ターミネーター2(映画)

登録日 :2011/01/15(土) 06:51:11
更新日 : 2017/09/28 Thu 20:13:24
所要時間 :約 5 分で読めます







あれから10年後の1994年・ロス……
運命を背負ったタイム・トラベラー達に
審判の日は、近づいてくる!



I'll be back!!



1991年に公開された映画。
ターミネーター』シリーズの第二作にして最高傑作である。
監督は前作同様ジェームズ・キャメロンが務める。



【あらすじ】
未来からの殺戮マシーンとの決死の闘いから10年…。
無事誕生し成長したジョンは養父母のもとで暮らしながら非行に走る少年になっていた。
そんなある日、未来から今度は2体のターミネーターが現れる。片方からは命を狙われ、もう片方からは守られながら、ジョンは自分と人類の存亡をかけた戦いに身を投じていく。



【登場人物】

  • ジョン・コナー
前作の主人公サラとカイルの息子。
自分が将来の救世主ということにまだ現実味を持てておらず(当然だが)、10歳にしてバイクを乗り回したりカード偽造でATMから金を盗んだりする悪ガキな日々を過ごしている。
未来から自分を守るために現れたT-800とは絆を深めていく。
まだ非力な少年だが即座に状況把握・行動できる賢さを持ち、電磁ロックの扉を開けるなどの活躍も見せる。

ちなみに吹き替えをフジテレビ版で担当したのは浪川大輔氏。初放送が1993年であるため、当然だが声がすごく若い。
後にターミネーター3の日本テレビ版でも、ニック・スタール演じるジョン・コナーの吹き替えを担当した。


  • サラ・コナー
ジョンの母。
10年前の事件後に警察に事実を言っても信じてもらえず、サイバーダインを潰そうとして逮捕されたため、物語序盤では精神病院に収容されている。
かつて自分を襲ったターミネーターと同型のT-800に最初は怯えたものの、次第にジョンの父親役として信頼していく。
10年間に様々な経験を積んだらしく、銃の扱いに慣れ格闘能力もかなりのものになり、様々な武器を集めていた。

精神病院から脱走する際、胸ポチが見られる。まあ前作で濡れ場を演じてるから今更得しないけど。


シュワちゃん。
ジョンを守るために未来のジョン・コナーから送り出されたアンドロイド。かつてサラを襲ったものとは同型の別個体。
ジョンの命令に従うようプログラミングされており、ジョン達と行動を共にする中で次第に人間の『感情』というものを知っていく。
例の如くすっぽんぽんで登場。ウホッ!
実は無免許運転


未来からジョンを抹殺するために送り込まれた、全身が液体金属の新型ターミネーター。その構造上物理攻撃が通用しない。
また別の形状に姿や体の一部を変えることができる(スライム状になって床に張り付く、鉄格子をすり抜ける、ナイフやスパイクなど原始的な武器に変化する等)。
体積が近ければ一度触れた相手になりすます事も可能。
お世辞を言ったり挑発したり、腕を四本に増やしてヘリを操縦しながら射撃するなど、T-800より知性的な行動を見せる。
壊れたはずのフロントガラスを割ったりするが気にしてはいけない。さらにその直前に車内から忽然と姿を消していたりもする。

一番人気のシーンはただ走るだけの姿だったりする。
相棒にスカリーなんていない。
なお液体金属の体という設定は監督が日本で見た寄生獣ミギーを参考にしている。


  • マイルズ・ベネット・ダイソン
サイバーダイン社の特殊開発部部長。掃除機ではない。
10年前にサラに潰されたT-800のCPUを元に新型のCPUの研究をするが、スカイネットなど未来の事実を聞かされ研究を中止、サラ達に協力する。
眼力の変わらないただ一人の研究者である。
ふたばで人気。

ハッ…ハッ…ハッ……ハッ………ハッ……… カチッ


  • エンリケ・サルセイダ
サラの友人。サラの収集した武器を保管している。


  • ヴォイト夫妻
ジョンの養父母。
ずぼらな夫にヒステリックな妻で、彼らの結末はだいたいの人間が想像できた。


  • ピーター・シルバーマン
サラが収容されている警察病院でカウンセリングしている医師。サラの語る未来を妄言扱いしていたが……
前作では犯罪心理学者として逮捕されたカイルを尋問していた。
何気に3までシリーズを通して登場するが、未だ未来からの暗殺者など信じてない。
「腕の骨が折れた…」




本作品のT-1000の形状変化に代表される高度なCGや特殊効果は当時の映画業界に革新をもたらし、後々の映画に大きな影響を与えた。
それは公開から20年経った現在でも見劣りしないほどのレベル。


また名台詞も多い人気作のためあらゆる作品でパロディネタにされる。

ネタにされる主なシーン
  • 「I'll be back.」(シリーズ全体で)
  • 「Hasta la vista, Baby!」または吹き替え版の「地獄で会おうぜ、ベイビー」or「さっさと失せろ、ベイビー」
  • 凍らされて砕かれた後に熱で溶けて復活するT-1000
  • クライマックスでのT-800のサムズアップ

包装した箱からショットガンを取り出す(『狼たちの午後』)、大型トラックからの逃走劇(『激突!』)、道路の俯瞰ショットからのスカイネット襲撃シーン(『ニキータ』)など往年の名作映画のオマージュも見受けられる。


本作には『劇場公開版』、『特別編』、『拡張特別編』の三つが存在する。
特別編ではT-800の再プログラミングや体に異常が出るT-1000のシーンが追加されていて、拡張版では更にラストシーンでスカイネットの反乱が起きなかった世界で大人になったジョンとその母が観られるが、後者は後のシリーズ展開のせいでパラレルワールド、或いは黒歴史扱いとなっている。
話を終わらせてしまうと続編が作れなくなるという商業的な理由もあったと思われる。ちなみに監督は当初はこのラストで行くつもりだったようだ。

ちなみに続編となる34、TVドラマ版は全て本作からのつながりはあるものの、3&4とドラマは別世界扱いでお互いの繋がりはない。
本作の監督であるジェームズ・キャメロン的には2でターミネーターサーガは終わってるらしい。キャメロンは2015年公開の『新起動/ジェニシス』について、自分にとっての3作目であると絶賛するコメントを寄せていたが、内容や宣伝面を巡って観客からの評価はかなり分かれた。

キャメロンはCGに頼りすぎな映画に否定的であるため、CGを多用した3に激怒したとか。
しかし、後にキャメロン自身もCGをふんだんに取り入れた『アバター』などの作品を製作しているので、彼の考え方も時代と共に変わったのかも知れない。

カイル・リースを演じたマイケル・ビーンはキャメロン映画の常連であるが、本作の劇場公開版では出演シーンをカットされ、以後のキャメロン映画には出演していない。『アバター』には出演予定だったが、実現しなかった。

ちなみにサラや精神病院のスタッフが自分に扮したT-1000に対面するシーンでは、合成ではなく双子の役者を使っている。

2017年には劇場公開版をベースとした3D版が制作され、全世界に先駆け日本で最速公開された。




未来…それは先の見えないハイウェイ。


だが、今はその先に希望の光が見える。


機械のターミネーターが生命の価値を学べるのなら、


我々もそれができるはずだ。





「人間がなぜ追記・修正をするかわかった。俺にはできないが…」



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