バイオティラノ(ゾイド)

登録日:2012/03/10(土) 12:05:42
更新日:2024/02/04 Sun 20:03:34
所要時間:約 5 分で読めます




バイオティラノとは『ZOIDS』に登場するバイオゾイドの一体。アニメ『機獣創世記ゾイドジェネシス』ではラスボスを勤めた。



  • 型式番号:GB-002
  • 所属:不明
  • 分類:ティラノサウルス
  • スペック
    • 全長:29.4m
    • 全高:12.9m
    • 重量:160t
    • 最高速度:230 km/h
  • 武装
    • バイオゾイドコア(胸部発光体)
    • ダークネスヘルアーマー(全身の装甲)
    • バイオ粒子砲(口の中)
    • サンダーキラーバイト(歯)
    • サンダーハッキングクロー×2(手の爪)
    • サンダースパイク×2(足の爪)
    • リブ・デスサイズ×2(肋骨)
    • テイルジャベリン(尾)


流体金属装甲を纏ったゾイド「バイオゾイド」の頂点に立つティラノサウルス型ゾイド。
何者が作ったのかは不明だが、バイオゾイドのみならず通常ゾイドと比較しても圧倒的な性能を持っている。その力は凶暴なバイオゾイド達が絶対服従している程。


で、その強さはと言うと……

まず設定としてバイオゾイド達は「ヘルアーマー」と呼ばれる流体金属で身を包んでおり、ビームや実弾による攻撃を一切受け付けないという驚異的な防御力を持つ。
この防御を破れるのはメタルZi(リーオ)によって作り出された武器のみ、しかもそれを用いての接近戦だけなのだが……*1

バイオティラノの持つダークネスヘルアーマーはそんなバイオの天敵であるメタルZiの武器すら弾く。

弾く。

……どうしろと?


そんな訳で遠距離からの撃破は難しく、接近戦に持ち込むしかないのだが、
両脇に隠された副腕リブ・デスサイズをはじめ、モチーフとなったティラノサウルスさながらの巨大な牙であるサンダーキラーバイト、中型ゾイドなら一撃で踏み潰してしまうサンダースパイク、敵を容易く薙ぎ倒すテイルジャベリン
といった強力な装備に、高速機動ゾイドすら捉える驚異的な瞬発力と、非常に格闘戦能力に優れているので苦戦は必至。


それに加えてバイオゾイド版荷電粒子砲ともいえるバイオ粒子砲を搭載しており敵を分子レベルにまで分解してしまう。


そりゃあ絶対服従するしかないよなあ…



【劇中での活躍】

ゾイドジェネシス
ラスボス兼唯一絶対神(自称)ジーンの搭乗機として登場する。

アニメでの登場は35話。
ディガルド武国の首都ディグを奇襲した反乱軍から量産型飛行ゾイド「バイオラプターグイ」を守るために出動。
この時はバイオ粒子砲を装備していなかったが、それでもムラサメライガーやデッドリーコングを圧倒して撤退まで追い込んだ。

47話ではバイオヴォルケーノと交戦。
バイオ粒子砲も完成しており互角以上の戦いを繰り広げるが、バイオプテラの横槍が入り止めを刺すには至らなかった。

48話ではさらに出力を上げたバイオ粒子砲「神の雷」を装備。
重力砲のような効果があるらしくブラックホールを発生させ空間をも歪めていた。

49話からついに最終決戦が開始。
反乱軍改めジーン討伐軍は機能停止することによってレーダーから逃れようとしたが、新型レーダーが搭載されていたバイオティラノはそれを察知。
バイオ粒子砲による先制攻撃で大打撃を与える。

50話ではムラサメライガー、デッドリーコング、ソウルタイガー、ランスタッグ(ソウタ機)を一蹴。
さらにランスタッグのビーストスレイヤーを投擲してバイオプテラを撃墜した。
止めを刺そうとするがバイオヴォルケーノとのバイオ粒子砲の撃ち合いになり発射口が破損。
バイオ粒子砲という切り札を失ったことにより形成は一気に逆転……


しなかった。


バイオ粒子砲など所詮飾りだといわんばかりに討伐軍を格闘戦オンリーで圧倒する。
リブ・デスサイズでソウルタイガーのゾイドコアをピンポイント破壊、自分に向かって撃たれた狙撃を察知して防御などやりたい放題。
左腕の封印を解除したデッドリーコングのコアを潰してバイオヴォルケーノさえも捩じ伏せてしまう。
さらにはバンブリアンを盾にしてムラサメライガーのコアも破壊してしまう。

これで勝敗は決したかに思えた。

しかし強力な再生能力を持っていたムラサメライガーは自力でコアを修復、再起。
再度バイオティラノに戦いを挑んでくる。

最期はコアを二つ持っていたため動くことができたデッドリーコングと、根性で復活したバイオヴォルケーノに自身のコアを守る外殻を破壊されるながらもリブ・デスサイズで2体を捕縛するが、ソードウルフにリブ・デスサイズを切断され、ムラサメライガーがエヴォルトした姿であるムゲンライガーに止めを刺される。


■ゾイドジェネレーションズ
バイオゾイド達の創造主マザーバイオとして登場。
「地の底より這いいでしもの」とも呼ばれる。
通常のバイオティラノとは異なる白いボディで大きさも桁違い。
リブ・デスサイズはさらに大型化しており、尻尾には小型のバイオ粒子砲まで装備されている。

アフターエピソードにあたる『ZOIDS SAGA ONLINE』ではなんと知能を獲得。
人語を解し、喋るまでに至る。

ミドリ達はブライトホークが存在しないため、レプリカの封印刀で挑んだが進化したマザーバイオには効かなかった。
しかし、人類と同じ知性体に進化したバイオゾイドと戦うことに疑問を感じていたミドリはマザーバイオを説得。
「人とバイオゾイドの共存できる世界を作る!」というミドリの約束を信じ、自らを封印した。
その際、マザーバイオは「今度の眠りはこれまでとは違う。目覚める時が楽しみだ」と語り眠りについた。


■キット
アニメの設定もあり発売前には大型のキットだと思われていた


…が、小さい。

アニメは何だったんだと思える程小さい。

コングと並べるとアニメラストではなく、さながら『キングコング』の冒頭シーンになる
『ゾイド』アニメのボス級は大体巨大化してるので仕方ないが…

余談だが、後ろ脚の関節が頑丈なボールジョイントとクリック関節を用いているので耐久性は抜群。
稀に改造に使われたりする。
文字通り骨ではあるが…



追記・修正はバイオ粒子砲を発射した後でお願いします

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最終更新:2024年02月04日 20:03

*1 アニメではメタルZiで作られた弾丸による銃撃でも突破可能だったりする