずチャクラを使う術全てを無効化できるはずだが…

  • 尾獣玉
十尾の人柱力時に使用。
地面から巨大な樹を生やし、十尾の攻撃形態に似たラフレシアのような花から尾獣玉を4発同時に撃ち出す。
さらに共鳴爆破によって威力は増大する。

  • 六赤陽陣
十尾の人柱力時に使用。
求道玉から変化させた黒い棒を六ヶ所に飛ばして巨大な結界を作る術。
火影級の忍が4人で繰り出す「四赤陽陣」を上回る結界。

  • 神剣 ぬのぼこの剣
十尾の人柱力時に使用。
六道仙人がこの世界を創造するのに使ったとされる"想いの強さが剣に宿る心の剣"。
ナルトとサスケの須佐能乎+九尾の融合技に対抗する為に使用するも、心の内で隠していた後悔が表に出始めていた為かあっさりとへし折れた。
ナルスト4ではカカシと共に雷切でマダラに攻撃を仕掛ける際に、手元の錫杖を変形させて小型のぬのぼこの剣を造り出した。
こちらはうちはオビトとしての意志と信念を取り戻したためか、小規模ながらマダラの求道玉を粉砕する程の威力を見せた。

  • 口寄せ・十尾
『ナルスト4』での素顔バージョンでの奥義(このゲームではトビ・仮面の男も含めると一人で7枠も持っている)*15
第二形態の十尾を口寄せして天変地異で敵を吹き飛ばす
さらっととんでもないモノ呼ぶな。

  • 紅蓮雷火の術
『ナルスト4』のストーリーモードにて、カカシと組んでの六道マダラ戦で使用可能な合体術。豪火球の術にカカシの雷遁を加えて射出する。

  • 対の神威
『ナルスト4』でのカカシとの連携奥義。
神威の同時発動で敵ごと神威空間に飛び込み、コンビネーション攻撃を叩き込んだ後雷切を帯びた木遁・挿し木の術でトドメ。
モチーフは、カカシと改心したオビトによる同時神威から来ているが、オビトでとどめを刺した際におけるフィニッシュカットインの台詞が状況的に不自然になっている。*16

  • 天挿槌星(テンソウツイセイ)
こちらはマダラとの連携奥義。
挿し木の術で拘束したところにマダラが樹海降誕から天碍震星のコンボを叩き込む。


◆一部台詞

◇少年時代

『確かに忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる……けどな! 仲間を大切にしない奴は、それ以上のクズだ』
『どうせ同じクズなら、オレは掟を破る! それが正しい忍じゃないってんなら…忍なんてのはこのオレがぶっ潰してやる!!』

『…里の奴らが…何と言おうと…お前は立派な上忍だ……それが…オレの気持ちだ…受け取ってくれ…』
『オレはもう…死ぬ…。けど…お前の目になって…これから先を…見てやるからよ…』
『リンを…頼むぜ…』


『そうか…オレは…地獄に居る』

『リン……もう一度……もう一度、君のいる世界を作ろう』
(オレが……この世の因果を、断ち切る!)

『ミナト先生……もう…こんなとこは……こんな世界は……』
『…どうでもいいんだよ』


◇イタチ真伝

『彼我の戦力を見極め…客観的に状況判断が出来ぬ忍は…死ぬ』
『無謀な突出によって功を得ようとする者は早死にする。それが忍の世の現実というヤツだ』

『……あのチャクラは…はたけカカシ……命拾いしたな、うちはイタチ』

『オレは様々な可能性という名の石をあちこちに投げている。そのひとつがたまたま上手く転がっただけだ。ここで手のひらを返してみるのも悪くない』
『いや……あんな雑魚ばかりの一族より、お前と組んだ方が面白そうだ』


◇第二部(トビ)

