寺田行雄(龍が如く)

登録日:2012/02/01(水) 19:24:55
更新日:2024/03/22 Fri 00:52:07
所要時間:約 6 分で読めます




「五代目・近江連合…寺田と申します」







寺田(てらだ) 行雄(ゆきお)とは、『龍が如く』の登場人物。



【人物】
五代目近江連合本部長であり、近江四天王の一人。
近江連合の男でありながら、恩義から風間新太郎に協力している。

物語の根幹に関わっている事が多い人物である。

以下、彼の活躍なのでネタバレ注意










【龍が如く】【龍が如く極】
「俺も風間さんには、返しきれない恩が…」

cv乃村健次
錦山と兄弟の盃を交わしており、百億の情報を教えた人物。
また、東城会の跡目を狙う嶋野とも繋がるなど、事件の水面下で行動をする。

しかしその行動の全ては風間の身を守る為であり、真島に誘拐された遥を助ける行動も取った。



桐生とは、芝浦の埠頭で対面。風間の元へ桐生を案内する。
風間が桐生に事件の真相を話す中、嶋野が襲来。
桐生が戦っている間、寺田は風間を護衛する。しかし倒された嶋野が最後のあがきとして手榴弾を投げたところに寺田がトドメを刺した。

終盤、桐生と事件の黒幕である神宮の対峙時に、近江連合の構成員と共に桐生に加勢するが、神宮の手に落ちていた近江の構成員によって拘束されて気絶させられた。

何しに来たんだあんた。


エンディングでは風間への忠誠心が桐生に認められ、東城会五代目会長に就任する。




【龍が如く2】【龍が如く極2】
「東城会の明日を思えば…これでええんです…」

cv四宮豪(2) cv乃村健次(極2)
東城会五代目会長に就任している。
東城会と近江連合の間に戦争が起きつつある現状を打開しようと、桐生に力添えを求める。

しかしそこで、近江の刺客に撃たれてしまう。
寺田は桐生に近江への五分の盃を求める書状を託し、息絶えた。

ここから桐生の、近江連合、海外組織ジングォン派を巻き込む闘いが始まったのだった。










終盤、開発中の神室町ヒルズの屋上で桐生と龍司の決着がついに着く。
しかしその時、勝ち残った桐生の前に一人の男が現れる。






「これは全て、私が描いた絵図なんですよ…」





そこに現れたのは、冒頭で死んだはずの寺田だった。

彼は全てを偽っていた。
寺田行雄という名、その素性、そして生死さえも。
それは全て、復讐というたった一つの目的の為であった。



本名は(キム) 大津(デジン)
彼は堂島組のジングォン派襲撃事件の時に、風間新太郎に命を救われた一人だった。
寺田はジングォン派の復讐を果たす為に長年風間の側でその機会をうかがい、狙い通り東城会の会長に就き、東城会と近江連合をぶつける事に成功した。
そして寺田は最後の仕上げとして、ヒルズに爆弾を仕掛けた事を明かし、神室町ごと桐生を消しにきたのだった。



「桐生さん…死んでもらいます!!」





倒れる寺田。
闘いに勝ち残ったのは、桐生だった。
その直後、近江四天王の高島遼が現れる。
高島は桐生に銃弾を撃ち込む。高島は寺田と通じていたのだった。
寺田を担ぎ起こす高島だったが、人間を駒としか見ていない高島は寺田をも撃ち抜いた。

…ぶっちゃけた話、高島は「寺田の人脈を利用してジングォン派をパイプとし、世界進出する」ことを目的としているとその際に語っているので、
この寺田殺害は自らの未来をその手で閉ざした奇行である
(あくまで憶測だが、この時点で、6で登場するハン・ジュンギと裏で結託しており、彼に乗り換えるつもりでいたなら納得できなくはない)。

よくよく考えると余りにもおかしいので、龍が如くシリーズ1の矛盾とも言われる。



瀕死の寺田は最後の力を振り絞り、桐生に言う。


「最後に俺を……信じて……」


そう言って寺田は、ヒルズに仕掛けられた爆弾を作動させた。これに焦った高島は龍司に隙を突かれ、撃ち合いの末、射殺される。




実は寺田には最初から爆弾を爆発させるつもりは無く、予め信管を抜いていたのだ。
寺田は風間への恩義を振り切れず、死して桐生を救う道を選んだ。


一連の事件が終結した後、寺田は風間や錦山と同じ墓地で、「寺田行雄」の名で眠った。





【戦闘】
サブマシンガンを持ち、部下と共に現れる。

図体に似合わぬ速度で素早く走り回り、マシンガンを乱射する行動を繰り返す。
1の神宮に近いスタイル。

また、吊り下げられた鉄骨を落とす「鉄骨落としの極み」というヒートアクションを持つ。
回避するのは難しくないが、このQTEをミスった時のダメージは凄まじい。


ちなみにこの戦闘で、銃弾を自動で防御できる神樹の胴神樹胴のレプリカを装備していると、寺田はただの走り回るデブと化す。
無かったとしてもサブマシンガンを撃つ際の隙が大きすぎて、スウェイで背後に回ることは容易。
ヒートゲージが溜まっている場合、正面からでも古牧流・火縄封じで楽に封じられる。
取り巻きがいる間はまだともかく、ラスト直前にしてはQTE以外まるで怖くない相手である。


余談だが、堂島組のジングォン派襲撃事件の時に寺田は目の前で嶋野に仲間を殺されており、その意味では寺田は一作目でその仇を取っている事になる。

また、ジングォン派→近江連合→東城会と、龍が如く2(極2)に限れば、作中で対立した3つの組織に全て所属していた唯一の人物である。しかも東城会に至っては、錦山が凶変してまで目指していた5代目会長になったりと、なかなかにぶっ飛んでいる。






東城会の明日を思えば…これでええんです…

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最終更新:2024年03月22日 00:52