《灯台》(ぼくらの)

登録日 :2012/01/19(木) 06:53:06
更新日 : 2017/05/10 Wed 14:11:00
所要時間 :約 4 分で読めます




私たちは生きている


《灯台》(とうだい)

ぼくらの』の小説版にのみ登場する敵性トミコローツ。

スリット数:不明
光点の数:不明

9戦目の敵であり、ぼくらの子ども達が戦う8番目の相手。
この時の《人形》の操縦者はアンコで、ぼくらにとって4度目のアウェイ戦。


HELP US

見た目は円錐状の高層塔で、詳しい大きさや機体色は不明。
機体下部には三つの小さな脚があり、塔の先端部は放電しているかの如く発光している様から作中では《灯台》と呼ばれる。


 WE WISH TO SURVIVE



●作中の活躍

地球に未来を   

ホーム戦(《人形》からすればアウェイ戦)を前提にした作戦を練り、前もって敵を迎え撃つ準備をしていた。
幸運なことに《人形》との戦いはホームで行われ、その努力が無駄になることはなかった。


      子どもたちに慈悲を

その作戦というのは敵パイロットの精神面への直接攻撃。
足下には大勢の民間人を拘束した状態で配置し、彼らを使った人文字で《人形》を揺さぶる心理戦を敢行。その動きを封じるとともに戦意を削ぐことに成功する。
そして更なる幸運として、《人形》の搭乗者はこちらの電波を受信できる機材を持っていた。
  DO NOT KILL

すかさず《人形》に向けて次の“攻撃”のためのコンタクトを図ると、自身のホーム世界からの通信と勘違いしたらしい《人形》の搭乗者から反応が返ってくる。


この時の返答で日本語が効果的と判断した《灯台》側の人間達は足下の人文字を日本語に絞り、
さらに通信による呼びかけも併行して《人形》パイロットの精神を一気に畳み掛ける。

    子どもたちを助けて

       死にたくない
虐殺者     

「あしもとのママといもうとをたすけてください」
  「パパが、おねえちゃんのしたにいるんだって」

人の命を使った揺さぶりは効果覿面。
敵パイロットの動きに呼応した《人形》がうずくまるのを確認して自分たちの優勢を見てとると、《灯台》がようやく自らの力で攻撃を始めた。


《灯台》が放った電撃は的と化した《人形》の装甲を着実に削り落としていき、その勝利も見えてきた頃、突然の《人形》の反撃を受ける。
こちらが精神攻撃に使った通信機材を利用した《人形》はパイロットの独白を映像付きで配信し、
「他の地球の人々を殺してでも自分達の地球を守りたい」とその意志をはっきりと表した。

続けて《人形》のパイロットはその黒いヌイグルミについて話し出す。




====
「私達のロボットはジアースといいます」


地球を守るZEARTH。
他の地球を滅ぼしてでも守りたいZ番目の、
最後に生き残る地球。


「私達の選択は
どうしようもないものだと思います。
それでも、
私に選べるのはこれしかありません」
====



完全に息を吹き返した敵の黒い《人形》ジアースは足下に浮かぶ命、希望、平和、愛、子ども、未来を文字通り踏み潰しながら前進。
《灯台》は電撃を繰り返すも、防御しながら真っ直ぐに近付いてくるジアースにとうとう眼前まで接近されてしまう。

「私たちの地球が継続に足る存在かはわかりません。でも、どうか時間をください」

その言葉とともに振るわれたジアースの一撃に核を貫かれ、《灯台》の敗北が確定した。



結局《灯台》自身の攻撃手段は最後まで電撃しかなく、また一回の攻撃で倒された事から、作中で言われているようにトミコローツの中でも弱い部類かもしれない。





戦いに敗れ、消滅を目前にしたこの地球で、ジアースに向けた新しい人文字が形作られた。


Good Luck,Zearth.






ツイキシュウセイ

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