『アハハ……堪忍袋ってのは我慢するための袋であって、デイダラ先輩のは爆発袋でしょ』

『やっぱ最後は爆死じゃないッスかー! デイダラ先輩のバカヤロー!』

『秘術 エリマキトカゲ!』

トビ『閃いた! この術は、忍法・モグラ叩きの術と名づけよう!』
カカシ『叩く方と叩かれる方が逆だがな』

ゼツ『サスケの勝ちだよ。うちはイタチは死亡』
トビ『ひゃー! 信じられなーい!』


◇第二部(偽マダラ)

『なんてね。思った通りだ……』
『貴様らの相手はまた今度だ』

イタチは犠牲になったのだ……古くから続く因縁…その犠牲にな

『イタチは……友を殺し…上司を殺し…恋人を殺し…父を殺し…母を殺した…。だが殺せなかった…弟だけは』
『血の涙を流しながら感情の一切を殺して、里のために同胞を殺しまくった男が…どうしてもお前を殺せなかった。その意味がお前にはわかるか?』
『あいつにとってお前の命は……里よりも重かったのだ』
『病に蝕まれ…近づく死期を感じながら、薬で無理に延命してでも…最愛の弟のために…お前と戦い、お前の前で死ななければならなかった』
『名誉の代償に汚名を…愛の代償に憎しみを受け取り…それでもなお、イタチは笑って死んでいった』
『弟のお前にうちはの名を託し…お前をずっと騙し続けたまま……』

『人は愛情を知った時…憎しみのリスクを背負う』

『このうちはマダラと初代火影、千手柱間の闘いもまた、運命だった。お前と会うのはまだ二度目だが、千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる』
『今もお前の中に初代火影を見る事ができる。死んでもなおあいつは生き続けている。オレの憧れであり…ライバルであり…オレの最も憎んだ男』

『千手とうちは…火の意志と憎しみ…ナルトとサスケ。お前たち二人は運命に選ばれた次の二人になるだろう』

『うちは一族は復讐を宿命付けられた一族。サスケはうちはの憎しみを全て背負い…その憎しみの呪いを世界へぶつけるつもりだ。最も強い武器であり、友であり、力である…憎しみ。それがサスケの忍道だ!』

『ククク…そういうお前達五影に何ができたと言うのだ? お前達なら本当は理解しているハズだ…』
『希望などない事を! 希望とはあきらめに等しいものだ…それこそごまかしのセリフでしかない。』

『やめておけカカシ。そんな術はオレには効かない』

『お前はオレを闇だと言ったな。ならオレがお前を枯らせる…そしてこの希望の架け橋とやらも、闇の中に消してやろう』

『なら早くしろ。この左眼が戦争を欲している』

『オレは誰でもない……誰でもいたくないのさ……』
『ただ月の眼計画を為せれば、それでいい。絶望しかないこの世界に存在する価値はない』

『カカシ…お前はそうやって簡単に口を開く。後悔だらけの生涯を送るにふさわしい男だ』

『世界にはもはや希望も未来も名のある英雄もいらないのだよ! 現実は終わり…あるのは永遠に続く、たった一つの無限の夢!』

『言ったハズだ! 簡単に口を開くなと! 口先だけの男に成り下がったお前の言葉には何の意味も価値もない!』
『後悔しても遅いのだよ。現実は……ただ残酷に突き進むだけだ』
『現実を見てきたお前にはわかってるハズだ……この世界で夢など何一つ叶いやしないと!』
『だからこそ無限月読という夢へ導くのだ。墓の前で英雄が哀れに言い訳をする必要のない世界を作ると言ってるのだ』

『託されたものを失敗したら……お前は自分自身をどう思うだろうな?』
『問題を先送りにし、希望と言う言葉で誤魔化しても……虚しい現実が待つだけだ。託した側も託された側も、虚しいだけだ』


◇第二部(素顔)

『オレが生きていたかどうかなんてのはどうでもいいことだ。しかし…そうだな……なぜかとあえて問うなら………』
『…………』
『お前がリンを……見殺しにしたから……だろうな』

