FPS用語

登録日:2011/02/25(金) 18:10:22
更新日:2023/09/02 Sat 18:40:43
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この項目はFPS・およびTPSをしている時に耳にする用語を解説しようと思う。

ちなみにFPSとFinal PlayStation Storyの略である。


嘘です。


一人称視点のシューティングゲーム(First Person Shooting)のこと。


オンラインFPSでは知っていることが当たり前と思っているプレイヤーが大半であるため、オンラインFPSをしようと思っている新兵諸君は軽く目を通すことをオススメする。
知らないとキックされることもある。
キックするプレイヤーのマナーもどうかと思うが、知っていれば発生しない問題である。

なお、ゲームごとに独自のFPS用語が存在するためこの項目は共通する用語を解説しよう。
一部でも少し触っているが、もともと非合法とまでいかなくとも内輪のノリ・アンダーグラウンドな面が強かったため
暴言や煽り上等の空気がまだ残っており、かなり汚い用法も散見される。
eスポーツとして一般化した現在、この風潮が元で炎上しがちな界隈でもある。


  • 【グレ】
グレネード、手榴弾のこと。「グレ使え」は手榴弾を投げてくれという意味。
またアンダーバレルグレネードを指す場合もある。
普通に爆発でダメージを与える手榴弾は「フラグレ」*1とも呼ばれることが多い


  • 【フラバン・FB・FG】
フラッシュグレネード(フラッシュバン)、又はスタングレネードを指す。
ダメージはないが、視界と聴覚を一時的に奪うことができる。
フラッシュグレネードを「フラグレ」とする用法もあるにはあるが、
先の破片手榴弾と混同されてしまうためか現在はフラバンが主流か。



  • 【空爆】
グレネードを上空に向かって投げ、遠く離れた場所を攻撃すること。
本当の空爆を表す場合もある。


  • 【TK又はFF】
チームキル又はフレンドリーファイア。味方が仲間を誤って殺してしまうこと。部屋のルールでたまに導入される。
チーム全体を倒す(倒される)ことをチームキルと呼ぶ作品もある。


  • 【AIM】
  • 【エイム】
エイムと読むのは米国風。アイムと読むのは英国風だが日本だと前者が主流。aimは動詞なので、aiming(エイミング)とも。
照準を目標に向けることをさし、AIM力とは目標に照準を定めるスピード、精確性、リコイルセーブ等の総合的な評価のことである。
AIM力はFPSの上手下手を決める最大の要素で、FPSをする兵士は日々AIM力向上を目指している。

また銃のサイトやスコープを覗くこと自体をエイムと呼ぶ人もいる。


  • 【ADS】
  • 【腰だめ撃ち】
前者はスコープを覗いた状態、後者はスコープを覗かずに撃つことを指す。
前者は精度に優れるが照準速度と移動速度が落ちるので不意の攻撃などに対応しづらく、後者は視野が広く射線をズラして不意の攻撃にも対応できるが精度で劣る。
中距離以上の敵を狙う場合や待ち伏せは前者、近距離戦の場合は後者など状況に応じて使い分けることが上達の一歩。


  • 【ヘッドショット】
文字通り、頭部に攻撃を当てること。ヘッショ、HSとも。
ほぼ全てのFPSに共通して頭部は範囲は狭いが当たれば通常よりダメージが多くなる弱点として設定されている。
特にスナイパーライフルで頭に当てるとHP満タンから即死させるというゴルゴ13体験ができるだろう。
逆にやられるとゴルゴに狙われた標的感も体験できてしまうが。気づかないうちに突然自分が死ぬのでかなりビビる。
もちろんスナイパーライフルに限らず普通の銃でもヘッドショットを決めれば大ダメージを与えられるため戦闘の勝率も上がるだろう。


  • 【KD・SD】
キルデス・スコアデス。キルした数・スコアをデス(死亡数)で割った数値のことを。FPSの実力を表す数値であり、上手なほど高くなる。
1回殺して1回死亡はKD1.0
2回殺して0回死亡はKD2.0
アゲサゲ部屋と言うローカルルール部屋なんて存在もあったり、故意にKD・SDを操作しているプレイヤーもいる。
KD0.3で余裕かましてたらフルボッコされて俺の方がKD0.3だぜ…は割とよくある。


