日本ユニセフ協会(特例財団法人)

登録日:2010/11/29(月) 05:17:00
更新日:2022/07/21 Thu 06:42:39
所要時間:約 2 分で読めます




公益財団法人日本ユニセフ協会。

東京都港区高輪に本部を置く日本の公益財団法人。

国際連合児童基金(UNICEF/ユニセフ)と協定を結んでいる日本における民間への正式な窓口。*1
ユニセフと無関係な団体であるというのは悪質なデマである。

活動の際は『日本』の部分を省略して『ユニセフ協会』や『ユニセフ』という名前で活動していることもある。

任意団体日本ユニセフ協会として1950年に設立。
ちなみにユニセフは第二次世界大戦の影響で困窮している子どもたちを救う目的で1946年に設立。

ユニセフの設立から15年間は日本も支援を受けていた。

その後1977年にユニセフ本部の承認を受け正式なユニセフ日本委員会(ユニセフ国内委員会)となった。

ちなみにユニセフと協力規定を結び、ユニセフとの合意に基づき活動しているが国連の下部組織というわけではない。


何故ユニセフ国内委員会なんてもんを作らなきゃいけないかというと、ユニセフは先進国で活動できないから。

2007年度は176億5671万円を集め、その80%ほどをユニセフに拠出した。*2
残りの20%ほどは広報などの活動経費として使用している。*3


ユニセフ親善大使というのも存在し、日本のユニセフ親善大使は黒柳徹子さんである。
なお、アグネス・チャンさんはアジアという地域のユニセフ親善大使である。

当然ではあるが上記の二人には1円もユニセフから支払われていない。
無償の活動こそが真のボランティアである。
アグネス・チャンさんがユニセフ募金で家を建てたというのも悪質なデマである。*4

また公式サイトには2013年8月1日(2018年9月14日更新)にデマ、誤情報の例としてに下記が掲載されている。
  • 「日本ユニセフ協会は、収支等の会計情報を公開していない。」
  • 「日本ユニセフ協会は偽物(UNICEF東京事務所が本物)」
  • 「日本ユニセフ協会は募金詐欺団体だ」
  • 「日本ユニセフ協会は、募金を不当にピンハネ(中抜き)している」
  • 「募金の20%(25%)は、すべて職員や役員の給料になる」
  • 「日本ユニセフ協会は、ユニセフの名を勝手に名乗って、募金を集めている」
  • 「アグネス・チャンは、ユニセフ募金で家や事務所を建てた」
  • 「役員は運転手つきの車をあてがわれている」
  • 「日本ユニセフ協会には“天下り”がいる」


黒柳徹子さんはユニセフに直接寄付金を送金するための口座も開設しており、ここに寄付をしてもユニセフに届く。
なお、寄付をしてもお礼の手紙などはもらえないので注意。*5

日本ユニセフは内閣府に公益団体として認定されているため500万円の寄付を行うことで紺綬褒章を受章することができる。


追記・修正は募金活動を行ってからお願いします。


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最終更新:2022年07月21日 06:42

*1 ユニセフの出先機関であるUNICEF東京事務所は政府開発援助による資金協力や、国会議員、国際協力機構、非政府組織等との連携を促進するのが主な業務であり、民間募金の直接の窓口にはなっていない。

*2 この80%とという数値は世界中にあるユニセフ協会ではアメリカに次いで多い

*3 これは協力規定で最大25%までの使用が認められている

*4 仮にそんなことをしているならとっくに逮捕されている。

*5 切手代すらもワクチンや薬に回したいという黒柳さんの意思による。