『こんなくだらない現実を今さら責めて何になる。これから消える世界のことなどに興味はない』
『お前らに話すことなど何もない。現実に縛られたまま死ね』

『お前に語ることは何もない。あるのはこの……最終戦だけだ!』

『この世界のクズを生む輪からは、皆逃れることはできない。だからオレはこの世界を作り変える!』

『そのつながりが今のオレを作ったのだ。それは強い呪いでもあることを知っておけ!』

『見てみろ! オレの心には何もありゃしない! 今はもう痛みさえ感じやしない!』
『後ろめたく思わなくていい、カカシ。この風穴はこの地獄の世界に空けられたものだ!』

『お前だって、ずっと苦しんでるだろう…リンの墓の前で…オレの墓の前で…』
『カカシ…もういいんだ…お前ももう苦しまなくていい…リンはここに居る…お前にとって理想のオレも一緒にな…』
『好きなものを望め…この幻術の世界では全て手に入る。お前の心の穴もすぐに埋められる…』

『今更説教か…。遅すぎやしないか、先生。アンタはいつも肝心な時に遅すぎるのだ』

『この世界には……残すに値するものは何もない。この世は既に死んでいる』

『そう…今のお前じゃリンには見向きもされねーよ。リンが見守りたかったのは、うちはオビトだ』
『もういいだろ…オレは――うちはオビトだ!!』

『リンは…リンはオレにとっての唯一の光明だった。リンを失ってから、オレの見る世界は変わってしまった。真っ暗な地獄だ』
『この世界に希望はない……マダラに成り代わって世界を歩いたが、さらにそれを確信するだけだった』
『この写輪眼を以ってしても、結局は何も見えなかった。何もなかった……』

『人を導く者は…己の死体を跨がれることがあっても、仲間の死体を跨いだりはしないらしい…』
『オレはもうアンタに跨がれることもない。己の名を騙らせ他人に全てを任せることは―――――仲間に託すこととは違うと今ならわかる。オレはアンタじゃない』
『今のオレは…火影を語りたかったうちはオビトだ!』

『違う……こっちのことを言ってんだよ』

『ああ、任せろ。そしてここからはオレがメイン―――お前はバックアップだ、カカシ』

『オレは昔から、真っ直ぐ素直には歩けなくてね……だがやっと、辿り着いた』

『オレは…カカシの友であり、お前の父の部下であり…サスケと同じうちはであり、そして…オレはお前と同じ夢をみた先輩…だった』
『時間のないオレが今さら詭弁を垂れるつもりはない。ただ…お前達より前を歩いて…死なせてくれ』

『お前は…必ず火影になれ』

『そもそも他国にまで轟かせた自分の勇名を忘れちゃいないだろ? 写輪眼のカカシって名を!!』

『ありがとな…カカシ』


◇ナルティメットストーム4

(何故だ…ヤツを…ナルトを見ると…心がざわつく…)

『ただの忍如きが! 消えろォォ!』
『この世はもう終わりだ! 諦めろ!!』

『かつて、アンタがオレに教えてくれたはずだ。写輪眼は左右揃って本来の力を発揮するものだと』
『二つの写輪眼が揃ったオレ達は強い。それこそ……片目の輪廻眼しかないアンタよりもな!』

(なんだ…なんだよカカシ……そんな顔するな……こんなクズ相手に……そんな顔、するなよ……)
(はは……はははは……なんだこの感じ……オレの中から湧き上がる……この気持ちは……)
(ああ……そうか…。オレは……嬉しいのか。最期に……お前と共に立てたことが……)
(そうか……だから、オレは……笑っているのか……)

(罪人のオレに慈悲の感情はいらないよ……カカシ……お前が見送ってくれれば……それで……)
(最後まで……ありがとうなぁ……)

『どうした……。まさか…もう諦めたわけじゃないだろうな? あれしきのことで…お前達の繋がりは切れるものだったか? ……違うだろ?』
『思い出せ…お前はオレとカカシを再び繋げてくれただけではない。頑なだったオレの心を…いや、これまで多くの者達の心を、お前は解かして来たはずだ』
敵対していた者憎しみに包まれていた者他里を拒んでいた者も…痛みを抱えていた者もだ…あの尾獣すらも…世界のわだかまりですら…お前は解かして来たんだ…!』
『なら…あとはたった一人だけだろ。頑固な友を助けることなど、お前なら造作もない。そうだろう…!』