  • 【ラッシュ】
特定のポイントに全力で攻撃・突撃を仕掛けること。爆破、略奪、占領などの場所の確保を目的とするルールで取られる戦略。
非常に有効的な戦略なので、大会などでも使われたりする。
一団となった圧倒的戦力に戦力分散していた防衛チームは各個撃破されていく。
しかし、弱点がある。密集しているためグレネードやスナイパーに非常に弱い。グレ適当に投げたら4キルできた。なんてよくある話
「Bラッシュ」「それは出来ない」


  • 【キャンパー】
建物の中など同じ場所で戦い続ける人の俗称。
拠点防衛系のルールだと非常に有効だが、やりすぎは嫌われるから気をつけよう。
キャンパーがアレと言われるのは、拠点防衛の攻撃側でキャンプしだす人である。
攻撃のための駒数が減るだけなので完全に無意味。

因みにキャンパーの俗称は世界共通で外人にも通じますw


  • 【定点キャンプ】 
主に角待ちや、登る階段の上、はたまた曲がり角などで敵プレイヤーが来るのを延々と待ち構えているプレイヤーの事を指す用語である。


  • 【noob】
「Newbie(初心者)」のくだけた言い方・・・だが、ややアングラ感のある言葉で
先述の一般化にともないだんだん使われなくなりつつある言葉。
というのも「今のはnoobだった・・」と自分への反省で言うならともかく、
大体この語は相手や味方への暴言として使われることが多かったためである。


  • 【リスポーン】
死んだ後の復活の事を指す。リスポンとも。


  • 【リスボン】
ポルトガルの首都である。


  • 【リスキル】
敵のリスポーン地点に待ち伏せし、リスポーンしたばかりの敵をキルすること

半無双気分を味わえるが、やられる側からすれば反撃する間もなく殺されるだけなのでいい気はしないし、
あまりにこれを行いやすい場合はゲーム性がお察しということなのでユーザー離れを起こす。当然の話だが。
また、リスキルを狙うあまりキャンパーが続出したりする。
根本的な話として、リスポーンキルができてしまう状況はほぼ勝負ありの状態なので真っ先に対策が取られる要素である。
例えば、リスポーン後は一定時間無敵だったり複数リスポーンポイントがあるため張り込みの効果を薄くするなど。
1つしかリスポーン地点が無い場合は陣取り合戦の本陣扱いつまりここを取られると負け、というルールで対応するパターンもある。


  • 【クソリス】
クソみたいなリスポーン
敵に囲まれている状況や敵の分隊の背後、敵の視線の先など長くは生き残れなさそうな位置でリスポーンしてしまうこと。
逆に、復帰後しばらく無敵時間がある場合(時間切れや行動などで解除)、
敵がこちらをはめ殺せる位置や併殺チャンスや背後に突然リスポンした場合などもクソリスと呼ばれる。
リスポーンのロジックは基本的にはこれらを回避するようには作られている筈だが、ロジックが甘かったりなどするとこれらが発生する。
例えばCoD4のロジックは「味方の多い所に出る」なので、特定の箇所に固められるとどうしようも無くなるマップがいくつかあった。


  • 【SG】
ショットガン。稀にSG556などのシグシリーズを指すこともある。
FPSにおけるショットガンはゲームによってかなり強さが分かれる。
まあ大抵の場合、至近距離なら胴体撃ち1撃。装填数が低い(多くても10発)連射が効かない。
といった主に室内戦や視界が悪い状況など、出会い頭の戦闘において力を振るう武器。
ゲームバランスの都合上、集弾率の関係でほとんど近接特化武器になっていることが多い上に外すと生きているのが辛い状態になりやすく、玄人向けの装備扱いが多い。
逆に2発程度カスっただけで大ダメージのゲーム性なら初心者や中距離戦でも装填数が気になるだけで気軽に扱えたり、
他の武器が弱めに設定されていると近づきやすくなるのでジャンジャン活躍できたりする。
サドンアタック?SGあったっけ?


