闇の神殿(ゼルダの伝説)

登録日:2009/11/06(金) 01:13:39
更新日:2024/04/18 Thu 18:20:43
所要時間:約 8 分で読めます




闇の神殿とは、ゼルダの伝説シリーズに登場するダンジョンの名前である。



ゼルダの伝説 神々のトライフォース

司祭アグニムとの戦いで引きずり込まれた闇の世界で、最初に挑戦することになるダンジョン。
光の世界で「東の神殿」があった場所にあり、入るためには猿に頼んで入口のスイッチを押してもらう必要がある。

当然のごとく光の世界のダンジョンより難易度が上がっている。
厄介な敵や仕掛けを解いていくと、大きな宝箱から「マジックハンマー」というアイテムが手に入る。
道を塞ぐ杭等を引っこめたりするのがメインだが攻撃にも使用でき、威力は剣Lv3相当と高いので使いこなせると強力。

登場するボスは、顔面を硬い殻で覆った怪物「ジークロック」
爆弾やマジックハンマーで上手く殻を破壊し、剥き出しになった顔面を攻撃することでダメージを与えられる。
カサブタの剥がされた傷口を針で突っつかれる様を想像してみよう。




ゼルダの伝説 時のオカリナ


闇の神殿…それはハイラルの血塗られた闇の歴史…欲望と怨念の集まりし所…

時のオカリナに登場するダンジョンの中で、多くのプレイヤーがつまずき、そして絶望を与えられた場所…。
元々、時のオカリナの少し前の時代に起きていたハイラル統一戦争時、命を落としたシーカー族の墓の更に奥に設けた、
王家の意に背く者を拷問・処刑する場だったようで、それに似つかわしいけったいな代物が数多くある。

ワープメロディは闇のノクターン。
他のワープメロディに比べて暗い曲調になっている。

ちなみに魂の神殿以外の神殿系ダンジョンで唯一子供時代でも入れる。もっとも、フックショットがないと最初の穴を越えられないので、入ったところで特にできることはない。

別に水の神殿よりも構造が難しくもないし、魂の神殿よりもダンジョン自体は長いわけではない。


このダンジョンは、

暗さと不気味さでプレイヤーに恐怖と絶望を与えるラビリンス…
カカリコ村の墓地の最奥にあり、何も知らずに入るといきなり奈落に落とされる。

先に井戸の底で「まことのメガネ」を入手しなければ、相当にクリアが厳しいダンジョンなのだ。


さらに進むと、「ホバーブーツ」を手に入れる必要があり、入手するにはまたアイツを倒さなければならない。


無数の手、大きな体、気持ち悪い顔…。

そう、デドハンドだ…。


今回はまことのメガネを使えば楽に倒せるのだが、今回も律儀にわざと手に掴まれ、彼を出現させて倒したプレイヤーも多い事だろう。


ホバーブーツを入手後は本格的にダンジョンの謎を解いて行くのだが、他のダンジョンの応用な為、謎解き自体はまことのメガネさえあれば非常に楽。

だが、ここにも意味不明な拷問器具や処刑器具、ドクロをあしらった不気味なオブジェのオンパレード。
更に、スタルフォス、フロアマスター等の強力な敵が多い。
トドメに腐敗した謎の物体床に大量の血痕、心臓に悪いギミックなどが度々見つかり当時のプレイヤーからは発狂の嵐。



だが、そんなのはまだまだ序の口。

真の絶望はボスであった。


いざボス部屋に入ると、なにやらトランポリンを連想させるような場所に落ちる。

ボイン、ボイン、と何度も弾むリンク。
地面をリズミカルに叩く巨大な手…。
上を見上げると彼はソコにいた。

暗黒幻影獣 ボンゴボンゴ

井戸の底や闇の神殿の雑魚敵に比べると姿・形はゴーマ様に似て恐くない。
むしろ、リズム感に地面を叩く愉快なボス。


戦闘が開始すると、彼の姿が手を残して突然消えてしまい、まことのメガネが無いと見ることができない。

手の攻撃はガード不可でタイミング良く矢やフックショットを撃ち込めないとニギニギされて大ダメージ。
片方の手を封じても、もう一つの手がすぐさま飛んでくる。
さらに両手を封じても、今度は胴体でダイビングしてくる。
少しでも矢の当てるタイミングがズレれば、

バキ!ドコ!ボカ!の嵐…。


逃げようにも、周りは毒沼で囲まれていて、下手に落ちる(落とされる)と毒殺される。

そして、何より怖いのは魔力と矢が無くなるという事。(補給する方法は手に矢を当てればいい)
無くなったら当然本体は姿は見えないので目玉を狙うのは難しくなり、フックショットで代用することになる。


時のオカリナのボスで最強とみる人もいる。

だがフックショットで弓矢の代用が出来、闇雲に剣を振っても当たることは当たるので、その気になれば補給無しで強行突破もできる。
「姿が見えない」とは言ったが、実際にはそもそも見る必要性自体薄かったりする。


攻略法は出来るだけ魔力や矢を無駄に使わず、Z注目を瞬時に切り替えながら戦うこと。
Z注目禁止プレイをした人なら、この御方こそが真のラスボスだと思ってもいいだろう。

また、普通に進行していた場合闇→魂となることも多い上、そもそもおまけダンジョンなので入っていないプレイヤーもいると思うが、
実はボンコボンゴの手を氷の矢で凍らせると、その時点で両腕を封じた扱いになり(もう片方の手が氷を破ろうと必死になる)
そのまま本体へ矢の攻撃を通すことが可能になる。
これを知っていれば実は両手を矢で射る必要すらなかったりする。
攻略に必要ない氷の矢が時のオカリナで一番輝く瞬間だろう。




無事にボンゴボンゴを倒す事に成功することで、闇の賢者へと覚醒したインパを開放することが出来る。
そして彼女からは「ゼルダ姫は今も無事である」ことと「いずれゼルダ姫が自らリンクの前に現れ、全てを話す時が来る」ことを告げられる。
彼女の言う通り、後にゼルダ姫は意外な流れでリンクの前に姿を現すのであった……



余談

このように、闇の神殿にはクリアに至るまでいくつもの恐怖と絶望が存在するため、トラウマとなる者が後を絶えないと聞く…。

ボンゴボンゴは本来「井戸の底に封じられていた」魔物であり、井戸の底・闇の神殿共にハイラルの闇の歴史に関わる存在であることから、ボンゴボンゴの正体は「ハイラル王家に反抗した結果、拷問の末首と手首を切り落とされて処刑された罪人」という考察もある*1



◆ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

ハイラル城でユガ戦闘後に行けるロウラルの世界にあるダンジョン。
神殿内部は薄暗く、暗くしないと見えない足場、光を当てると起動するスイッチといった光に関する仕掛けが存在し、その仕掛けを作動させるにはバクダンが必要。
ボスは前作のジークロックにあたる「ジュエルロック」で、尻尾から三方向に飛ぶ球と体当たり攻撃をする。また、最初は岩の鎧を纏っており、それをバクダンで破壊する必要がある。因みに、鎧をバクダンで攻撃すると大量のルビーがその場に散らばるので、かなりの額を稼ぐことができる。ボスが体当たり攻撃している時は、無敵になり燭台の火も消えてしまうため、早めに点火し直すこと。倒すと、ボス部屋の上部からグリの絵画が落ちてきて、それに触れるとグリが七賢者に覚醒する。



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最終更新:2024年04月18日 18:20

*1 井戸の底には他の個体より大型の緑バブルが徘徊しており、「この緑バブルがボンゴボンゴの頭部で、失われた肉体を求めて彷徨っているのでは」とも言われている。