ルシル・エリス

登録日 :2010/07/07(水) 13:59:58
更新日 : 2016/11/27 Sun 19:05:21
所要時間 :約 ? 分で読めます







「狂っているのは、お互い様さ」




rusiru1.png

鏡貴也のライトノベル、伝説の勇者の伝説の登場人物。


CV:杉田智和(アニメ)


ローランド帝国の名門貴族にして、
代々ローランド王を守る『剣』となる事を定められた『剣の一族』エリス家の当主。
フェリス・エリスの兄でもある。初登場時二十一歳。

フェリス同様に金髪と碧眼を持ち、非常に美しい容姿をしている。
しかしその容貌は、フェリス以上に人間味に欠ける。

ローランド革命時に、シオン・アスタールを王に相応しい人物と認め、以降は彼の『剣』として傍に控える。


その実力は常軌を逸しており、常にシオンの傍にいるはずだが、余人にはその気配すら探る事が出来ない。
また、一度戦闘になればあらゆる敵を一瞬で惨殺してしまう力の持ち主。

他人に対して一切の容赦を持たない男だが、
妹であるフェリスとイリスには「よく分からない存在」でありながらも慕われている。


長編では重要キャラクターだが、そのあまりの強さと、キャラクター性から短編での出番は少なく、総じてあまり人気は高くない。
……もっとも、だんご神とかブーちゃんとか訳分からないモノばっかり人気が出る伝勇伝では仕方のない事かもしれないが。


【以下、ネタバレ注意】









エリス家の当主だが、その座は両親を殺害して得た者。
正確には、父に強姦されかかっていたフェリスを救う為に両親を殺害し、結果として当主になった。

それまではとても父親に実力が及ばなかったが、ある時突如として強大な力を手に入れた。
一体ルシルが何をしたのかは、妹であるフェリスにも分かっていない。

フェリスに対して異常なまでの執着心を持ち、ライナ・リュートとフェリスのコンビを「良いコンビ」と称しながらも、
「ライナの血がフェリスに入る事は決して許さない」と語っている。


強大な力を持つルシルだが、その力は何故かローランド国内でしか振るう事が出来ない。
事実、シオンの護衛という立場ながら、彼が国外に出た際にはその傍にいない。
ライナやフロワードは、これを何らかの「契約」ではないかと考えている。


【以下、超重大なネタバレ注意】









本名はレルクス・エリス。
今代のエリス家における八人目の子供であり、ようやく「及第点」とされた子供。
尚、彼の前の七人は全員が力不足として殺害されている。


エリス家が近親相姦で血を濃くしてきた事を知っており、
フェリスが産まれた際は、いずれ父か自分の妻になると教えられていた。
しかし赤ん坊のフェリスを見た時に初めて人間的な「愛」を知り、彼の中でフェリスは守るべき妹として、特別な存在になる。
その為、ルシルはイリスに対してはフェリス程の思い入れはない(一応、それなりに大事には思っているが)。

妹を守る為に両親を殺害しようと企てていたが、彼の実力ではとても両親には届かなかった。
そんなある日、父に連れられてエリス家の深奥、『悪魔(エリス)』の眠る部屋を訪れ、エリス家の異常は全て『悪魔』によるものだと知る。
そして『悪魔』によって狂わされる直前にライナの父リューラ・リュートルーに救われ、
彼に『神喰い(ルシル)』の力を入れられた事でルシル・エリスとなった。

以降は『悪魔』を喰らうだけの力を得る為にそこらの『魔』を喰い始め、
フェリスが強姦される直前に『悪魔』を喰らい、『 全ての式を編む者 』となった。
全ての式を解く者 』であるライナとは対の存在にある。

『悪魔』を喰った事でフェリスやイリスの血から『呪い』は無くなったが、
その反動でルシル自身は徐々に人としての存在が希薄になっていき、「現」と「虚」の境界にたゆたう存在になってしまう。

彼が普段、気配さえ掴めないのは「虚」の側に潜んでいる為。
時間感覚さえも無くしてしまった為、彼の外見はフェリスより少し年上に見えるように自分で操作している。

『悪魔』を喰った事で、決して癒されない『勇者』への渇きを抱き、常にその渇望と戦っている。
その渇きは『勇者』によって『寂しがり(ライナ)』と『悪魔(エリス)』を喰らわれるまで癒される事はない。

千の魔と『女神』が『悪魔』に対して施した呪い『オメガ』を喰らい、
リューラの秘呪や、山脈さえ吹き飛ばす忘却欠片(勇者の遺物)すら通用しない存在になっている。
原理は不明だが、さながら忘却欠片のような力を『剣』の形にして扱う事が可能。
はっきり言って、人間ではまず勝てない。


ライナを救う為だけに世界の全てを生贄に捧げたリューラを「狂人」と称したが、
妹を救う為だけに全てを投げうったルシル自身も同類と皮肉を返された。

シオンを利用して『女神』を滅ぼすつもりではあったが、
シオンが『勇者』として目覚めて以降は、お互いに唯一の理解者となっている。
また、決して無敵の存在ではなく、『寂しがり』を欠いた状態では『円命の女神』を滅ぼす程の力を発揮出来ない。

尚、本来『寂しがり』よりも力の劣る『悪魔』でありながら、
ルシルが異常なまでに力を増大させた背景には『司祭』と呼ばれる謎の存在が関与している。

現在は『神の子』を名乗る謎の存在、レムルス・レムルド・アークエドの呪術を受け、その解呪に専念している。




「私は君に質問する。そして君の答えが気に入らなければ君を殺す」

「安心してくれ、痛みはないよ。自分の首が体から離れた事にすら、君は気付かない。ただ、死ぬだけだ」

「悲しみ。憎悪。怒り。悔恨。復讐。諦め。君の心の内には、どれが渦巻いているんだろうね」

「皆殺しにしようか。手伝うよ。得意なんだ、そういうの」

「私がフェリス、君を想う気持ちはきっと、愛だと思うよ」

「醜い化物が……どんな叶わぬ夢を見ていた?」

「あの醜い女神どもに……私が負けるとでも?」







ん? 追記・修正かい?
まあ、Wiki籠もりなら簡単だろう。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/


添付ファイル