  • 【AR】
アサルトライフル。またはアサルトライフルを持った兵士、ライフルマンを指す。
アサルトライフルはFPSの基本中の基本武器。基本武器ということやこれと言った特徴に欠けるので一見弱く見えるが、
バランスが良いので熟練者ならナイフ等のサブウェポンと合わせてほぼ全ての状況に対応できる汎用性がある。
HALO?あれはクソルトライフルっていう別の武器なので


  • 【MG】
マシンガン。
FPSにおけるマシンガンは分隊支援火器・軽機関銃・汎用機関銃、別カテゴリ扱いで短機関銃が採用される。
重機関銃はMAP上にたまに固定砲台みたいな感じで置かれている事があるくらい。
ARと比べて近距離戦でより扱いやすく、多装弾、高連射によって適当にばら撒いても当てれるので動きながらでも扱いやすい。
逆に一発当たりの威力が低かったり、精密射撃には向かず、重いのが難点。
総じてARよりも偏りが大きくなっているが、より初心者にも扱いやすくなっている傾向にある。
また、マネー制を採用している場合は高額設定であり、死んで失った時のダメージも大きくなりやすい。


  • 【SMG】
サブマシンガン。
上記のマシンガンとは異なり軽量かつ安価だが装弾数は少なめで弾丸も拳銃弾。
MGと同じくアサルトライフルと比べて弾がバラけにくく(精密射撃でなければ)AIMしやすいという利点があるが、その分威力や対遠距離性能は低い。
別途MGカテゴリがある場合はMGより更に扱いやすいが、出来ることの限界点がその分低い感じで、特に火力不足に悩む傾向にあるだろうか。


  • 【砂】
  • 【SR】
スナイパーライフル。
射程の長さと単発の威力の代わりに連射性が犠牲となっており、精密射撃による一撃必殺が特徴の武器。
精密射撃しようとして視野が狭くなったり動きが止まったり、近距離で外すとどうしようもなくなるため、基本的には遠距離武器。
ゲームバランスの都合上、移動速度が犠牲になっていることが多い。
と言っても有効活用するには戦況に合わせた狙撃ポイントに先んじて移動したり、居場所を察知されると強襲されたり狙撃されたりするので、やはり結構忙しなく動く。
ある程度の連射性を確保したマークスマンライフル(Designated Marksman Rifle-DMR)と呼ばれる中距離用のスナイパーライフルがカテゴリーとして存在する場合もある。


  • 【芋虫(芋)】
定点キャンパーの俗称の一つ。
とあるFPSゲームでギリースーツ(カモフラージュを施した服)を着たスナイパーが這いつくばって動いていた姿から呼ばれだしたのが最初。
最近ではスナイパーを芋と言う人も多いが
戦況を見ずにただひたすら籠る人を指す蔑称でもある。
ただしスナイパーというだけで芋とか、ただそこに籠ってるだけで芋とは言ってはいけない。
戦況に応じ時にはあえて待つことも戦いである。

初心者はデスが怖くてどうしても一か所に籠ってしまう傾向があるが、これを乗り越えることが脱初心者の一歩である。
ちなみに芋をしているスナイパーを特別に指すものとして「芋砂」という用語もある。


  • 【凸砂】
突撃スナイパー。ヘッドショットが一撃なことを利用してADS→即射撃で近距離戦を行うSR使いのことで、前衛や中衛として積極的に前進する。
一撃で倒せないロボット系の作品などでも部位破壊や大ダメージなどを狙いやすいので、やはり有効。
もちろん遠距離狙撃も可能なので、臨機応変にその時点における適切な狙撃ポイントに移動出来たり、居場所を読みづらくするなど、
上手くハマった時はかなり頼りになり、反撃も許さず瞬殺していく様は脅威の一言。
当然のことながら敵の間合い内では脆さがはっきり表れるので、非常に高い索敵とAIM能力と状況判断に加えて読み(勘)も要求される。無暗に前進すればいいわけでもない。
リターンは得やすいため、(やられても大抵はリスポーン出来る)ゲームということもあって見た目のインパクトよりリスキーではないことが多いものの、
それなりにリスキーであることには変わりない戦い方。


  • 【ストレイフジャンプ】
もとはQuake worldで発見されたバグ。後に仕様化。
Quakeエンジンでは走行中進行方向、視点方向が変化した際にほんの僅かに加速する。またジャンプ中は減速しない。これらの特性を最大限発揮させる機動。
連続でジャンプをして減速を避けながら右斜め移動視点右振り、左斜め移動視点左振りを行うことにより、それはもうとんでもない加速をする。
Quakeエンジンの子孫(HL、CoD他多数)でその名残が見られる。


