ザイリン

登録日:2012/03/09(金) 21:15:28
更新日:2023/11/04 Sat 09:34:17
所要時間:約 6 分で読めます





私はゾイド乗りだ!
ゾイド乗りのザイリン!!

ゾイドジェネシスの登場人物の一人。作中、幾度となくルージの前に立ち塞がる所謂ライバルキャラ。

声:松本保典

所属:ディガルド軍
役職:独立混成団司令官
階級:少将→中将
搭乗機:バイオメガラプトルバイオヴォルケーノ

フルネームは「ザイリン・ド・ザルツ」だが、
これは「ザルツ村のザイリン」という意味合いで厳密にはファミリーネームではない。
(というより、ザルツ村の人間はファミリーネームを持たず、全員が「ド・ザルツ」姓)
幼い頃から何をやらせても一番で、故郷ザルツ村がディガルドに占領された際の適正審査では、
いきなりバイオラプターを動かし炎をはかせるなどゾイド乗りとしてもずば抜けた才能を持つ。
当然、士官学校での成績も優秀で、そこでその才能に目をつけたジーンの無二の親友となり、彼の副官になる。

クールで生真面目、容姿端麗な金髪のイケメンで、ゾイド乗りとしての技量も天才的、
高い戦略眼を持ち指揮能力も高く、潜入任務もこなし、技師としても高いスキルを持つ等、作中屈指の完璧超人。
「敵は(一部中火器を除き)純粋な己の技量勝負で倒してこそ」というゾイド乗りとしてのプライドを持ち、バイオ粒子砲などは好まない。
何かにつけて荷電粒子砲をぶっぱなす歴代ライバルキャラとは大違いである。
因みに趣味は釣り


【物語序盤】
ミロード村を訪れていたラ・カンを狙うため行商人のふりをしてミロード村に潜入。
その際ルージと初めて出会い、「その本は君にあげるよ、ルージ君!」と本をプレゼントした。
その後、ラ・カン暗殺を試みるもをミィに阻まれ失敗、メガラプトルに乗り込みゾイド乗りとして勝負を挑む。
しかしこの戦いの最中、誤ってミロード村のジェネレータを破壊してしまう。


【物語中盤】
ルージの後を追い各地を転戦し、幾度となく刃を交えるも霧の河での戦いで遂に敗北。
この後、ジーンからバイオヴォルケーノを与えられ、プライドを傷付けたルージにより執着するようになる。
ヨーク、トラフと何度もルージの前に立ち塞がり、アイアンロックでルージと戦う為に出撃。
身体の不調を押しながらもギルドラゴンに取り付き、ドラゴンの背中でルージに戦いを挑む。
しかしその最中ヴォルケーノが再び暴走、ゾイド乗りとしてのプライドで何とか制御に成功するもその隙をつかれ、再び敗北した。
気を失ったままソラシティに辿り着いたザイリン。そこで治療を受け、ソラノヒトの一人プロメ部長から衝撃の事実を知らされる。
「バイオヴォルケーノには、搭乗者の命を吸収する装置が搭載されていた」と……。











以下、ネタバレ注意











【物語終盤】
ソラノヒトからヴォルケーノに積まれていた生体エネルギー吸収装置のことを聞き、友であるジーンに不信感を抱き始める。
首都ディグに戻ったザイリンは装置の事などを問いただすもジーンは取り合わず、新たな部隊を与えられる。
その中に旧友であるウィプスの名前を見つけたザイリンは彼に会うために兵舎に赴くも、
そこは兵舎ではなく厳重に警備された機械兵の保管庫だった。
不審に思いながらもその兵舎に潜入したザイリンは機械兵の一体にウィプスの名前が刻まれたプレートがあるのを見つける。

……そこにいたのは、機械兵であるナンバーの動力として肉体を奪われ、
魂だけ囚われていた旧友、ウィプスの変わり果てた姿であった……。
ウィプスからナンバーの秘密(ゾイド適正のない人間の魂を奪い機械の動力源にする)を知らされたザイリンは、
彼らを「ただの機械兵だと思って使っていた」ことを悔い、一人全てのナンバー達から魂を解放する。
涙を流しながら魂を解放し続け、最後に解放した幼女の魂が笑って成仏する様を泣きながら見送る場面はトラウマにして名シーン。

そして……。



【決別】


君の野望のための部品に過ぎなかったザイリン・ド・ザルツ中将は死んだ!
我が名はザイリン! ゾイド乗りのザイリン!!
真なる敵に立ち向かう、ザルツ村の男だ!!

