ガッツウイングEX-J

登録日:2011/06/02(木) 07:34:47
更新日:2024/01/31 Wed 22:20:08
所要時間:約 3 分で読めます




ガッツウイングEX-J(エクストラジェット)とは、円谷プロ製作の特撮TVドラマ『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』に登場するライドメカである。




諸元

全長:30m
最高速度:マッハ7(合体時)
     α号:マッハ5.3
     β号:マッハ5.8
乗員:6名(α号:4名、β号:2名)




概要

第41話でのパラサイト宇宙人 イルドとの戦いから投入されたGUTSの汎用中型攻撃機。

ガッツウイング2号をベースとしたα号と新たに開発された小型戦闘機のβ号で構成される。
上記の通りGW2号がベースのカスタム機であり、最大火力こそ低下したが総合的な性能は大幅に向上している。


主な武装は、α号にはスパル砲とハイパーレールガンが外された代わりに新たに主翼の先端に設置された砲門から発射されるハイパーブラスターとハイパーコールドビーム、
そしてデキサス砲の跡には火炎放射器が装備され、β号にはレーザー砲とハイパーメルトガンが装備されている。

また、これまで通り車輌や物資の輸送も可能だがハイパーレールガンが外された為に搭載スペースが広くなっているらしい。


そしてEX-Jの最大の特徴はハイパーレールガンが外された代わりに小型戦闘機のβ号が機首にドッキングしていることである。
この分離合体機構を活かした『ウイングオーバーアタック』などの連携攻撃を駆使して怪獣や宇宙人と戦う。


しかし問題がない訳ではない。
空中での再合体もプログラムこそ出来ていたものの実戦で使用出来るレベルには達しておらず、また、本来搭載予定だったハイパーレールガンも搭載が見送られた為に総合的な火力は低下してしまった。
それでもハイパーコールドビームとハイパーメルトガンを合わせる事で、デキサスビームが効かないイルドのタワーを破壊する事に成功している。


少々の課題を残してはいたものの、本機のポテンシャルはそれらの問題点も気にならない程に高い水準であり、本機のコンセプトとデータはスーパーGUTSの主力であるガッツイーグルのより完璧な分離合体機構へと受け継がれた。




【GUTS時代での活躍】

イルドとの戦いで登場して以降、たった6話分という短い出番ながら熊本でのゲオザークやイーヴィルティガとの戦いなどで印象的な活躍を繰り広げた。

最終回でもアートデッセイ号に積まれていた機体がティガを復活させる為の光遺伝子コンバーターを搭載してルルイエ遺跡に出動。
イルマ隊長の操縦するβ号がハヤテ隊長のコスモアタッカーと共にガタノゾーアゾイガーと戦い、見事な連携攻撃でゾイガーを一匹仕止めることに成功した。

逆に映画『THE FINAL ODYSSEY』にはGUTSの航空戦力では唯一登場しなかった。


ちなみに第48話ではTPCの高官+αに擬態したエイリアン・メンジュラに奪われてしまい、ティガによってやむなく撃墜、大破している。
これにより、歴史の長いウルトラシリーズでも稀有なウルトラマンに撃墜された防衛チームのマシンとなってしまった。*1




【ネオフロンティア時代での活躍】

量産され、新たにネオマキシマエンジンを搭載して世界中のTPC支部に配備されている。

第36話では参謀本部によって特別召還されたGUTS元副隊長のムナカタが搭乗して西アジア支部から駆けつけ、大阪でのネオジオモスとの決戦に参加した。


放送当時の子ども達はまさかのGUTSとスーパーGUTSの共同戦線に狂喜乱舞したことだろう。







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最終更新:2024年01月31日 22:20

*1 別の例にZATのスーパースワローがあるが、乗り移られた森山隊員が乗っていたので破壊まではされなかった。