  • 【サークルジャンプ】
もとはQuak(ry。ストレイフジャンプの一歩目に行う大型のストレイフジャンプ。アクセルジャンプとも。
手練れのプレイヤーはたった2回のジャンプで通常の2倍速まで加速する。


  • 【死体撃ち】
完全にキルされた相手に対して銃弾を浴びせること。格ゲーでいう「死体蹴り」のFPS版。
キルされた相手が死体として残らない作品であっても死体に相当するもの、
例えばApax Legendsのデスボックスのように相手が死んだことを表現したものへの行為も死体撃ちと呼ばれる。
国によって温度差はあるようだがFPSおよびFPSプレイヤーのイメージを悪くしている行為の1つな上、
少なくとも日本ではほぼ煽り行為とみなされるのでやらないように。


  • 【屈伸】
屈みと立ちをその場で繰り返すこと。
特にキルした相手の目の前で行うFPS煽り行為の1つとして定番で、
FPSの民度およびイメージを毀損する行為なので真似しないように。


  • 【バニーホップ】
もとh(ry。ストレイフジャンプでは緩やかなカーブしかできないが、こちらはきついカーブができる。
右移動視点右振り、左移動視点左振りで加速していく。視点方向の変化でしか加速できないためストレイフジャンプのような爆発的加速は得られない。


  • 【gg又はwp】
Good Game又はWell Played
良い試合だった、良いプレイだった。大体は試合終了後に『お疲れ様』といった意味合いで使われる。繋げてggwpと使われることも。
どちらかというと観客や実況などの第三者が使うことが多い用語で、
勝者→敗者から送ったり大文字でGGと書くと煽りとする風潮もあるので、使用には注意が必要。


  • 【GLHF】
Good Luck and Have Funの略
試合が始まる直前に全体チャットで送るのが基本。
「お互い楽しみましょう」とか「よろしくおねがいします」に相当する略語。
Quakeのプロに約1名「GBHF」と挨拶する人がいるが、これは「Game Bad」とか黒い意味ではなく「God Bless Have Fun」(神の祝福を、楽しみましょう)の略。
というのも彼、会場に聖書を持ち込むような熱心なキリスト教徒であり、GBFHで十字を切って祈るという意味もある。


  • 【ラグい】
回線のラグ(遅延)が酷く、明らかに当たってる筈の弾が当たらなかったり位置が巻き戻ったりしてしまう状態。無線LANプレイヤーが混じってるとまま起こる現象。
BFシリーズなどの個人サーバーなどではあまり酷いラグのユーザーはキック(サーバーから退出)させせられる場合も。


  • 【裏取り】
隠れている敵の背後に周りこんで倒したり、目立ちにくいルートを通って敵の背後にある陣地を取ること。
ゲーム性やマップなどにもよるが、その性質上部隊を分けることも多かったり、意思疎通がとれていないと置いてけぼりが出たりもする。
正攻法と比べて失敗すればキルや一気に崩壊する危険性も高いややハイリスクハイリターンな戦法だが、動きがあまりない膠着状態では比較的リスクが小さい。
また、相手チームの練度の方が上回っている場合や地の利を生かされている場合、こちらの方がリスクが小さいということも往々にしてある。
まっとうな戦術の一つだが、(失敗するとリスポンが離れた場所だったり時間差だったりもして)数的不利の時間がかなり増えたり、
分断した隙を狙って突撃されたり、バレていて軽く迎撃されたり、本体が来るまで防衛されてポイントが切ないことになったりなど、
リターン相応のリスクはあるので状況を考えた上で実行したい。


  • 【偏差撃ち】
動いている相手に対して少し先を撃つことで当てる技術。
相手との距離・移動速度・使う武器の弾速・(ラグ)などによってどれぐらい先を撃てば当たるのかは変わるのでコンスタントに当てるには慣れが必要。


追記・修正は連続7キル達成してから出来ます。

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最終更新:2023年09月02日 18:40

*1 破片手榴弾。厳密には爆発ではなくて爆発のエネルギーで飛び散った破片で対象を殺傷する