スカイギア -SKY GEAR-

登録日 :2011/01/04 (火) 23:18:31
更新日 : 2016/11/06 Sun 13:44:58
所要時間 :約 7 分で読めます





僕は一度、死ぬ。



◆概要
隔月刊“電撃G's Festival!”で連載中の漫画。作者は『GOD EATER ―the spiral fate―』の斉藤ロクロ。ただし連載が始まったのはこちらの方が先。
ジャンルは伝奇バトルアクション。
コマの縁が太くて黒い。
タイトルカウントは「(漢数字)之章」



◆あらすじ
遥か昔から現世に巣食う物ノ怪、天狗。
その天狗を狩る能力者集団、天師。
両者の闘いは千年以上もの間、現代にまで続いている。
都立高校に通う学生のアサヒは、普通で平穏な日常に憧れていた。しかし彼には、都内の裏で人間を脅かす天狗を退治するという、天師としての使命があった。
また、彼の幼馴染みの1人・ユー子には彼女自身も知らない天狗から狙われる理由があり、そんな彼女を守らねばならない。
誰にも言えない秘密を抱え、疲弊するアサヒ。それでもこの非日常な現実は、彼に安息を許さない。



◆主要な登場人物

響旭(ひびき あさひ)
「ごめんね…約束、守れそうにないや…」
姉羽家の離れに住む高校2年生の少年。
死んだ魚のような目をしている。
幼い頃両親を亡くし、彼を引き取った姉羽氏に能力を見込まれ天師になったが、その力は脆弱で天狗一匹仕留められない。
天狗と夜な夜な命懸けの闘いを強いられる非日常に虚しさを感じ、幼馴染みのユー子らと平和に暮らす日常に憧れていた。
姉羽神社にて受験合格を祈念してお守りを貰ったが、その直後の戦闘で紛失。
ユー子の姉、瑛呼を見殺しにしてしまった過去を持つ。黄嘴(推定)には組織に必要ない無能と言われる。
サラリーマン天狗との闘いの最中、瀕死になっても尚ユー子を守り続けるため、神木に封印されていた真緋風を解き放つ。
そして彼は彼でなくなった。
真緋風に肉体を明け渡すよりも以前、現在は天狗印のある右胸に天師の仮面の紋様と同じものがあり、紐を縫い止められており“何か”を施されていた。

真緋風(あけかぜ)
「ならば、 緋色の風に散れ
アサヒと「契約」を交わし、彼に取り憑いた大天狗。浚によって姉羽神社の神木に封印され、天師に代々守られてきた。
目下「姉羽優呼を守る」という使命と浚への復讐を果たすためだけに行動しており、それ以外での団体行動では協調性が皆無。
死んだ魚のような目をしている。
肉体を得て、屋根から屋根へ跳び回ったり壁を垂直に駆け上がったりと驚異の身体能力を発揮する。並みの天狗では相手にならない非常に強力な天狗である。
肉体に対する執着を一切持たず、「実に不完全」とソクラテスのようなことを嘯き、人間を「無駄の多い生き物」と断ずる。
浚に封印されたことを根に持ち、彼への復讐心を燃やす。
ユー子に触った感想:「――柔らかい」
鳥で、人間に取り憑き、気性が荒く、しかも 緋色 となんだかどこぞの腕だけ怪人みたいな奴。

姉羽優呼(あねば ゆうこ)
「ウチら幼なじみでしょ。簡単に壊れるかっての!」
アサヒに「ユー子さん」と呼ばれていた、彼の幼馴染み。彼と同じく進学を志す。
天師の当主の血筋に生まれ、幼い頃から天師と天狗との闘いを見てきた。
アサヒとは家族同然の間柄で、天師の仕事で無茶をする彼を気にかけている。彼に好意を抱いているが、その変貌を察するまでには至らなかった。
4年前に姉の瑛呼を天狗に殺され、アサヒまで失うことを恐れるが……
時折死んだ魚のような目をする。
学校では委員会のリーダーに立ち、面倒見も良く気立てが優しい。
彼女の身体には天狗の「花嫁」と呼ばれる秘密が隠されており、そのため浚ら天狗に狙われている。
料理の腕は壊滅的。