ジーンへの不審が確信へと変わり、ジーンを「親友」ではなく、
「真に倒すべき敵」として彼に勝負を挑むも、ジーンの駆るバイオティラノの前になす術もなく敗北。
何とかフェルミに助けられるが、敗走を余儀なくされる。
その後ディガルド討伐軍と接触したザイリンは討伐軍にナンバーの情報を渡した。
その際ルージと和解し、本の後編を渡す。
ナンバーの秘密を全ディガルド兵に知らせるべく、自らの師であるボラー少将にナンバーの秘密を打ち明け、
更にTV通信を使い全ディガルド兵にナンバーの秘密を暴露。
これによりディガルド武国はこれまで通りジーンに従う者と、ボラーと共にディガルド討伐軍に合流するものに二分。
自由の丘での最終決戦ではルージ、ガラガと共にバイオティラノと対峙。
バイオ粒子砲でバイオティラノのバイオ粒子砲「神の雷」を破壊。
しかし、そのまま投げ飛ばされの地上空母ディグの下敷きとなってしまう……、




が、





ヴォルケーノも、
まだ死んではいないっ!!!


復活したルージとムラサメライガーに応えるかのように、ザイリンも復活。
デッドリーコングと共にバイオティラノのゾイドコアを守る二重殻を破壊、バイオティラノを取り押さえルージの最後の一撃に繋いだ。
最終決戦の後は一人、人知れずどこかへ姿を消した。





……と、ここまで見ると正統派のかっこいいライバルキャラだが、彼にはもう一つの一面がある。それは、

作中屈指のネタキャラ

である。まぁ具体的に言えば、

ルージくんのストーカー

だろうか、
  • 出逢ったばかりのルージ君に彼の欲しがっていた本(前編)をプレゼントで好感度アップ。和解後は後編もしっかりプレゼント。
  • 戦場でムラサメライガーを見かければ一目散に突撃
  • 口を開けば二言目には「ルージ君」、とにかくルージに執着
  • ルージと戦う為なら身体の不調も気にしない
  • 目の前の相手が誰だろうとルージ君一筋。
  • セイジュウロウ(元ゾイドチャンピオン)には全く興味を示さず。
    曰く「もう進化の止まった相手と戦っても退屈なだけ」だかららしい。
などなど。
おかげで視聴者からはショタコンのストーカーという悲しいキャラ付けをされてしまっている。
一応彼の名誉の為に言っておくと、自分のずば抜けたゾイド乗りの才能故、
今まで自分と対等に戦える相手がおらず「ゾイド乗りとしての才能と多くの伸び代を持ったルージとの戦いを楽しみとしている」と言うのが本音だろう。
前述のセイジュウロウへのセリフも「(ゾイド乗りとして)進化が止まっている」という意味。
決して年齢的な意味ではない。たぶん……、

他にも、
  • 戦闘中にうっかりジェネレータを誤射。
    (うっかりザイリン。ちなみにジェネレーターはゾイドの燃料である「レッゲル」という物質が取れる唯一の存在であり、「超」が付くほど貴重な存在)
  • 誰得のシャワーシーン(背景は薔薇)を披露
  • ルージの潜入に気付きかける→ルージ、咄嗟に猫の鳴き真似→「なんだ猫か」
  • 制服は彼のパーソナルカラーであるピンク色の専用品。
  • 私服もやっぱりピンク
  • 薔薇が好きなのか隊章も薔薇
  • 作中二度に渡って津波に飲み込まれる。
  • 「はい! 黒ラプタ~」
など数多くのネタを持つ。
ロン先生のゾイド講座等を見るに、公式でネタにされている節がある。

このネタ性のせいか、スパロボKではルート次第で
甲児達の覗きイベントのオチで風呂に入ってるのを覗き見されるのが味方化した後の初登場である。
プレイヤーの方がびっくりである。

とはいえジーンに啖呵を切るシーンはとてもカッコイイので是非見て欲しい。



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最終更新:2023年11月04日 09:34