◆余談

仲間思いで負けず嫌いだったり、火影を目指していたりなど、何処となく雰囲気がナルトに似ており、オビトを知る人物(主にカカシ)はナルトに彼の面影を重ねている所がある。特に少年時代のオビトとカカシはちょうどナルトとサスケの生き写しのような関係であり、「闇堕ちしたナルトと闇堕ちしなかったサスケ」のifと称されることがある。

疾風伝第28期のエンディング『虹』では、なんと彼をメインとした映像が作られている。
アニメ全体を見ても敵キャラクター1人をフィーチャーしたEDというのは、かなり珍しかったのではないだろうか。
キャラソンとすら言えるほどオビトの心情にマッチングした曲に加えて、オビトの視点からその半生を振り返った内容は非常に評価が高い。
そのエンディングの歌詞に由来して、一部では「わかってんだよおじさん」と呼ばれている。



追記・修正は自分自身へと立ち戻ってからお願いします。

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最終更新:2024年03月28日 09:09

*1 両親とおぼしき人物が写った写真が自室に飾られている。

*2 NARUTO603話 「リハビリ」より。なおマダラは五人兄弟の長男だが、弟たちはイズナを除いて幼くして戦死しており、直接の先祖が誰かはよく分からない。

*3 事実、十尾復活の際にナルト、カカシ、ガイを無限月読発動前に殺そうとするマダラを挑発するなど、露骨にカカシを殺す事を忌避している言動が度々見られる。

*4 本物のマダラであれば感謝するどころか道具のような扱いをするであろう

*5 「イタチ真伝」ではこの時点でトビを真似たひょうきんな性格を演じている。

*6 この時殺害したうちは一族の人間から写輪眼を奪っていたらしく、アジトには大量の写輪眼が保管されていた。

*7 オビト自身は「グルグル」と呼んでいた。

*8 この時何の術で対処したのかは不明。対処の直後「イタチにも俺の全ては知られていなかった」と心中で呟いており、イタチはイザナギの事は知っている為、「イタチの知らないオビトの術」は神威しかない。しかしどう見ても引火した様に見えた服が何ともないのは神威では説明がつかない。尤も、完全なイザナギには柱間細胞が不可欠であり、そこまでの精度でイザナギを使えたのがイタチにも想定外という考えもできなくはないが。

*9 実はこの時カカシの攻撃を心臓に食らったのは故意であり、マダラが仕込んでいた「禁個呪の札」を排除する為の行動だった。

*10 六道仙人やマダラ等、他の十尾の人柱力になった人物は人型を留めていたが、オビトは適性が低かったためかコート状のものが体と一体化していたり等、完全な人型ではない姿になっている。

*11 この時、リンの幻影が二人を導く描写がなされている。

*12 尚、この場面、本誌掲載版ではオビトに刺さった共殺の灰骨がどう進んでもナルトに当たらない角度だったり、カカシが何故か岩石から自分を守るオビトを回想して「お前……また!」と呟いたり色々おかしい事になっている。単行本では修正が入り、共殺の灰骨が刺さる場面が上からのアングルになりカカシの回想も無くなっている。後、オビトの笑顔が険しくなった。

*13 アニメではこの時、オビトの空想という形で「火影になったオビト」のIFが描かれている。

*14 マダラがオビトを操って本当に輪廻天生させようとしたが、オビトが途中で無理矢理十尾柩印に変更したということだろうか

*15 少年オビト、少年オビト(暴走)、仮面の男、トビ、トビ(戦争篇)、オビト、オビト(十尾の人柱力)の7体…多すぎる

*16 カカシの場合は「オビト、オレ達で皆を守ろう」と無難な物になっているのに対し、オビトは「共闘か…。こんなものは、一時のまやかしでしかない」と言っており、改心する前の状態に近い言動となっている。改心後のオビトがプレイアブルとして使えないため、出せなかったのかもしれない