佐刈大介(さがり だいすけ)
「――拝啓、プリン先生。アサヒはあんたをたまにしか食わねぇ」
愛すべきバカ。アサヒの幼馴染み。
ユー子を「ユッコ」と呼ぶ。
声が大きく賑やかしに一役買っている。
家業を継ぐことを決めているため、アサヒ達受験組と比べると実に楽観的。
時々死んだ魚のような目になる。
アサヒが落としたお守りを拾うが、彼の態度の変容に驚き、渡すのに失敗する。
突然人が変わったアサヒを心配し、機嫌を取ろうとプリン先生を買って潰されたり、天狗について独自に調べたりする。
四月なのに突然脱ぎ出したり、噂のイケメン黄嘴を見て赤面したりと、ロクロちゃん腐女子疑惑。

黄嘴浩二(きばし こうじ)
ダイスケ曰く、通年首席で美形の有名3年生。図書委員で、今日も司書の安藤から強いられる雑用をこなし続ける。
死んだ魚のような目をしている。
実は天師。アサヒの天狗化を疑い、天狗高橋の襲撃を機に罠を仕掛ける。



◆天狗

浚(サライ)
「さあ、始めよう。夢の続きを」
天狗の首領。肉体を持たない他の天狗を人間に寄生させる能力を持つ大天狗。仮面を被っており、表情を窺えない。
黄嘴に捕らえられた真緋風inアサヒの前に配下を連れて現れ、ユー子を連れ去ろうとする。ユー子と対になる「花婿」
過去に真緋風と“何者か”とで徒党を組んでいたらしいが、何らかの理由で解散、真緋風を神社の神木に封印した。

サラリーマン天狗
「明日が来るとでも?」
冒頭でアサヒが闘う天狗。
浚の配下らしく、複数人の天師から無傷で逃れる実力を持つ強力な個体。

マナミ
メイクがこわく爪がトンガリコーンな今時の(かなりキツ目の)アサヒ達の同窓生。
文学少女だったが突如ギャルに覚醒し、学年中で噂になっていた。
愛しのユー子を放課後に屋上へと呼び出して、行為に及ぼうとするほどのレズ。
……ではなく天狗。
ユー子の魂を喰おうとしたが、真緋風に背後から右胸を貫かれ霧散。

高橋
マナミの彼氏。彼女とユー子とで3Pを目論んだものの、魂を抜かれあっさり死亡。
後に浚によって天狗となり復活。ユー子を拉致するも、真緋風に完膚無きまでに叩きのめされた上、黄嘴の術であっさり死亡。



◆その他

万じいさん
姉羽神社の住職。モヒカン。
天師の事情に精通している。

安藤(アンドレ先生)
天狗大好きな変態教諭。
図書館の司書を務めるが、蔵書の管理などの力仕事を黄嘴に任せきりにしている。
ダイスケに天狗の説明を中途半端にし、残り全てを黄嘴に投げた。
天狗大好きだが、貧弱過ぎて現場に辿り着けず、本物の天狗には遭遇できていない。

プリン先生(男前プリン)
アサヒの大好物。
アサヒは好き過ぎて滅多に食べられない。



◆用語解説

天師(そらし)
古来より日本各地で天狗を退治している能力者集団。歴史は平安時代にまで遡るらしい。縹(はなだ)色の衣を纏い、鉈のような直刀を使う者が多い。
元は実在する「空師」から。
本当の「空師」は林業職。

天狗
人から見れば霊的な存在。霊感のある人には普通のカラスに見える。
人の知識核を喰い、その肉体を乗っ取って成り代わる。天狗に寄生された人間は突然人が変わったり、記憶がなかったりする。
天狗と化した人間の右胸には「天狗印」という青い印が現れる。
また、天狗の両眼には十字の紋様がある。
首領の浚は人間の死体に天狗を寄生させることができる。

知識核
所謂人間の魂。右胸に存在する。
天狗にこれを抜かれた人間は即死する。
容器に入った液体状のもので、容器の形は時代によって変遷する模様。



◆おまけ

コラボ『SKY EATER』
第一巻の巻末に収録されている『GOD EATER -the spiral fate-』とのコラボ短編。
内容は完全に営業である。

あとがき
『GOD EATER -the spiral fate-』のそれと同じくシンプルかつインパクト溢れる筆致で作者の日常茶飯事が描かれている。






おめでとう
WEB利用料と引き換えに
君の知識は増大した
追記・修正の印を君に――

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